子育てに疲れたママへ心の処方箋

子育てに疲れた時、夫婦で読んでほしい悩み回避術

子育てに疲れた。何もしたくない。一人になりたい。育児中のママがこう思うのは実は自然なこと。育児の神経擦り減らしは身近な問題で、時には息抜きして、夫や公的機関を頼ることが必要です。育児がたいへんな理由と少しでも楽になる方法をまとめました。ママだけでなく、パパにも読んでほしい内容盛り沢山!

子育てに疲れた時、夫婦で読んでほしい悩み回避術

「何もしたくない」はお疲れサイン!子育てに疲れたママへ…

子どもはかわいい、成長を見るもの嬉しい。けれど、ママだって疲れるときはあります。「もう何もしたくない」「ひとりになりたい」となってしまうことだってありますよね。
でも、旦那さんが「仕事疲れたー」と言うのは当たり前なのに、ママが「育児疲れたー」と言うと、なぜか良いようには取られない。むしろ自宅にずっといて育児しかしてないのに、疲れたって何?と批判的にとらえられてしまうのはなぜでしょう。「主婦って暇だよね。何やって過ごしているの?」と言うフレーズにイラッとしたママは結構いるのではないでしょうか?

育児疲れは経験しなくてはわからないようで、夫や未経験の友達になぜか怠けているようにとらえられてしまうことが多くあります。理解してもらえないことで、ママの気持ちはどんどん限界に近づきます。

子育ては本当に大変…育児の神経擦り減らしは身近な問題です!

育児に疲れてノイローゼ気味のママ

なかなかわかってもらえない育児の大変さ、そして口に出すと否定的な言葉が返ってくることで、ママは気持ちを吐き出さず、ため込むようになってしまいます。誰にも相談できない。相談したところで否定的な言葉は聞きたくない。わかってもらえない。と塞ぎ込むことで神経がすり減ってしまうのです。でも育児って本当に大変なのです。もちろんお仕事をしているパパは大変ではないのか?と言ったら勿論それは違います。家族のために一生懸命働いてくれているパパだって、本当に疲れていると思います。「お疲れさま」ママもそう思っています。その一言で疲れが少し減るときってありますよね。ママも同じなのです。「お疲れさま」「大変だったね」その言葉だけで、気持ちは随分変わります

ママが相談できる環境、話しやすい環境があること、もし旦那様には話しにくいのであれば、親に相談してみる、同じく育児奮闘中の友達と話してみる、市区町村の育児支援センターなどを利用して、話を聞いてもらう。ネットの掲示板やSNSを利用してもいいでしょう。
とにかく話を聞いてもらうだけでスッキリすることってたくさんあると思います。ため込んでしまうのが1番よくありません。本来育児は楽しいもの。ちょっとした夫婦の意見の違いやすれ違いで、育児がだんだんと辛いものに変わってしまうのは悲しいことです。ママたちも「育児が疲れたー」と吐き出してもいいのですよ。全然いけないことではありません。だって、本当に疲れますよね!

ママが「疲れた…もう嫌だ…(泣)」と思う時

育児疲れでネットショッピングに逃げるママ

オムツも変えた、おっぱいやミルクもあげた、お洋服も直したし、抱っこもしている、眠いのかな?体調が悪いのかな?色々試しているのに、こんなに頑張っているのに何で赤ちゃんはご機嫌が悪いのだろう?ママだって人間です。「もう疲れた・・・嫌だ・・・」と思うのは当たり前です。

夫婦で育児協力すれば気持ちに余裕もできます。しかし1人で育児を頑張っているママ、ご両親が近くにおらず頼る相手がいない、旦那様は朝から夜遅くまで仕事で育児をすることができない。それぞれにいろんな事情がありますね。そんな時少しでも気持ちが楽に、そして楽しいと思えるようになるアドバイスを紹介したいと思います。

赤ちゃんが泣き止まない

夜泣きが止まらない赤ちゃん

子育てをしている中で1番困り果ててしまうのが、もしかしたらこの赤ちゃんが泣き止まない、と言うことかもしれません。特に初めての子育ての場合はなおさらそうでしょう。

赤ちゃんは泣くのが仕事と言われるほど、とにかく泣きますよね。言葉で伝えられない赤ちゃんは、何かを伝えたくて泣いています。しかし一通り試してみた。でも泣き止まない、ママもだんだん「何で?」とイライラしてくる。またはどこか病気なのかな?心配にもなってきて、精神的に不安定になり更に疲れる。では赤ちゃんはどんな時に泣くかを見ていきましょう。

■お腹がすいた

育児書には、授乳時間の間隔目安が書かれていたりしますよね。しかしあくまでも理想の間隔であるので、それにとらわれ過ぎず、母乳の場合は飲みたいときに飲みたいだけ、ミルクの場合は母乳より間隔をあけるように書いてあったりしますが、赤ちゃんによって飲む量も体格も違います。柔軟な考えで時間を調節していいのです。

離乳食の場合も欲しがるだけあげましょう。筆者の赤ちゃんは、食欲旺盛で離乳食を食べ終えてもさらに欲しがる子でしたが、初めは「規定量はあげたから」と泣いても我慢させていました。ところが助産師さん、小児科の先生に相談したところ「赤ちゃんは体格なども違うのだからあまり目安量にとらわれ過ぎず、吐き出すほどでなければ食べたいだけあげてもいいですよ」と言われ安心した記憶があります。

■オムツの状態

おむつの様子がおかしくうつ伏せで寝る赤ちゃん

赤ちゃんは、意外と繊細なところもあるようです。ほんのちょっとのおしっこでも気持ち悪くて泣いてしまう赤ちゃんもいるので、こまめに替えてあげるといいかもしれません。特に夏場などはオムツかぶれの予防にもなるので、オムツはこまめに変えてあげましょう。

■眠い

寝る前にぐずぐず始まるのはほとんどのママが経験していることでしょう。寝かせることに必死なときは、眠いなら寝ればいいのに、なんて思ってしまうこともありますよね!
興奮しすぎて眠れない場合や、眠すぎてひたすら泣いて泣き疲れて寝てしまうなんてことも。大人と同じようになかなか寝付けない場合もあるようです。朝晩が逆転してしまう赤ちゃんも少なくはありません。

なるべく日中は外気浴など活動的にし、夜寝る前は室内を暗くする、マッサージをしてあげるなど、毎日同じ行動を取って習慣づけると、赤ちゃんも寝る時間をだんだん認識してきます。「なにやっても寝ない。効果ない」と途方に暮れる日もありますが、少しずつ良い方向に向かっていると信じて、「夜は寝る、昼は起きる」という生活リズムだけは守るようにしましょう。

■寂しさや不安

ママのいうことになんでもノーで応える赤ちゃん

例えばちょっとお洗濯や洗い物で赤ちゃんから離れる時間があった時など、赤ちゃんはママに触れたくて寂しくなったり不安になったりするようです。離れるときは、遠くから話しかけてあげるのがおすすめです。赤ちゃんの傍に戻ってきたら、トントンと触ってあげたり、抱っこしてあげたりしましょう。

「抱き癖が付く!」と昔はよく言ったようですが、それは過去の育児の慣習。ママが育児だけに専念できず、働かなければならない環境(例えば畑仕事や家業など)だったために、そのような考えが受け継がれてきたとも言われています。
ママが抱っこできる環境にあれば、泣き始めたらまず抱っこしてあげましょう。

■ママやパパのイライラが悲しい

ママに注意され癇癪を起した赤ちゃん

赤ちゃんが泣き止まなくて、出来ることは全部やって何を試しても泣き止まない、そんな時はママやパパもイライラしてきてしまいますよね。でもそのイライラを赤ちゃんは感じ取ってしまいます。
まずはママやパパも深呼吸して1回落ち着きましょう。そしてもう1度ゆっくり理由を探ってみましょう。だんだんと育児に慣れてくると、この泣き方はこれを訴えているとか、これは眠いのだな、とママも分かってきます。

泣き止まない時に注意したいこと

思いつく限りの可能性を考え、試せることは全部試した。それでも泣き止まない場合はどこか体調が悪い場合があります。なにをやっても泣き止まない状態が長時間続く、泣き方が激しくいつもと様子が違うなどの兆候があれば、1度病院を受診した方がよいでしょう。

イヤイヤ期にうんざり…

気に入らないことがありむくれる赤ちゃん

誰もが通る道イヤイヤ期。イヤイヤ期と聞くと反抗期が始まった…と、どっと疲れも増すかもしれませんが、自己主張が出来るようになった証明でもあります。落ち着いて考えれば「これも成長の1つ」と嬉しく思えるかもしれませんが、実際そのイヤイヤ期と直面しているときはそんなこと考える余裕はママにはありませんよね。イヤイヤ期が始まった赤ちゃんとうまく付き合うにはどうしたらいいでしょうか。

「魔の2歳児」と呼ばれるイヤイヤ期。実は6ヶ月~1歳にスタートしてる?

イヤイヤ期は魔の2歳児なんて言葉が知られているように、1歳半頃から2歳いっぱいがピークだと思っている方が多いかもしれません。しかし、実際には自我が芽生え自己主張するようになる6か月くらいにはイヤイヤ期が始まっています。例えば離乳食をあげても押し返したり、口から出したり、スプーンを投げたりしますよね?これは「味が嫌い」「食べたくない」という自己主張から来ています。

言葉が話せるようになってくると自分の思い通りにならない、こうしたいという気持ちを上手く伝えられない時にはなんでも「イヤ」と言うようになります。
きちんとお話が理解できるようになって、自分の気持ちも言葉にできるようになると、イヤイヤは少なくなります。個人差はありますが4歳ごろにはイヤイヤ期も終わりに向かってくるでしょう。

■イヤイヤ期は「はじまったな~」という気楽さも大事

ママのいうことにだんまりを決め込む赤ちゃん

イヤイヤ期の接し方は、とにかく根気強く付き合うことです。もちろんそれが1番難しかったりします。ましてや兄弟がいる場合や朝の忙しい時間に、ゆっくりお付き合いをしているなんて無理かもしれません。
そんな時は状況を正直に子供に伝えましょう。「忙しいから無理!という言い方ではなく、「今は○○ちゃんやパパの朝ごはんを作らなきゃいけないからね」「お仕事に遅れるとママは困るんだよ」など、なぜママが相手をできないのか、忙しくしているのかを説明してあげてください。そして、時間がある時にはとことん付き合ってあげることを意識しましょう。

イヤイヤ期は自分でやりたい。でもうまくいかない。あれがやりたいというので、それならとやらせてみるも、やはりうまくいかず泣き出す。こうなると、しばらくは泣き止みません。きっと自分でも気持ちをうまくコントロールできないのでしょう。
しかし泣くだけ泣いたり、ちょっと他のことで気を取られると、今まで起こって泣いていたことをケロッと忘れ、急に普通に話し出したり、なんてこともあります。ママの方がなんだったの?と呆気にとられてしまうくらいです。

ママが一緒になってイライラしてしまうと、さらに赤ちゃんもイライラ、お互いにヒートアップして、いやな気分が続きます。冷静にしばらくすれば気も済むだろうと赤ちゃんの気持ちを受け止めてあげましょう。「なにかしなきゃ!」と対処法を探す必要はありませんので、「そういう時期なのだから仕方ない」と割り切って時間の経過を待ちましょう。

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一番分かって欲しい夫に対する不満

育児に協力的ではない夫と喧嘩中のママ

ママは毎日頑張っています。もちろんパパも毎日家族のために頑張っています。そこはお互いにまずは尊重しましょう。ママの方が、パパの方が、とお互いが自分の方が大変だということ主張しても、事態は好転しません。
ただし、「ママは家にずっといるから楽」というのは誤解です。確かにお家にはいますが、自由な時間を過ごしているわけではなく、むしろ自分の時間なんてほとんどありません。

やっと寝たかな?と思い布団に寝かせたら起きてしまう。またようやく寝かせ、その間に洗濯物を済まそうと思ったら、ぐずぐずが始まる、夕飯の準備をし始めた途端にご機嫌が悪くなる、オムツを変えて授乳をして、お家のこともやって…。トイレに行くだけでギャーと泣かれてしまえば、「もう嫌!」と参ってしまう時だってあります。

大変さを分かって欲しい!

パパに育児の大変さを伝える方法

パパの「お疲れさま」「今日も大変だったね」と言うひとことは魔法のようです。それだけで「パパこそお仕事お疲れさま」と思えたりするものなのです。
しかし、疲れて帰っていたパパもそんな余裕がないときは、ママの疲れたという一言に「仕事の方が大変だ」と言ってしまうこともあるかもしれませんよね。育児がどれだけ大変かは確かにやってみないとわからないこともあります。だからこそママの頑張りを認めてあげましょう。

■赤ちゃんの様子にママ自身の感情や感想を盛り込む

旦那を育児参加させようと考えるママ

お互いを認められるのが1番望ましく、話す時も聞くときも相手への思いやりが大切です。ママはなるべく辛いこと大変なことはパパに伝えていきましょう。どうせ言っても分かってもらえない…と思ってしまうと、絶対に気持ちは伝わりません。もしかしたら口には出さないけれど、パパはママの頑張りをちゃんと見ているのかもしれません。またはママがなにも言わないから、大丈夫なのだと誤解していることもあります。

伝えようとしたけれど、わかってもらえなくて悲しい思いをしたママもいるでしょう。「お昼寝してくれなくて、ご飯も食べてくれなくて…」とただ聞いてくれるだけで良かったのに、「疲れているからあとにして」というような態度をとられるとママも傷つきますよね。

そんな時は、伝え方を工夫してみましょう。「今日はこんなことがあったよ」「最近、こんなことができたよ!」と赤ちゃんの様子を明るく報告する形をとりつつ、「でもこんな時は大変だな」「これからますます目が離せないよね」と自分の感情や感想を盛り込むと素直に受け止めやすいです。話を聞きながら赤ちゃんの成長が実感でき、父親としての自覚が増す効果も期待できます。

つらいときは協力してほしい!

例えばママの体調が優れない時、連日の夜泣きで寝不足続きの時など、夜泣きのうち1回でもパパがママの代わりに起きてあやしてくれるだけで、体調が悪いとき数時間だけでも赤ちゃんの面倒を見てくれるだけで、どんなにママは助かるか。
パパも仕事で早いなら、「手伝ってもらいたいけれど、仕事に支障が出ても困る」とママはちゃんと理解しています。でも、「代わろうか?」と言ってもらえると、その気持ちが嬉しいのです。それだけで頑張ろう!」と思えることもあります。

■伝え方が命!直接、素直に、お願いしよう!

育児に疲れてソファーで寝落ちするママ

まずは遠回しにではなく、わかりやすくパパに伝えてみましょう。遠回しに言うと逆に嫌味に聞こえてしまい、ムキになってやらなくなる恐れがあります。「そんな子供っぽい…」と思うかもしれますが、伝え方というのは人間関係において非常に重要です。相手が素直に受けとめられる伝え方を身に着けるというのは、仕事や子育てでも必ず役立つスキルです。練習のつもりで、ママはパパへの伝え方を色々工夫してみましょう。

手伝ってほしいときにはママはその時の状況や状態を、素直に伝えてお願いしてみましょう。たとえば夜泣きが続いて寝不足だから今日の夜1回だけ代わってほしい。今日は体調が少し悪くて横になりたいから、数時間だけ赤ちゃんを見ていてほしい。パパとお風呂に入ると喜ぶからお風呂はお願いしていい?など素直に、そしてパパも喜ぶような言葉も加えて伝えてみましょう。その中で、赤ちゃんがパパに笑顔を見せたりしたら、育児の楽しさが芽生え、もっと赤ちゃんと過ごしたくなるかもしれません。

育児の神経擦り減らしを回避!自分なりの息抜きの時間を設けることが大切

子育てに疲れたママが乗り切るコツ

赤ちゃんが生まれると、今まで自分で時間を調節して予定を立て過ごしていた毎日から、急に自分の都合なんてお構いなしの生活が始まります。戸惑いや、イライラを感じてしまうことは誰にでもあります。でもそれを毎日繰り返していたら、楽しいはずの育児が、とてつもなく辛いものになってしまいます。

本来育児は楽しいものです。それを感じなくなってしまった時は危険信号。自分なりの息抜きの時間を必要としています。
比較的真面目で頑張り屋さんの人は、育児に神経をすり減らす傾向があります。決して育児を頑張っていないと言っているのではなく、楽しめている人は、自分でも気づかないうちにうまく息抜きが出来ています。例えば話し相手がいる、友達や家族の手助けがあるなど、1人切りではないということも重要な息抜きの要素です。

オンオフの無いママだからこそ、オンオフを意識しましょう

家事も子育ても真面目にこなそうとする真面目なママ

真面目で頑張りすぎてしまうママはきっと常にオンの状態にあるのかもしれません。例えば赤ちゃんが寝ている間に家事を済ませてしまおう。ほとんどのママがそう思っていることでしょう。それでなければ家事は終わりません。

しかし時には赤ちゃんが寝た時には一緒に寝てしまおう。今日はお家のこと全然やってないけどいいや。これは大事なことです。
仕事において昼休みや休日があるように、適度な休息をとるというのは怠けではなく、心と体を健全に保つために必要不可欠なことなのです。

育児をするうえではこれくらいの気持ちがないと、ママが倒れてしまいます。そんな時はパパも優しく受け止めてあげましょう。今日はオフの日、と決めたら赤ちゃんのこと以外はなんにもやらない!これも一つの勇気です。なんにもやらない日があったっていいのです。

もう限界!やめたい!つらいときの相談先

いっぱい頑張っているけど、どうしても辛いとき、疲れすぎてしまった時はお話を聞いてもらうだけでも気持ちが落ち着くことがあります。各市区町村には子育て支援センターや保健所、市役所、区役所など子育てのことで相談できる場所が必ずあるはずです。
パパにも、親にも、友達にも相談しにくいときにはそういった場所を利用しましょう。同じように悩んでいる方と仲良くなれたり、信頼できる相談員に出会えるかもしれません。部屋の中にいるよりも、思い切って外におでかけするのも気分転換になります。

子育てがつらくて、孤独。とにかく話を聞いてほしい!

ママ友とランチでストレス発散する女性

パパが家にほとんどいない、つねに赤ちゃんと2人きり。そんな状況で息がつまるのは仕方ないことです。そんな時に頼るべき場所を知っておきましょう。

市町村の子育て相談サービス

市区町村の広報やホームページに子育ての相談窓口の記載されていることもあります。保育士や保健師の資格を持つ専任の相談員が子育ての悩み、こどもの発達の心配事などの相談に乗ってくれるはずです。障害を心配しているような時には、必要に応じて専門機関の紹介もしています。

公的な機関に頼るのはなんだか大げさな気がして…と気後れする必要はありません。地域住民の暮らしを守る、良くするために設けられているサービスです。家族や友人に頼れないのなら「利用できるものは利用する」という気持ちを持った方がこれからの子育てでもプラスに働くはずです。
連絡先がわからない場合は市役所や保健所に電話をして確認してみましょう。

児童館・子育てサロン

友人に電話をして育児のグチをこぼす女性

地域の児童館や保育所を開放し、同じような月齢を持つママたちが集まる子育てサロンに参加してみましょう。「ママ友とか面倒。苦手」という方も大丈夫。家にないおもちゃもたくさんあるの「赤ちゃんの遊び場とし利用する」スタンスの方も大勢いらっしゃいます。無理に他のママたちと話す必要はありませんし、雰囲気が合わなければ別のサロンに行けばいいだけです。とにかく赤ちゃんと2人きりでいるのがツライという人にとっては良い息抜きになるはずです。

保育士さんが常駐しているサロンなら、相性が良い先生と出会えれば今後の子育ての強い味方になるはずです。1度お試しのつもりで、のぞいてみましょう。

少し休みたい…。赤ちゃんと離れて一人になりたい!

赤ちゃんのことは可愛くても、24時間ずっと一緒で精神的に限界。体調も悪い。そんなときは自分の時間や休息を確保し、ママスイッチをオフにする必要があります。

保育園や地域のファミリーサポート、ベビーシッター

育児をベビーシッターに任せて読書を楽しむママ

ママ自身に休息が必要と感じた時は、保育園での一時預かりを利用しましょう。他にも民間のベビーシッターや市町村によってはファミリーサポートといって研修を受けた一般の方が子供を預かってくれるサービスもあります。

地域や預かり時間にもよりますが、多くの場合、保育園の一時預かりが一番安く、ファミリーサポートは自治体の補助がありますのでベビーシッターよりは格安でしょう。

赤ちゃんを預けるのは可哀想で気がひける気持ちも分かりますが、もしママが倒れたら、赤ちゃんはもっとママと離れて過ごさなくてはいけません。数時間でもリフレッシュして、ママが元気でいてくれる、笑顔になってくれるなら、赤ちゃんにとってもその方が良いはずです。

子育てに疲れたら大変な時期はあっという間に過ぎ去ると考えてみて

ママもパパも辛くなっても大変でも赤ちゃんと向き合うのは、大切な愛おしい存在だからです。だからこそ悩み、時には夫婦ですれ違うこともあるでしょう。

しかし育児が大変な時期というのは、意外にあっという間に過ぎるのです。そして、今は赤ちゃんでも、あっという間に大きくなってしまうのです。寝る時間もなくてもうヘロヘロ・・なんて時期は本当に数か月で、長くても1歳を迎える頃には終わります。

もちろんそのあとも違った大変さにぶつかることもあるとは思います。でもあの時あんなに大変だったのに…と思い返す日はそんなに遠い未来ではありません。育児は大変ですが、ママもパパもこの短い時間を一緒に楽しめると良いですね。