離乳食豆腐ハンバーグレシピ
離乳食×豆腐ハンバーグ|子供も喜ぶ栄養満点レシピ6
離乳食にぴったりの豆腐ハンバーグは栄養満点でお子様にも大人気の最強メニュー!様々な具材を合わせることが出来、冷凍保存もできる豆腐活用レシピとして離乳食にもってこいの豆腐ハンバーグレシピを離乳中期、後期、完了期に合わせてバリエーション展開、ワンポイントアドバイスつきで作り方をご紹介。
離乳食に豆腐ハンバーグを作ろう!手軽で栄養満点、食べやすくて消化もバッチリ!
離乳食で人気のあるメニューのひとつが、豆腐ハンバーグです。その理由から、豆腐に関するマメ知識、バリエーション豊かなレシピまで、まとめてご紹介します。ぜひ、赤ちゃんにおいしい豆腐ハンバーグを手作りして、食べさせてあげましょう!
離乳食に豆腐ハンバーグがおすすめの理由
離乳食に豆腐ハンバーグをおすすめするのには、いくつかの理由があります。豆腐は初期から離乳食で大活躍する使いやすい食材なので、ハンバーグに入れてもたくさんのメリットがあります!
1.簡単に調理ができる
柔らかい豆腐は、手でさっと崩すことができます。ほかの材料を混ぜてこねることもラクチンですし、下ごしらえも簡単です。
2.赤ちゃんが食べやすい
柔らかい豆腐を使っていますから消化・吸収もよく、赤ちゃんにとっても食べやすいメニューです。手づかみでも食べられるので、中期以降の赤ちゃんには「自分で食べた!」という満足感を与えることもできます。
3.冷凍保存ができる
豆腐ハンバーグは冷凍保存することができます。焼く前でも焼いた後でも、どちらでもOKです。時間のあるときに余分に作っておけば、ママが忙しいときの強い味方になってくれるはず。赤ちゃんのお腹がすいて「待ったなし!」のときも、焼いた豆腐ハンバーグを冷凍してあれば、レンジでチンしてすぐに食べさせてあげられますよ。
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4.バリエーションがつけやすく栄養豊富
メインの豆腐に混ぜられる具材は、ひき肉、タマネギやニンジン、コマツナなどの野菜、ひじきやワカメなどの海藻など、バラエティー豊か。淡白な味の豆腐だから、多くの食材との組み合わせができますし、組み合わせることで栄養価もアップします。
味つけも、塩、しょうゆ、味噌、ケチャップなど、さまざまに変えられるので、飽きません。あんかけ風にするなど、工夫次第でバリエーションが広がります。
豆腐ってこんな食材
いいこといっぱいの豆腐ハンバーグ、消化・吸収がよいというのは、胃腸の機能が未熟な赤ちゃんにとっては嬉しいポイントです。もちろん消化・吸収のよさは、食材が豆腐ならでは。せっかくですから、ちょっと豆腐の魅力に迫ってみましょう。
消化・吸収がよい
豆腐は、豆乳を固めたものです。豆乳は、ダイズを柔らかくふやかしてミキサーにかけ、どろどろにしたものですから、消化・吸収がよいというのも納得です。病気の人や高齢者も安心して食べられる、全世代向けの食材なのです。
高タンパク質・低脂肪
豆腐の原材料であるダイズは「畑の肉」と言われるくらい質のいいタンパク質を豊富に含んでいます。タンパク質は血液や筋肉などを作る上で欠かすことができない大切な栄養素です。しかも低脂肪なので、その点では肉よりもヘルシーといえます。
冷凍保存ができる
豆腐は冷凍保存ができます。安くてまとめ買いしたとき、余ってしまったときには、冷凍保存をしてみてはどうでしょうか。適当な大きさに豆腐を切り、ラップでくるんで冷凍します。冷凍すると黄色くなりますが、これはダイズの色なので心配はありません。
自然解凍して使うことができますが、冷凍すると食感が変わります。高野豆腐のような少しボソボソした感じになりますので、煮物などに使うことをおすすめします。
冷凍保存しない場合は、ふたつきの容器の中に豆腐がたっぷりひたる冷水を入れ、ふたをして冷蔵庫へ。冷水を使うと水道水を使うよりも、日持ちがよくなるそうです。また、たっぷりの水にひたすことで味が落ちるのを防ぐことができます。ただし、基本的には、できるだけ早く食べきるようにしましょう。
絹豆腐と木綿豆腐がある
絹豆腐は、豆乳ににがりを加えてそのまま固めたものです。大きく作って切り分けたものが水をはったパックに入れて売られていますが、水の入っていないパックで売られているものもあります。こちらは「充てん豆腐」と呼ばれ、豆乳を直接パックに入れて、固めたものです。小さめのサイズもあり、水入りパックより日持ちするというメリットがあります。
木綿豆腐は、一度固めた豆腐を崩した後、木綿の布を敷いた型に入れて、押し固めて作ります。タンパク質とカルシウムは、絹豆腐よりも木綿豆腐のほうがやや多いのですが、ほかの栄養に関しては、ほぼ同じとなっています。
食感は、絹豆腐のほうが水分が多く、つるんとしていてなめらかです。ですから、離乳食初期には絹豆腐のほうがおすすめですが、木綿豆腐は味がしみこみやすいという長所があります。後期以降には、木綿豆腐も使ってみてはどうでしょうか。
- "離乳食の豆腐は、ママにとってありがたい食材のひとつです。それはどんな点でしょうか。豆腐の選び方や利用するときに知っておきたいこと、離乳食各期に合わせたお手軽レシピを紹介します。"
値段が安くどこでも買える
豆腐は、スーパー、コンビニなど、ほぼどこでも買うことができます。しかも、家計に嬉しいお値段。それなのに栄養豊富で赤ちゃんも食べやすい食材なのですから、どんどん利用したいところです。
豆腐ハンバーグを作る前に
ところで、豆腐ハンバーグは、いつから離乳食として食べさせることができるのでしょうか。豆腐ハンバーグを作る前に知っておきたいことをまとめておきましょう。
豆腐ハンバーグが食べられるのは、いつから?
離乳食中期以降が安心です。離乳食初期は、食材の味やゴックンと飲み込むことに慣れる時期。初期でも豆腐を使うことはできますから、すりつぶした豆腐を食べるなどして、豆腐の味に慣れておくとよいでしょう。
必ず豆腐を加熱してから使う
安全・安心のためにも、豆腐は加熱してから使うようにしましょう。沸騰したお湯で1~2分加熱してもよいですし、電子レンジで1分程度加熱するのでもかまいません。水切りする場合は、豆腐をペーパータオルでくるみ、1分~1分半、電子レンジでチンすると簡単です。
ぜひ作りたい!おいしい豆腐ハンバーグおすすめレシピ
離乳食各期に分け、おすすめの豆腐ハンバーグレシピを紹介します。作りやすい分量のレシピになっていますので、必要に応じて調整してください。多めに作って冷凍してもよいですし、パパとママのお惣菜にもなりますよ。
離乳食中期(7~8ヶ月)
中期になると、玉ねぎなどのハンバーグの定番野菜はもちろん、小松菜やにんじん、ほうれん草など野菜を食べさせた経験も増えているはず。中にはあまり赤ちゃんが好まなかった野菜もあるかもしれませんが、ハンバーグなら再チャレンジも簡単で、栄養面もカバーできます。
【シンプル豆腐ハンバーグ】
- 豆腐200gを水切りをする。
- タマネギ1/2個をみじん切りにして、電子レンジで20秒ほど加熱する。
- ボウルに豆腐、鶏胸ひき肉200g、タマネギ、塩少々、片栗粉大さじ1~2を入れてよくこねる。
- 3を食べやすい形にまとめる。
- フライパンに油少々を熱し、片面を中火で焼く。
- 焼き色がついたらひっくり返して弱火にし、ふたをして蒸し焼きにする。
- 火が通ったら出来上がり!
ポイント:2の加熱時間、3の片栗粉の量は、様子を見ながら調節してください。3でよくこねると、ふわふわとしたハンバーグになります。パパとママの分は、ケチャップやソースをかけてどうぞ。
【野菜とひじきの豆腐ハンバーグ】
- もどしたひじきを細かく刻み、小さじ1の分量を用意する。
- みじん切りしたシイタケ、ゆでて刻んだコマツナ、すりおろしたニンジンも、それぞれ小さじ1の分量を用意する。
- 豆腐200gを水切りする。
- ボウルに1と2と3、片栗粉大さじ1~2、味噌小さじ1を入れてよくこねる。
- 4を食べやすい形にまとめる。
- フライパンに油少々を熱し、片面を中火で焼く。
- 焼き色がついたらひっくり返して弱火にし、ふたをして蒸し焼きにする。
- 火が通ったら出来上がり!
ポイント:野菜やヒジキの切り方は、赤ちゃんの成長や好みに合わせてあげてください。味噌の代わりにしょうゆで味つけすることもできます。
離乳食後期(9ヶ月~11ヶ月)
後期のカミカミ期にはやや歯ごたえのある食感のハンバーグも大丈夫。塩・胡椒・味噌・マヨネーズなどで味付けをして、赤ちゃんに美味しく食べてもらってください。
【もちもちポテトウフハンバーグ】
- 豆腐200gを水切りをする。
- ジャガイモ中1個(100g程度)を皮ごと水洗いし、ラップで包みんで電子レンジでチンする。(竹串がスーッと通るまで)。
- ニンジン中1本(100g程度)を粗みじん切りにして、電子レンジでチンして柔らかくする。
- ゆでたホウレンソウをみじん切りにして大さじ2の分量を用意する。
- 1から4までの材料と片栗粉大さじ1~2をボウルに入れ、ジャガイモと豆腐をスプーンなどでつぶす。その後、手でよくこねて混ぜ合わせる。
- 5を食べやすい形にまとめる。
- フライパンに油少々を熱し、片面を中火で焼く。
- 焼き色がついたらひっくり返して弱火にし、ふたをして蒸し焼きにする。
- 火が通ったら出来上がり!
ポイント:ゆでたホウレンソウの代わりに、コマツナやグリンピースで緑色を添えてもよいでしょう。食べるときに、ケチャップやマヨネーズを薄くぬってもOKです。
【ダブル豆腐ハンバーグ】
- 豆腐200gを水切りする。
- タマネギ1/2個をみじん切りにして、電子レンジで20秒ほど加熱する。
- ボウルに豆腐、タマネギ、鶏胸ひき肉150g、片栗粉大さじ1~2を加え、豆腐を崩しながらよくまぜる。
- 高野豆腐をすりおろしながら3に混ぜる。(好みの固さになるまで)
- 4を食べやすい形にまとめる。
- フライパンに油少々を熱し、片面を中火で焼く。
- 焼き色がついたらひっくり返して弱火にし、ふたをして蒸し焼きにする。
- 火が通ったら出来上がり!
ポイント:豆腐と高野豆腐を使ったダブル豆腐のハンバーグです。高野豆腐がつなぎの役わりをしてくれます。作るときに、塩や味噌少々で味をつけてもOKです。
離乳食完了期(12ヶ月~18ヶ月)
1歳を過ぎた完了期になると、ヘルシーな豆腐ハンバーグは大人の一品としてもそのまま食べられます。取り分けをするときは、出来上がったハンバーグに後から味をつけるようにしてください。赤ちゃんが好きなあんかけをかけてあげるのもオススメです。
【豚ひき肉の豆腐ハンバーグ】
- 小さめのタマネギ1/2個と小さめのニンジン1/2本をすりおろす。
- ボウルに1と豆腐200g、豚ひき肉200g、塩少々を入れ、よく混ぜてこねる。
- 2を食べやすい形にまとめる。
- 油は入れずにフライパンを熱し、両面を中弱火で焼く。
- 焼き色がついたら水少々を入れてふたをし、蒸し焼きにする。
- 竹串をさして透明な汁が出てくるようであれば出来上がり!
ポイント:豚ひき肉は完了期になれば安心して使えます。ぜひ新しい豆腐ハンバーグの味を楽しませてあげてください。なお、焼くときはひき肉から脂が出ますので、フライパンに油は不要です。
【あんかけ豆腐ハンバーグ】
- ここまで紹介してきた中からお好きな豆腐ハンバーグを一品作る。
- シイタケ1枚をゆでて、みじん切りにする。
- シイタケ、だし汁・大さじ3、しょうゆ・小さじ1、片栗粉・小さじ1と1/2を小鍋に入れ、火にかける。
- 片栗粉がかたまらないようにかき混ぜながら、とろみをつける。
- とろみのついたあんをハンバーグの上からかければ出来上がり!
ポイント:フォークを使って食べられるようになったら、あんかけハンバーグで目先を変えてあげましょう。
アレルギーには気をつけて
栄養豊富で消化・吸収もよく、赤ちゃんにも食べさせやすい豆腐ですが、ダイズアレルギーを起こす可能性がないとは言い切れません。離乳食初期のころは特に気をつけて離乳食を進めていきましょう。
パパ・ママの分も一緒に作れる豆腐ハンバーグ、入れる野菜や食材をくふうしながら、バリエーションを増やしていってくださいね!