育児・お世話

おむつかぶれの正しい薬の使い方

おむつかぶれの薬の塗り方のコツ!種類や使い方の注意は?

おむつかぶれの薬の種類や塗り方をガイド!全ての赤ちゃんに起こり得るおむつかぶれ、ひどくなるとジュクジュクして赤ちゃんにとっても不快です。ステロイド外用薬や抗真菌外用薬などおむつかぶれが起きたらどんな薬を使ったらいいのか、おむつかぶれを予防したり改善を図る普段のケアの仕方を解説。

おむつかぶれの薬の種類や効果的な使い方

大人と比べてお肌のバリア機能が弱く、ちょっとの刺激ですぐにかぶれを起こしてしまう赤ちゃんのお肌。すべすべの赤ちゃんのお尻にかぶれが起きてしまったらショックを受けてしまうかもしれませんが、おむつかぶれは適切なケアをしてあげればちゃんと治りますので安心してください。

はじめに!『赤ちゃんはもちろん子供に大人用の薬は使わない』が基本

いざというとき風邪薬や痛み止めを子供にも使えたら・・・と思いますが、大人の薬は子供に使うのは厳禁。量を調節すれば良いと言うものではなく、身体の作りの不完全さから使っていい薬の種類が違います。つまり、大人用の薬は赤ちゃんや子供向きではないのです。
医師の指示なしに独断で大人用の薬を赤ちゃんに使うのは絶対にやめましょう!

外用薬の場合は、強い薬でも服用するものと比べてはっきり「避けましょう」と明示されている薬は少ないかもしれませんが、適切なケアでは症状が改善されない場合には小児科受診が一番安心です。仕事な度でなかなか病院に連れていくタイミングがないときなどは、せめて薬局で薬剤師に相談の上、赤ちゃん用に売られている外用薬を購入して塗布してあげてください。

おむつかぶれの薬の種類

おむつかぶれの薬にも薬の強さ、成分や働きの違いが違います。
かぶれの薬は何種類かありますが、ここでは大きく非ステロイド剤、ステロイド剤、抗真菌外用薬に分けてみていきましょう。

重度のかぶれでなければ「非ステロイド外用薬」

薬局で市販薬を選ぶ場合、ステロイドの使われていない非ステロイド外用薬のほうがおすすめです。ステロイドの入っている薬は炎症を抑えてくれて効果は出やすいのですが、ステロイド薬には皮膚の薄い赤ちゃんには刺激が強すぎるなど乳幼児にはおすすめできない理由もあることから、できはじめのおむつかぶれの薬としては非ステロイドを選びたいところ。

ですが、かぶれの状態を正しく把握し適切なケアと処方をしていきたいため、一度皮膚科や小児科を受診してからの使用が一番です。

どんなものがあるのか

おむつかぶれは、赤くなってカサカサしている状態もあれば、赤くジュクジュクしてかゆみや痛みを伴う場合もありますよね。非ステロイド外用薬にも、いろいろと種類があるので、赤ちゃんの症状に合わせて薬を選ぶといいでしょう。

良くならない場合は

非ステロイド外用薬を塗っても良くならない場合は、ステロイド外用薬を使用したほうが良い場合やカビが原因のため薬が合わないという場合も考えられます。肌の清潔を保ちながら何日か使用してみて、症状が改善しない場合は病院で診察してもらいましょう。

症状がひどい場合は「ステロイド外用薬」

おむつかぶれの症状がひどい場合、病院でステロイド外用薬が処方されることがあります。ステロイドは抗炎症作用があるので、かぶれておしりのはだが炎症を起こしていたり少しジュクジュクしてしまっているときには非常に効果があります。

ステロイドを赤ちゃんに使うのは抵抗がある…という方もいると思いますが、効果の薄い薬を使ってひどい状態を長引かせるよりも、ある程度早く効くステロイドを使用して一気に直してしまったほうが赤ちゃんのためになります。

市販外用薬の中には赤ちゃんへの使用が明示されていないものも多くありますが、赤ちゃんの肌にステロイド薬を使うのは好ましくないと考える人は少なくなく、実際に避けるべき薬もありますので、市販の薬を使うときも一度小児科や皮膚科医に相談してからがベストです。また、少量かつ短期間で使うように心がけ、症状が改善しないようなときには再度皮膚科や小児科を受診しましょう。

自己判断で使用を中止しない

ステロイド薬は長期使用を避けるべき薬ですが、処方薬の場合、ステロイド外用薬をあまり長く使いたくないからと、自己判断で塗るのをやめるのではなく医師の指示を仰ぐべきでしょう。ダラダラと薬を塗り続けないためにも、薬を塗布している間は定期的に診察を受け経過観察を確実に行っていくべきです。
自己判断で途中で薬をやめてしまうなら、また症状が再発する原因になりかねません。結果、おむつかぶれが長引いてしまうことにもなりかねません。

ステロイド薬の心配&使い方のポイント

病院で処方されるステロイド薬は、赤ちゃんの症状に合わせた強さのものを処方されます。
ステロイドの薬の強さは5段階レベルで表され赤ちゃんのあせもやおむつかぶれに用いる薬はそのなかでも弱い種類を中心にブレンドして処方されます。弱いと言っても他の薬と比べて強い薬ではありますが、その分早く効くのでお医者さんの指示に従って使用すれば長期間使用する必要なく治すことが出来ます。

カビが原因のおむつかぶれに使用する「抗真菌外用薬」

抗真菌外用薬は、おむつかぶれが湿気やムレではなく、「カンジダ」というカビによって悪化しているときに使用します。カビが悪さをしているおむつかぶれの場合、通常のおむつかぶれの対処方をしても効果がなく、ステロイドの使用が逆に症状を悪化させてしまうことがあるので注意が必要です。

おむつかぶれとの見分け方

おむつかぶれも、カンジダ性皮膚炎の場合も、赤い湿疹ができるため見分けが難しく間違えた判断をしてしまうことも多いようです。しかし、間違えた対処をしてしまうと悪化してしまうため、見分けるポイントをおさえておきましょう。

こういった特徴が見える場合は、カビがかぶれを起こしている可能性が高いので、すぐに病院に受診しましょう。放っておくとどんどん悪化してしまいます。

薬の塗り方

お肌を清潔にしてから塗布するのは他の薬と同じですが、抗真菌外用薬も強い薬であるため1日1~2回の塗布で十分なものが多いです。服用薬と同じで、早く治したいからと1日に何度も塗れば良いと言うものではないので、医師の指示や薬の使用法を守って使用しましょう。

軽度なときには肌を守る保湿剤もおすすめ!

赤ちゃんのお肌は薄くとってもデリケート。その赤ちゃんの肌にずっとおむつをつけているわけでオムツの中は雑菌が繁殖しやすいムレムレの環境ですから、おむつかぶれはほとんどの赤ちゃんと切っても切れない関係ではあるものの、ひどくなる前にケアしてあげれば病院に行くことなく治すことができる可能性も大いにあります。

適切なケアをすれば症状がよくなる可能性もあります。赤ちゃんのお肌を守り、症状を悪化させずおむつかぶれの改善を図るには、どんなケアをしたら良いのでしょうか?

赤ちゃんの保湿剤の選び方やおすすめの成分、避けたい成分を紹介します。また乳児湿疹や乳児脂漏性湿疹、あせも、アトピー性皮膚炎などの赤ちゃんの肌トラブルについて原因や対処法を解説します。

馬油

馬油は馬のたてがみやお腹などの皮下脂肪から精製して作られ基礎化粧品として使われる油。
馬の脂質は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の比率が人間と似ているために、馬油は人間の肌に優しく馴染んで肌を保湿する作用があります。臭いが苦手と言う方も多いですが、肌に優しく塗ったあとはべとべとすることなく保湿しながらさらっとした肌を維持できるので、おむつカブレの肌ケアにはもってこい。

また、万が一、口に入っても安心な馬油は赤ちゃんの肌ケア用品としても不足なし!おむつかぶれの状態がごく軽いときなら、肌なじみの良い馬油を塗ってあげるのがおすすめです。馬油は動物性の油脂であるため、普段のケアは保湿→馬油の流れで、赤ちゃんの肌は基本プルプルなのでたっぷりと塗ったくる必要はありません。
ですが、もちろん馬油は薬ではないため、おむつかぶれがひどくなったときには炎症を押さえ抗菌作用のある薬への切り替えを検討するべきです。また、体質によって合わない場合もあります。

ワセリン

ワセリンは、肌トラブルの症状が軽い場合に病院から処方されることもあってとてもポピュラーですね。石油から抽出された成分を脱色・精製したもので、石油由来ときくとなんとなくお肌に悪いんじゃないかと不安になりますが、化粧品や外用薬のベースとしても広く使用されています。

ワセリンを表皮に塗ると、角質層の水分の蒸発をふせいで保湿したり外的刺激からお肌を守ったりする作用があるため、おむつかぶれも初期なら皮膚を保護しながら治癒を助けてくれます。基本的には赤ちゃんにも使用できるものですが、馬油ほど肌馴染みの良いものではありませんので、おむつカブレの肌の保護に使うときには注意が必要です。間違った使い方をすると逆にお肌が荒れてしまう原因になりますし、もちろん体質によって合わない場合もあります。

ワセリン自体は薬ではありませんが、何でもベタベタと分厚く塗ればよいものではありません。新陳代謝の活発な赤ちゃんの肌にはワセリンは薄く塗るのがベストです。ワセリンを塗ったらお肌の管理をしっかりしてあげましょう。

ワセリンを使うときの注意

特におむつ交換のとき!
ワセリンはうんちなど肌の刺激となる汚れから肌をガードしますが、ワセリンで覆った肌は通気性が悪く汗も閉じ込めてしまいます。ワセリンの塗り過ぎは新陳代謝の活発な赤ちゃんには不愉快なもの。
また、うんちや汗がついた汚れたワセリンが残っていると肌荒れを悪化させてしまうので、おむつ交換のときには前回塗布したワセリンを一度すっきりと落とし、肌をリフレッシュさせることが肝心です。

ですがワセリンは落としにくく、力を入れてごしごし拭いてしまうとお肌を傷つけてしまうので、なかなか汚れが落ちないときはベビーソープとぬるま湯で優しく洗い流してあげると良いでしょう。
塗り直しの際は再度塗る前に15分程度でもワセリンを塗らない休息時間を作るようにします。

パウダー

おむつかぶれの症状がごく軽いときやおむつかぶれ予防を目的としてベビーパウダーでケアしてあげるのもおすすめです。
ベビーパウダーは、粉なのでお肌をサラサラに保ち摩擦を軽減してくれますが、やっぱり塗れば良いっていうものではありません。厚塗りしてしまうなら、おしっこやうんち、汗と混じってダマになって毛穴をふさぎ、おむつかぶれ悪化の原因になります。

パウダーを使うときの注意

パウダーを使用するときは、お肌を清潔にしてから、パフで薄くつけてあげてください。肌に白いのが残らないくらいに薄くつけるのがベストです。また、パフもまめに水洗いして清潔に保つようにしてください。
ジュクジュクしてしまっていたり、症状が重い場合は使用しないようにしましょう。

おむつかぶれは悪化させないことが大事!自宅ケアのポイント

おむつかぶれは、ひどくなる前に薬や保湿剤でケアしてあげることが大切。
一日中おむつが必要な赤ちゃんのお尻は、常に湿気と刺激にさらされおむつかぶれが非常に起きやすい環境にあり、この上に薬や保湿剤を重ね塗りしても肌の健康は保てません。

薬や保湿剤を塗る前のおしりケアの鉄則

不潔になりがちなお尻は薬を塗る前に清潔にしてあげましょう。また、おしりを拭いたり、洗ったあとに「乾燥させる」というひと手間がポイントです。

1.お尻を清潔にする

汚れが付いたままの不衛生な肌に薬や保湿剤を塗っても意味が無いので、塗布する前には必ずお尻を洗ったり、おしりふきで拭うなどして清潔にしてあげます。おむつかぶれの状態が軽いならおしりふきで汚れを取ってあげますが、おしりふきよりは洗ってあげた方が清潔です。

2.お尻を乾燥させる

お尻を洗ったあと、またはおしりふきで汚れを拭ったあとはお尻の肌は湿っぽい状態。この上に薬や保湿剤を塗布してオムツで密閉してしまうのではなく、薬を塗る前に15分程度乾燥と皮膚呼吸の時間を設けましょう。

3.薬や保湿剤を適量ぬる

保湿剤は薄く塗り伸ばしてお肌になじませてください。
薬は処方時のアドバイスに沿って塗ります。例えば一日2回なら、毎度塗る必要はありません。

塗りすぎ注意

薬や保湿剤を過剰に塗るのは赤ちゃんのお肌にとってよくありません。薬も保湿剤も、患部に薄く塗り伸ばす程度で十分効果は期待できます。特にステロイドや抗真菌外用薬は一日に塗る回数が決まっているので、用法容量をまもって使用するようにしましょう。

オムツ替えやお風呂のときのおむつかぶれの予防&ケアのお約束!

1.おむつ交換はこまめに行う

最近のおむつは12時間サラサラというものも多いですが、時間のたったおしっこは赤ちゃんのお肌にとって刺激が強く、おむつの中が湿気でムレているとそのままかぶれの原因になります。とくに排尿間隔の短い月齢では、ミルクをあげるタイミングで毎回おむつ交換をするなどこまめに変えてあげましょう。

2.お風呂でシワもしっかり洗う

カビが繁殖してしまいやすいのは足の付け根や太もものシワなどの普段隠れているところです。お風呂で体を洗うときは、シワをしっかりと伸ばしてやさしくすすいであげてください。

3.お尻を拭くときはこすらない

お風呂上りに体をふくときは、バスタオルでこすらずにタオルで押さえるようにして水気をとってあげてください。大人は大丈夫でも、肌の弱い赤ちゃんはタオルでこするだけの刺激でもお肌が傷ついてしまいます

4.なかなか落ちない汚れはせっけん&ぬるま湯で洗う

オムツ替えのとき乾いてしまったウンチや、ワセリンなど、おしりふきで軽く拭う程度では落ちないような汚れがついている場合は強くこすらずに、石けんとぬるま湯で洗い流すようにしましょう。洗面器にぬるま湯を張って、赤ちゃんの下半身だけつけて洗う方法がラクチンでおすすめです。

5.サイズの合ったおむつを使用する

おむつのサイズが合っていないためにかぶれが起きてしまう場合もあるので、赤ちゃんの成長に合わせておむつのサイズもしっかりと選んであげましょう。おむつを選ぶときはパッケージに書いてあるサイズ表記を参考にするほか、テープを止めたときにお腹とおむつの隙間が指2本入るくらい余裕があるかどうかを基準にして選びましょう。

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赤ちゃんのお尻を襲うおむつかぶれは早く気づいてあげよう!

ちょっと油断するとすぐにできてしまうおむつかぶれですが、症状が悪化する前に肌の異変に気付いて普段からこまめにおむつ交換したり、お尻を乾燥させる時間をとったり、パウダーや馬油を塗ってお肌にバリアをはってあげたりすることでおむつかぶれをお家で改善したり予防することも出来ます。
おむつかぶれかな?と思ったらひどくなる前にケアしてあげることが重要です。

おむつかぶれが起きたお尻はどんな状態?

おむつかぶれは、おむつのあたる場所が赤くなったり、プツプツが出来たりします。また、乾燥したようにカサカサになるのもおむつかぶれの症状です。ひどくなると、お尻がかゆくて不機嫌になったりかくしぐさを見せたり、お湯につけた刺激で赤ちゃんが泣きだしたりすることも。

おむつかぶれの症状・判断ポイント

赤ちゃんのお尻にこんな症状が見られたらおむつかぶれです!

おむつのあたっていない場所にこういった症状が出ているときは、カンジダ性皮膚炎やあせもなどおむつかぶれ以外の可能性もあります。症状がひどいときは無理せず病院に連れていきましょう。

おむつかぶれが起きる原因

おむつかぶれはおむつをつけた部分の肌が汗や排せつ物の刺激でただれてしまうことによって起きます。これらおむつカブレを作ってしまう原因を詳しく見ていきましょう。

おしっこ

赤ちゃんのおしっこは水のように見えても、体内から排出された老廃物が含まれています。時間がたてばたつほど分解が進みお肌への刺激が強くなります。

うんち

うんちの大腸菌などはお肌にとって刺激の強い存在。下痢の場合はよりちくちくと肌を刺激するので、長時間そのままにするならば、おむつかぶれの原因になります。

汗・ムレ

赤ちゃんもお尻から汗をかきます。常におむつをつけているので、おしっこと汗でおむつの中はムレムレです。湿気はお肌を傷つきやすくさせてしまい、排泄物の刺激を受けやすくさせてしまいます。

摩擦

赤ちゃんのお肌はバリア機能が薄いので、強くこすらなくても簡単に傷がついてしまいます。うんちを拭くときは強くこすらず、お風呂上りにタオルでふくときは水分を上からおさえるようにして水気をとってください。

カビ

カンジダというカビが引き起こす皮膚炎も存在します。カンジダはもともと人間の口や胃の中などにいる菌で、普段は人間に悪影響ありませんが、抵抗力が弱まっていたり、常に湿気があったりすると爆発的に繁殖して健康に影響を及ぼします。赤ちゃんは抵抗力が強くありませんし、常に湿っているおむつの中はカンジダ菌が増殖しやすい環境なのです。

布おむつは使い方が分かると負担も少なく赤ちゃんとコミュニケーションが取れます。紙おむつよりも工程は多いですが横漏れ、背中漏れにも臨機応変に対応ができ、赤ちゃんが成長しても使えるので便利です!

おむつかぶれは全ての赤ちゃんにつきもの!ひどくなる前に適切な対処を

大人と比べてお肌のバリア機能が弱く、常におむつをつけていなくてはならないので、赤ちゃんのお肌は常におむつかぶれの危険にさらされています。
すべすべの赤ちゃんのお肌がかぶれてしまったらショックを受けてしまうかもしれませんが、おむつかぶれは適切な対処をすればほとんどの場合改善するので、ひどくなる前に対処して赤ちゃんのすべすべお肌を取り戻しましょう!
おむつかぶれで悩んでいるお母さんは沢山いるので、自分のせいで赤ちゃんがおむつかぶれしてしまったと思わずに、ひどい場合はすぐ病院に連れて行ってあげましょう。