赤ちゃんと触れ合うベビーダンスの効果を知ろう!
赤ちゃんともっと触れ合いたい、愛情を注ぎたい、だけど時間もないしやり方もわからない……と困っているお母さん達におすすめしたいのが「ベビーダンス」です。
ベビーダンスは近年注目されているお母さん達に人気のエクササイズです。手軽にできるこの方法で、育児をもっと楽しんでみませんか。
ベビーダンスとは?
ベビーダンスとは、お母さんが生後3ヶ月~24ヶ月(首がすわった抱っこ紐で抱っこできる赤ちゃん)の赤ちゃんを抱っこしながら、リズムに合わせて踊るエクササイズの事です。抱っこ紐やおんぶ紐を使い、安全に留意して楽しく行います。上半身を保って踊る、英国式の社交ダンスをルーツに、プロ社交ダンサーが考案した日本ベビーダンス協会発祥のダンスです。
歩く動作を中心に、本格的な社交ダンスのステップも取り入れています。専門家によって安全性や効果が保証されているため、安心して取り組む事ができます。
日本語の童謡や、英語の歌などの音楽に合わせて踊ります。基本ステップでしっかり練習した後に徐々に難しいステップを踏んでいくなど、段階的にダンスを楽しむ仕組みになっています。また、赤ちゃんの頃から英語に慣れ親しむ事で英語教育にも良いとされています。歌詞テロップ付きのものを見て踊り、ダンスに慣れてきたら一緒に歌って楽しむ事もできます。
ベビーダンスは赤ちゃんとお母さんのためのエクササイズです。お母さんと赤ちゃんが密着する事が大切であり、その一体感が重要です。赤ちゃんはお母さんの呼吸やにおい、あたたかさなどを身近に感じる事で、コミュニケーションをより深くとっているからです。密着度の高いベビーダンスは、そういった意味ではとても赤ちゃんにとって良いものだと言えます。
お母さんが赤ちゃんを抱っこしながらリズムに合わせて踊るというエクササイズは、簡単な動作で楽しめるもので、安全性も考えられており、自宅でも短時間でできるものです。基本的な姿勢を身につければ、簡単に綺麗な姿勢を保てるようになるという効果もあります。特に難しい準備や必要なものがない事から、近年人気が高く、赤ちゃんとの触れ合いをより大切にするために始めるお母さんが多いです。
ベビーダンスのメリットとは?
それでは、ベビーダンスにはどのようなメリットがあるのかを詳しくご説明していきます。
赤ちゃんがお母さんを間近に感じる
ベビーダンスでは、赤ちゃんがお母さんの温もり、呼吸、匂いをスキンシップしながら間近に感じる事ができます。こうして五感を使ってコミュニケーションを取る事で、赤ちゃんに安心感を与え、満足感をもたらす事ができます。また、ベビーダンスで適度な揺れを与える事によって、ぐずっていた赤ちゃんが泣きやんだり、機嫌がよくなったりする事もあります。
赤ちゃんの寝つきが良くなる
特に、寝つきの良くなる赤ちゃんは多く、ベビーダンスを行っている間に眠ってしまう赤ちゃんも少なくありません。心地良い音楽や揺れで赤ちゃんがリラックスし、快眠へ導く事が出来るという効果の表れであると言えるでしょう。お母さんが寝かしつけるのが上手くなるという効果もあります。
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赤ちゃんと触れ合える
また、忙しくてなかなか赤ちゃんと触れ合う時間が取れないお母さんにも、短い時間で効率的にコミュニケーションをとる事ができるため、おすすめできるツールのひとつであると言えます。赤ちゃんと一緒に、手軽に時間を問わず、気軽にできるベビーダンスを行う事で心のリフレッシュをする事も出来ます。
抱っこが楽しいと感じる
ぐずっていたり、夜泣きをしていたりと、つらくて億劫になりストレスに感じていた抱っこが、段階をしっかりと踏んでベビーダンスをする事で赤ちゃんをあやす事で、楽しいものだと認識できる時間に変わるという効果もあります。
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ストレス解消
昼間に有酸素運動であるベビーダンスをしておく事で、子育てに対するイライラが軽減され、家庭内でストレスをぶつけてしまったりする事がなくなったりするという、精神的な面でのメリットも期待されます。
サークルのように赤ちゃんを連れたお母さん達が集まってベビーダンスをするので、そこで育児の話をしたり、情報交換をしたりできるため、ストレス解消にもなり、全体的に心にゆとりが生まれます。家にこもる事がなくなるので、気持ちが外向きになり、明るくなる事ができるのです。
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お母さんの体力や筋肉を取り戻せる
産後に落ちていたお母さんの体力や筋力を取り戻す事にも役立ちます。インストラクターの真似をして軽い動きをすればいいだけなので、難しい動作はなく、ダンス経験がなくても楽しんで踊る事ができ、踊る事が出来た時に気持ち良さを味わう事もできます。ベビーダンスで踏むステップにより骨盤が矯正され、お母さんの姿勢や歩き方が綺麗になるという効果もあります。
赤ちゃんとお母さんの絆が深まる
赤ちゃんは好奇心旺盛なので、楽しそうに踊るお母さん達を見て、自然と笑顔になり、健やかに成長していく事ができます。幼い頃から親子の触れ合いを多く持つ事で、両者の絆が深まると言えるでしょう。
赤ちゃんがお母さんからの愛情をダイレクトにたっぷりと感じる事で、人との関わり方を自然と学べるようになるという効果もあります。お母さんからの愛情を深く感じる事により、自分に自信が持てるようになるのです。
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英語教育にも役立つ
そして、赤ちゃんの発育にも良いとされています。外国の歌を使ったりするため、将来耳に残っていて、英語の勉強の際に役立つ可能性もあるのです。もちろん、リズム感を養う事も出来ます。
お母さんと直接言葉を交わしてコミュニケーションを取る事ができない赤ちゃんとの最大のコミュニケーションツールとしてベビーダンスは適しています。効率的なスキンシップとして取り入れると良いでしょう。
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ベビーダンスにデメリットはあるの?
今のところ、ベビーダンスに主だったデメリットはありません。ただ、膝や腰が痛かったり、体の一部に負荷がかかっている状態で無理に受講すると悪化してしまうので、やりすぎには注意してください、
ベビーダンスの準備運動
それでは、ベビーダンスの準備運動についてご説明します。準備運動は、赤ちゃんとお母さん両方にとってのベビーダンス前のリラックスに適しています。
お母さんはストレッチから始める
まず、お母さんのストレッチは必ずしておきましょう。インストラクターの方から、肩こりを解消できる体操や、ウエストや太もも、膝など、色々な筋肉を使い、日々の運動不足を解消してくれるようなストレッチを教えてもらえます。
赤ちゃんはマッサージから始める
ここからは赤ちゃんの準備運動です。赤ちゃんを仰向けに寝かせて、腕の付け根から手首に向かって優しく撫でるようにマッサージします。この時、力を入れ過ぎないように注意してください。この腕のマッサージから始めていきます。全体にまんべんなく力が行き届くようにします。
次に胴体のマッサージをします。赤ちゃんの胸からお腹に向かって両手の手の平で撫でます。力を入れて押し下げる事のないよう気を付け、優しく撫でおろします。赤ちゃんの両腕を胸の前に揃え、両腕を胸の中央から外側に向かって広げたり閉じたりします。この時も、ゆっくりやる事がポイントです。
その後、お母さんが、ゆっくりとしたリズムの歌を歌いながら足や腕を伸ばしたり、赤ちゃんを抱きあげたりします。赤ちゃんを笑顔にしたり、運動する準備をするために、くすぐってあげたりする事もあります。最初にストレッチをしておく事で、ベビーダンスでの動きに支障がなくなります。
ベビーダンスの方法
ベビーダンスは抱っこ紐を使って、赤ちゃんを抱っこしたお母さんがステップを踏むダンスです。ここでは、ベビーダンスの大まかな流れからご紹介していきます。
ベビーダンスを始める前に説明がある
レッスンは約1時間行われます。最初に赤ちゃんの健康状態の確認、受講の際の注意点の説明が行われます。その後に自己紹介を兼ねて始まりの歌が行われ、座ったままの遊びから、寝かせての手遊びをし、保護者のストレッチをします。
抱っこ紐がちゃんと装着されているか確認する
そして抱っこ紐の正しい装着方法についてのインストラクターからの指導と、実際に装着できているかの確認が行われます。赤ちゃんの首のサポートの指導が終わったら、いよいよベビーダンスのスタートです。
いよいよベビーダンス開始!
ベビーダンスは、まずリズムステップとウォーキングステップ、童謡に合わせてのダンス、体をほぐすための保護者のストレッチをして、終わりの歌、そしてもう一度赤ちゃんの健康を確認したらレッスンは終了です。
ベビーダンスでは、プログラムが変わるごとに赤ちゃんに水分補給をしてあげる事が義務付けられています。また、お母さんは常に赤ちゃんの首をサポートしておく事を忘れないようにしてください。
ひとつひとつのステップを着実にできるようにしてから次のステップに移りますが、ステップ自体は簡単なものばかりなので、ついていけないという事はありません。
簡単なステップを踏むところからスタートします。膝を曲げたり伸ばしたりして、リズムをとりながら前後に動きます。童謡に合わせて動くだけでダンスになります。
ベビーダンスの基本のリズムは3つあります。ルーツは社交ダンスなので、「サンバ」「ブルース」「ワルツ」が基本となっています。リズムについて知っていると、より踊りやすくなります。
サンバ
「サンバ」は背筋をまっすぐに伸ばし、膝を軽く伸ばしたり曲げたりしながらリズムをとるものです。赤ちゃんが眠りやすい効果が高いと言われています。
ブルース
「ブルース」は膝を前に向けてスイングさせる動きをします。体全体で大きく8の字を描くイメージを持ち、太ももの内側の筋肉を意識します。
ワルツ
「ワルツ」は西洋の舞踏音楽です。上下にリズムを取りながら、左右に体重を移動させ、体を左右に捻ります。
ベビーダンスが終わったら…
ベビーダンスは、最初は簡単なリズムから始まり、徐々に複雑なステップに変わっていくのが特徴です。
一日の終わりには童謡や簡単な歌を歌いながらその日一日のステップをおさらいします。終わりのストレッチをして深呼吸し、たかぶっている意識を落ち着ける時間を作ります。ベビーダンスは有酸素運動であるため、程よく汗をかく事が心地よさに繋がります。
ベビーダンスの動きの基本は「バウンス」という、膝の屈伸による上下運動にあります。この動きが羊水の揺れと似ているため、赤ちゃんがリラックスして眠ってしまうのです。
ベビーダンスの注意点
ここでは、ベビーダンスをする時の注意点をご紹介します。
こんな赤ちゃんは参加できない
ベビーダンスは、生後3ヶ月未満、首のすわっていない赤ちゃんを抱っこしてのレッスンの受講はできないので注意してください。また、受講前には必ず検温をし、平熱より1度以上高い場合、あるいは37.5度以上の場合など、体温が通常より明らかに高い場合の受講はできません。また、お母さんが妊娠中の受講もできません。
抱っこを嫌がる赤ちゃんは参加できない
赤ちゃんが抱っこを嫌がる場合、無理に抱っこをしようとしてはいけません。その場合は赤ちゃんの気持ちを優先しましょう。赤ちゃんが途中で眠ってしまった場合は、特に気を付けて首を支えてあげてください。
当日の準備はこれ!
当日の準備物として、赤ちゃんが途中で水分補給をできるものを忘れないようにしましょう。お母さんは動きやすい格好をしてください。
抱っこ紐の位置は重要
抱っこ紐がきちんと装着されている事をインストラクターさんと一緒に確認し、赤ちゃんの安全を第一に考えましょう。抱っこ紐がきちんと装着できていないとお母さんの肩や腰にも負担がかかってしまいますし、抱っこ紐の位置は重要です。
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ベビーダンスのインストラクターになるには
ベビーダンスは、小児科でも推薦されているため、安心・安全です。また、自治体への出張もできるため、活動の幅も広がっています。産後でも無理なく活動する事ができ、現在のベビーダンスインストラクターは、大半が子連れ活動を経験した事がある人達です。
養成講座や勉強会などにもお子さんを連れていけるなど、サポート体制も万全です。合格した後も子供同伴で活動する事ができます。
まず自宅学習で予習をし、スクーリングで座学・実技口座を受講、その後もう一度自宅にて自己学習をします。認定試験は実技を中心に行われます。
ベビーダンスで愛情をたくさんそそいであげてください
ベビーダンスはお母さんの愛情の形のひとつです。たくさん愛してあげようというお母さんの、優しい気持ちの表れだと言えるでしょう。
その気持ちは必ず赤ちゃんに通じています。今日も明日も、もっともっとあかちゃんと触れ合ってあげてくださいね。