おむつの背中漏れ対策!どうしたら漏れなくなる?
おむつの背中漏れ、誰でも1度は経験したことがあるネンネ期に起こりやすい「育児あるある」なトラブルです。しかし、赤ちゃんは機嫌が悪くなるし、服もシーツも汚れて洗濯するのは一苦労。1度だけならまだしも、頻繁に背中もれあるとお世話する方は少しウンザリしてしまいます。
おむつ替えは赤ちゃんとの大事なスキンシップの時間です!
背中漏れの原因をつきとめ、漏れない対策をしていき、赤ちゃんもママも快適に過ごしましょう。
おむつの背中漏れの原因
授乳期の赤ちゃんのうんちは水分を多く含んでいるため、ゆるゆるうんちです。そのため背中漏れしやすいのですが、原因は他にもあります。赤ちゃんとおむつの状態をよく観察して、原因を突き止めましょう。
おむつのサイズが合っていない
今つけているおむつのサイズは合っていますか? おむつが大きいと隙間ができるので漏れてしまうのは皆さんご存知でしょうが、実はサイズが小さくても背中漏れしてしまうんです。
また、赤ちゃんが成長しているのにいつまでもテープタイプのおむつを使っているのも、背中漏れの原因になっています。赤ちゃんは成長する過程で、体型も骨格も変わってきます。成長にあったおむつを選びましょう。
おむつのあて方が正しくない
・太ももまわりのギャザーがきっちり立たずに、寝た状態になっていませんか?
・テープはお腹にぴったりの位置で止まっていますか?
背中漏れするからと、テープを締め付けすぎてしまうと、赤ちゃんが苦しくなってしまうので注意しましょう。おむつのパッケージに正しいあて方が表示されているので、再確認してみましょう。
うんちやおしっこの量が増えた
赤ちゃんが成長するにつれて、うんちやおしっこの回数は減ってきますが、1回の排泄量は増えます。紙おむつは数回のおしっこを何回か吸収できるように作られていますが、おむつ替えの回数が少ないと、吸収量をオーバーしてしまいます。
赤ちゃんの動きが激しい
新生児の時は寝てばかりいた赤ちゃんも、成長していくとどんどん動きが活発になってきます。きっちりつけたはずなのに、おむつがズレていることはよくあります。
足をバタバタさせたり、寝返りをうったり、はいはいの時期はとくにおむつがズレやすく、背中漏れも起こりやすくなります。
寝ている時と座っている時、たっちした時や抱っこしている時など、頻繁に体勢が変わると、体とおむつの間に隙間ができ、おしっこやうんちが流れる方向がかわるので、背中漏れしやすくなります。
おむつの背中漏れ対策
100%漏れないわけではありませんが、おむつの背中漏れにはいくつか有効な対策があります。具体的な方法をご紹介していきます。
おむつのサイズを変える
紙おむつは成長段階にあわせて、いろいろな工夫が施されているので、赤ちゃんの成長に合わせてサイズを選びましょう。
おむつサイズの確認方法
- 赤ちゃんの太ももにゴムのあとがついていたり、お腹まわりが赤くなっている。
- おむつが赤ちゃんのおへそよりもずっと下にくる。
- 体重がサイズ表の体重目安を超えている。
- 脚まわりに隙間が空いている。
どれかひとつでも当てはまるようなら、赤ちゃんのおむつが合っていない可能性生大です。おむつのサイズを変えてみましょう。
また、一般的にはテープタイプより、パンツタイプのおむつの方が背中漏れしづらくできています。パンツタイプはテープタイプに比べると、少し割高ですが、背中漏れして服や布団の洗濯をすることを思うと、早期にテープタイプに切り替えてしまうのも一つの方法です。
テープタイプからパンツタイプに切り替えるタイミング
- あしをバタバタさせる。
- 寝返り、はいはいをするようになった。
- 以前よりおむつ替えが大変に感じるようになった。
- テープがズレて何度も止めなおす。
赤ちゃんが寝返りするようになる生後6カ月~7カ月ごろには、パンツタイプに切り替える人が多いようですが、最近ではSサイズのテープタイプも多くのメーカーから販売されています。動きの激しい赤ちゃんの場合、寝返りができるようになった生後3~4か月でパンツタイプに切り替えても良いでしょう。
パンツタイプの場合は、ウエストに指が2本入るか、おへそがきちんとかくれているか確認しましょう。赤ちゃんは月齢が小さいほど成長するスピードは速いので、まとめ買いするのは控え、まずはお試しで1パックのみ購入しましょう。
普段はテープで過ごし、外出時のみパンツタイプにするなど、併用もおすすめです。
おむつを正しくあてる!フリルやギャザーなどの機能は要確認
最近の紙おむつは性能がよく、フリルやギャザーなど漏れない工夫がたくさん施されています。しかしおむつを正しく当てていなければ、それらの機能も役に立ちません。正しくおむつがあてられているか確認しましょう。
テープタイプを上手につけるポイント
ウエストや太もものゴムの部分に、指1本がちょっと抵抗を感じながら入るくらいがちょうどいい締め付けです。
ただ、最初は正しくつけていても、赤ちゃんの姿勢や体勢でおむつがズレてしまうことがあります。
一度、おむつだけの状態で様々な体勢をとらせ、抱っこした時に隙間ができないか確認してみるのもいいでしょう。
寝ている時、座っている時、空腹時、満腹時などお腹まわりの大きさは違ってきます。状況に応じて調節してあげましょう。
おむつを頻繁に替える
サイズが合っているのに漏れてしまう場合は、おむつが吸収量を超えている可能性があります。吸収力が高いからと安心せず、おむつ替えは頻繁にしてあげましょう。
おむつのサイズが大きいほど吸収量も大きくなります。体質的に尿量の多い赤ちゃんかもしれませんので、頻繁にもれるようなら、サイズをひとつ大きいサイズに変えてみましょう。
紙おむつのメーカーを変える
おむつは、メーカーごとに微妙にサイズが異なり、それぞれに施されている特徴も違います。おしっこの吸収力には優れていても、背中漏れには弱いメーカーもありますし、逆に背中漏れに特化したうんち漏れギャザーがついているメーカーのおむつも存在します。
なにより、おむつには赤ちゃんの体つきとの相性も存在します。あまりにも頻繁に背中漏れする場合、そのメーカーの商品が赤ちゃんに合っていない可能性もあります。
メーカーによっては無料でお試しパックをくれるところもあるので、問い合わせてみましょう。
背中漏れ対策に!ママ友とおむつ交換会を開こう
お友達が違うメーカーのおむつを使っていたら、使い勝手を聞いてみたり、1,2枚交換する方法もオススメです。
おむつの背中漏れは、誰でも悩んだ経験はありますし、背中漏れ以外にも、「産院で使っていたからなんとなく今のおむつだけど、本当は別のメーカーも試したい」という気持ちを、多くのママが抱いているはずです!
今あるおむつにひと手間加えて背中漏れ防止する方法
サイズを変えたりメーカーを変えたりするのは簡単ですが、今使っているのが大量にある場合はそう簡単に切り替えたくないはず。今あるおむつで背中漏れを防止する方法を紹介していきます。
おむつと背中の隙間に、ティッシュをはさむ
サイズも足回りもぴったりなのに、背中漏れする場合、ティッシュを2~3枚重ねて細長く折り、背中の隙間に入れます。ちょっとしたことですが、これだけで背中漏れ防止効果があります。
身近にあるものとして、ティッシュのかわりに、女性用ナプキンを挟んでも効果的です。そのままおむつと一緒に丸めて捨てられるので、処理も簡単です。
おむつを止めるテープを、逆ハの字にする
正面で止めるテープを、カタカナの「ハ」の字が逆の形になるように、斜め下に止めます。背中の部分が閉まり背中漏れを防止できます。
背中側を長く、お腹側を短くしておむつをあてるだけでも、背中漏れを防止できますが、どの方法も100%防止できるわけではありません。
使い捨てのおむつ替えシートなどは、汚れ物を少なくできるので活用してみてはいかがでしょうか。
おむつの背中漏れが気になる期間はわずかだけ
赤ちゃんの月齢が低いうちはゆるゆるうんちなので、背中漏れすることも多いでしょう。生後5・6ヶ月を過ぎて、離乳食がはじまり、母乳やミルクの量が減ってくると背中漏れする回数も減ってきます。
ただ、月齢が進めばおむつを交換する回数も減りますが、1回にするうんちやおしっこの量が増えてくるので、朝方に漏れに気づくなんてこともよくあります。そんな時はおむつをもう一枚履かせておくと、漏れ防止になります。
背中漏れすると気分は一気にブルーになりますが、長い育児の期間の中では『短い期間』の出来事です。赤ちゃんが大きくなったときには、きっと笑い話になるので、気負わずに頑張りましょう。