赤ちゃんがなめる理由

赤ちゃんのなめる行為は好奇心の表れ!なめなめ期の過ごし方

赤ちゃんがなめる行為を繰り返すなめなめ期。おもちゃや床が唾液でベタベタになることも珍しくありません。赤ちゃんが舐める理由やいつまで続くのか解説。なめる行為はダメではありませんが、おもちゃや床の消毒、児童館での対策など、ストレスが少なくなる過ごし方・考え方を知っておきましょう。

赤ちゃんのなめる行為は好奇心の表れ!なめなめ期の過ごし方

多少の菌や汚れは赤ちゃんを強くしてくれる?

「赤ちゃんがなめる物は、全部除菌しておかないと!」頑張り過ぎると精神的にも肉体的にも疲れてしまいます。

例えば、「赤ちゃんがなめるから」と家全体の床を毎日ピカピカに磨いていれば、掃除だけで一日が終わってしまいます。あくまで気になったとき、余力がある日に、いつもより念入りに行えば良いだけです。

赤ちゃんが多少の菌にふれることは、赤ちゃんの抵抗力を強くしてくれます。あまりきれいすぎる環境で生活するのもよくないと考え、神経質になる必要はありません。

赤ちゃんが家以外で物をなめる時はどうする?

赤ちゃんが家の中の物をなめるなら対策を講じられますが、外でも家にいる時と同じように何でもなめられると、少し困ってしまうこともあります。なめる時期の赤ちゃんと外出する際には、対策として除菌シートを携帯しておきましょう。

病院のおもちゃは最初から触れさせないようにする

キッズスペースでぬいぐるみで遊ぶ幼児

小児科など赤ちゃんが訪れる病院には、おもちゃが揃ったキッズスペースなどがある場合が多いです。小児科では時間ごとに除菌スプレーなどで消毒しているはずですが、最後にいつ消毒したかは不確かで、なめることで病原菌が体の中に入ってしまう可能性もあります。

もし病院のおもちゃで遊ぶ場合は、なめないように注意を払いましょう。感染症予防の観点からは、できるだけ病院のおもちゃではなく、自宅から持ってきたおもちゃで遊ばせた方が良いので、バッグに赤ちゃんの好きなおもちゃを入れておくのもおすすめです。

もし、赤ちゃんがなめてしまった場合には、除菌シートできれいに拭いてから元の場所に戻すか、病院によっては「なめてしまったおもちゃはこちらへ」と回収ボックスを設けていることもあります。

児童館のおもちゃもできるだけなめないように導いて!

児童館や子育て支援センターなどには、家にないようなおもちゃがたくさん置かれているので、赤ちゃんは興味津々で、色々なおもちゃを手にとってなめてしまう可能性があります。

しかし、みんなで使うおもちゃをなめてしまうのはあまり良いことではありません。子持ちのママばかりですから、そこまで神経質になる方は少なくお互い様な部分はありますが、やはりできるだけなめないように赤ちゃんを導いてあげた方が良いでしょう。なめてしまった時は、除菌シートで拭くか、なめたおもちゃの回収ボックスに入れるなどしてください。

お友達のお家では「なめる」行為は禁止

お友達の家にお邪魔した時に、赤ちゃんがその家のものや床をなめるのと困ってしまいます。

お邪魔したお家に年が近い子どもがいる場合は、「赤ちゃんの時期はなめるものだから」とおおらかに対応してくれるかもしれませんが、子供がいないお家にお邪魔した場合はやはり驚き、不快に感じる方もいるでしょう。

お友達のお家には、赤ちゃんの手の届く範囲に誤飲や窒息の原因となるようなものが置かれている可能性もありますので、なめないように見守ると共に、危険なものを触らないように気をつけてください。

もし赤ちゃんが床や家の中のものをなめてしまった場合には、「よくあることだ」と思わず、その場ですぐに謝って、除菌シートで自ら拭く姿勢を見せましょう。

赤ちゃんがなめることによる事故防止策

赤ちゃんのなめる行為は自然な行為で、見ていて微笑ましいものですが、食べ物以外を飲み込んだり、口に入れる誤飲のリスクもあります。

床を拭き掃除する女性

「なめる」「口に入れる」と害になるものは手の届く場所に置かない

赤ちゃんが洗剤や薬品などをなめる危険性を考慮して、そうした物品は赤ちゃんの手の届かないところに保管しましょう。

特に、赤ちゃんが他の部屋などに自由に行き来するようになると、目を離した隙に洗面所に行って、洗剤をなめてしまうなどという可能性がありますので、注意が必要です。

床に余計なものは置かない

床や赤ちゃんの手と届く所に、余計なものを置かないようにしてください。赤ちゃんが過ごす部屋の床は、赤ちゃんが自由に動き回れるように広くしておいてあげましょう。

物が多いと赤ちゃんが偶然見つけたものをなめたり、口に含む事故の可能性が高くなります。また、掃除も大変で、部屋や床を清潔に保ちにくくなります。

赤ちゃんのなめる習慣に神経質になりすぎないで!

赤ちゃんが色々なものをなめる時期は、掃除やおもちゃの手入れに気を使いますが、少し汚い物をなめてしまったとしても「免疫が付くだろう」「体が強くなるだろう」という気持ちで、あまり神経質になりすぎないでください。

赤ちゃんに「これはなめたらダメ!」とばかり言っていると、赤ちゃんもママもストレスになってしまいます。乳児期特有のなめる行為をおおらかな気持ちで見守ってあげましょう。