育児・お世話

授乳中の栄養ドリンク、影響は?

授乳中の栄養ドリンクの影響は?選び方・飲み方・注意点

授乳中に栄養ドリンクを飲んでも赤ちゃんに影響はないの?赤ちゃんのお世話で疲れがたまってしまって体が辛い…栄養ドリンクを飲んで体力を回復したいけど赤ちゃんへの影響が心配…そんな母乳育児真っ最中の戦うママへ、授乳期の栄養ドリンクの選び方と栄養ドリンクに頼らない疲労回復方法をご紹介!

赤ちゃんのお世話でお疲れピーク…授乳中の疲労を栄養ドリンクでスカッと回復したい!

赤ちゃんが生まれると毎日がバタバタと忙しくてお世話だけでも大変ですよね…。寝ても覚めても赤ちゃん中心の生活、慣れないお世話でヘトヘトだと思います。特に母乳育児をしているママは疲れを感じやすいともいわれています。

普段なら「なんとか乗り切ろう!」と栄養ドリンク片手にグイッと飲んで疲れを吹き飛ばしたいものですが、食べ物や飲み物に気をつけなければいけない授乳中…体の疲れにピークを感じたときに思い浮かぶ栄養ドリンクですが、授乳中でも飲んで良いものなのでしょうか?

授乳中の栄養ドリンク、母乳、赤ちゃんへの影響は大丈夫?

「栄養ドリンクを飲みたいなぁ、でも赤ちゃんに影響ないかしら?」と思うママ達は、きっと体が疲れきってしまっているのだと思います。
母乳育児をしているママは、自分が口にするものが母乳やおっぱいを飲む赤ちゃんに影響がないのか何かと気になってしまいますが、疲れきった体での育児もまた、ママにも赤ちゃんにもあまりよくありませんよね。

CMなどでよく耳にするように、栄養ドリンクは頑張りたいときや疲労を感じたときに飲むもので、名前の通り、頑張りたいときに眠気を吹き飛ばしたりエネルギーを与えるような成分を含んでいます。
天然成分が配合されているなどすると、体に良い飲み物かしら?というイメージもありますが、そんな栄養ドリンクに含まれる成分は、授乳中の赤ちゃんへ何か良くない影響があるのでしょうか?

栄養ドリンクの種類

ドラッグストアの店頭にはたくさんの栄養ドリンクが並んでいますが、栄養ドリンクは成分により種類が異なり、「第2医薬品」「第3医薬品」「医薬部外品」に分けられます。
薬局やドラッグストアはもちろん、種類によってはコンビニやスーパーなどでも手軽に購入でき、最近では「エナジードリンク」といわれる疲れたときに飲むイメージの強い清涼飲料水、炭酸飲料も多く販売されています。

栄養ドリンクの主な成分

栄養ドリンクは体が疲れているときや風邪をひいたときなど、だるさや倦怠感を感じたときにも飲んだりしますよね。栄養ドリンクに含まれている成分にはどのようなものがあるのでしょう?風邪に効く成分も含まれているのでしょうか?
授乳中に栄養ドリンクを安易に飲めない理由はあるようです。

カフェイン

カフェインといえば眠気を覚ましたり、尿の排出を促す作用が有名ですが、他にも自律神経の働きや集中力を高めたり、運動能力を向上させるなどの効果も期待される成分です。
カフェインが配合された栄養ドリンクを飲むと頭がシャキッとすることがありますが、カフェインはアルカロイドという化合物の仲間で、「覚醒作用」「解熱鎮痛作用」があり、眠気、倦怠感、頭痛に効果のある医薬品にも活用されています。

ビタミンB群

ビタミンB群は体を動かすために必要な栄養素を効率よく吸収したり必要な働きを助ける栄養素で、ほとんどの栄養ドリンクにはビタミンB1、B2、ナイアシンなどのビタミンB群が入っています。
脂質の代謝を助ける働きもあり、不足してしまうと気力低下や疲労感を招き、神経炎を引き起こすと言われています。

タウリン等のアミノ酸

タウリン配合という栄養ドリンクはよく見かけますよね。タウリンには「血圧上昇を抑制する作用」と、「肝臓の働きを助ける作用」があります。体の中で合成できない必須アミノ酸ではありませんが、身体の中では必要量の5%程度しか合成できない成分で、どうしても不足しがちになってしまいます。

また、ミネラルバランスを整える働きのあるアスパラギン酸や、必須アミノ酸のバリンやロイシン、イソロイシンが含まれているものもあります。アミノ酸は新陳代謝を助けたり筋肉組織やホルモンの材料になる成分です。

ミネラルや生薬成分

ミネラルは貧血を改善するための鉄分や、骨を丈夫に保つために必要なカルシウムやマグネシウム、など栄養ドリンクの効能によって含まれる成分が変わってきます。また、生薬もニンジンエキスやローヤルゼリーなど強壮作用や代謝促進作用など栄養ドリンクの効能によって変わってきます。

栄養ドリンクの中には体に良い成分も入っていますが、糖分やカフェインなどの摂り過ぎては良くない成分も多く入っています。即効性があり体は楽になる感覚を覚えますが、栄養ドリンクは疲労時などに飲む補助ドリンクであることを忘れてはいけません。

風邪にも効くの?栄養ドリンクの効能

よく、風邪をひいたときに栄養ドリンクを飲むという話を耳にしますが、風邪にも効果があるのでしょうか?栄養ドリンクの効能として以下のものが挙げられます。

栄養ドリンクは、風邪への直接効果を期待できるものではありません。
薬ではないので風邪を治すために飲むものではありませんが、風邪で体力が落ちてしまったり、食欲がなくなってしまったときの体力回復や栄養補給としての効果は期待できそうです。栄養ドリンクの中でも、抵抗力を高める生薬成分の入ったものを選ぶと風邪のときにも効果的だといえます。ビタミンが多く含まれた栄養ドリンクも風邪の回復に必要な栄養補給には良いかもしれません。

要注意!授乳中には避けるべき栄養ドリンク

栄養ドリンクの中には体を元気にするためのたくさんの成分が含まれています。
疲れを取り、体力を回復させるための成分なので、とても体にいいものばかりに感じてしまいますが、大切な赤ちゃんに悪影響を及ぼしてしまうかもしれない成分が含まれているものも多くあります。
授乳中はどんな成分に気を付けたほうが良いのでしょうか?

アルコールの影響

栄養ドリンクの中には生薬などの成分を抽出するためのエタノールを使用していたり、気分を高揚させる効果を得るため、ごく微量のアルコール成分が含まれているものがあります。内臓が未熟な赤ちゃんは、アルコールを十分に分解できないので胃腸にダメージを与えてしまったり、そのほかにも脳への影響も心配ですよね。

メーカーによって違いはありますが、栄養ドリンクに含まれるアルコール分は0.2ml以下のものからどんなに多くても1.5ml程度なので、母乳から移行してしまったとしても赤ちゃんに影響はないといわれています。
しかし、栄養ドリンクの用量を守らずたくさん飲んでしまえば結果アルコールを多く摂取してしまうので、赤ちゃんに悪影響を及ぼしてしまう可能性も出てきてしまいます。

カフェインの影響

栄養ドリンクにはカフェインを含んでいるものが多く、1本あたり30mgから50mg程度含まれています。カフェインは母乳への移行率が高く、ごくわずかな可能性ですが赤ちゃんに影響を与えてしまう可能性はあります。

赤ちゃんがカフェインを摂取してしまうと

などの症状が出てしまうことも。
1歳に満たない赤ちゃんはカフェインの代謝能力がとても低いので、ママがカフェインの含まれる栄養ドリンクをたくさん飲めば、赤ちゃんに大切な睡眠の質が下がってしまいかねません。

栄養ドリンクに含まれるカフェインは全体の0.5%から1.5%程度でごくわずかなものなので、用量・用法を守っていれば心配はないといわれています。栄養ドリンクの種類によりカフェインの量にも違いがありますので、栄養ドリンクを選ぶときはカフェインがどれくらい含まれているのかもしっかりチェックしてから購入するようにしましょう。

栄養ドリンクに含まれている心配のある成分も、用法・用量をきちんと守って服用するのであれば、赤ちゃんへの影響はなく、特に心配はいらないようです。授乳期は、身体も脳も集中して成長する時期です。赤ちゃんの成長にも健康にも影響が出てきてしまわないようにしたいものですね。

手軽に買えるエナジードリンクは要注意!

最近コンビニなどでよく目にするようになった「エナジードリンク」ですが、容量によって差はありますが、1本あたり80mgから120mgのカフェインが含まれています。
栄養ドリンクとして販売されているものに比べると、含まれているカフェインの量はとても多く、アメリカで売られている製品になると、1本あたり300mgを超えるエナジードリンクもあるそう!
見た目のデザインもかっこいいものが多く、甘くて飲みやすく、手軽に購入できるのですが、妊娠中や授乳中のママは赤ちゃんのためにもエナジードリンクの摂取は控えたほうが良いでしょう。

授乳中のママも安心な栄養ドリンクを選ぼう!

どうしても取れない疲れや風邪のとき、授乳中だからとただ我慢しているのも負担となります。
赤ちゃんによくない成分が入っているなら、やっぱり栄養ドリンクは飲まないほうがいいのかも…と心配になってしまうかもしれませんが、選び方や飲み方に気を付ければ、基本的には授乳中であっても栄養ドリンクを飲んで大丈夫です。

授乳中のママも安心な栄養ドリンクを選ぼう!栄養ドリンクの選び方、飲み方

栄養ドリンクを選ぶときは必ず説明書きを確認し、飲んでも大丈夫なものかをチェックしましょう。きちんと記載されているものなら安心して飲めますが、中には妊娠中や授乳中の服用を禁止する栄養ドリンクもあります。

授乳中の栄養ドリンク選び方のポイント

・産前産後の滋養強壮、妊娠中授乳期の滋養強壮と記載されているもの
・ビタミンの入っているもの
・ノンカフェインのもの

赤ちゃんへの影響を一番に考えるのであれば、ノンカフェインの栄養ドリンクを選ぶととても安心です。母乳育児のママのために開発された栄養ドリンクなど、ノンカフェインのタイプもたくさん出ていますので、購入時に確認してみてくださいね。

栄養ドリンクを飲むタイミングにも配慮しましょう

ノンカフェインの栄養ドリンクであれば飲むタイミングもさほど気にならないのですが、栄養ドリンクに含まれているビタミンは食後に摂取すると吸収率が高まるので、飲むタイミングを選ぶなら食後がおすすめ。

しかし、カフェイン入りの栄養ドリンクは注意が必要です。妊娠中や授乳期の滋養強壮と記載されていてもカフェインが含まれているものもあります。
カフェインを飲んで30分程度でママの体のカフェイン濃度がピークになり、ゆっくりと代謝され、3時間かけて約半分の濃度になり5時間程で排尿されるといわれています。ですので、栄養ドリンクを飲んですぐの授乳は避けるべきといえます。
できれば授乳直後に栄養ドリンクを飲み、目安として3~5時間空けての授乳が望ましいですね。

また、カフェインはママの眠りの質を下げてしまう可能性があるので、夜ではなく、朝の授乳直後の服用がおすすめです。

用法・用量は必ず守りましょう!

基本的に量をきちんと守っていれば、授乳中であっても栄養ドリンクを飲んで構いません。育児や授乳で疲れ切ってしまったママの体を回復させるための効果はとても高いでしょう。
しかし、飲んでも構わない範囲は決められた用量です。どんなものでも摂り過ぎは体によくありません。用法・用量は必ず守るべき絶対条件ですよ!

過剰摂取のリスク

栄養ドリンクは簡単に栄養摂取や疲労回復などの効果が期待できるのでとても便利ですよね。コンビニなどでも手軽に購入できるために、妊娠出産前は日常的に飲んでいた人も多いのではないでしょうか?しかし摂り過ぎは体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
一般的な副作用として
・下痢
・吐き気
・イライラ
などが挙げられます。1日に2、3本飲んでも平気だったという人がほとんどだとは思いますが、栄養は基本的に食べ物からバランス用摂取するのが理想。中毒のように栄養ドリンクを飲み続けてしまうことにメリットはないどころか、中には強い作用を持つ栄養ドリンクもありますので注意が必要です。

栄養ドリンクは選び方や飲み方、用法・用量をきちんと守ったうえで服用するのであれば、育児や授乳で疲れ切ったママの身体を回復させる効果が高いドリンクなので、疲れた体の助けになってくれます。

栄養ドリンクの中には、赤ちゃんへの影響が心配な成分がごくわずかながら含まれてはいますが、授乳中の服用であっても心配のいらないものも多く販売されています。とても手軽で簡単に栄養摂取や疲労回復が期待できますが、栄養ドリンクはあくまでも栄養補助のためのものです。頼り過ぎには注意しましょう!

栄養ドリンクに頼らない疲労回復の方法

育児中はお世話疲れや風邪で体がだるく、体力がついていかないからと言ってすぐに横になったり、休んだりはできませんよね。まだ幼い赤ちゃんを抱えているとどんなに体が辛くてもママは頑張るしかありません。授乳中はどうしてこんなにも体が疲れるのでしょうか?

また、栄養ドリンクはきちんと選びさえすれば、頼っても大丈夫なものだと知ってはいても、服用は出来るだけ避けたい…そんな時におすすめの疲労回復の方法も探っていきましょう。

授乳期はなかなか疲れがとれにくい?疲労が蓄積しやすい理由も知っておこう

授乳期は寝ても覚めても体がだるくて、とても眠い…育児中は毎日忙しくて辛いなんて言っていられないのに、なかなか疲れが抜けなくて困っている…そんなママも多いはず。
母乳育児のママは疲れを感じやすいといわれていますが、授乳期の疲れやすい原因を詳しく見ていきましょう。

エネルギー不足

ママも体は母乳をつくりだすためにたくさんのエネルギーを必要とします。母乳を作るためには1日におよそ500~800kcal必要だといわれ、1時間のジョギングと同じくらいのエネルギーを消費します。赤ちゃんのために毎日母乳を作り出すのは、ママの体にとって大変なお仕事なのです。

また、産後のママの体の回復にもエネルギーが必要になります。体が元に戻るまで産後半年はかかるそうです。母乳や産後回復、赤ちゃんのお世話などでママは一日にたくさんのエネルギーを消費してしまい疲れやすくなってしまうのです。

栄養が足りなくなる

母乳にはママの体内にある赤ちゃんに必要な大切な栄養素がたくさん詰まっています。ママは母乳から赤ちゃんへたくさんの栄養素を与えるため、疲労回復のために使われるはずの栄養素など、ママに必要な栄養が必然的に足りなくなってしまい、疲れが溜まりやすくなってしまうのです。

また、産後しばらくの間は赤ちゃんのお世話が忙しく、ゆっくりと食事をしている暇もないために、ママの栄養バランスが崩れてしまって、大切な栄養が不足してしまったりするようです。

母乳はいつから出ていつまで出なくなるのでしょうか。赤ちゃんにたくさん母乳を飲んでもらえるための母乳のマッサージの方法や食生活の改善方法など完全母乳で育児するための知識をまとめました。

睡眠がなかなかとれない

赤ちゃんの月齢が小さければ小さい程、夜間の授乳が多くなりますよね。母乳育児に関わらず、夜間に何度も起きなければいけないのはつらいものです。特に母乳育児のママは誰にも変わってもらえないのでより一層大変だと思います。
授乳でのエネルギーの消費に加えての睡眠不足…ママの体に与えるダメージは大きく、ゆっくり眠れないので、疲れが取れずに溜まってしまうのです。

授乳の体勢による疲れ

赤ちゃんがおっぱいを欲しがれば授乳をする母乳育児は授乳回数も頻繁になりがちです。毎日同じ体勢で授乳をしていると手足が疲れてきたり、肩が凝ってしまったり…赤ちゃんの体重増加に伴ってママにかかる負担は大きくなっていきます。

ストレス

産後は慣れない育児でストレスが溜まりやすいものです。赤ちゃんから生まれた瞬間からママの時間は赤ちゃん中心になります。
寝る時間もご飯の時間もリラックスの時間まで、赤ちゃん次第。頭では「そんなのあたりまえ、みんな同じ」と理解しているからこそ、弱音は吐けずにじわじわとかなりのストレスや疲労が蓄積していく要因ともなり得ます。

さらに、母乳育児をしているママは「母乳は足りてるの?」などの母乳に対する疲れやストレスも溜まりがちです。「たまには母乳をお休みしたい…」そんな気持ちとは裏腹に、母乳が出なくならないようにと頑張ってしまったり…授乳中は精神面で何かと疲れてしまいがちなのです。

母乳育児にはたくさんのメリットがあり、とても素晴らしい育児法の一つですが、隠れたデメリットとしてママの苦労が大きい部分は否めませんよね。赤ちゃんのお世話だけでも大変だと感じるのに、ママの体の中では目に見えない力が、一生懸命赤ちゃんのために働いるのです。

育児ストレスの原因は子どもが言うことを聞かない、1人の時間がない、物事が思うように進まないなど様々です。ストレスのもとになっている不安や孤独を認識し、そこから解放されるための方法を見つけ出しましょう!

栄養ドリンクに頼る前に試したい!疲労回復に効果的な栄養を摂取しよう

授乳中、食べ物や飲み物に気をつけなければいけない理由として、母乳はママが口にする食事の内容で栄養が変わってきてしまうことが挙げられます。
赤ちゃんにとって充実した栄養成分をもつ母乳を作り出すためには、ママの食生活が大きく影響してしまいますし、乳腺炎などのおっぱいトラブルも食生活でかなり予防できます。母乳育児のママにとって自分の食べ物や飲み物は、赤ちゃんを育てるためにも気をつけなくてはいけない大切なポイントとなります。

疲れが溜まりやすい授乳中とはいえ、やっぱり栄養ドリンクはちょっと心配…そんなママのために栄養ドリンクに頼る前の疲労回復に効果のある積極的に摂りたい栄養成分をご紹介します。

疲労回復食材をフル活用

疲れやすい…そんなときの疲労回復に効果のある栄養成分は、「ビタミンB」「ビタミンC」「ビタミンE」が効果的だといわれています。

【ビタミンB】

ビタミンBは複合体で、チアミン(B1)、リボフラミン(B2)、ナイアシン(B3)、パトンテン酸(B5)、ピリドキシン(B6)、ビオチン(B7)、葉酸(B9)、コバラミン(B12)の8つのビタミンB群から構成されています。
ビタミンBはエネルギーの代謝や疲労物質の代謝に働く栄養素で、ビタミンBが不足すると必要なエネルギーが作れなくなってしまうために疲労を感じやすくなります。ビタミンB群は豚肉、レバー、うなぎ、玄米、貝類、大豆、魚などに多く含まれています。

【ビタミンC】

ビタミンCは抗酸化作用があり酸化防止による美容効果や免疫機能を強くし、病気予防効果などが知られていますが、ストレスを改善する効果や血流悪化を防止するなど、疲労回復に効果のある他の栄養素の吸収を大幅に高める力があるといわれています。
ビタミンCはピーマン、パセリ、ゴーヤ、レモンやオレンジなどの柑橘系に多く含まれています。

【ビタミンE】

疲労回復にビタミンEには強い抗酸化作用があるため疲労回復には欠かせない栄養素と言われています。細胞の酸化を防ぐ働きを持っていて、血液の流れを良くし、溜まってしまった疲労物質を運び去る助けをしてくれます。ビタミンEはアーモンドなどのナッツ類、カボチャ、モロヘイヤ、ニラなどに多く含まれています。

疲労回復に効果のある栄養素はこの他にもいろいろあります。疲れを感じたときに積極的にとりたい栄養素ではありますが、疲れに強い体力作りのためにも、日頃からバランスの良い食事を心がけて積極的に大切な栄養素を摂取するようにしましょう

サプリで強力サポート!授乳中のおすすめ栄養素

どんなにバランスの良い食事を心がけても、食材だけではなかなかうまく摂取できなくて不足してしまいがちですよね。そんなときに心強いのがサプリメントです。
授乳中にとても必要とされ、日々の食事だけでは不足しがちな栄養素は「葉酸」「鉄分」「カルシウム」です。

サプリメントは通常の食事では補えきれない栄養素をサポートするものです。過剰摂取するのではなく適度に飲むようにしましょう。

なるべく規則正しい睡眠も大切です

疲労回復に必要不可欠なのは睡眠です。しっかりと質の良い睡眠をとると肉体的にも精神的にも疲れを癒す効果があります。しかし、授乳期のママは夜間授乳などもあるために、なかなか規則正しい睡眠、十分な睡眠をとれずにいるのではないでしょうか?

睡眠は長い時間寝ればよいというわけではなく、短くても質の良い睡眠であれば、心身の疲れが取れて気持ちもスッキリします。授乳期は赤ちゃんの生活サイクルに影響されやすく少し難しいと感じるかもしれませんが、なるべく規則正しい睡眠がとれるように、パパや周囲の人たちにも協力してもらいましょう。

疲労回復のために大切なのは、ママの体力をうまく維持するために必要な栄養を十分に摂取すること。少しでも不足してしまうと疲れやすくなってしまい、だるさや倦怠感が生まれてしまいます。
授乳期は母乳からたくさんの栄養を赤ちゃんに与えなければいけません。赤ちゃんにエネルギーを与えてしまった結果ママの体に必要な栄養素がなくなってしまったら、ママの体がもたなくなってしまいます。妊娠中同様に2人分と考え、きっちり栄養を摂取するように心がけましょう!

まずは栄養バランスのよい食事を心がけながら、上手く栄養ドリンク活用して疲れを癒そう!

育児中のママは毎日がバタバタと忙しくとても大変ですよね。赤ちゃん中心の生活でゆっくり休む暇もなければ、ゆっくり食事をする暇もないだなんて日常茶飯事。特に母乳育児をしているママは母乳を作り出すにも与えるにも、たくさんのエネルギーが必要になるので疲れも感じやすくなると思います。
そんなときに「栄養ドリンクに頼りたい…」と感じても、授乳中だと自分の口にするものが赤ちゃんへの何らかの影響があるかもしれないと考えると、果たして飲んでいいものか悩んでしまうのは当然です。

栄養ドリンクは授乳中であっても基本的に飲んでいけないものではありません。しかし栄養ドリンクはあくまで栄養補助です。むやみやたらに授乳中栄養ドリンクに頼る前に、まずは栄養バランスの良い食事を心がけ、食事からしっかりと必要な栄養素を摂取して、できるだけしっかり寝て、疲れに負けない体づくり心がけることが大切です。
どうしても取れない疲れ、ひどい疲れで耐えられないというときは、赤ちゃんに影響のでない栄養ドリンクを選ぶようにして、疲れを癒すためにも栄養ドリンクをうまく活用するようにしましょう!