ベビーセンサー(無呼吸アラーム)の使い方
ベビーセンサーの基本の使い方、使用期間や添い寝は可能かどうかも解説します。ベビーセンサーは赤ちゃんが寝返りできるようになり寝相が激しくなると、誤作動を起こしてしまうこともあり得ます。
ベビーセンサーを使う期間は生後1歳までと考えよう

ベビーセンサーの使用は、新生児から1歳頃までを目安と考えて下さい。
厚生労働省が作成したガイドライン(第2版)によると、日本での乳幼児突然死症候群の発生頻度は、6,000~7,000人に1人と推定され、発生頻度が高い月齢は生後2ヶ月~6ヶ月となっています(注1)。
ただし、赤ちゃんによっては、寝返りを自由にするようになると寝相が悪すぎてベビーセンサーの感知版からすぐに外れてしまったりなど、ベビーセンサーをまだ使いたいのに使えなくなってしまうケースもあります。
ベビーセンサー(無呼吸アラーム)の基本の装着・操作手順
ベビーセンサーの一般的な使い方をご説明します。それぞれのベビーセンサーの使い方については、製品の取扱説明書をよく読み、正しく使用してください。
1.赤ちゃんのマットレスや布団に感知版をセットする
赤ちゃんの寝ているマットレスや布団にベビーセンサーの感知版をセットします。製品によりマットの下にセットすべきか上にセットすべきか異なります。また、布団やマットレスの素材によっては感知版を下にセットするとベビーセンサーが正常に作動しない場合がありますので、取扱説明書でよく確認してください。
2.感知版と操作盤をつなげる
製品に付属しているコードで感知版と操作盤をつなげます。赤ちゃんが動いたりするとコードが外れてしまう場合がありますので、定期的にコードがキチンと接続されているか確認するようにしましょう。ベビーセンサーの中には、コードレスのものもあります。
3.操作盤を赤ちゃんの手の届かない場所に置く
操作盤を赤ちゃんの手の届かない場所に置いておきます。
ベビーベッドであれば、ベッドの柵部分にかけておくと安心です。布団の場合には、赤ちゃんが寝返りなどをしても、手の届かない場所に置くようにしましょう。
操作盤は電池タイプのものが多いので、水に濡らさないようにも気をつけてください。
ベビーセンサーを使用しているときの添い寝は不可!
赤ちゃんにベビーセンサーを使用している場合は、大人はベビーセンサーが呼吸音や体の動きを感知しない場所で寝るようにしてください。
赤ちゃんのお布団にベビーセンサーを設置している時に大人が一緒に添い寝をしてしまっては、ベビーセンサーの感知版がママやパパの呼吸音や体の動きを拾ってしまいます。万が一赤ちゃんに異常があった場合でも、大人が正常であれば、赤ちゃんの異常を感知してもらえません。
ベビーセンサーは誤作動が多い?寝返りしたら要注意!

赤ちゃんに異常がないのにベビーセンサーのアラームが鳴る誤作動が起こり、驚いたという例もあります。感知版のセンサーが赤ちゃんの動きを感知する仕組みになっているベビーセンサーでは、赤ちゃんが感知版の上から居なくなってしまうと、アラームが鳴ってしまうのです。
そのため、赤ちゃんが寝返りをするようになると、赤ちゃんが感知版の上に居なくなってしまう可能性がありますので、誤作動が起こりやすくなります。
ただ、誤作動する場合が多いベビーセンサーであっても、アラームが鳴った場合は必ず赤ちゃんの側に行き、赤ちゃんの呼吸の状態など様子を確認するようにしてください。
ベビーセンサーが正常に作動するかどうかは、1日1回必ずテストすることを忘れないようにしましょう。
ベビーセンサーで心配や不安を和らげよう!
ベビーセンサーは、SIDSを完全に予防するものではありませんが、睡眠時の赤ちゃんの様子を確認するためには、有効な手段の一つです。
ママやパパが赤ちゃんを心配する余りに夜眠れないと、体調を崩してしまう可能性があります。赤ちゃんが心配で疲れてしまうという方は、気持ちを少しでも楽にするために、ベビーセンサーの活用を検討してみてください!
参考文献
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