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出産のお見舞いのNGマナー

出産のお見舞いでママが「迷惑」と感じる時間帯と差し入れ

出産のお見舞いのNGマナーをご紹介。出産当日~翌日などお見舞いに向いていない日時や時間帯、不要な差し入れやお祝い、男性や子供のお見舞いはOKなのか解説します。親類や友達が赤ちゃんを見に来てくれるのは本当は嬉しい出来事です。喜ばれるポイントを押さえておきましょう。

出産のお見舞いでママが「迷惑」と感じる時間と差し入れ

出産のお見舞いに行く前に、最大の功労者であるママの気持ちを察してあげてください!
親類や友達に赤ちゃんが産まれたら、ぜひお見舞いに行きたいと思う方は多いはず。しかし、出産直後のお見舞いには、守ってほしいマナーがあります。また、差し入れなども、病気やケガでの入院中とは、喜ばれる品物が違うのです。

入院中のお見舞いで、ママが迷惑と感じてしまった時間帯や差し入れ品をご紹介します。
大切なのは相手への気遣い。お見舞いそのものは喜んでくれる人が多いはずですから、参考にしてください。

産後のお見舞いに向いていない時間帯

出産後にお見舞いに行くなら、入院中の方の都合に合わせるのが原則です。ママが「あまり来てほしくないな…」と思っている時間に突然訪問しないようにしましょう。

出産当日~翌日は絶対NG!疲れていてお相手できません

出産後のママは心身ともに疲れ切っています。そんなボロボロの姿を見せられるのは、夫や実母など、ごく限られた近しい関係の人たちだけです。出産当日や翌日はママの身体の回復を優先させてあげましょう。

まさかいないとは思いますが、帝王切開の翌日はお見舞いに来られても、まだ麻酔がきいていてそれどころじゃない女性が大半です。帝王切開の場合、入院期間も1週間~10日と長くなる方が多いですから、産後3日以上経ってから、ママ本人に容体を聞いて「来てほしい」と言われたときだけお見舞いへ行ってください。

食事の時間帯11時~14時頃は避けましょう

病院によって違いますが、11時半~14時頃は、昼食の時間です。また、病院の夕食は早く、17時過ぎから食事の準備が始まる産院も珍しくありません。

食事は入院生活の数少ない楽しみであり、母乳のためにも、しっかりとした栄養摂取は大切。母子同室だと赤ちゃんが泣きはじめてなかなか食事にありつけないママもいて、お見舞い客がくるとなると尚更ゆっくり食事ができなくなってしまいます。

午前中は沐浴指導などで忙しい!お見舞いが来ても空振りに終わるかも

こちらも産婦人科によって違いますが、出産後の入院期間に、沐浴などの指導を行う産院は多いです。そのため、午前中にお見舞いに行っても、ママも赤ちゃんも不在で無駄足となってしまう可能性もあります。

産後ママ大迷惑!マナー違反な入院お見舞い

気持ちはとても嬉しい産後のお見舞いですが、やはりケガや病気のときと同じようにマナーを守ってあげてください。

事前の連絡なし、突然の面会希望者には困惑します

お見舞いに行くなら、必ず事前に連絡をしましょう。入院中は沐浴指導があったり、シャワーの時間が決められていたりなど、意外に忙しくしているママも多いです。疲れている、お構いできそうになりなど暗に「来てほしくない」と言っているときには、面会にはいかないのが優しさであり、マナーです。

また、アポなしで訪れると、他のお見舞い客が既に来ている可能性もあります。お見舞いの時間を被らせないためにも、やはりママ本人への事前確認は必須です。

お見舞いは嬉しいけれど疲れるのも事実!長居をするのはNG

産後のお見舞いは、30分程度で切り上げましょう。産後、数日経ったとはいえ、まだ体は回復していませんし、赤ちゃんのお世話や授乳などで疲れています。「お見舞いは嬉しい。けれど正直疲れる」というのが偽らざるママの本音です。

来客がいる間、ママ本人はベッドから起き上がって対応すると思いますが、「楽な姿勢でいいよ」と言ってもらえると、ホッとするはずです。

小さい子供や男性のお見舞いは歓迎されないことも

病院という場所は、小さい子供にとっては落ち着かない空間で、落ち着かなかったり、騒いだりする可能性があります。特に大部屋だと、ママは同室の人に気を使ってしまいます。
感染症の危険から、乳幼児との面会はNGとしている可能性もあるため、事前に確認した方がよいでしょう。

また、産後の入院中は、ノーメイクだったり、授乳のために下着を身に着けていないママも多いため、夫以外の男性のお見舞いは内心ではストレスに感じる方もいます。そこまで親しい間柄ではないのなら、共通の女性の友人などに誘われたとしてもお見舞いは控えましょう。
もし、「来て欲しい」と言われたのであれば、事前にアポをとり、準備をする時間を与えてあげてください。

産後の入院中にお見舞いにもらって嬉しかった差し入れやプレゼント

入院中のママがもらってうれしかったものは、以下の通りです。

入院中の差し入れとしては、あまり大げさなものは必要ありません。病室は冷蔵庫の大きさも限られていますので、常温でも保管できたり、他のお見舞い客にも渡せるペットボトルや缶の飲み物などが喜ばれます。お茶を選ぶ場合は、麦茶、ほうじ茶など、できるだけノンカフェインのものを選んであげてください。

持ち運びに困らないものなら、出産祝いのプレゼントを持参して、お祝いの気持ちを伝えても良いでしょう。

産後のお見舞いとして不評な差し入れやプレゼント

入院中のママが不要だと感じた差し入れやプレゼントは以下の通りです。

お花やお菓子、果物など、お金もかかる品物は、ママ本人には不要です。花束は飾る場所がない、フラワーアレンジメントは病室では華やかでいいけれど、持って帰るのが大変という意見が見受けられました。

果物やお菓子などは食べる時間がなかったり、母乳のために控える方もいます。産後の入院期間は赤ちゃんのお世話で忙しく、疲れているので横になって休んでいることが多いので、暇つぶしのための雑誌類なども不要と考えましょう。

産後のお菓子やケーキの差し入れは賛否両論

好きな女性が多いお菓子やケーキなどの甘いものですが、産後は「母乳が詰まるのでは」と気にする方や産院から控えるように指導される方もいます。

しかし、一方で入院中の息抜きとして甘い物を喜ぶ方もいますし、おやつの時間がある産婦人科もあります。

個人や病院によって違いますので、他のものを選ぶか、事前のアポの段階で「甘いものは食べても大丈夫?」と尋ねると間違いありません。マドレーヌやクッキーなどの焼き菓子など、少し日持ちのするものを選ぶと、ママが食べなくても、家族に持って帰ってもらうこともできます。

【体験談】出産のお見舞いで嬉しかったこと・嫌だと感じたこと

出産のお見舞いで、嬉しかったエピソード、嫌だな・迷惑だなと感じたエピソードを先輩ママに語ってもらいました。助かった差し入れ、不要だった差し入れなども教えてもらいましたので、お見舞いの参考にしましょう!

手ぶらでいいので、ちょっと会えれば幸せ

みっちゃん(35歳)


出産後、入院中は意外と時間がたっぷりあって暇なこともあるので、親しい友達にお見舞いに来てもらえるのは嬉しいものです。病院によって、面会時間が決まっていることが多いので、基本はその時間内に来てもらえればいいのですが、終了時間ギリギリの夜遅くはもう寝る準備をしたいので勘弁してほしいですね。その時間に来るのは旦那だけがいいです。また、出産当日も疲れているので、家族以外には遠慮してもらいたいです。

お見舞いで嬉しかったのは、職場の人に出産報告したら仕事帰りに寄ってくれたことです。妊娠中も支えてくれた人が会いに来てくれるのは嬉しいですね。嫌だったのは、スケジュールが立て込んでいる時間帯にお見舞いに来られたことです。悪気はなかったのでしょうが、バタバタして困りました。

お見舞いの際、赤ちゃんへのプレゼント(服)を直接持ってきてくれた人がいて嬉しかったです。かさばらないものなら入院中にいただいても、嬉しいです。
しかし、食べ物をくれた人もいましたが、入院中は食べないので困りました。気心が知れた人なら、顔が見られればそれでいいので、手ぶらで十分です。

できるなら事前にメールが欲しいです

りんの(40歳)


私は初めての出産を経て、数日後、たくさんの人がお見舞いにきてくれました。ほとんどの方は出産から数日経ってきてくれたのですが、ある親戚は出産後数時間でお見舞いにやってきました。しかもそろそろ落ち着いて眠れそうな時間帯でした。できるならそんなタイミングでお見舞いにきて欲しくなかったです。理由は単純に疲れていて少しでも休みたかったからです。

ですが、仲の良い友達は、出産から数日後にわざわざメールをくれて、お見舞いにいって大丈夫かと聞いてくれました。わざわざ気を遣って聞いてくれたことに、とても優しさや気遣いが感じられて嬉しかったです。やはり相手のことを考えずに、いきなり押し掛けるようにお見舞いにこられるのは、あまり良い気持ちがしません。

出産のお見舞いにもらってうれしかった物は、冷たい飲み物でした。逆にあまりうれしくなかった物は賞味期限が次の日に迫った和菓子でした。食べ物よりも、飲み物が嬉しいですね。

気心が知れている人以外はお見舞いは迷惑!

まるる(40代前半)


私が出産のお見舞いに来ないで欲しい時期や時間帯は、正直「相手によってはずっと」です。やはり産後というのは体がダメージを受けているし、頻回授乳で寝不足だし、顔色も悪いしでヘロヘロです。夫とか実母などのように気心が知れている人だったら良いですが、義母や義父、それほど親しくもない親戚や友人、職場の人などは入院中には来てほしくないです。

出産のお見舞いでうれしかったのは、親友から貰った栄養ドリンクです。赤ちゃんへのお祝いばかりの中(まぁそれは当たり前なのですが)、疲れた私の体をいたわってくれるというその気持ちがすごく嬉しかったです。

出産のお見舞いで迷惑だったのは、義母が毎日押しかけてきたことですね…本当に申し訳ないのですが、おもてなしする余裕がありませんでしたし、「母乳が出ている?」とか聞かれるのが逆にストレスになりました。「食べきれない量の大量のフルーツ」ももらって嬉しくなかったです。

お見舞いにサプライズはいらない

きー(30代前半)


この時間は困ると言うより、入院中は沐浴指導や授乳時間などもあり、お見舞いに対応出来ない場合があるので、事前の確認が大事だと思います。

私は出産後、貧血気味だったので、友人が差し入れてくれたら鉄分ヨーグルトはとても嬉しかったです。遠い距離をわざわざ来てくれたのも嬉しかったです。

逆に、内緒で来る人には困ってしまいました。他のお見舞い客と時間が被ってしまい、個々に対応出来る時間が短くなってしまい、双方に申し訳無かったです。

困ってしまったお見舞いの品は、フラワーアレンジメントです。入院中は、確かにお花はお部屋の彩りになったのですが、退院時は荷物になり、扱いに困ってしまいました。

お見舞いは落ち着いてから来てほしい

マミコ(30代前半)


帝王切開で出産した翌日に義母がお見舞いに来て、とても困りました。傷が痛むので起き上がることもできず、恐縮しっぱなしで疲れました。また、立派な花束を頂きましたが、すぐ捨てるわけにもいかず処理に困りました。

一方で、私の両親は、産後数日して落ち着いてから来てくれたので、ゆっくり話もできました。退院時に着る、派手すぎないけどちゃんとした産着を持ってきてくれ、とても助かりました。

「あなたの時はなかなかおっぱいが出なくて、大変だったのよ」など母が私を産んだ時の話をしてくれたので、これから始まる育児への不安もだいぶ軽くなりました。産後は気持ちも身体も何かと不安定なので、少なくとも数日経って落ち着いてから来てほしいと痛感しました。

長居は本当にやめて欲しいです

加美(20代前半)


産後2,3日は、実母がお見舞いに来てくれる分には気も遣いませんし、本当に助かったのですが、他の方が来るとなると話は別です。まだ育児も慣れていないですし、すべてが手探りの状態&体も戻っていない時期に気を遣ったので本当に疲れてしまいました。

赤ちゃんが寝ている時間は自分も休みたかったですし、午前中は産後の指導があったので、来るなら午後2時くらいが良かったです。ですが、長居する人だけはやっぱり迷惑でした。
来てくれている間はずっと起き上がっていなくてはいけませんし、産後で本当に腰が痛かったので、長居だけはしないでほしいというのが切実な気持ちです。

私は食べ物などいろいろなお見舞いをいただきましたが、もらってうれしかったものはおむつです。絶対に使用しますので助かりました。逆に、「ケーキなどの甘いものはあまり食べないで」と看護師さんに言われていたので、食べることができませんでした。

食事の時間を避けてくれると助かるかな

まみ(20代前半)


私は食事時間のお見舞いは一番嫌でした。ただでさえ、産後、食べるのに時間がかかるのに来客がいると余計時間がかかってしまいます。いつも配膳に間に合わず迷惑をかけていましたので、10:30ごろや14:00ごろだとひと段落ついて良いころかもしれませんね。

でも、いろんな人が来てくれて「かわいいかわいい」と言ってくれるのは何よりうれしいですよね(お世辞だとしても…)。私は、助産師さんに「旦那さんに似ているねー」と言われ続け、終始ムッとしていましたので(笑)。

もらって一番うれしかった出産祝いは「よそ行き用のお洋服」です。自分ではなかなか手の出せない金額のお洋服をもらうとうれしいですね。予防接種の時や健診の時にも役立ちます。ちなみに一番うれしくなかったのは「お菓子」です。食べてなくなってしまうものより、形に残るものの方がうれしかったです。

入院中は意外に忙しいです

るん(34歳)


出産をして5日~6日程入院しますが、意外とやることが多く、うちの病院は赤ちゃんとの面会時間が限られていました。面会時間が14時~15時と18時~19時だったので昼間は時間に余裕があったのでよかったのですが18時からの面会は晩御飯とかぶる時間帯だったので慌てて晩御飯をたべないといけなかったのでその時間帯は少し迷惑でした。

普段会えない友達もお見舞いに来てくれ、いろんなお話ができたのは嬉しかったです。お見舞いに来てもらって迷惑と言うのは失礼なんですが、小さい子供連れで来てもらうと、その子供が走り回ったり大きな声で話したりすると周りにも気を使うのでそれは少し迷惑に感じちゃいました。

お祝いでB型ベビーカーをもらった時は嬉しかったです。あとバスタオルはたくさあるので貰ってもそこまで感動はなかったです。

出産翌日のお見舞いは嫌でした

りんこ(30代後半)


正直、出産後翌日のお見舞いは遠慮してほしいです。私が出産した時間は夜中だったのですが、そのまま朝を迎えてその日の午前中にお見舞いに来られた方がいて、その時は体力も回復していませんし、ろくに睡眠もとっていなくて、かなり眠たかったです。ちょっと迷惑だな、と思いました。

出産後3日ほど経った頃に、友達がお見舞いに来てくれたのは嬉しかったです。抜群のタイミングでしたし、飲み物を差し入れてくれたのですが、飲み物がなくなって、一人で買いに行くのがちょっと億劫だったので、多めにあると有難かったです。

嬉しくなかったものはお菓子です。母乳だったので、お乳が詰まってしまうんじゃないかと思い、食べられませんでした。結局主人や実家の両親に渡しました。

差し入れのケーキが嬉しかった

りっちゃん(28歳)


産後すぐのお見舞いは、家族以外はやめてほしいと思います。出産当日はシャワーを浴びれないため、お産で汗だくになったりしても、汗を流すこともできないからです。家族ならまだしも、友達に会うのは汗臭くないかなとか気を使います。

お見舞いで嬉しかった差し入れは、私の大好きなケーキ屋さんのケーキです。赤ちゃんの服とか、おむつとかを貰うのもすごく嬉しいですが、自分の好きなものを貰うと自分も御祝いしてもらっている気分になれました。

でも、どんなに素敵なものを貰っても、お見舞いで長居されると産後の疲れや授乳もあるのでしんどかったです。話したいこともたくさんあるとは思いますが、体をもっと労ってほしいと思います。
また、お見舞いに雑誌を貰ったこともありましたが、読む暇もないし持って帰るのも重いし、いらなかったなと思いました。

産後のお見舞いは「頑張ったね」「出産おめでとう」などママへの気遣いをお願いします

わざわざ入院中にお見舞いに来てくれる人に対して、「迷惑と思うなんて、人としてどうなのか」と思う方もいるでしょう。

しかし、出産直後の女性は、出産時の疲労や興奮、激変するホルモンバランス、慣れない赤ちゃんのお世話などで、とてもデリケートな状態にあります。「マタニティブルー」や「産後鬱」などといった言葉があるように、精神的にも傷つきやすい時期なのです。

多くのママは、赤ちゃんを見て「可愛い」と言ってもらえることに喜びを感じていますし、わざわざ訪れてお祝いをしてくれる人たちに、感謝しているはずです。あくまで、事前の連絡や長居はしないなどの「最低限のマナーを守ってほしい」と思っているだけなのです。

医療技術が進んだ現代でも、出産とは命がけの大仕事です。お見舞いに行くときは、そうした点を忘れず、ねぎらいの言葉や気遣いをお願いします。