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赤ちゃんにキンカンはOK?

キンカンは赤ちゃんの虫刺されに塗っても大丈夫?

キンカンは赤ちゃんの虫刺されに使っても大丈夫?大人には爽快なキンカンですが、まだ肌の弱い赤ちゃんには少々刺激が強すぎることも。キンカンはいつから使えるのか、もし赤ちゃんや子どもに使う際の使い方の注意点を紹介。そもそも蚊に刺されないための屋内外での予防法・対処法を解説します。

キンカンは赤ちゃんに塗っても大丈夫?

蚊に刺された時に塗る薬、ご家庭によって常備しているお薬は違うもの。中にはツンとしたニオイとス~とする着け心地が特徴的な金冠堂のキンカンをお使いの方もいらっしゃるかと思います。ここでは「ちょっぴり刺激的なキンカンが赤ちゃんに使えるのか?!」というテーマに、赤ちゃんが虫に刺された際に付けられる薬についてご紹介します。

大人には痛快?!キンカンがもつ5つの効能

発売当初は創始者が自らの火傷にキンカンを塗るという実演販売によって売り上げを伸ばした歴史があるキンカン。しかし今では火傷や切り傷への使用はなくなり、虫刺されを始めとするかゆみを中心とした使い方が推奨されています。

またキンカンは塗った場所の熱をすばやく奪い去って皮膚を知覚マヒさせたり血行促進の効果があるため鎮痛剤としても使用できる万能薬です。キンカンの主な5つの効能がこちら!

  1. 虫刺され・かゆみ
  2. 肩こり
  3. 腰痛
  4. 打撲
  5. 捻挫

虫刺されに効くイメージが強いキンカンですが、実はちょっとした肩こりや腰痛などにも効果があり、ご年配の人たちは虫刺されよりも筋肉痛や関節の痛みなどにキンカンを塗っている人が多いのです。あのス~~~~ッとするニオイと付け心地が節々の痛みを和らげてくれそうですよね?!



出典:www.kinkan.co.jp

キンカン/金冠堂

子どもは大泣き?!キンカンが持つもうひとつの顔とは?!

大人には爽快なキンカンですが、実は子ども時代にキンカンの持つちょっぴり刺激的な爽快感に飛びあがってしまった記憶を持つ人も多いはず。掻き過ぎたりして肌が繊細になっていたり傷ついている患部にキンカンをつけると予想以上にしみますよね。子どもは限度を知らないのでついつい血が出るまで掻いてしまい、見かねた親や祖父母にキンカンを塗られてショック療法した思い出がある人も多いのではないでしょうか。

虫刺されの薬・説明書きをチェック!赤ちゃんには使えそう?

ママの心配1:肌が弱い赤ちゃんに使って大丈夫?

敏感な状態にある肌にキンカンを使うとかなりしみるのは大人も同じ。そんな刺激的な薬を赤ちゃんに使うのはちょっと待った!汗っかきな赤ちゃんの肌はとっても敏感で繊細であり、虫刺され部分にのみキンカンをつけたとしてもやはりしみてしまう確率は高いでしょう。

ママの心配2:虫刺されからくる「とびひ」を防ぎたい

赤ちゃんが虫刺されなどを掻きむしると水泡ができて感染力のある「とびひ」になってしまうことがあります。他の人にもうつってしまう病気なだけに、消毒効果の高そうなキンカンを塗って一撃でばい菌をやっつけてしまいたいのも分かります。しかし赤ちゃんへの刺激の強さを考えると肌がしっかりする年齢まで使うのは控えるべきかもしれません。

「とびひ」とは

別名「感染症膿痂疹」と呼ばれ、皮膚を掻き過ぎることで水泡ができ、それを潰した手から介して体全身に広がる・細菌が皮膚に感染して発症する他の人にうつる病気です。

実際に、キンカンの取り扱い説明書を見てみましょう。そこには「15歳未満の子どもが使用する際には保護所の指導監督の元…」と記されています。赤ちゃんからしたらかなり大きい15歳未満のお子さんに使用する時にも、親御さんの注意が必要という点では小さな赤ちゃんへの使用は控えた方が良さそうですね。

子どもにキンカンを使用する際のポイント&注意点

蚊に刺された時に効くキンカンの使用は、肌がしっかりしてきたお子さんには使ってあげられます。しかし間違った使い方をしないように大人がいくつかのポイントに注意してつけてあげることが条件です。

1.掻きむしったり肌が荒れていない

お子さんが掻きむしってしまっているとキンカンを塗った時に結構しみてしまいます。蚊に刺された直後、まだ掻きつぶしていない状態の時、キンカンがしみない肌コンディションを確認してからつけてあげましょう。

2.直接つけずに大人の指に取ってから

「ちょっとしみちゃうかなあ…」という時には、キンカンを大人の指につけてから軽く患部にトントントンとつけてあげましょう。しみそうな場所にキンカンを直接塗り込むと慣れない子どもはビックリしてしまいます。

3.汗がかきやすい場所にはNG!

新陳代謝の良い子どもはキンカンを使う時には、汗をよくかく首まわり・肘やひざの裏などにはつけないようにしましょう。毛穴が沢山集まっている脇などもしみやすいので要注意です。

4.顔の近くには使わない!

キンカンに限らず爽快感がウリの塗り薬は、肌が弱い顔などにつけると粘膜を刺激したり手で触って目や口に入る恐れがあります。万が一、キンカンが目や口に入った場合はただちに水で洗い流して気になるようならお医者さんに!

5.乾くまで大人が監督する

小さい子どもは薬を塗った場所を気になって触ってしまいがち。特にキンカンが乾かないうちに手で触って目などをこするとしみてしまうので、親御さんはキンカンが乾くまで注意して見ていてあげましょう。

ママが知っておきたい・赤ちゃんが刺されないための対処法

免疫力のない赤ちゃんが病気を持った蚊に刺されることはとっても心配。そこで小さな赤ちゃんがいるママが家やお出かけの際に知っておきたい「蚊に刺されないための対処法」をご紹介します。

家で蚊に刺されないためには…

赤ちゃんはお肌がデリケートなので、蚊に刺されただけで真っ赤に腫れあがることもあります。特に就寝中は要注意なので、家の中での蚊対策を紹介します。

蚊取り線香や殺虫剤で室内の蚊を撃退!

赤ちゃんが過ごす部屋には、あらかじめ蚊取り線香や水性の殺虫剤などをセットして蚊を撃退しておくと安心です。赤ちゃんがお昼寝したり遊んだりしている時に焚くのではなく、赤ちゃんを他の部屋に連れて行っている間に1~2時間セットしておき、赤ちゃんが実際にその部屋で過ごす時には切っておくこと。また切った後に蚊取り線香などそのまま放置したり水性リキッドなどをコンセントにさしたままにせず、赤ちゃんの手の届かない所にしまいましょう。

蚊取り線香は赤ちゃんがいても使用OK?蚊が多く発生する季節になると肌の弱い赤ちゃんを守る工夫が必要です。ここでは赤ちゃんのいるご家庭が蚊取り線香で蚊対策をする際の注意点をご紹介します。

赤ちゃんが眠る時には蚊帳が便利!

赤ちゃんがお昼寝したり夜寝る時にも、部屋を閉め切りにしてしまうのは空気の流れが止まって季節によっては寝つきが悪くなってしまいます。そこでおすすめなのが、すっぽりと赤ちゃんのいるスペースを囲って虫やほこりをガードしてくれる蚊帳。赤ちゃんとママが一緒に寝られるサイズの物もあるので要チェックです。

外で蚊に刺されたないために…

公園などにお出かけする際には、紫外線対策と一緒に赤ちゃんも蚊の対策をしましょう。赤ちゃん用の虫除けグッズは、ドラッグストアや育児用品店で購入可能です。

赤ちゃん用の虫よけグッズを常備!

蚊が多くなる季節には赤ちゃん専用の虫よけスプレーをしてあげましょう。大人用の物は赤ちゃんにとっては刺激が強いので、必ず赤ちゃんの月齢や年齢に合った物を正しい容量と方法で使いましょう。直接お肌につけるタイプの物や、荷物やバギーに吊り下げられるタイプの物、ベビーカーに設置できて虫や紫外線もカットできるネットなどもありますよ。

お外に出る時の露出は控えめに?!

蚊が多く出始める夕方のお散歩などには、赤ちゃんの肌をあまり出さないような服装が好ましいでしょう。通気性が良く涼しい素材の長袖&長ズボンを着せてあげましょう。

スカッと爽快なキンカンを使えるまでは「刺されない」!

蚊に刺されやすい赤ちゃんにも使ってあげたい万能薬・キンカンですが、皮膚がしっかりしてくるまでは刺激が弱めのお薬で代用してあげましょう。もちろん蚊に刺された後のケアも大切ですが、まだまだ免疫力の弱い赤ちゃんは蚊に刺されないことも大切です。赤ちゃんが蚊に刺されずに快適に過ごせるよう、ママさんも蚊除け対策に工夫をしてあげてくださいね。