離乳食のまぐろレシピ

離乳食にまぐろはいつからどの種類を?中期~完了期レシピ

離乳食にまぐろはいつから使えるのか、赤ちゃんに水銀の影響はないのか、まぐろの種類はどれでもいいのか解説し、中期・後期・完了期のおすすめ離乳食レシピをご紹介。鮮度が悪いとヒスタミン食中毒を起こす可能性もあるため、鮮度の良い刺身の見分け方、冷蔵・冷凍保存のポイントもお見逃しなく!

離乳食にまぐろはいつからどの種類を?中期~完了期レシピ

食中毒を起こさない!まぐろの保存方法

まぐろは鮮度が落ちやすく、ヒスタミン食中毒予防のためにも常温に放置せず、冷蔵もしくは冷凍で保存することを心がけます。冷蔵と冷凍保存の際の保存期間は次のようになります。

冷蔵は買ってきた日のうちに食べきる

まぐろの刺身は、買ってきたらすぐに冷蔵庫に入れて、その日のうちに使い切るようにしましょう。できるだけチルド室など温度の低い場所がオススメです。

冷凍は1週間、加熱したものを冷凍する場合は2週間が期限

既にまぐろの刺身からでている水分は、キッチンペーパーなどでふき取り、ラップに空気が入らないように小分けをして包み冷凍しましょう。1週間程度の保存が可能で、使う際には自然解凍してから加熱処理してください。

また、離乳食用として加熱してペーストやほぐしたものを小分けにして、ラップに包むか製氷器にいれて冷凍保存することも可能です。加熱したものは2週間程度を目安に使い切るようにしましょう。

まぐろの栄養は?赤ちゃんにおすすめな3栄養素

高級品のクロマグロ、庶民価格のメバチマグロなど、まぐろの種類は色々あり、価格帯には差があります。しかし、有難いことにまぐろはどの種類を選んでも栄養価に大きな差はなく、赤ちゃんに大切な栄養素がたっぷり含まれています。

1.筋肉や血液のもとになる「たんぱく質」

マグロの赤身20gで1日に必要なタンパク質(20g)の20%を摂取できる

まぐろの赤身は、約20%がたんぱく質で構成されています。たんぱく質は筋肉や血液のもとになり、毎日摂取が必要な栄養素です。

まぐろにはたんぱく質だけでなく、たんぱく質を体内で有効活用するために必要となるビタミンB6も多く含まれているのが特徴です。

2.母乳にはあまり含まれていない「ビタミンD」

マグロの赤身20gで1日に必要なビタミンD(2g)の40~50%を摂取できる

ビタミンDは母乳にあまり含まれず、骨を丈夫にするために必要となるため、離乳食期からの積極的な摂取や日光浴によって体内で合成させることが推奨されている栄養素です。

まぐろの赤身の刺身20gで1歳頃の赤ちゃんが1日に摂取する目安となる量のビタミンDの40%~50%に相当する0.8~1.0gを摂取できます。

3.貧血予防にも効果が期待できる「ビタミンB12」

マグロの赤身20gで1日に必要なビタミンB12の25%を摂取できる

ビタミンB12は葉酸と共に赤血球に含まれるヘモグロビンを作る際に必要となる栄養素です。赤ちゃんの貧血予防にも効果が期待できます。

まぐろの赤身の刺身20gで1歳頃の赤ちゃんが1日に摂りたいビタミンB12の25%以上が摂取でき、特にキハダマグロは1日に摂りたい量である0.9μgより多い1.2μgも摂取できます。

離乳食のまぐろはツナ水煮缶も活用して!

離乳食に使うまぐろは赤身の刺身だけでなく、ツナの水煮缶も利用ができます。
ご紹介したレシピの中でも、ペーストや軟飯おにぎりのように加熱してから調理に使う場合は、ツナの水煮缶に置き換え可能です。

離乳食のツナ缶は水煮がベスト!中期からOKな段階別レシピ
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ただし、そこまで味は変わらないと思いますが、ツナ缶にはカツオ原料のものもありますので、まぐろを食べさせたいとき、使いたいときは原材料をチェックしてください。