離乳食のなすレシピ

離乳食でなすは皮ごと食べたい!アクや変色を抑える調理術

離乳食のなすはいつから食べられるのか、皮や種はいつまで取り除くべきか、初期・中期・後期・完了期のなすの離乳食レシピを紹介。なすの苦味や変色・色移りを抑えるためにはあく抜きなどの下処理が大切です。茹でて冷凍しておき、だし煮やチーズ焼き、焼きなすなど、なすの離乳食を楽しみましょう。

離乳食でなすは皮ごと食べたい!アクや変色を抑える調理術

口の中がイガイガ?なすの仮性アレルゲンによる症状に注意!

なすによる食物アレルギーは少ないですが、アセチルコリンやヒスタミンなど「仮性アレルゲン」という物質を含んでいる食品です。

「仮性アレルゲン」とは、アレルギーの原因物質ではないものの、原因物質と似た働きをする物質であるがために、食べた際にアレルギーに似た症状を引き起こす可能性があるものです。

アセチルコリンが含まれている主な食物には、トマト、たけのこ、やまいも、さといもなどが挙げられ、主な症状は口の中のイガイガやヒリヒリ感、鼻水、蕁麻疹、下痢などが挙げられます。

仮性アレルゲンによる症状は、特定の食物を1度に大量に食べたときに起こりやすいので、なすを与えるときはまずは小さじ1程度にし、1食1日になすばかり与えないように注意しましょう。

離乳食でアレルギーに要注意な食材リスト・リスクを軽減する進め方
離乳食でアレルギーに要注意な食材リスト・リスクを軽減する進め方

なすの栄養素は?90%が水分で栄養少なめは本当?

残念ながらなすは約90%が水分なので、ビタミンやミネラルがたっぷり含まれているとはいえず、皮は濃い紫色ですが、緑黄色野菜ではなく淡色野菜に該当します。

しかし、なすの変色に関係しているナスニンは、抗酸化作用が期待できるポリフェノールの1種であり、他の野菜類にはなかなか含有していません。またナスニン以外にもカリウムや食物繊維といった栄養素も含まれています。

皮には抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれている

なすの皮には、「ナスニン」という太陽の紫外線から実を守るためのアントシアニン色素が含まれています。

新鮮ななすを選ぶ際のポイントでもご紹介しましたが、太陽の光をしっかり浴びたものほど人間でいうならシミが発生するように、「ナスニン」の色が濃く、鮮やかに出ているはずです。

「ナスニン」変は色や色移りの原因にもなりますが、病気から体を守り老化を予防する抗酸化作用が期待できるポリフェノールの一種でもあります。

体内の水分バランスを整えるカリウムが豊富

カリウムは摂りすぎた塩分を排泄しやすくし、体内の水分バランスを調整する役割のある栄養素です。身体にこもった熱を体外に出し、夏バテ予防・食欲回復などにも役立つと言われています。

ただし、カリウムは摂りすぎると尿に排出されるので過剰摂取による危険性は少ないのですが、排出時に一時的に体温下げる働きもあります。身体を冷やさないためには、一度に大量に摂取することは避けた方がよいでしょう。

『秋茄子は嫁に食わすな』の原因は体を冷やすから?

『秋茄子は嫁に食わすな』いうことわざは、「美味しいから嫁に与えはもったいない」という意味ではなく、なすは体を冷やしてしまうので「子供を産んでくれる大切な女性の体を労わっての発言」という説もあります。昔の人のいうこともあながち間違いではありません。

食物繊維と水分で便秘予防に期待!

離乳食期の赤ちゃんは便秘になりやすいものですが、なすには水分がたっぷり含まれています。また、食物繊も含まれているので、相乗効果で便秘予防に効果が期待できます。

離乳食のなす料理は油少なめに!1歳以降も油の吸いすぎに注意

なすは、油と非常に相性の良い野菜ですが、離乳食では調理方法に注意が必要です。サラダ油の使用は中期から可能ですがあくまで少量が原則です。バターも中期から使用可ですが、最初はあくまで風味付け程度であり、使いすぎは消化の負担になります。

離乳食に素揚げや天ぷらを食べさせる人はいないと思いますが、炒めるときもテフロン加工のフライパンなどで油は少量に留めましょう。中期はだし煮、煮びたし、オーブン焼きなどの調理方法がおすすめです。

幼児期以降に天ぷら、素揚げ、マーボー茄子のような油たっぷりの調理方法でなすを使う時には、大きめにカットして油と触れる面を少なくし、出来上がった後にカットするようにする。もしくはあらかじめ薄く油を塗りコーティングすることで過剰に油を吸収させないようにしましょう。