会社からもらう出産祝いのお返し
出産祝いを会社からもらった体験談15お返しのマナーは?
出産祝いを会社からもらった時のお返しに悩んでいる人へ。お返しをするべきか、何をお返しするといいのか、体験談を交えてご紹介しています。出産祝いのお返しには、人と人をつなぐ心が込められています。会社からもらった出産祝いにお返しを贈るなら、感謝の気持ちを込めてください。
会社から出産祝いをもらったらお返しはどうする?
仕事をしている女性が赤ちゃんを産むと、会社から出産祝いをいただくことがあります。上司や同僚がお金を出し合って「出産おめでとう」を伝えてくれているのですから、出産祝いはありがたく頂戴しましょう。
しかし、会社から出産祝いを受け取ったら、友人からもらった時とは別の心づかいが必要です。今回は、「会社から出産祝いをもらったらどうする?」をテーマに、大人の対応マナーを考えてみます。
会社からもらった出産祝い品は?
寄せていただいた体験談から、会社からもらった出産祝いを見ていきます。数人でお金を出し合って出産祝いを贈っているせいか、比較的、高額なものが目につきます。事前に出産祝いを贈ってくれることが分かっている場合は、予算に合わせて欲しいものをリクエストするのもいいでしょう。
- 現金
- トイザらスの商品券
- ホームベーカリー
- バウンサー
- チャイルドシート
- 赤ちゃんのメリー
- ベビードレス
- ベビーアウター
- ベビー服
- 名前入りタオル
- 哺乳瓶
- 食器
- ママバッグ
- おむつ
- おくるみ
お返しはする?会社からもらった出産祝いへの対応
会社からもらった出産祝いに対して、「お返しはしなかった」と答えた人は、15人中1人でした。年が離れた高齢の先輩からいただいたから、心ばかりのお祝いの品だったからが理由です。もしかしたら、人生の大先輩に粗末なお返しは、かえって失礼だと考えたからかも知れません。
それでも、いただいたバッグを使っている姿を写真に撮って、「大事に使わせていただいております」とメールで届けることで感謝の気持ちを表していることから、お返しをしていないわけではなく、出産祝いのお返しは、品物でなくてもいいことが分かります。
産休や育児休暇を取得中なら、自分の仕事をフォローしてくれている会社の人たちに、感謝の気持ちを示しましょう。出産を機に退職をした人も、今までお世話になりましたの気持ちを伝えましょう。
仕事は、決して一人でできるものではありません。周りの人がいてくれるからこそ成り立ちます。出産祝いのお返しは、高価なものでなくていいのです。感謝の気持ちを表すことが、社会人としてのマナーです。
何がいい?会社の出産祝いのお返し
会社への出産祝いのお返しで、圧倒的に人気なのはお菓子です。一人一人に配ることで、ありがとうございましたの気持ちを直接伝えることができます。みんなで同じお菓子を分けて食べると、「産休中は何をしていたの?」「初めての育児はどう?」なんて会話がはずみます。
お菓子を食べながら会話をすると、不在にしていた時間があっという間に縮まり、楽しく仕事をしていた頃がすぐによみがえってきます。自分にはこんなにステキな仲間がいるということに改めて気づき、感謝の気持ちでいっぱいになるでしょう。
会社からもらった出産祝いにお返しするのは、「心」です。お菓子でも、ハンカチやメッセージでも構いません。何も返さないを選択するよりも、感謝の心だけは返すようにしてください。
会社から出産祝いをもらった体験談
ここからは、寄せていただいた会社から出産祝いをもらった体験談をご紹介していきます。より良い人間関係を築くには、心と心を寄せ合うことが大切です。会社から出産祝いをもらったら、感謝の気持ちをお返ししましょう。
ベビードレス
みさと(35歳)
私が娘を出産したとき、当時の職場の同僚一同から、ファミリアのベビードレスをいただきました。出産直前に偶然、街で同僚の1人に会ったときに、「お宮参りのベビードレスをまだ買えていないから、子どもが生まれて退院したら、ネットで買わないとな」という話を何気なくしていたのですが、そのことを覚えてくれていたようで、病院にお見舞いに来てくれたときに「同僚一同から」ということでベビードレスをプレゼントしてくれたのです。
お返しは、1か月健診が終わった頃に娘を連れて職場に出向いて、お礼のご挨拶と共に、職場の人全員が食べられるお菓子の詰め合わせ(ゴディバのチョコレート)を渡してきました。
このとき、いただいたベビードレスを着せていったのですが、そのこともとても喜んでいただけました。
職場から出産祝いをいただいた場合は、社風にもよると思いますが、可能であれば、お子さんを連れて直接お礼を伝えに行ったほうが良いと思います。そして、いただいたものが衣類等の場合は、着せていくとより良いと思います。
名前入りタオル
レオ(35歳)
第一子の娘が誕生した時に、会社の先輩が名前入りのタオルを送ってくれました。本人たちからはそんなそぶりも見えなかったのでいただいた時は嬉しかったですし、小さい時はかなり愛用させていただきました。
先輩方にはお礼として、それぞれにお菓子を送らせていただきました。元々お礼はいらないからと言われていたので、気を使わせないように1000円程度のものを選びました。
それでもいらなかったのにと言われましたが、こちらも気持ちなのでということで受け取ってもらった記憶があります。
会社の先輩方ともなると何を返したらいいのか不安になりますが、プレゼントをもらったのに、相手に気を使わせてしまうような立派なお返しを避けて、お菓子などの簡単なものがいいのだと思います。
赤ちゃんのメリー
きりん(30代後半)
私が出産した時に出産祝いを贈ってくれたのは、会社の同僚一同からです。頂いたものはこちらがリクエストした赤ちゃん用のメリーです。
事前にどういうものが欲しいかリサーチが来たので、正直に欲しいものをリクエストさせてもらいました。
お返しはそれぞれに小さなお菓子をお渡ししました。おそらく出産した時には会社の方から何らかのお祝いがあると思います。
お返しの内容はそんなに気にしなくても良いと思いますが、お金を出してくださった方全員に何らかのお返しが出来るようなものを選ぶと良いのかな、と思います。
お菓子を買って、小分けに出来るようなものでも良いと思います。感謝の気持ちを伝えることが大切なんじゃないかと思います。
現金で5万円
るるー(31歳)
私が出産した時に、会社の同じ部署の人たちが同僚一同として出産祝いをもらいました。いただいたものは現金5万円です。
人数が10人しかいない中、現金で5万円もいただいたので、一人一人に紅茶の缶とお菓子の詰め合わせのボックスをお返ししました。
部長や部長代理はきっと大きい額を包んでくれていたと察し、ブランド物のハンカチやスカーフも一緒に渡しました。
会社からの出産後祝いのお返しは、出産の間お休みをいただきありがとうございましたという気持ちと、復帰後いろいろとご迷惑をかけますという気持ちも含むものだと思います。
人数が多いとついつい金額を抑えたくなりがちですが、ここは気持ちを大きく、感謝の気持ちを品物でしっかり表すことが大事だと思います。
ベビー服
あきこ(50代前半)
社内で私が初めての出産者だったため、皆が喜んでくれ、いろいろ気にかけてくれました。当時の職場の同僚と女性社員からお祝いをいただきました。
同僚からは6か月くらいになったら着られるベビー服セットを、女性社員たちからは、ベビー服とマザーグッズのセット(哺乳瓶カバー、母子手帳カバー、粉ミルク入れ等々)をいただきました。どれも可愛くて普段に使うのはもったいなく、お出かけ用にさせてもらいました。
ベビー服も、だいたい表示の月齢近くまで待って着させてもらいました。どちらも連名でいただきましたので、いただいたであろう品物の金額だいたい割り出して、それを人数で割ったくらいの金額分のお返しの品を選びました。
男性にはハンドタオルを。女性はこれから嫁ぐメンバーが多かったため、ちょっとしたキッチングッズをチョイスしました。
今はお付き合いも簡素化されているようですが、いつの時代も頂いたものに対してお返しをするのが流儀だと思います。いただいた方々の気持ちを察してご自身の「気持ち」をお返しするのがベストだと考えます。
ママバッグ
かりんママ(40歳)
会社で同じ部署だった人2人からという形で、ママバッグをいただきました。帆布のような生地で、丈夫で容量もたくさんなものでした。その二人は男性だったので、バッグが選びやすかったのかな?などと想像しました。
実はバッグは自分でも買って用意していたのですが、生地の感じや色が全然違う印象なものだったので、季節や外出の内容で使い分けできてありがたかったです。
お返しは、何もしませんでした。年が30歳くらい上の方たちだったのと、バッグ自体が一万円以内のものかな?と思ったためです。その代わり、使っている姿を写メに撮ってメールで送ったりして喜びを表しました。
会社から出産祝いをもらうなら、休職扱いということで、いずれ復帰する職場だと思います。同僚一同からもらったなら、復帰するまでにお返しをすると復帰後の人間関係がいいものになると思います。
出産後は、慣れない育児でお返しを選ぶ余裕はないはずです。出産祝いをもらったと仮定して、妊娠中からいくつか候補を用意しておき、忘れたり失礼のないように準備しておくことをおすすめします。
おむつとおくるみ
ぴぃ(28歳)
主人の会社の同僚からもらった出産祝いは、パンパースのおむつSサイズをワンケース(4袋)と、ユニークなおくるみでした。おむつは毎日使うものですし、おくるみは冬のシーズンに出産したので、とても助かりました。
主人の同僚にはいつもお世話になっていましたので、1人ずつではなく、みんなが食べられるようなお菓子を渡しました。
出産祝いをもらうときはお返しが気になるところですが、会社からもらった場合は返さなくてもよいかと思います。
また、同僚からもらった場合は、ものを渡すよりも、休憩時間などに、みんなで食べられる物の方が喜ばれると思います。個包装のもので長持ちするもの(せんべいなど)の方がいいのではないかなと思います。
バウンサーとチャイルドシート
ぽっぽ(28歳)
出産間近になったころ、会社の同僚の人がプレゼントをしてくれる、ということで5万ほどの予算で何が欲しいか聞かれました。
私はチャイルドシートが欲しかったので、そのように答えました。私が出産して家に帰るともうすでに宅配便が自宅に届けてくれていたみたいで、チャイルドシートとその他にバウンサーもプレゼントしてくれました。
バウンサーは特に購入は考えていなかったのですが、実際使ってみると赤ちゃんも気に入ってくれていたので嬉しかったです。
お返しは、出産してから約1か月後くらいに通販で1人1人にハンカチを購入して渡しました。私は出産祝いをもらえると分かっていたのですが、事前に準備をしていませんでした。
なので、これからもらえるかもと分かっていたら、何をお返ししようかなど、だいたい決めておくと良いと思います。
ベビーアウター
鮎(30代前半)
出産祝いを送ってくれたのは、会社の仲のいい同僚でした。もらったものはbabyGAPのベビーアウターでした。秋生まれの子どもだったので、ちょうど外に出せるときに必要になるのでとても助かりました。お返しは、みんなで食べられるお菓子で、小袋に入っているクッキーを配りました。
これから出産祝いをもらうかもしれない方へのアドバイスは、最初に欲しいものをリクエストするのもいいと思います。人によっては友達や親戚にお下がりをもらえる人もいるかと思いますし、自分の趣味ではないものをもらい、全く使わないというのも失礼です。
子どもがいない人にとっては、何をプレゼントしたらいいか分からない人もいるので、常識の範囲内(金額が高くないもの)で、こうゆうものが必要だと言っておくのもありだと思います。
トイザらスの商品券
ちゃんこ(30代前半)
出産祝いをくれたのは、会社の同僚一同からでした。子供たちのために使ってもらいたいという思いを込めて、トイザらスの商品券を頂きました。
お返しについては、個別包装のお菓子を、一人ひとりに御礼を伝えながら配って歩きました。職場の皆さんの気持ちが本当にあたたかくて、とても嬉しかったのを覚えています。
子供が産まれると、男性であっても、多かれ少なかれ、子供の影響で職場を空けることもあると思います。そういった意味でも、職場の皆さんにお返しをするのは、子供も含めて受け入れてもらうという事で、大切だと感じます。
お返しも、固くなりすぎたり、気を遣わせ過ぎないように配慮しつつも、丁寧に御礼を伝えていく事で、職場の人間関係も結び付きが強くなっていくと思います。
ホームベーカリー
なのこ(27歳)
私はさまざまな人から頂きましたが、その中でも一番印象に残っているのは、会社の同僚一同から頂いたものです。
出産祝いというと、一般的なものは、祝儀やベビー服、オムツなどが多いかと思います。祝儀も私は頂きましたが、現金となると頂くのも申し訳ないですし、金額に見合ったお返しを返さなければいけないというプレッシャーにかられて、私は少し面倒だなと感じてしまっていました。
また、ベビー服などは、その人なりの趣味や好き嫌いなどがあるので、頂いたからには着せなくてはならないし、必ずしも趣味に合っているとは言えません。そのような細かいことを考えると困ってしまいますよね。
そんななかで、私が頂いたのはホームベーカリーでした。私は料理が好きなので、私にはピッタリで驚きでした。
お返しには、洋菓子屋のちょっとしたお菓子の詰め合わせを送ったように思います。女性が多い職場でしたので、喜ばれました。お祝いをする側もされる側も、マニュアル通りではなく、相手の趣味や趣向を考えることが一番大事だと思います。
かわいい哺乳瓶と食器
あいちゃん(20代前半)
私は、出産をした際に会社からお祝いを頂きました。頂いたものは哺乳瓶や食器のセットです。皆さんお金を出して購入してくれたようでした。
私は、お返しに5000円分のお菓子を渡しました。いろいろなものを検討してみたのですが、やはり皆さんお金を出してくれているので、安っぽいお菓子ではなく、小分けにしても十分凄いなと思えるような商品はないかと探しました。
会社から出産祝いをもらったならば、きちんとお返しをすべきだと私は思います。マナーということもありますが、しっかりと渡すことで、これからの会社生活にもかかわってくると思いますし、何よりも産後復帰後会社に戻りやすくなります。
一人一人でなくても、小分けにするタイプでも十分だと思うので、しっかりと渡すことをお勧めします
現金でお祝い
jun(40代)
11月後半が出産予定日だったので、9月いっぱいまで働く予定でした。切迫早産となり実家で安静にする必要があって、仕事もやりかけのまま退社になり迷惑をかけてしまいました。
急だったこともあるし、辞めたらまた戻れるような会社でもなかったので、お祝いをもらえるとは思っていなかったのですが、案の定職場の人からは特になにもなかったです。
会社の社長の奥さんが、ギリギリまで頑張ってくれてありがとうね。子育ては大変だから無理をしてはいけないよ~と優しく声をかけてくれて、現金でお祝いを(見舞いと言ってもいいかもしれませんが)くださいました。
切迫早産で、すごく気持ちが落ち込むやら焦るやら不安やら、本当に色々な気持ちがあって大変だったので、お祝いというより、その言葉が嬉しくて涙が出ました。
出産してから、お菓子と商品券を持って伺いました。赤ちゃんも抱っこしてもらいました。会社一同だったらお菓子だけで良いと思いますが、私の場合は、お菓子だけだと社長の奥さんはみんなに配って終わりと分かっていたので、商品券も持っていきました。相手に合わせて感謝の気持ちを伝えたら良いと思います。
現金
ymam(27歳)
私が出産祝いを頂いたのは、職場の方一同からです。私の職場では出産祝いに正社員、パートさん含めた全員から、一定額のお金を集めて渡すのが恒例なので、現金で頂きました。
理由は、物は趣味や好みがありますし、全員から集めると結構な金額になるため、選びにくいからです。現金と聞くと何だか気乗りしない方もいらっしゃるかと思いますが、貰う側からすると正直有り難かったです。
お返しは、これも恒例でお菓子を配るので、皆さんに小分けにして一言お礼を書いて配りました。後は個別にプレゼントを頂いた方には、個別にジルスチュアートのミニタオルを返しています。
これから出産祝いを頂く方は、お返しの際に相手のお名前と一言メッセージを添えると大変よろこんで頂けますよ。
マザーズバッグ
ぴよぴよ(29歳)
出産祝いに、会社の同僚一同(12人)から、マザーズバッグを頂きました。沢山物が入りそうな大きなカバンで、ポケットも沢山ついています。バッグの中には、ミニポーチやオムツ替えシートも入っていました。
マザーズバッグはまだ買っていませんでしたし、オムツ替えシートも欲しいけど、節約してバスタオルで代用しようと思っていたのでとても嬉しかったです。
同僚の皆さんにはお返しとして、暑い時期だったので3,000円程度(一個あたりは100円代ですが)のアイスクリームを差し入れしました。
もしこれからお祝いを貰う可能性のある方は、お金で買ったものではないとしても、せめてお礼状を出す等、感謝の気持ちをしっかりと表した方が良いと思います。
産後に職場復帰予定の方は余計にそうなのですが、プレゼントを貰った上にしばらく仕事に穴を空けてしまうわけですので、復帰後の人間関係を円滑にするためにも重要だと思います。