赤ちゃんの夏の帽子の選び方
紫外線から赤ちゃんを守る帽子は夏の必需品!可愛い帽子6選
赤ちゃん用の夏の帽子は必需品です。大人よりも体温が高い赤ちゃんは汗をかきやすく脱水症状や熱中症にかかりやすいからです。おでかけには男の子女の子問わず帽子をかぶせてあげましょう!帽子のサイズの選び方や動物の可愛い帽子、親子でかぶれる帽子などおすすめ商品も紹介します。
夏の日差しから赤ちゃんを守る!夏の必需品「帽子」
抱っこやベビーカーでしかお外に行っていなかった赤ちゃんは、ベビーカーの屋根やママの日傘で日よけが出来ていました。
でもあんよができるようになって、公園遊びをするようになったら、ちょろちょろ動き回るのを大人がいちいち追っかけては日陰を作ってあげるわけにもいきませんね。紫外線は3月ごろから徐々に強くなっていき、4月から8月の間がピークとなります。
赤ちゃんを紫外線から守るために、暑くなる前にしっかり紫外線カットできる帽子を用意しましょう。
赤ちゃんの夏の帽子を選ぶポイント
赤ちゃんの帽子にはさまざまな機能がついています。赤ちゃんの頭をしっかり守れるよう、機能性の高い帽子を選ぶのがおすすめです。
ですが、まず押さえておきたいのは日々成長する赤ちゃんの頭囲!帽子選びに欠かせない月齢別のサイズからチェックしておきましょう。
まずは月齢別・帽子のサイズ目安を把握
赤ちゃんの帽子のサイズ選びは意外と難しいもの。
というのは、赤ちゃんはあっという間に頭が大きくなるので、「今セールで安いから帽子を買っておこう!」と思ってシーズンオフに帽子を買うと、いざ必要な時にはもう入らない、なんていうこともあるのです。
そんな失敗はできれば防ぎたいもの…。まず、月齢別に赤ちゃんの頭のサイズがどの程度になるか知っておきましょう。
赤ちゃんの頭のサイズ目安
・新生児:31cm~36cm
・生後1ヶ月:33cm~39cm
・生後2ヶ月:35cm~41cm
・生後3ヶ月:37cm~43cm
・生後4ヶ月:38cm~44cm
・生後5ヶ月:39cm~45cm
・生後6ヶ月:39.5cm~45.5cm
・生後7ヶ月:40.5cm~46.5cm
・生後8ヶ月:40.8cm~46.8cm
・生後9ヶ月:41.3cm~47.3cm
・生後10ヶ月:41.8cm~47.8cm
・生後11ヶ月:42cm~48cm
・生後12ヶ月:42.5cm~48.5cm
・1歳半:43.8cm~50cm
衣料品店に出掛けたときに、サイズに注目しながら赤ちゃんに帽子をかぶせてみましょう。帽子や靴は、赤ちゃんのサイズと一回り大きいサイズのおおよそを把握しておくと、インターネットでも店頭でも購入しやすいですよ!
お顔と頭を紫外線から守る「UVカット機能」
通気性の良さから、ほとんどの帽子は綿で作られていますが、残念ながら綿には紫外線カットする力がありません。ポリエステルの生地だと90%以上紫外線カットする効果があるものの、こちらは通気性が悪いので赤ちゃんの帽子の素材としてあまり使われていないようです。
そこで赤ちゃんには、UVカット機能がほどこされた帽子がおすすめ。
UVカット機能とは、生地を作る段階で紫外線を跳ね返す粒子を織り込んだタイプと、紫外線をカットする薬剤を生地の表面にコーティングしたタイプがあります。
粒子を織り込んだタイプは、何回洗濯してもUVカット効果は落ちませんが、薬剤でコーティングしたタイプは、何回も洗濯すると徐々に効果が落ちていきます。
頭の小さい赤ちゃんも安心「サイズ調節」できる帽子
赤ちゃんの帽子は42cm以上のものが多く、生後5ヶ月くらいまではサイズが合う帽子がなかなか見つからないことがよくあります。帽子の後ろでサイズ調整できるタイプがおすすめ。
赤ちゃんの頭囲は成長につれぐんぐん大きくなりますので、サイズ調整ができるなら一回り二回り大きめの帽子を購入し長く使うことができますね。
★帽子用サイズ調整テープも便利
他にも、ちょうど良いサイズの帽子がないときは帽子用のサイズ調整テープを使用する方法も!
帽子サイズ調整テープ
1歳頃になると今度はヒモなどでサイズ調整できるデザインの帽子が減り、サイズ調整のある帽子の種類もキャップ程度になるので、サイズ調整できないハットタイプの帽子などには隙間テープの要領で使えるサイズ調整テープは便利ですね!
日焼け止めを忘れがちな首の後ろをガード
帽子の後ろに日よけ布がついているなら、男の子も女の子も日に焼けやすいうなじ部分をすっぽり覆うことができます。うなじは比較的日差しにさらされやすい部分ですので、このガードがついていると安心です。
日焼け止めを塗られるのを嫌がる赤ちゃんも多いので、少しでも日焼け止めを塗る部分が少なくなるとありがたいですよね。
夏の帽子が赤ちゃんを守る!紫外線防止以外のメリット
夏に帽子をかぶることは、紫外線防止だけでなく、他にも大きなメリットがあります。
1.強い日差しによる「日射病(熱中症)」を防ぐ
昔は、お母さんやおばあちゃんに、「日射病になるからあまり暑いところにいるんじゃないよ!」などと声をかけられませんでしたか?
今は、日射病や熱射病といった暑さを原因に起こる症状をまとめて「熱中症」と呼ぶようになりましたが、熱中症の中でも「強い日差しに長時間当たり過ぎたことが原因で起こる症状」を特に日射病と呼んでいました。
暑がりで汗をかきやすい赤ちゃんには起こりやすく、大量の発汗による脱水症状、頭痛や、めまい、けいれんといった症状が現れます。赤ちゃんの頭皮は直射日光にさらさないのが一番!ということで、熱中症予防のために帽子は有効なのです。
2.頭皮の虫刺されを回避
赤ちゃんはまだ髪が薄い子も多く、蚊は簡単に髪の隙間をぬって汗っかき赤ちゃんの頭皮に到達できてしまいます。
頭皮を蚊に刺されるととてもかゆく、赤ちゃんもご機嫌ナナメになりがちですし、蚊に刺されたところをボリボリひっかいてしまっては、かきこわしたところから細菌(黄色ブドウ球菌)が侵入し「とびひ」となってしまうことも…。
とびひはいわゆる二次感染ですので、他の場所に広がったり、人にうつったりしてしまいます。どんどん広がってしまうと赤ちゃんには辛い症状ですし、抗菌剤を塗らないとなかなか治りません。
しかも、虫刺されの箇所が頭のだと、髪の毛が邪魔で抗菌剤を塗るのもうまくいかないものですので、帽子をかぶせて虫から狙われがちな頭皮を守りましょう。
■「蜂」にも注意!
公園には、花がたくさん咲いていて背の低い木が多く生えているので、まさに赤ちゃんの頭の高さに蜂がたくさんいるのです。蜂は黒いところを好んで攻撃する習性があるので、赤ちゃんの頭は比較的刺されやすいと言えます。
帽子にまつわる困りごとを解決!
夏の赤ちゃんに帽子は必須ですが、かぶってくれない、すぐに汚れてしまう、脱げてしまう、などお悩みもつきもの。そんなお悩みの対処法について紹介します。
赤ちゃんが帽子を嫌がる
帽子を嫌いな赤ちゃんは多いですよね。泣いて嫌がったり、かぶせた瞬間に脱ぎ捨ててしまうなんてことも。でも、いくら赤ちゃんが嫌がっても、紫外線や熱中症予防のために何としても帽子はかぶってもらわなければなりません。
嫌がる赤ちゃんに、帽子をかぶせることができた先輩ママのアイディアを参考にしてみましょう。
赤ちゃんに帽子をかぶせることに成功した方法は?
出かける時に、家の中でかぶせてもすぐにとってしまうので、外に出て周りのことに気が散ってからかぶせます。そうすると、帽子をかぶっていることを忘れるみたい。
帽子によって、かぶり心地が良いものと悪いものがあるようなので、とにかく色々な帽子を試しました。サイズがぴったりで、深くかぶりすぎないものであれば視界が遮られないので嫌がらずかぶってくれました。
うちの息子はとにかく車が大好き。車の模様の帽子なら、帽子を見ただけでご機嫌になるのでその流れでかぶってくれます。
1歳頃は、大人の真似をしたがる時期なので、パパやママがかぶっているのを見せればかぶってくれました。
鏡に映った自分の姿を喜ぶので、鏡を見せながら帽子をかぶせてみると、とっても不思議そうに見ていて、いつものように脱ぎ捨てるのを忘れていました。
どろんこになってしまった!洗濯方法は?
帽子の洗濯は、型崩れしそうで心配ですよね。しょっちゅうどろんこになってしまう帽子を、毎回丁寧に手洗いするのもちょっと面倒…。でも大丈夫です。ちょっとひと手間かければ、洗濯機で洗濯しても型崩れしません。
まず、べっとりついた泥などの汚れだけは水やぬるま湯で落としておきましょう。洗濯機で洗濯する際は、アクロンやエマールといった、おしゃれ着用の洗剤を使います。そして、ドライコースで優しく洗い、すすぎと脱水の際には頭の部分にタオルを詰めましょう。これで、型崩れを防ぐことができます。
すぐに脱げてしまう…
赤ちゃんの頭は小さいので、少しの風で帽子が脱げてしまうことも。
その度に赤ちゃんを追いかけてかぶせなおすのも大変なので、そんな時はあごひもをつけてあげましょう。普通のひもだと、万が一遊具に引っかかると大変なので、ごく細いゴムひもにしてあげれば安心です。ゴムひもなら、ひっかかっても伸びるので苦しくなることはありません。良く伸びるゴムひもを選びましょう。
また、100円ショップには、「帽子クリップ」なる便利グッズも売っています。
帽子と洋服をクリップで留めることにより、帽子が風で飛ばされるのを防ぎます。脱げるのを防ぐことはできませんが、風で飛ばされて慌てて追いかけなくて良いので助かります。
夏の赤ちゃん帽子・おすすめ11選
それでは早速、使いやすく機能性も高い帽子を紹介していきます。
男の子の夏帽子
男の子赤ちゃんは、帽子をかぶるのを嫌がる場合も多いですが、お気に入りの帽子を見つけて、鏡の前で「カッコイイね!」と乗せて機嫌よくかぶってもらいましょう。
1.男の子ですから…くるま柄ハット
くるま柄たれ後ろ割れハット/ベビーザらス
ハット型の帽子は女の子っぽくなりがちですが、くるま柄ならしっかり男の子。ハット型はお顔のサイドもガードできるのでおすすめですよ。
首の後ろにもしっかりガードがついています。ダブルガーゼを使っているので、肌触りがやさしく、通気性も抜群です。頭囲44cm・46cmの2サイズ展開です。
2.男の子ですから…恐竜柄リバーシブルハット
Reversible Dino Print Bucket Hat/Carter’s
こちらもツバがしっかりとついたハット型。リバーシブルタイプなので、その日の気分や服装によって違うデザインを楽しめます。最高レベル(UPF50+)の紫外線カット加工がされているので安心です。ソフトなあごひももついているので、少し風があっても飛ばされません。
3.誰もが振り返るかわいい動物麦わら帽子
動物帽子/田中帽子
明治13年創業の老舗帽子店、「田中帽子店」では、上質の素材を用いて丁寧に手作りした麦わら帽子を販売しています。日本人の知恵、麦わら帽子は通気性に優れ暑い季節でも快適に過ごせます。<br /> 赤ちゃん用の麦わら帽子は、クマさんやカエルさん、ペンギンなど他では見られない可愛いデザインです。
4.ベビーもファストファッションで
出典:www2.hm.com
コットンジャージーキャップ/H&M
洗い替えやその日のファッションに合わせていくつでも欲しくなってしまう帽子。サイズアウトも早い赤ちゃんの帽子は、プチプラが嬉しいですよね。ファストファッションでおなじみのH&Mの赤ちゃん帽子は、999円とは思えないおしゃれなキャップです!
女の子の夏帽子
色柄のバリエーションが豊富で目移りしてしまう女の子帽子。洋服がシンプルな時は、ちょっと大胆なデザインで冒険してみるのもいいですね。
1.機能性・デザイン最強ガールズ帽子!
しろくまさん帽子/ベビーグース
99%以上紫外線カット、どの方向からの日差しも防げる大きめのツバ、サイズ調節機能、首の日よけガードに加え、なんと抗菌まで出来てしまう最強帽子がこちらの「しろくまさん帽子」。
お値段は少々張りますが、この抜群の機能性に加え、どんなお洋服にも合うシンプルなリバーシブルデザインのこの帽子は、1個持っていて絶対損はありません。
写真で見るより実物のほうがさらに可愛く、手に取ってみればそのお値段も納得の上質さがわかります。
男の子も女の子も使える帽子ですが、なぜ女の子編で紹介しているかというと、我が家の赤ちゃん(男の子)にかぶせて出かけると、必ず「女の子ですか?」と聞かれるからです…。(でも、1年以上愛用しています!)
2.やさしい風合いのチューリップハット
coeur a coeur 帽子/キムラタン
ママが安心できる素材にこだわった子供服ブランド、キムラタン。キムラタンの肌着は、日本アトピー協会が推薦しているほど、素材や製法にこだわっています。
そんなキムラタンのチューリップハットは、やさしい風合いの柄でどんなコーディネートでもアクセントになります。後ろのリボンでサイズが調節できるので、ピッタリとかぶることができます。
3.夏満開リゾートガールなカラフルストローハット
出典:www2.hm.com
ストローハット/H&M
プチプラでおなじみのH&Mでは、赤ちゃん帽子も多数展開しています。大人用の帽子をそのまま小さくしたような、大人っぽいデザインのストローハットは、赤ちゃんのコーディネートを一気におしゃれにしてくれます。海遊びの水着にもぴったりのデザインですね。
4.印象がガラッとかわる!テンガロンハット
出典:www.mikihouse.jp
マリン☆テンガロンハット(帽子)/ミキハウス
こちらのハットは、2wayで普通のハットとしてもかぶれますし、テンガロンハットとしてもかぶることができます。
テンガロンハットにするとおしゃれ度がぐっとあがります。なかなか見かけない珍しい形なので公園でも目立ちますよ。マリンテイストのコーディネートと合わせるのがおすすめ。
5.外から屋内へ移動した時はコンパクトに持ち運び
出典:shop.benesse.ne.jp
HOWDY DOODY’S たためる麦わら帽子/たまひよSHOP
外遊びの帰りに、ショッピングセンターでお買い物、なんていう時は帽子をはずして赤ちゃんの頭をすっきりさせてあげたいですよね。
そんな時荷物になってしまう帽子も、たためてママのバッグにしまえると便利です。なんと、こちらの帽子は麦わら帽子なのに使わない時はコンパクトにしまえるんですよ。
6.鮮やかな原色系夏カラー!チューリップハット
出典:www.starvations.jp
チューリップ型ベビーハット/BABY DOLL
デニムや原色系のコーディネートが多い赤ちゃんにはこちらのチューリップハットがおすすめです。華やかなコーディネートにも負けない強い配色のハットは、どこにいても目立ちます。こちらのチューリップハットは、デザイン性だけでなく、機能性にも優れています。
裏地は吸汗性のよいガーゼ素材なので、暑い日も気持ちよくかぶることができ、あごひももベビーの首にくいこまない太めのものが使われています。
シーンや気分に合わせて色んな帽子で遊んでみましょう
遊び心満載の帽子をかぶれるのは赤ちゃんならでは。日常使いの帽子以外に、イベントごとなど特別な日にかぶれる帽子も見てみましょう。
1.親子でおそろい帽子
しなやかハンチング-味わいリネン-/Semilla
一度はしてみたい、親子おそろいコーデ。大人の洋服をそのまま小さくしたものを着ている赤ちゃんってとってもかわいいですよね。でも、なかなかおそろいコーデのお洋服が見当たらない…という方は、まずは帽子からチャレンジしてみてはいかがですか?
2.かわいい耳付き帽子
耳付き帽子はもはや赤ちゃん~幼児の特権と言えるかもしれません?かぶせた瞬間赤ちゃんの可愛さが倍増!赤ちゃんってなぜあんなに耳が似合うのでしょうね?!
ママ友の集まりや、おじいちゃんおばあちゃんに会いに行く日に耳付き帽子でお出かけして、一段と可愛い我が子をアピールしてはいかがでしょうか?
- 赤ちゃんの耳付き帽子を海外の画像から紹介します。可愛い動物の帽子を探しているママに参考になるようなカエルやイヌやヒツジなど赤ちゃんが気にいる帽子を探してみてください。
3.フォーマル帽子
フォーマルな感じを醸し出すには、洋服と帽子の調和が大切。
できれば、帽子単品で探すよりもセットで販売されているものだとよりフォーマル感が出ます。
セレモニーセットアップは比較的種類がありますが、少し大きくなってからの赤ちゃん向けの、結婚式などにお呼ばれした際のフォーマルウェアと帽子のセットがなかなか見つからない…そんなときはカラーを合わせたてヘッドドレスをチョイスしてもよいかも知れません。
少し大きくなった赤ちゃんが着る夏のフォーマルコーディネートは、半袖の襟付きシャツ(またはブラウス)に、上下おそろいのベスト+パンツ(またはスカート)というスタイルに、同じ色の帽子をかぶるのがおすすめです。シャツを白、ベストとパンツはベージュかネイビーだときちんと感が出ます。
お気に入りの帽子で夏の赤ちゃんを守りましょう
赤ちゃんの帽子は、大人の帽子以上に様々な機能があります。公園で思い切り遊ぶ時はこれ、ちょっとそこまで買い物に行くときはこれ、などと使い分けてみてもいいですね。
赤ちゃんの肌は紫外線を浴びても大人のようにシミやシワにならないので、つい帽子や日焼け止めを忘れがちですが、今は急激に身体の細胞が増えている大切な時期。そんな時に有害な紫外線を浴びると、赤ちゃんの免疫力に良くない影響を与えます。
夏に向けて是非、お出かけ時には帽子をかぶる習慣をつけてくださいね。