赤ちゃんのレッグウォーマーの使い方

赤ちゃんのレッグウォーマー1年中使える便利アイテム!

赤ちゃんにレッグウォーマーは必要?靴下を履かせると体温調整がしにくくなる赤ちゃんにとって、レッグウォーマーは防寒対策に便利ですし、ハイハイ期の膝の保護にも役立ちます。また、素材に気をつければ夏でも着用可で、紫外線や虫刺され予防も期待できます。レッグウォーマーの活用方法をご紹介!

赤ちゃんのレッグウォーマー1年中使える便利アイテム!

赤ちゃんにレッグウォーマーは必要?

大人と違い体温調節がうまくできない赤ちゃんにとって、レッグウォーマーは非常に効率よく体温調節ができる便利アイテムです。

寒いときだけにしか使えないイメージも強いですが、レッグウォーマーは一年中活躍させられます。寒い時の防寒対策としてはもちろん、暑い季節はエアコン対策や紫外線対策としても使えます。

最近ではレッグウォーマーの種類も増えて、様々な素材があります。冬場はウールや毛糸など暖かい素材を、夏場は薄手のコットンなど涼しい素材を選んで使い分けるのがおすすめです。

図解:レッグウォーマー

靴下とは違うレッグウォーマーの魅力

寒い時には靴下を履かせれば良いのでは?という疑問もありますが、わざわざレッグウォーマーにしなければいけない理由があります。

体温調節機能がまだ発達していない赤ちゃんは、手のひらと足の裏から熱を放出しながら体温調節を行っています。その足の裏が靴下で覆われていると、放熱できなくなり体温調節が上手くいかず、体調を崩しやすくなってしまいます。

「赤ちゃんには靴下を履かせない方が良い」と言われるのは、この体温調整機能を妨げないためです。
しかし、レッグウォーマーなら、足裏はそのまま素足にしておけます。

赤ちゃんに靴下、履かせる?履かせない?夏と冬の足元対策
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レッグウォーマーも履かせっぱなしには注意!

レッグウォーマーは確かに赤ちゃんの体温調整機能妨げない便利なアイテムですが、履かせっぱなしはNGです。身体の熱がこもったり、暑くなって汗をかいてしまい、あせもができるケースもあります。

赤ちゃんは手足を触った時に少しヒンヤリする程度がちょうどいい状態と言われています。特に冬用のウールや毛糸のレッグウォーマーは保温効果があり汗をかきやすいので、レッグウォーマーを付けている時には時々確認してみましょう。

レッグウォーマーはいつから着用OK?

レッグウォーマーはいつから赤ちゃんが身に着けても良いかという基準は特にありません。新生児用も販売されていますから、「いつからでもOK」というのが答えです。

ただし、脚の動きを妨げてしまうようなものはNGです。また、ゴムの部分がきついと内出血を起こすこともありますので、赤ちゃんにふさわしいサイズかどうかは常に確認してください。

レッグウォーマーのメリット

一年中使えるレッグウォーマーには様々なメリットがあります。どんな目的や活用方法に重きを置くのか考えておくと商品選びの際に迷わなくて済みます。

防寒対策

茶色の手編みのレッグウォーマー

ロンパースだけでは少し寒いかな?でもズボンを穿かせるほどでもないかな…という時に、足を保温してくれるレッグウォーマーが役立ちます。冬場の屋外を散歩するときなどはズボンの下に穿かせても防寒になります。

見た目的には足首のあたりでクシュクシュっと下げて靴下代わりにすることもできますし、女の子であればスカートの下にハイソックス代わりで履かせても可愛らしいでしょう。

腕にはめて使う方法もあり

「レッグ」ウォーマーという名前ではありますが、足にしか使用できないわけではありません。「アーム」ウォーマーという専用の商品もありますが、レッグウォーマーを腕にはめることも可能です。室温や気温、赤ちゃんの様子によっては、足元はタオルケットで覆って、腕にレッグウォーマーをはめても良いでしょう。

膝のサポーター代わり

赤ちゃんはハイハイができるようになると、嬉しくてどこまでもハイハイで行ってしまいます。床の材質によっては膝が真っ赤になってしまうこともありますし、時には膝を擦りむいてしまうこともあります。

そんな時はレッグウォーマーを膝まで伸ばして覆ってしまえば、サポーターとして膝を保護してくれます。赤ちゃんの好きなようにハイハイさせてあげるためにも、レッグウォーマーで膝の負担を減らしてあげましょう。

着脱が簡単で、体温調整させやすい

暑くなったり寒くなったりすると、タイツやレギンスの場合はわざわざ赤ちゃんを寝かせて、脱ぎ着させなければいけないのでひと苦労です。

しかし、レッグウォーマーの場合は、ベビーカーの中にいようがハイハイをしていようが、パッと脱がしたり穿かせたりできます。急な温度の変化に対応できるので、出かける時にバッグに入れておけばすぐに対応できて便利です。

紫外線から肌を守る

レッグウォーマーを履いている赤ちゃん

赤ちゃんの肌は大人よりも薄く非常に敏感なので、紫外線に当たることで赤く腫れてしまうことがあります。夏場のお出かけ時はもちろん、紫外線は家の窓や車の窓も通るので、室内や車内でもレッグウォーマーで対策をするのがおすすめです。

虫よけ

赤ちゃんは汗っかきですし、おまけにベビーカーなどでの移動中は動きも少ないため、虫に刺されやすいです。

夏場は熱中症が心配なので、赤ちゃんを連れている場合は、日陰をできるだけ通りますが、日陰の方が蚊に刺されやすくなります。きれいな赤ちゃんの肌を虫から守るためにもレッグウォーマーは重宝します。

膝下の保湿効果が期待できる

赤ちゃんの肌は敏感なので、空気の乾燥にも注意が必要です。肌が弱い場合は乾燥すると肌がカサカサになり、かゆみを伴うこともあります。乾燥した空気に直接触れないようにするためには、保湿効果の高い生地のレッグウォーマーが効果的です。

おしゃれで見た目が可愛い

レッグウォーマーはおしゃれアイテムとしても活用できます。
ロンパースだけでは足元が寂しい時に履かせれば全体的なバランスも良くなりますし、丈の短いボトムとの相性も良いです。

毎日赤ちゃんの洋服を選ぶのは楽しいですが、レッグウォーマーをプラスするだけで雰囲気も変わるのでコーデの幅が広がるアイテムと言えるでしょう。

レッグウォーマーの履かせ方

部屋の中でレッグウォーマーをつけてハイハイする赤ちゃん

レッグウォーマーは上下両方にゴムが入っています。ワンポイントが入っている場合はわかりやすいですが、無地の場合はどちらを上にするのか迷ってしまう方も多いです。

基本的にはきつめにゴムが入っている方が上になります。ただし、赤ちゃんの足は上の方が太くなっているので、太ももまで伸ばして履きたい場合はきつくなってしまいます。その場合は逆にして履かせてあげましょう。

ゴムがきつくて跡がついてしまう場合はゴム部分を折り返して履くと締め付けが緩くなるので、赤ちゃんが嫌がるような仕草が見られたら折り返してあげてください。

赤ちゃんのレッグウォーマーを選ぶ時のポイント

赤ちゃん用のレッグウォーマーには様々な種類があります。赤ちゃんが快適に過ごせるようにしっかりとポイントを押さえて選んであげましょう。

赤ちゃんに合ったサイズを選ぶ

テレビのリモコンをもって遊ぶレッグウォーマーをつけた赤ちゃん

レッグウォーマーには、「0歳~3歳用」「フリーサイズ」など正確なサイズが記載されていな商品が多く、サイズに関しては幅を持って作られているものが大半です。

しかし、赤ちゃんの足の太さや長さによっては、ずり落ちてきてしまいレッグウォーマーとしての役目を果たせなかったり、小さ過ぎてゴムの部分が食い込んでしまう場合もあります。

購入は試着をしてからの方が失敗しない

レッグウォーマーは可能な限り試着をしてからの購入が望ましいです。フィット感やゴムの締め付けなどが赤ちゃんのサイズに合うかどうかはやはり試着をしないと確認できません。

試着が無理な場合は、念のためふくらはぎや膝の下のサイズを計って商品サイズと確認してから購入しましょう。

季節によって素材を変える

一年中使えるレッグウォーマーですが、季節によって合った素材を選ぶのも大きなポイントになります。寒い季節の防寒用ならウールやフリース生地を、暑い季節のエアコンや紫外線対策ならガーゼ素材がおすすめです。

また赤ちゃんの肌は敏感なので、素材によっては肌に合わないこともあります。特に肌の弱い赤ちゃんは発疹が出てしまうこともあるので、はじめて着用するときは短時間にとどめ、様子をみましょう。

乾燥する季節は、素材によって乾燥がひどくなったり、静電気が起きて赤ちゃんが嫌がることもあります。素材には十分に気を配りましょう。

綿素材は一年中使える優れ素材

綿100%のレッグウォーマーは、肌触りが良く赤ちゃんの肌にも優しいです。通気性、吸水性に優れているので暑い季節にも涼しくて快適です。夏の素材というイメージがありますが、実は保湿性もあるので冬場の冷えにも効果があります。

肌が弱い場合はオーガニック素材もおすすめ

赤ちゃんの肌が弱く、何よりも素材を重視するというのであれば、オーガニックコットンなどの素材がおすすめです。

ただし、確かにオーガニック素材は肌触りも良く、大人が触っても気持ち良いのですが、1組1,000円以上と他のレッグウォーマーに比べて値段は高くなります。

月齢に合ったデザインを選ぶ

赤ちゃんが手足を盛んに動かすようになると、サイズが大きいレッグウォーマーはすぐに脱げてしまいます。またハイハイをするようになれば、床との摩擦で脱げてしまう可能性があります。

赤ちゃんは成長するにつれて動きも活発になり行動範囲も広がるので、その時々に合ったレッグウォーマーを選びましょう。

レッグウォーマーの中には、女性用の「トレンカ」のようにつま先とかかとが開いているタイプがあります。暑い時期にはやや不向きですが、足の裏に引っ掛けられるので、ハイハイなどの活発な動きをしてもズレることがないのは便利です。

レッグウォーマーを手作りする方法

レッグウォーマーは手作りすることもできます。お洋服を作るよりも簡単に作れるので、是非自分好みのレッグウォーマーを作って赤ちゃんに履かせてみてはいかがでしょうか?

ハイソックスを切ってレッグウォーマーに!

ハイソックスは簡単にレッグウォーマーにリメイクすることができます。最近は100均でも靴下を買えますが、フワモコ生地のソックスなど気持ち良い素材も沢山あるので、是非挑戦してみてください。

図解:レッグウォーマーの手作り方法

  1. ハイソックスを用意します(赤ちゃんのサイズに合わせて、子供用でも大人用でも構いません)。
  2. ハイソックスの下部分を赤ちゃんの足に合う長さに切ります。
  3. 切ったハイソックスを裏返して、切った方の端を三つ折りにします。この部分にゴムを入れるので、ゴムが入る幅にして下さい。
  4. 三つ折りにした部分を縫って、ゴムを入れる部分と出る部分を開けておいてください。
  5. ゴムを通して開いていた部分を縫ったら完成です。

使用済みレッグウォーマーを抱っこ紐カバーにリユース!

サイズが合わなかったり、季節柄使わなくなったレッグウォーマーは、抱っこ紐カバーにリユースできます。

抱っこ紐は赤ちゃんとのお出掛けに欠かせないアイテムですが、赤ちゃんが抱っこ紐のストラップの部分を舐めていることありませんか?毎回舐めてよだれでビチョビチョになってしまったり、ストラップの部分がシミになってしまうこともあります。

そんな時にはストラップにレッグウォーマーをしてガードすると、抱っこ紐をキレイに保つことができます。次の子が産まれても、安心して使えます。

レッグウォーマーはお洗濯できるので、使うたびに綺麗に洗えば衛生的です!

赤ちゃんのレッグウォーマーでおしゃれを楽しもう

赤ちゃんにとってレッグウォーマーは、防寒対策以外に、1年中使える優秀なファッションアイテムです。一枚持っていると外出先で助かる場面もあるでしょう。手作りもできるので、おしゃれ好きな親御さんは、赤ちゃんとお揃いのファッションを楽しんでみても良いでしょう!