赤ちゃんの夜泣き対策

【月齢別】新生児~生後11ヶ月の赤ちゃんの夜泣き対策

赤ちゃんの夜泣き対策、夜泣きを軽減させる方法とは?新生児~生後3ヶ月の夜泣きには環境の見直し、生後4ヶ月・5ヶ月の夜泣きは生活リズムを整えて対策、夜泣きのピークとなる生後6ヶ月、7ヶ月、8ヶ月は夜間断乳も選択肢に入れ、生後9ヶ月・10ヶ月以降も終わらない夜泣きには奥の手を用意!

【月齢別】新生児~生後11ヶ月の赤ちゃんの夜泣き対策

赤ちゃんの夜泣き対策を月齢別に解説

夜中に突然、火のついたように泣き始める夜泣きには多くのママやパパが頭を抱えてしまいます。

夜泣きは赤ちゃんの成長の一過程で、いずれ終わるので本来なら深刻になる必要はないものですが、あまりにもひどい夜泣きが続くと、ママやパパの育児ストレスや睡眠不足による疲労など、望ましくない結果を引き起こしてしまいます。

今回は、夜泣きの対策を月齢別に解説。
夜泣きの原因は科学的に明確な解明には至っていませんが、月齢によって関係する発達の特徴や環境は存在します。月齢に応じた夜泣き対策で、夜泣きを改善・軽減しましょう!

夜泣きとは|時期と原因、泣き方の特徴や新生児泣きとの違い
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夜泣き対策・基本4か条

基本の夜泣き対策

赤ちゃんの夜泣き対策4カ条をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。

就寝環境を見直しましょう

1日の大半を眠って過ごす赤ちゃんにとって、就寝環境はとても重要です。成長ホルモンは、眠っている間に分泌されます。

赤ちゃんの健やかな成長のためにも、脳も体も休める環境作りをして、静かな部屋で就寝させてあげましょう。

電気をつけない

ささいな明かりでも、眠りの浅いレム睡眠の時間が多い赤ちゃんにとっては、脳の疲労回復を妨げる場合があります。

赤ちゃんの目は、光にとても敏感です。「暗くなったから眠る」と意識付けをさせるためにも、赤ちゃんの眠る部屋は真っ暗にしましょう。また、寝かしつける大人もスマートフォン等を使用しないようにしてください。

厚着は禁物

赤ちゃんは大人よりも体温が0.5度から1度ほど高く、大人と同じ枚数を赤ちゃんに着せてしまうと、のぼせてしまったり、不快感の原因となります。赤ちゃんの衣類は大人より1枚少なくする、これが原則です。

眠っている赤ちゃんの体温をチェックしたい時は、足の裏を触りましょう。のぼせ対策も出来、より快適な睡眠環境を作り出してあげる手助けも繋がります。

イライラが夜泣きを悪化させる

夜泣きによって1番心配なのが、ママ自身のストレスです。育児をがんばっているからこそ、イライラするのも無理のないことです。

ですが、ママのイライラは必ず赤ちゃんに伝わってしまいます。大好きなママがイライラしていると、余計に夜泣きが悪化することも少なくありません。

旦那さんやご友人など、周りの手を借りて、ママ自身リラックスする時間を作りましょう。

夜泣き対策は月齢によって違う!臨機応変な対応がカギ!

ママにとって、最大の悩みともなる夜泣きですが、日を追うごとに目覚ましい身体と心の成長を遂げる赤ちゃんは、月齢によっても夜泣きの原因が変化していきます。同時に、夜泣きに対する対策も、臨機応変に変えていかなくてはいけません。

次項では、赤ちゃんの夜泣きに対する対策方法を月齢別に解説いたします。

生後1ヶ月~3ヶ月頃の夜泣きへの対策

おくるみをしてママに抱っこさながら寝ている赤ちゃん

生後3ヶ月頃までの赤ちゃんは、まだ視点がはっきりと定まっていないため、ものがはっきりと見えません。そのため、視覚によって、昼と夜の区別をつけるのがとても難しいのです。

昼夜を問わず泣く生後1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月の赤ちゃんに、有効な夜泣き対策をします。

生後1ヶ月~3ヶ月の夜泣き対策は「安心して眠れる環境」がカギ!

赤ちゃんが安心する2つの対策をまとめました。

対策1.安心する抱っこで寝かしつけ

まだ首がすわっていない、赤ちゃんを抱っこするときには、「抱きやすさ・安定感」を考慮し、横抱きがベストな抱き方です。

抱っこしたときに反り返ってしまう赤ちゃんには、スリングを使った抱っこも効果的です。スリングは、ママのお腹の中にいた頃のような姿勢が取れるため、抱っこを嫌がる赤ちゃんにも有効です。

スリングで新生児が落ち着く理由&安全なコアラ抱っこの方法
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対策2.おくるみでモロー反射を防ぐ

赤ちゃんの原始反射の中でも、モロー反射は眠っている間に起きやすく、体がビクッと痙攣し、夜中に赤ちゃんが目を覚ましてしまう要因となりえます。

眠っている間のモロー反射が活発な赤ちゃんには、おくるみが有効です。たった一枚の布ですが、赤ちゃんを包んで寝かせてあげるだけで、モロー反射の痙攣を抑えられ、赤ちゃん自身の安眠に繋がります。

おくるみの巻き方!赤ちゃんスヤスヤ基本巻きとおひなまき
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おくるみを使うときの注意

赤ちゃんの体温は大人よりもの高く、おくるみを使うと熱がこもりやすくなります。体温の上昇はSIDS(乳幼児突然死症候群)発症リスクの要因ともなりえますので、赤ちゃんの体温のチェックはこまめにしてあげて下さい。

夜泣きを予防・軽減するための対策(生後1ヶ月~3ヶ月)

日々の赤ちゃんの状態をチェックして、夜泣きを軽減させたり、未然に防ぎましょう。

オムツのサイズや材質は肌にあったものを使う

生後3ヶ月未満は、おしっこやうんちが多く、オムツ交換の回数も多い時期です。赤ちゃんのオムツはムレやすく、敏感な肌にはストレスや負荷がかかりがちです。暑い時期は蒸れやすいので、こまめにおしりふきで拭くなどして、肌のケアにも気を配りましょう。

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汗はこまめにふき取り、湿疹に注意

赤ちゃんは汗をかきやすく、皮膚が薄いため肌トラブルを起こしやすいものです。気がつかないうちに背中や太ももなど見えにくい部分に湿疹ができていることも少なくありません。汗はこまめにふき取り、入浴時などに赤ちゃんの全身をチェックしましょう。

乾燥肌の赤ちゃんには、保湿剤などを使って、日々のお手入れをしてあげましょう。。

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夜泣き対策に対するママの心構え(生後1ヶ月~3ヶ月)

生後1ヶ月から3ヶ月頃の夜泣きの対策に対するママの心構えとして、とにかくママ自身が疲れを溜めないことが挙げられます。

できるだけ赤ちゃんと同じサイクルで眠る

授乳間隔が短い生後1ヶ月頃は、ママも睡眠不足になりがちです。睡眠不足は、イライラを生み出す原因となります。

赤ちゃんが眠っている時間は、絶好の家事タイムではありますが、育児疲れが溜まりやすい時期だからこそ、家事よりも自分の身体の回復を最優先しましょう。

大変な時期だからこそ、パパの協力は不可欠!

生後3ヶ月までの赤ちゃんの子育ては、本当に体力が必要です。睡眠が十分に取れないと、精神的に追い詰められ、産後鬱や育児ノイローゼの原因にもなります。

パパを頼りにしていることを理解してもらい、積極的に助けてもらいましょう。

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生後4ヶ月から5ヶ月頃の夜泣き対策

ミルクを飲んでる赤ちゃん

生後4ヶ月、5ヶ月頃になると、体内時計が正常に動き始めるため、大人と同じように24時間のサイクルを取り入れやすくなります。

しかし、体内時計が正常に動き始めるといっても、体内時計が完成しているわけではないため、お昼寝の時間が長かった、いつもよりもお風呂に入る時間が遅かったなど、些細な出来事で生活リズムが狂ってしまいます。

毎日決まった時間に寝て、起きる。この繰り返しで生活リズムを身に着けると、自然と夜泣きが軽減されたり、改善に向かうケースはよく見られます。

生後4ヶ月・5ヶ月の夜泣き対策は「生活リズム」がカギ!

1日の生活リズム作りが夜泣き対策につながります。
次の5つの時間を決めて、その通り生活してみましょう。

  1. 起床の時間
  2. お昼寝時間
  3. 大まかな授乳時間を決める
  4. お風呂の時間
  5. 就寝時間

中でも、お風呂の時間だけは、体温調節が苦手な赤ちゃんのために就寝時間の1時間前には済ませるようにスケジュールを意識してください。

夜泣きを予防・軽減するための対策(生後4ヶ月~5ヶ月)

生後5ヶ月前後の赤ちゃんの生活習慣で1番大きな変化といえば、離乳食の開始です。それまで母乳やミルクだけで栄養を摂取していた赤ちゃんが少しずつ形のあるものを食べ始めます。

離乳食を始めたら、水分不足に注意

消化器官の働きが未熟な赤ちゃんには、離乳食を始めたからといって、おなかを満たす量は食べられません。また、これまで母乳やミルクといった液体で栄養を摂取してきた赤ちゃんにとって、離乳食の開始時期は、水分不足を引きおこしやすいものです。

のどの渇きが夜泣きにつながる可能性もありますので、こまめな水分補給を心がけましょう。

就寝前のミルクでぐっすり眠らせる

生後4ヶ月、5ヶ月頃の赤ちゃんは、少しずつですがまとめて眠れるようになっています。一般的にミルクは母乳よりも腹持ちが良いので、就寝前は母乳ではなく、ミルクを与えるというのも、赤ちゃんの夜泣きを防ぎ、ママの身体を休めるためには有効な方法です。

夜泣き対策に対するママの心構え(生後4ヶ月~5ヶ月)

生後4ヶ月頃の赤ちゃんは夜泣きだけではなく、夕暮れ時に突然不安に陥り、泣き出してしまう黄昏泣き(コリック)が始まる子もいます。

成長とともに徐々に消えていき、一時的な症状ですので心配はありません。ゆったり構えて見守ってあげましょう。

黄昏泣きはいつから始まりいつまで続く?その原因と対処法
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生後6ヶ月頃から8ヶ月頃の夜泣き対策

お風呂上がりに母親からベビーマッサージをされてる赤ちゃん

夜泣きのピーク時期もいわれる生後6~8ヶ月。赤ちゃんの脳はますます発達し、大人にとっては「些細な出来事」でも、小さな赤ちゃんにとって大きなストレスとなります。

この時期には、歯の生えはじめ、そして離乳食の開始と、夜泣きに関係する大きな変化が2つあります。生後6ヶ月、7ヶ月、8ヶ月の夜泣きの原因と対策を詳しく解説いたします。

夜泣き対策1:夜泣きの原因が生え始めの歯にある場合

上の前歯2本が生えそろうまでの期間は、ちょうど夜泣きのピーク時期と重なっています。乳歯が生え始める時期には「むずがゆい」などの不快感が生まれやすいので、夜泣きに悩んでいる方は、以下の方法を試してみてください。

歯がためを与える

歯がためは本来、噛む動作のトレーニングを目的として使用しますが、乳歯の生え始めた「歯ぐずり」の時期にも、「むずがゆい不快感を取り除く」「赤ちゃんの気持ちが落ち着く」といった効果が期待できます。

歯ブラシ

乳歯が生え始めるときに、赤ちゃんが1番不快感を覚えるのは、「歯茎のむずがゆさ」です。歯ブラシで歯茎を擦ると、赤ちゃんの不快感が和らぎます。中には、気持ちが良くて自分で歯ブラシを握りしめる赤ちゃんもいるほどです。試してみる価値はあるでしょう。

夜泣き対策2:夜泣きの影響が離乳食による体調変化にある場合

生後6ヶ月は、本格的に多くの赤ちゃんが離乳食を始める時期ですが、離乳食を始めると突然夜泣きが始まる子も少なくありません。

離乳食を始めたばかりの頃は、消化器官が未熟で、お腹の調子が安定しません。
便秘にならないように水分はしっかり摂らせ、便秘になってしまった場合は「の」の字マッサージなどを行いましょう。

赤ちゃんの月齢別便秘解消法&解消しないときの奥の手
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また、質に合わない食べ物によって、赤ちゃんが下痢を引き起こす可能性もあります。心配な点がありましたら、かかりつけの小児科を受診しましょう。

生後6ヶ月頃を過ぎたら、夜間断乳という選択肢も!

赤ちゃんを添い乳で寝かしつけているという方も多いと思いますが、生後6ヶ月過ぎの夜泣きには夜間断乳という方法もあります。特に、眠る前の不安な気持ちをおっぱいで解消している赤ちゃんにとっては効果的で、乳歯の虫歯予防にも繋がります。

ただし、夜中の授乳を止めると、一時的に夜泣きが激しくなるケースもあります。夜泣きが激しくなると、断乳の決心が鈍ってしまいますが、途中で再開すると赤ちゃんも混乱し、次の夜間断乳は更に難しくなります。

絵本の読み聞かせなどの入眠儀式を決めて置き、赤ちゃんの不安な心に寄り添ってあげましょう。

夜間断乳はいつから?成功する夜間断乳の仕方&時期の見極め
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夜泣き対策に対するママの心構え(生後6ヶ月頃~8ヶ月)

生後6ヶ月頃の夜泣きは最も激しいといわれており、赤ちゃんのお世話をしているママにとっても辛い時期です。

赤ちゃんの体内時計は正常に動き出しつつありますが、一日の生活リズムはまだ完成していません。なるべく一日の生活リズムを安定させるために、ママのサポートが必要不可欠です

生後9ヶ月頃から11ヶ月の夜泣き対策

車のベビーシートで寝てる赤ちゃん

生後9ヶ月の赤ちゃんはハイハイが上手になり、10ヶ月になるとつかまり立ちや伝い歩きができるようになり、11ヶ月になると早い子は歩きはじめ、1歳の誕生日を迎えます。

1日に起きている時間が増え、運動能力が発達した赤ちゃんは、周囲からの刺激を受けやすく、感情がより発達した結果、自己主張が強くなります。

しかし、まだ脳が発達途中にある赤ちゃんは、記憶の整理をうまくできず、夜は昼間の記憶がフラッシュバックし、夢を見ることがあります。現実と夢との区別をつけるのは、赤ちゃんにとって難しく、これが夜泣きの原因になります。

生後9ヶ月~11ヶ月の夜泣きには「奥の手」を用意

何をしても赤ちゃんが泣き止まない時は、「どう対処していいかわからない」とオロオロしてしまう気持ちもよくわかります。いつもできる対策ではありませんが、そんな時は奥の手を使って、赤ちゃんを寝かしつけてみましょう。

ドライブ

赤ちゃんや小さな子供は車の中でよく眠ります。これは、ママのお腹の中にいた頃の振動と車が走行しているときの適度な振動が似ているからです。

毎日の夜中のドライブを日課にし、「就寝儀式」とするのはおすすめできません。ですが、あまりにも夜泣きがひどく、家にいるのが親子で苦痛になる場合、車で連れ出すのも一つの対策です。

音楽を聴かせる

赤ちゃんに音楽を聞かせてあげましょう。以下の二つが特におすすめです。

ママのお腹の中の音
胎動音とも呼ばれており、赤ちゃんがもっともリラックスできる音です。胎動音の鳴るぬいぐるみやCD、動画を検索して、聞かせてあげてみてください。

オルゴールのメロディ
オルゴールの音は赤ちゃんをリラックスさせてくれます。CDや動画検索なので簡単に見つかりますから試してみましょう。

お昼寝の見直しも検討しよう

生後9ヶ月を過ぎると、夜まとまって眠る時間が増えますが、同時にお昼寝の時間も見直しましょう。午前中に30分、午後は4時半までには起こして、2時間程度が理想です。

アパートマンション住まいなら…ご近所さんにはあえてご挨拶!

赤ちゃんの夜泣きで1番気にかかること、それが近所の方への迷惑です。「お隣とは距離が離れているから、いくら泣いても平気」という環境の中での子育てならば、さほど気に病むこともありませんが、集合住宅などでは、ご近所の目が気になります。そうした悩みの中での育児は、ママの気持ちも不安定になりがちです。

ですが、今は赤ちゃんがいない家庭でも、育児経験のある人は意外に多いはずです。素直にお詫びする気持ちは大切ですが、迷惑を掛けてはいけないと過度なプレッシャーをかける必要はありません。

お会いした際には、挨拶を欠かさず、ママも肩の力を抜いて、ご近所と上手にお付き合いしていきましょう。「大丈夫?」など気遣ってくださる方もいらっしゃるはずです。

夜泣きに悩むのは子育てを頑張っている証。焦らずリラックスして!

長い育児期間の中でも、夜泣きに悩む時間は短いものです。とはいえ、夜泣きの渦中にあるときには、やはり焦りや悩みは尽きないですよね。

夜泣きに悩んでいるママにとっては、今が大変ですので、まだ想像がつかないかもしれませんが、赤ちゃんが成長した先の近い将来「夜泣きに悩んだなぁ」と思える日が必ず来ます。

悩むのは、ママが真剣に赤ちゃんと向き合い頑張っている証、です。「焦らず・人と比べず・自分らしく」、リラックスして、今しかない育児を楽しめる時間を増やしていきましょう。