出産時の貯金額はどのぐらいだった?体験談15
出産時の貯金はいくらぐらいあったか、ママやパパに教えてもらいました。
貯金が少なくても、世帯年収が多いなら、妊娠が判明してからボーナスをそのまま貯金にあてたりなども可能ですが、生活水準を一気に下げるのは辛いもの。基本的にはコツコツ貯めておくことをおすすめします。
ただし、妊娠・出産には様々な手当があるため、大金が必要なわけではありません。あまり心配しすぎる必要もないでしょう。
出産時の貯金額が50万円以下
30万円からのスタート
ぴよぴよ(26歳)
出産時は私も嫁も派遣社員でした。時給はお互い1200円程度で、嫁はパートタイムでの勤務でした。私が月収20万円ほど、嫁は8万円ほどで、とても貯金ができるような裕福な暮らしはできていませんでした。
私は副業として休日に単発のお仕事を度々行なっており、それでも月3万円程度でした。妊娠がわかった当時は全く貯金がなく、ゼロからのスタートでした。外食をやめたりと、なるべく節約するようにこころがけ、出産する頃には30万円貯金する事ができましたが、満足いく額ではありませんでした。
出産した後にもお金は必要になります。嫁は働けなくなるわけですから、もっと計画的に貯めておけばよかったと反省しています。
24万円
ならなら(40代前半)
初産時は、私と妻ともに36歳でした。妻は妊娠を機に正社員からパートになりました。さらにつわりが始まると退職となりました。それにともない、世帯年収が激減しました。生活は厳しくなりましたが、住んでいる市役所等の公的補助がありましたので、妊娠中の出費はほとんどかかりませんでした。
また、生まれてから赤ちゃんの物を買い揃えるつもりだったので、事前の出費もほとんどありませんでした。1ヶ月平均2万円で貯めていました。特に意識はしていませんでしたが、これぐらいの金額なら続けられると思っていました。
20万円
戸田遥香(30代後半)
妊娠がわかったのが結婚して1年目でした。結婚が30代後半と遅く、これまで自由に生活してきたこともあり、お互い家計にお金を入れつつ、残りは自分で管理するというかたちを取っていました。
このため、一年で家計の貯金は20万円ほどしかなく、私は独身時代の貯金が500万円ほどありましたが、結婚時に式、旅行や引っ越し、冠婚葬祭に関わる出費もあったため、貯金は目減りして心もとなくなっていました。
出産時は私が37歳、夫が43歳で、世帯収入は私が400万円、主人は年収の上下が激しい業種で、300万円ほどでした。私の仕事復帰は保育園に合わせたため、1年2ヶ月の育児休業となりました。
いろいろな制度で出産費用は賄えると思ったのですが、帝王切開や入院延長などの予想できない事態や、産後の紙おむつ、ベビー用品などの雑費に加え、増えるであろう水道光熱費など今後の家計も心配になり、固定費や外食費での節約をと事前の出費シミュレーションを重ね乗り切りました。
出産時の貯金額が50万円以上100万円未満
70万円の貯金でまさかの双子!
ume(34歳)
出産時の貯金額は70万でした。出産時私が29歳、妻が30歳の時でした。その当時私だけが働いている状態だったので、私の給料の手取り23万でやりくりしていました。子供が大きくなったら、妻には仕事をしてもらう予定で話しを進めていました。
取り敢えず70万あるから貯金を崩せば何とかなると思っていましたが、なんと赤ちゃんが双子!ベビー用品の準備もあり、貯金は減る一方でした。
出産後も、ミルクもおむつも二人分なので、正直きつかったです。少しでも節約になればと思い、今までは毎日飲んでいたビールを週末の1回だけにしました。それだけで1ヶ月8000円の節約になり、ミルク代にあてていました。
80万ぐらい貯めました
はんなりさん(35歳)
初産は29歳で、貯金はだいたい80万ぐらいありました。出産の前に結婚式をしたので、独身の頃から貯めていた貯金はほとんどなくなっていたので少し不安でしたが、お産に関しては出産育児一時金が出るということは知っていたので、「それほど貯めなくても大丈夫かな」と楽観視していました。
結果、妊娠経過も順調で、特に問題なく出産できたので、特別加算された金額はなかったのでホッとしました。
出産後には少しだけ育休を取ったのですが、振り込みには時間差があります。そこまで切迫している訳ではありませんが、振込があると安心しました。赤ちゃんが生まれると確かにお金がかかりますが、出かける場所なども制限されるので、想像よりあまり使いませんでした。
80万から貯金は少し減りましたが、終わってみるとあんなに不安にならなくても大丈夫だったと思っています。
出産時の貯金額が100万以上200万円未満
100万円で不安だったけど・・・
虹の親(36歳)
出産時の貯金額は約100万円程でした。この貯金額ではかなり不安がありました。
7月頃に妊娠がわかり、3月の出産だったため、夏、冬のボーナスを極力使わず出産資金にあてました。正直なところ出産に掛かる費用はなんとかなるだろうと思っていましたが、それ以外に掛かる費用が心配でした。なにせ初出産だったのですから、何にいくら費用が掛かるかわかりませんでしたし、通院費用すらどれくらい掛かるのかわからず不安なことばかりでした。
節約して給料を貯金したり、ボーナスも貯金しましたが、結果的に100万程度貯金があれば余裕を持てました。2人目は貯金額なんて気にすることもありませんでした。
120万しかなくてかなり不安
山田りか(30代後半)
出産時の貯金は二人合わせて120万ぐらいでした。結婚式、新居などの引っ越し費用、家具に200万程使ってしまい、あまり残っていませんでした。その時の夫婦の年齢は共に28歳で世帯年収は500万ぐらいでした。私が妊娠を機に仕事を辞めたので、収入は主人だけでした。
正直、結婚後もまだまだ働く予定だったのですが、妊娠中につわりなどで体がしんどくて、まわりに迷惑をかけてしまうので退職を決めました。でも、主人だけの年収では大丈夫かと不安でした。
貯金が120万で「この先、大丈夫かな」と妊娠中はかなり心配になりました。食費を浮かす為に実家に助けてもらったりと、協力をお願いして、出来るだけ節約を心がけました。
共働き100万円で後悔
田中 萌(33歳)
私たち夫婦は、結婚してから現在も共働きです。一人目の子どもの出産時の貯金額は100万ほどでした。当時の世帯年収は900万ほどで、私も夫もそれぞれ450万ずつの年収でした。それもあり、貯金額は少なかったものの、特に不安はありませんでした。
ところが、出産は緊急帝王切開となり、出産一時金を20万ほど越える費用が必要になりました。さらに、出産手当金も産後8週間が過ぎた後に手続きを行い、振り込まれるまで約1~2か月かかるということが後々判明し、約4か月間は私の給与なしの生活でした。 生活レベルを下げることはなかなか難しいことでしたが、夫ともよく話し合い、とにかく節約できるところは節約し、必要ないものは売ったりなどして、初めて貯金を計画的に行いました。
働いている時に何故ちゃんと貯めておかなかったのだろうと後悔しました。 生まれてからも、オムツ代はもちろん、母乳をあまり飲んでくれなかったので、ミルク代もかかりました。妊娠・産後に精神的に安心感を得るためにも、計画的な貯金は非常に大事です。
100万円で入院2ヶ月
まりも(20代後半)
出産時の貯金額は100万円でした。私は専業主婦だったので収入はなく、主人の収入だけが頼りでした。出産時の年齢は夫婦共に27歳で、主人の年収はボーナスで変動はあるものの約500万円です。
妊娠前は100万円あったら足りるだろうという思いがあったのですが、私の場合は切迫早産疑いで入院を2ヶ月間してしまい、思っていた以上に出費がかさんでしまいました。
後で役所に申請すれば返ってくるお金もありましたが、一度は全額こちら負担だったので、100万円でもぎりぎりでした。妊婦健診、エコー、検査、ベビー用品など細かいものも考えると出産をするだけでも結構な額は貯金しておいたほうがよいと思います。
出産時の貯金額が200万以上300万円未満
貯金額200万で不安にならず
ともこ(30歳)
出産時の年齢は、夫が30歳でわたしが29歳でした。結婚にともない転居したため、わたしは仕事を辞めて専業主婦の状態での妊娠・出産でした。夫の年収は500万程度でした。
出産時の貯金額にたいして特に不安はありませんでした。わたしは持病の関係で総合病院の大部屋での入院を予定していたため、お金がかからないイメージを持っていたからだと思います。
実際に、出産にかかった費用のほとんどが給付金で補えました。ただ、産後は子どもの教育費などが気になってきました。家を購入したいという思いもあるので、少しでも貯蓄を増やせるよう夫婦で頑張っています。
間に合わず200万円で出産
みかん(31歳)
元々結婚した時から子供が欲しいと思っていたので、結婚してからは子供貯金として少しずつ貯めていきました。共働きだったので、お互い稼いでいましたが、主人には独身時代の貯金がほぼゼロでした。
本当はもう少し300万円~400万円くらいは貯めたかったのですが、間に合わず、最終的に200万円になりました。
妊娠中は仕事はできなくなるので、経済的に不安があったので、産休・育休をとって早めに復帰しました。妊娠中~出産~育児まで節約していた事はやはり食事代です。少しでも安売りしているスーパーがあれば遠くても行ける範囲で毎日いろんなところに行きました。
200万円。出産は良いけど、その後は…
佐藤洋子(35歳)
第一子を出産したのは、私27歳、夫29歳の頃です。貯金200万円前後でしたが、全て私が独身時代にためた貯金であり、結婚して世帯貯金になりました。
当時の世帯年収は、夫400万円、私が250万円ほどで、世帯年収は650万円でしたが、私は立ち仕事だったので、妊娠をきっかけに仕事をやめました。いっきに世帯年収がダウンするので、今後の生活を考えると、心もとなく不安が大きかったです。
もう100万円ぐらい貯金があれば、気持ち的にもゆとりが持てたと思います。専業主婦になってからは出来る限りの節約に励むように頑張りました。
200万円。妊娠中も節約
新城ちこ(31歳)
出産時の世帯での貯金額は200万円です。主人が30歳、私は26歳の時でした。共働きだったので、夫400万円、妻300万円ほどで、世帯年収は700万円です。
私は産休・育休をとり、仕事はやめませんでした。出産に関しては、そこまでお金の不安はなかったですが、マイホームが欲しかったのもあり、独身のときから家計簿をつけていましたので、予算を組んで節約に取り組んでいました。
妊娠中も主人の朝ごはん、昼ごはん、夜ごはんは自炊し、私の産休育休の手当はそのまま貯金にまわすようにしました。
出産時の貯金額が300万円以上
400万円
小林幸夫(40代後半)
妻が出産したのは31歳の頃で、私は当時43歳でした。世帯の貯金額は400万円です。世帯年収は、夫500万、妻250万で、約750万円。共働きです。
妻は産休・育休後、認可保育園は待機児童となり職場復帰がかなり危ぶまれましたが、ギリギリのところで0歳児クラスに1枠空きが出て入園出来ました。
出産時の貯金額としては、まぁ問題のない水準だとは思います。産まれてからの出費では保育園に月5万円以上払っていますので、この負担はかなり大きいと感じますが、無認可園だったらもっと高額になったので、何とも言えません。その他ではやはり、ミルクとオムツ代が結構かかります。
共働き時代の1200万円
高橋綾子(37歳)
34歳で第一子を出産しました。当時、夫は37歳です。出産時の世帯での貯金額は800万円くらいあったと思います。それとは別に私個人の貯金が400万円くらいありました。
夫婦二人共働きで、夫が年収800万、私が200万円で、世帯年収は1,000万円です。私は産休、育休を取り、仕事復帰をしようと思っていましたが、保育園に入れず結局仕事を辞めました。そういう意味では、本当に貯めておいてよかったなと思います。
出産時の貯金額に関しては共働きだったこともあり、全く不安はありませんでした。むしろ今より収入があったので育児グッズなどは雑誌をみて良いと思うとすぐ購入しました。
出産時の貯金はそれほど必要ないけれど…
日本では妊娠・出産には、多くの補助がありますし、医療費の上限額も決まっているので、さほど心配はありません。
出産時にいくら貯金があると安心か、世帯年収や生活水準にもよるので一概には言えませんが、一般的な産院で出産する場合は100万円あれば十分なケースが多いはずです。
しかし、問題は妊娠をきっかけに妻が仕事をやめた場合の生活費やこれからの子供の教育費用です。0歳のうちはおむつ代、ミルク代のみですが、年齢が上がるにつれて教育費は増大します。
「意外にお金はかからないのね」と安心するのではなく、今後のライフプランを考える機会としましょう。
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