チャイルドシートを嫌がる赤ちゃん
赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がる時にできる対策15
赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がる理由を解説し、チャイルドシートに好きになってもらうための対策をご紹介。先輩ママが効果を実感したおもちゃやグッズ、動画・音楽、上手に気をそらす方法もまとめました。シートベルトの調整やサンシェード(日よけ)なども忘れずに、ドライブを楽しみましょう。
赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がる!好きになる方法はある?
チャイルドシート嫌いの赤ちゃんは、乗せる時に「絶対イヤ!」と暴れたり、いざ走行してからも「降ろして!」と泣き続けることも珍しくありません。
しかし、こんな状態では運転するママやパパは気が気ではなく、危険を伴います。せめて運転する人以外に、誰かが赤ちゃんの隣に座っていてくれればいいのですが、必ずしもそうも言ってられない状況もあります。
今回は、赤ちゃんにチャイルドシートを好きになってもらうために先輩ママたちが実践した対策をご紹介します。座らせる時・走行中など、快適なドライブを楽しむために参考にしてみましょう。
赤ちゃんがチャイルドシートに座ると泣く理由
まずは、なぜ赤ちゃんはチャイルドシートが嫌いなのか、考えていきましょう。
赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がって泣くのはどうしてなのか、考えられる理由をまとめてみました。
- シートに慣れておらず、居心地が悪い
- 自由に動けず退屈
- ママやパパなどの顔が見えなくて怖い
- 車の臭いや気温、日差しが不快
- シートベルトで体が痛い
赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がるのは、チャイルドシートのシートベルトなどの調整が上手くいっていなかったり、車の臭いや日差しなどが原因となっている可能性もあります。まずはこの点は必ず確認し、サンシェード(日よけ)や消臭剤などを活用しましょう。
その以外では、やはり車独特の空間に慣れておらず、不安や居心地の悪さを感じているのが大きな原因です。こうした赤ちゃんのマイナスの感情をいかに和らげられるかが、チャイルドシートを好きになってもらうコツと言えます。
赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がる時にできる対策
赤ちゃんにチャイルドシートを好きになってもらうために、先輩ママやパパが実践した方法をまとめました。
- ぬいぐるみを後部座席に同乗させる
- 車に乗ったらすぐ眠れるようにお昼寝やおでかけの時間を調整
- 話しかけて、楽しい雰囲気を作る
- 車専用のおもちゃを用意する
- 泣き続けるようなら一度停止し、しばらく抱っこする
- 音楽やラジオを聞かせる
- 好きなキャラクターのカバーやシールで車内を飾る
- 動画を見せる
- ミラーを設置し、運転席のママの顔が見えるようにする
- お菓子を食べさせる
- 普段使用しているタオルケットを持ち込み、安心させる
チャイルドシートを好きになってもらうために実践したこと体験談
赤ちゃんにチャイルドシートを好きになってもらうために、先輩ママが実践したことの体験談です。赤ちゃんが喜んだおもちゃや動画、気をそらせるために有効だった方法などをご紹介します!
大きなぬいぐるみのチャイルドシート同乗作戦!
佐藤かえで(30代後半)
1歳半頃から託児所に行き出したのですが、毎度毎度チャイルドシートのベルトを嫌がって大暴れ・ギャン泣きする息子にほとほと疲れました。移動距離は短いものの、当時「脱・ペーパードライバー」したばかりだった私は、この運転前の格闘のせいで、週一の託児時間でリフレッシュするどころかげっそり。対策を練って、車に乗る前に十分に時間をとったりしても、結局効果はありませんでした。
そこで、後部席・息子の横にもうひとつの予備チャイルドシートをのせ、巨大クマぬいぐるみのルミ―ちゃんをのせてベルトを着用。「ルミーちゃんは偉いな~、黙って座ってベルトも締めるんだもんねえ。こうしないとママ危なくって運転できないって、よく知ってるんだよね~」などと、お気に入りのぬいぐるみに話しかける姿を息子に見せつけました。すると息子は目を丸くして見入り、おとなしくベルトを締めてくれたのです。
以来、運転する際にはルミーちゃんが同乗するようになり、場所はとられましたが乗り降りがスムーズにいくようになりました。
チャイルドシートに乗る前はお昼寝させない
みき(28歳)
長女は赤ちゃんの頃、チャイルドシートが嫌いで、お出かけのときはいつもギャン泣きでした。5ヶ月ごろ、最初は体勢が嫌なのかなーって思いましたがそうでもないらしく、丁度ズリバイをしだした頃だったので身動きがとれないことが嫌だったみたいです。曲を流したりしてもダメでした。
最終的に授乳をし、寝落ちしてからチャイルドシートに乗せ、それから走り出すことが1番の解決策でした。
月齢が上がるにつれてお菓子が食べられるようになったので,赤ちゃんせんべいを食べさせながら車に乗るとそのまま寝落ちしてました。Youtubeなどで動画を見せることもありました。
そうした試行錯誤が約2年間続き、今では普通に乗れるようになりました。
家族全員で楽しい雰囲気づくり
りぐみ(40歳)
上の子はチャイルドシートが大好きで、車に乗ったらすぐに寝てしまったのに対し、下の子はチャイルドシートに乗ると、降ろしてほしいとグズって泣くことが多々ありました。
そのため、チャイルドシートに乗せる際は、家族全員で下の子に話しかけたり、遊んであげたりしていました。上の子もよく協力してくれて、本当に助かりました。
また、たまには新しい玩具を与えたりして、うまく気をそらせていました。
その甲斐あってか、1歳を過ぎるころにはあまりチャイルドシートを嫌がらなくなりました。家族総出で下の子が退屈してぐずらないように、話しかけたり歌をうたったりしたおかげだと思います。現在3歳になりましたが、チャイルドシートは大好きです。
おすすめは『けろっとスイッチ』
まりお(36歳)
息子が1歳になる前にチャイルドシートをとっても嫌がりました。じっとしているのが苦手で、しばらくは乗っているのですが、すぐに出して欲しいと大騒ぎでした。あまりにも騒ぐので運転に集中できませんでした。
そういう時は、『けろっとスイッチ』という、音がなるぬいぐるみおもちゃがあって、それをつけていました。『けろっとスイッチ』というのは、泣いている赤ちゃんをすぐに泣き止ませることができるという意味でけろっとスイッチというみたいです。
息子が大好きなくまのプーさんのけろっとを購入し、チャイルドシートに乗ったら手渡していました。チャイルドシートに座るとそれで遊べるので、おとなしく座ってていられるようになりました。
乗せる時と走行中の2パターン対処法
ねこ(20代後半)
赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がるのには、乗せる時と走行中と2パターンあります。
まずは乗せる時に嫌がる場合、おしゃぶりやおもちゃなどで気をそらして機嫌のよくなったときを狙って装着します。それでも泣くような場合はビニール袋を使います。ビニール袋の音が好きなようで、手に持ったり足で蹴ったりして自分で音を出して遊びます。走行中も手に袋を手の届くところか足元に置いておくと自分で遊んでくれます。
次に走行中に泣き出した場合です。この場合もおしゃぶりやおもちゃを口に入れると落ち着くことがほとんどです。ですが、それでもダメな場合は安全なところで一旦止まって一度降ろします。眠くてぐずっているか、体勢に飽きてしまった場合がほとんどなので、しばらく抱っこしてあげると落ち着きます。
チャイルドシートから気をそらせる方法
おにぎりマン(33歳)
ハイハイなど自分で動けるようになった、6か月ぐらいからチャイルドシートを嫌がることが時々ありました。チャイルドシートに乗せようとすると、体を突っ張ったり、グニグニ動いてどうにかして逃げようと本人は頑張っていました。
乗せないと出発出来ないので、まず私は全然関係無いことを話しかけて気をそらせます。例えば「今日の朝ごはんのバナナ美味しかったね。明日もバナナあるかなぁ」など、うちの子は食べることが好きなので特に食べ物ネタで話しかけます。「えっ」という顔をした隙に乗せてしまいます。
他にも「あれはなんだ!?」といきなり驚いてみせたりしても効果はありました。それでもダメな時は、何かおもちゃを取り出して気をそらせます。おもちゃに気を取られているうちにベルトを締めてしまいます。乗ってしまうと暴れなくなるのでそのまま出発します。
抱っこをいっぱいすること
嶋田恵子(40代前半)
赤ちゃんの頃、チャイルドシートにおしりが付いた途端、泣き出して体をよじらせました。どうしても嫌がるときには、何十分も抱っこして機嫌を取りました。他には、好きなおもちゃを持たせたり、誰か隣に座って機嫌を取ってもらったりと、その時に合わせて工夫しました。
また、運転中にぐずりだしたときには、途中で休憩を入れます。一度泣き出すと絶対に泣き止まないからです。しばらく抱っこして機嫌を取ると、そのうち車の揺れで気持ち良くなり寝てくれます。
子供の好きな音楽をかけたり、歌を歌ったり、いっぱい声掛けしたりとできる限りママをアピールしていると、少しずつ慣れてくれました。日が当たるときも嫌がるので、日に当たらないように影を作るなどの工夫も必要だと感じました。
装着は話しかけなら、走行中は気を引くものを用意
はなまる(30代前半)
うちの子は乗せていた時はグズっていても、いざ車が動き出すと泣き止むことが多く、車の振動が心地良いのかスヤスヤ眠りだすことも。友達に話したところ、これは『赤ちゃん、あるある!』みたい。
月齢が小さく、ベルトを自分で外すことはまだ不可能なので、装着は不安にならないように話しかけながら、なるべく手早く、着けたら諦めてもらいます(笑)。
視界に何かあると気持ちがまぎれるのか、日よけのシェード(うちは星柄)を下ろすと、大人しくそちらをじっと見ています。他にも、人の声は安心するのかラジオをつけると泣き止むこともあります(音楽だと賑やかすぎてダメみたいです)。
おもちゃや音楽で気を引いていました
きりん(30代後半)
チャイルドシートに子供を始めて乗せたのは新生児の頃です。それは産院から退院するタイミングだったのですが、その時はあまりにも小さすぎて全く嫌がることなくチャイルドシートに乗ってくれました。
しかし、成長するとやはりシートに縛り付けられるのが嫌なのか、かなり嫌がる時もありました。そういう時でも、チャイルドシートに乗せないわけにもいかないので、乗せるのですが、泣きわめきながら嫌がるので、すごくかわいそうになります。
対策としては子供用の音楽CDをかける、好きなおもちゃやぬいぐるみを車内に持って行って、気を引くということでした。それでもうまくいかない時もありましたが、それが良いきっかけとなって、泣かずに乗ってくれることが少しずつ増えました。
車内の環境を整えました。
あか(34歳)
次男はチャイルドシートが大嫌いで、乗せるたびに大号泣で大変でした。特にチャイルドシートのシートベルトが嫌いなようで、シートベルトを取りたがり大変でした。
ネットなどで調べて、チャイルドシートのベルトに、次男の好きなキャラクターの布カバーを被せました。また、次男の好きな音楽のかけたり、キャラクターのぬいぐるみを車の天井から吊るしたりして、車内の環境を次男の好きな環境に整えました。
1番効果的だったのは、次男の座るチャイルドシートの席のドアガラスに、好きなキャラクターの剥がれるシールをセッティングしました。チャイルドシートに乗りながら、そのシールを貼ったり剥がしたりしてご機嫌に遊び、チャイルドシートにのってくれるようになりました。
ぐずったら魔法の曲!
さっこ(27歳)
現在2才5ヶ月の娘と9月に第二子出産予定の母です。上の子が生まれてすぐから使用していたチャイルドシート。最初は乗せられるがままだったのが、どんどん意思表現できるようになり生後10ヶ月になる頃から「チャイルドシートになんか絶対乗りたくない!」と言わんばかりに大号泣する様になりました。
そんな時に、出会ったのが赤ちゃんが不思議と泣き止むという「ムーニーちゃんのおまじない♪」と「ふかふかかふかのうた」という曲でした。moonyのキャラクター・「ムーニーちゃん」が登場する赤ちゃんの泣きやみ動画として作成されたものと、LOTTEのキャンディ「カフカ」(今は取り扱っていないかもしれませんが)のプロモーション動画だそうでどちらも色んな効果音や転調する歌い方によって赤ちゃんが泣き止むという事でした。
ドキドキしながら娘に聴かせると効果てきめん!最初は寝ぐずり時に聴かせていましたが、チャイルドシートに乗った時に車で流してみると今までの嫌がりが嘘みたいに曲に聞き入って大人しくお座りしてくれていました。第二子の時も、頼りにしようと思います。
後部座席にモニターをつけました
みるみる(40代前半)
私の子供はとにかく赤ちゃんの頃からよく泣く子供で、ベビーカーはもちろんのことチャイルドシートでも常に大号泣していました。車内と言うのは泣き声が響き渡るので、特に親への精神的な負担も大きいんですよね(汗)。
チャイルドシートを後部座席にうしろ向きに設置しないといけない時期は、「ママ見てミラー」というのをつけて、赤ちゃんにも私の顔が見られるようにし、常に声掛けをしていました。
それでもダメだなと思ったら車用のモビールのおもちゃをつけましたが、効果はイマイチ。
子供が1歳半くらいになったら後部座席用のモニターを付けてDVDを見せていました。結局これが一番効果的でしたね!当時は車で常にアンパンマンやノンタンなどのDVDを見ていました。
車専用のおもちゃを用意!座れたら写メ作戦
y.mama(27歳)
我が家では車専用のおもちゃを用意しました。お歌が大好きな我が子のために車にしか置かない音の鳴る絵本も買いました。
赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がる理由としては、怖い、狭い、窮屈、ヒマ、などが挙げらえると思います。そこで、チャイルドシートに乗れば楽しい事がある!と覚えさせるのが一番だと考えたんです。
ご機嫌に座れた時はたくさん褒めてあげて、「かっこいい所を撮ってあげよう!」と言って写メを撮りました。その結果、チャイルドシートに乗れば楽しい、嬉しいと覚えてくれました。
お気に入りのおもちゃを見つけるまで…
斎藤きみえ(30代前半)
赤ちゃんの頃、チャイルドシートをつけようとすると嫌がって泣いてしまうことがほとんどでした。隣に居てあやしていてもダメな時はダメでしたね。
車で遊べる、良いおもちゃを求めて、色々と買いました。5個目の光る・音が鳴るおもちゃを気に入ったようで、そのおもちゃがあると静かにできるようになりました。
あとは、信号が赤で止まっている時は子供とじゃれるようには心がけています。
私一人じゃ不安な時は旦那さんに運転してもらって、私が子供をあやしている感じです。それが一番静かに落ち着いていてくれるなと思いました。
おもちゃ、動画、お菓子をフル活用
斎藤優香(29歳)
息子は新生児の時チャイルドシートにおとなしく乗ってくれていたのですが、首がすわりズリバイで動くのが活発になってきた5ヶ月くらいからずっと同じ姿勢で乗せられているのが嫌なのか嫌がるようになりました。
そこで、車内の温度には気を配り、チャイルドシートにお気に入りのおもちゃを準備し、 普段使っているタオルケットを敷いていました。そして、ぐずり出したらYouTubeなどでお気に入りの歌や動画を見せたりしました。
あまり見せすぎもよくないと思ったので、おもちゃを小出しにして渡したり、時には普段触らせないお財布や鏡などを出して興味をもたせていました。また、最終手段でお菓子を渡したりジュースをあげたりもしました。