離乳食の牛肉レシピ

離乳食に牛肉はいつから?後期・完了期の旨味たっぷりレシピ

離乳食に牛肉はいつから使えるのか、豚肉と牛肉を食べさせる順番、脂身が少ない赤身肉とはどのような部位なのか解説し、離乳食にはももや肩の薄切り肉がおすすめなことを紹介。後期・完了期の簡単で冷凍保存しやすい離乳食レシピや牛肉を柔らかくする方法、安心な牛肉を選ぶための知識もお伝えします。

離乳食に牛肉はいつから?後期・完了期の旨味たっぷりレシピ

牛肉には赤ちゃんの体の成長に欠かせない栄養がたっぷり!

牛肉には他の食肉に比べても鉄分などの赤ちゃんの成長に大切な栄養がたくさん含まれています。特に多く含まれている栄養素は次の通りです。

牛肉に含まれる栄養素

貧血予防として鉄分とビタミンB12を一緒に摂取できる!

鉄分は離乳食後期から貧血予防のために積極的に摂取することが望まれている栄養素です。
牛肉にはレバーだけでなく、ももやヒレの赤身の部分にも鉄分が多く含まれていますし、赤血球の生成に関わるビタミンB12も多く含まれています。

離乳食で鉄分を上手に摂取するコツ【貧血対策レシピあり】
離乳食で鉄分を上手に摂取するコツ【貧血対策レシピあり】

体の組織を作るために欠かせないたんぱく質の良質な補給源となる


たんぱく質は体内で吸収された後、エネルギーとして使われるだけでなく、筋肉や血液、骨、髪の毛や皮膚の組織となるので成長期の赤ちゃんにとても大切な栄養素です。

また、たんぱく質を構成するアミノ酸の中には、体の中で合成できないため食事から摂取する必要のある必須アミノ酸と呼ばれる9種類があります。

この必須アミノ酸をバランスよく配合しているかどうかを数値で表現したものがアミノ酸スコアで、牛肉は最大値を意味する100となっており、非常にバランスのとれたたんぱく源といえるでしょう。

たんぱく質を有効活用するために必要なビタミンB6も豊富

たんぱく質を体の中でエネルギーとして有効活用するためにはビタミンB6は欠かせない栄養素です。
牛肉にはビタミンB6も多く含まれているので、たくさん含まれているたんぱく質を無駄にすることなく体内で活用できる食材です。

より安心な牛肉の選び方!購入時にはラベルをチェック!

牛肉は部位を選ぶだけでなく、食品表示に記載(一般的には値札に併記)されている内容を知っておくとより安心して赤ちゃんに牛肉を与えられるようになります。購入時に確認したい食品表示内容について解説します。

スーパーで肉を選ぶ主婦

牛肉のパッケージには大切な情報が記載されている!

牛肉は食料自給率が2016年度は約38%で豚や鶏肉に比べて低く、輸入品が多い食肉です。
2001年にBSE問題があったため、牛肉に関してはとくに原産地や品質に関して不安に思う方もいるかもしれませんが、日本では安心して牛肉を食べられるような管理体制や、消費者が牛肉の生育環境をきちんと知ることができるような制度や食品表示基準が設けられています。

牛肉は国産でも外国産でも基本的にはOK

日本では、食品安全委員会を設けて輸入品に限らずすべての食品について添加物や農薬などのリスクについて同じ基準での規制や調査を行っています。牛肉も同様の品質検査をうけていますので、国産でも外国産でもどちらを選んでも大丈夫です。

原産地の表示基準は?輸入牛なのに「国産」の表示もあり得る!

牛肉に限らず、鶏や豚にも原産地が表示されています。
原産地の名前は、輸入品の場合は国の名前を記載し、国産である場合は国産という表記のほか、一番飼育期間が長い都道府県名、市町村名、その他一般に知られている地名で記載することもできます。

ただし、2か所以上で飼育されている場合も含めて、飼育期間の一番長い場所を記載するようになっているので、輸入されてから国内で飼育されている場合も国産の表示になっています。

牛には個体識別番号があるのでどこで生育された牛か検索可能

国産牛の品質表示ラベル

以上に加えて、国産の牛肉については、農林水産省がBSEの蔓延防止のために「牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法」(通称トレーサビリティ法)を策定していることに基づき、どこで飼育されてきたのかラベルに記載されている固体識別番号で検索できるようになっています。

和牛と国産牛は違う!「和牛」と名乗れるの牛の品種は4品種のみ

和牛と国産牛は牛の品種の違いを表しています。
和牛とは日本で生まれて育てられた、黒毛和種/褐毛和種/日本短角種/無角和種の4品種もしくは、これらの間でのみ交配させた混雑種のいずれかであることを規定の証明書と個体識別番号にて確認が取れるものに限定されています。

対して国産牛とは和牛以外の品種で、3か月以上日本国内で飼育されているものを指し、もともとが外国種のものも含まれています。

牛肉のアレルギーは発症までに時間がかかることを知っておこう!

牛肉はアレルギーの症例が多く、重篤なケースも報告されていることから、消費者庁が原料として使用する際には表示することを推奨している特定原材料に準ずるものに指定されています。

アレルギーの症状は口や目、鼻の粘膜のかゆみや腫れ、じんましん、腹痛や嘔吐とったものから重篤な場合は呼吸困難や意識障害といったものがあります。

牛肉は食べてから症状が出るまでに時間がかかりやすく、遅い場合は3時間程度経過してから発症することもあるので注意が必要です。

赤ちゃんに牛肉を与える際には最初は小さじ1さじ程度にして、様子に変化がないか時間も長めに観察するようにし、異変があった場合は医療機関を受診しましょう。

離乳食でアレルギーに要注意な食材リスト・リスクを軽減する進め方
離乳食でアレルギーに要注意な食材リスト・リスクを軽減する進め方

いつもの離乳食レシピを牛肉に変更するだけでもおいしさアップ!

牛肉は豚や鶏に比べて値段も高めなことから、購入する頻度が少ない家庭もあるでしょう。ですが、鶏肉には鶏肉らしさ、豚肉には豚肉らしさがあるように、牛肉にも牛肉だからこその美味しさや風味があります。

いつもは鶏肉と組み合わせる食材を牛肉と一緒に煮たり、焼いたりするだけで、また違った味になるのも料理の面白いところです。

ステーキなどはまだ当分無理ですが、薄切り肉なら赤ちゃんも楽しめます。離乳食後期以降、牛肉を買った際には、少量で構いませんから赤ちゃんの分も用意してあげましょう。