柿は傷みやすい果物!保存や冷凍のコツは?
柿は秋ごろが旬で、9月~11月にかけて出回ることの多い果物です。
柿は固いので日持ちしやすそうにも見えますが、旬の時期以外で見かけることが少ないように長期保存には向いていないため、選ぶ時と保存するときに注意すべき点があります。
離乳食に使うならやっぱり甘いものがオススメ!美味しい柿の見分け方は?
市販されている柿は、収穫から完熟するまで(追熟)にかかる時間が短いので、できるだけ新鮮なものを購入するようにしましょう。
新鮮で美味しい柿を見分けるポイント
- へたが4枚揃っていて、緑色が残っている
- 果実部分は全体がオレンジに色づいていて形が楕円に整っている
- 手に持つとずっしりと重みを感じて柔らかすぎない
柿は常温だとあっという間に柔らかくなる!保存のコツは?
柿は常温で保存すると2~3日で完熟した後、急速に劣化が進んでいくため大量に手に入った場合は保存の際に次のような工夫をしましょう。
生の場合はヘタからの水分の蒸発を防ぐ
柿はヘタの部分で呼吸し、水分を蒸発させているので、ヘタの呼吸を止めることがポイントです。
ティッシュや化粧用のコットンなどに水を湿らしたものをヘタに当てて、そのヘタの部分を下にして1個ずつポリ袋に入れて冷蔵庫で保存すれば、最長で3週間程度劣化を防ぐことができます。
柿は加熱すれば冷凍OK!離乳食用に小分けにしておこう
加熱した柿であれば冷凍保存が可能です。
ミキサーやブレンダー使ってペースト状にした柿を製氷皿などに小分けして冷凍保存します。冷凍した場合は2週間程度で使い切るようにしましょう。
柿は体を冷やしやすい食べ物?離乳食では与える量を守ろう!
柿はビタミンCが豊富で、3分の1個で1歳児の1日に必要なビタミンCの全量を摂取できるほどの含有量を誇ります。
しかし、一方でカリウムやタンニンという成分による体を冷やす作用や食物繊維が多く含まれるため、一度に大量に食べると大人でも下痢になることがあります。
柿を与える量は、厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイドに掲載されている離乳食中期・後期・完了期の野菜・果物の1回当たりの目安量を超えないようにしましょう。柿だけで野菜・果物の量をまかなうと栄養は偏ってしまうので、他の野菜や果物を組み合わせるようにしてください。
1食あたりの離乳食の野菜と果物の摂取量目安
中期(月齢7か月・8か月):20~30g
後期(月齢9か月~11ヶ月):30~40g
完了期(1歳~1歳6ヶ月):40~50g
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