赤ちゃんのよだれかぶれが治らない!病院や薬はどうする?
「よだれによるかぶれ」とわかっていても、赤ちゃんの肌が激しく炎症を起こしている時には、薬の使用や病院の受診を検討しましょう。
ただし、薬等で一時的に症状が治まっても、よだれは日常的に出ているため、ケアを怠るとぶり返すことがあります。油断せずに、予防を続けましょう。
市販薬は自己判断で使わない
市販薬は、赤ちゃんにより合う・合わないがあり、肌の状態によっては逆効果になってしまうこともあります。自己判断せず、まずは医師に相談することをおすすめします。
病院はかかりつけから受診する
よだれかぶれがジュクジュクしてきた、痛そうで見ていられないという時には、一度小児科や皮膚科を受診することをおすすめします。
小児科でも、赤ちゃんの湿疹やかぶれなどの症状はよく診察していますし、薬の処方も問題なくしてもらえます。また、よだれかぶれが治らないのはアレルギーなどが関係している可能性もあるため、離乳食を開始している赤ちゃんの場合は、そうした点からも問診が行われたり、今後の対応について相談できます。
ただし、小児科を受診するデメリットとして、風邪やインフルエンザなどが流行している時期には別の感染症をもらってしまう可能性が挙げられます。
一方で皮膚科は、肌の専門医ですし、感染症の心配もあまりありません。最近ではキッズコーナーがあり赤ちゃんを連れていきやすい病院も増えています。
肌の弱い赤ちゃんはこれからもおむつかぶれや乳児湿疹などのトラブルに見舞われる可能性がありますので、かかりつけの皮膚科があると、今後のためにも安心です。評判の良い皮膚科が近くにあるのなら、最初から小児科ではなく、皮膚科を受診しても良いでしょう。
薬の処方は病院におまかせしよう
小児科・皮膚科では、症状によりステロイド薬が処方されることがあります。ステロイドのメリットは、短期間で症状が改善されることですが、強い薬であるため心配になるママも多いでしょう。
ただし、赤ちゃんに使用できるステロイドは限られており、赤ちゃんの顔に塗っても問題のない、弱いステロイドが処方されるはずです。
不安のある方は、ステロイドの効果や副作用、使用する期間などを医師に確認し、用法・用量を守って正しく使うようにしましょう。どうしても心配な場合は、非ステロイド剤の処方をお願いすると安心です。
アレルギーと勘違いしたよだれかぶれ
さちこ(20代後半)
うちの子のよだれかぶれが始まったのが6ヶ月をすぎて、下の歯が生えじめた頃です。いつにまにか口周りは赤く腫れぼったくなってしまいました。
当時新米母だった私は、「食物アレルギーなのかしら?」と思い近くの小児科へ行きました。先生に見てもらうと、「この口周りは、よだれかぶれです」という診断結果が!
かぶれがひどい部分には弱ステロイド剤のロコイド軟膏。また合わせてプロペドを処方していただきました。とにかくヨダレは洗い流すか、拭き取り保湿をすることを教えていただき、実践したら1週間程度で良くなりました。
最初はステロイド剤使いたくないなあと思っていましたが、先生曰く、ステロイド入ってない薬の方が強いとのこと。ちゃんと使用方法確認すれば安心でした。
処方してもらった薬ですぐに治りました
斉藤慶子(30代前半)
うちの子のよだれかぶれが酷くなったのは離乳食を始めた6カ月頃でした。食事の度に丁寧に拭いているのですが、口の周りや顎辺りが赤くなり、痒そうで、小児科に行って来ました。
軽いステロイドと保湿クリームを処方してもらい塗っているとすぐに治っていました。その後も何度か繰り返していましたが、1歳を過ぎた頃によだれも落ち着き離乳食も進んで汁気の食べ物も減り固形の食べ物へ移行していき、徐々に落ち着いてきたように思います。
あまりステロイドを使うと良くないと聞いた事があったので気にしていましたが、上手く使うといいのかな…と思います。
赤ちゃんのよだれかぶれは放っておかないで
赤ちゃんのよだれかぶれぐらいは、そのうち治るでしょと放っておかずに病院へ行くようにしましょう。よだれかぶれは時間が経つにつれ治りにくくなります。かゆみや痛みに耐える赤ちゃんがかわいそうですので、できるだけ早くかかりつけ医に相談してください。
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