赤ちゃんがバイバイする時期
赤ちゃんのバイバイはいつから?楽しく練習する方法
赤ちゃんはバイバイをいつからできるのか、母子手帳の質問事項や体験談を参考に、バイバイを覚える時期を解説。発達には個人差があり、一時的にしなくなったり、1歳頃までしない子も珍しくありません。気になるときは、楽しく練習してみましょう!バイバイ以外にやってみたいポーズもご紹介します。
赤ちゃんがバイバイできるのはいつから?
赤ちゃんのバイバイの仕草は可愛いだけでなく、発達を示す1つのサインです。母子手帳を見ると、1歳児の成長記録として「バイバイ、コンニチハなどの身振りをしますか」という質問項目が見られます。
1歳になったばかりでは意味のある言葉を話せない子が大半ですが、身振りや手振りで簡単なコミュニケーションをとることはできます。バイバイをはじめ、「おいで」「ちょうだい」と言った言葉の意味を理解しているかは、ひとつの発達の目安となります。
早い赤ちゃんは6~7か月で「バイバイ」の真似っこをする
早い赤ちゃんだと生後6ヶ月以降に、手を振り始め、バイバイの真似事をしてくれます。普段からママやパパが赤ちゃんの手を持って、バイバイのポーズをさせていると、覚えるのも早いでしょう。
10ヶ月前後に「バイバイ」をマスターする赤ちゃんが多い
生後10ヶ月を過ぎると、赤ちゃんはまわりの人の真似をするのが楽しいと感じるようになります。そのため、生後10ヶ月前後にバイバイと手を振る動作をする子は多くなります。
この頃になると、バイバイ以外に、興味のあるものを指や手で指したり、「ちょうだい」というとおもちゃを手渡したりといった行動が見られるようになり、簡単なやり取りを楽しめるようになります。
1歳まで「バイバイ」しなくても心配の必要なし
赤ちゃんは気まぐれで、興味の対象もそれぞれです。そのため、1歳になるまで、バイバイをしない子も珍しくなく、この程度は発達の個人差の範囲内です。それ以外の部分で、コミュニケーションがとれているのなら、心配はいらないでしょう。
ただし、真似っこをしない以外にも、笑ったり泣いたりが少ない、目をあわせようとしない、育児にものすごく手がかかるなど、ママやパパが気になる行動が見られるのなら、1度地域の保健師さんなどに相談してみることも検討しましょう。
赤ちゃんにバイバイを練習させたい!
焦る必要はないとわかっていても、赤ちゃんにバイバイを練習させて、可愛い仕草を見たいという方も多いでしょう。あまり必死になると赤ちゃんもプレッシャーを感じますので、楽しい遊びとして、バイバイという仕草を自然に教えていきましょう!
1番の「バイバイ」練習のチャンスはパパの見送り
バイバイという仕草を初めてしたのは、パパの見送りのときだったという体験談が多く寄せられました。祖父母や近所で出会った人へ「バイバイ」することもありますが、お見送りは毎日のことですので、練習頻度が1番高いはず。
「お仕事に行ってくるね」と赤ちゃんに話しかけたら、パパは赤ちゃんにはっきりと手を振りましょう。ママは赤ちゃんの手を持ってふり返してあげます。
バイバイの仕草を覚えるのはもちろん、「お見送り・お別れのときのポーズ」と最も自然な形で覚えられます。
お兄ちゃん・お姉ちゃんがバイバイ遊びをやると効果大!
生後10ヶ月前後の赤ちゃんは、まわりの人の真似っこが楽しい時期なのですが、ママやパパはもちろん、自分と同じ赤ちゃんや少し大きい子にも興味を示します。「きょうだいがいると発達が早い」と言いますが、赤ちゃんは上の子の行動は人一倍よく観察しているのです。
バイバイ遊びのやり方
赤ちゃんにお兄ちゃん、お姉ちゃんがいる場合は、バイバイ遊びが特に効果的です。
- 上の子には「〇〇ちゃん」と赤ちゃんの名前を呼び掛けてもらい、バイバイしながらおでかけするふりをしてもらいます。
- ママやパパは上の子にはっきりとしたバイバイの仕草で応えます。赤ちゃんの手を持ってバイバイさせてもOKです。
- 赤ちゃんがバイバイできたら、みんなで「バイバイしてくれたの?ありがとう!」と赤ちゃんを褒めます。
赤ちゃんはみんなに褒められて嬉しいですし、きょうだいでのコミュニケーションもとれます。ママやパパは、協力してくれた上の子もたくさん褒めてあげてください。
きょうだいがいない場合は、ママかパパのどちらかがお出掛けする役になって構いません。ただし、10ヶ月だと赤ちゃんによっては後追いが激しく、ママがお出掛け役をやろうとしたら、泣きながら追いかけてくる可能性もあります。
赤ちゃんがバイバイできたらいっぱい褒めること!
バイバイできたときは、大げさなくらい赤ちゃんを褒めてあげましょう。
赤ちゃんは、楽しかったことをよく覚えています。バイバイの意味はまだよくわからなくても、「これをやるとみんなが喜んでくれる」「褒めてくれる」と理解すれば、バイバイの仕草を繰り返すようになります。
赤ちゃんのバイバイの動きが変!逆さバイバイとは?
赤ちゃんにバイバイの仕草を見せた際に、本来とは反対側、手のひらを自分に向けてバイバイすることがあります。これを「逆さバイバイ」と言い、発達の異常を疑う症状の1つです。
ただし、逆さバイバイは、「相手の手のひらが印象的だった」「自分の手のひらを見るのが面白い」などの理由で、健常児にも見られる行動です。まずは子供の横でバイバイし、手のひらは自分とは反対側に向けるのだと教えてみましょう。
逆さバイバイが直らない場合は、1歳6ヶ月健診などで相談してみましょう。
また、視力が悪いため、相手の手のひらの向きがわかっていない可能性もあります。おもちゃを与えると異常に近づいて見ようとするなどの行動が見られる場合は、弱視の疑いもあります。1度専門医を受診しましょう。
赤ちゃんが初めてバイバイできたのはいつ?体験談
赤ちゃんがバイバイをしたのはいつだったか、どんなシチュエーションで覚えたのか、体験談をご紹介します。
6~8ヶ月に赤ちゃんがバイバイした体験談
生後6か月の初バイバイ
akane(38歳)
娘が初めてバイバイをしたのは生後6か月の頃です。朝、出勤する夫に向かってにこっと笑い片手を振りました。
夫は出勤するときには必ず「〇〇ちゃん、バイバイ」と手を振ってでかけます。それを見送りながら私も、娘の手を持って振りながら「パパ、行ってらっしゃーい」と言うのが日課だったので、覚えたのだと思います。
はじめてバイバイしてもらった夫は、涙ぐみながら仕事へと出かけていきました。
バイバイのほかに覚えさせようと練習した仕草は、パチパチ(拍手)とバンザイです。これらは、ご飯を食べたときに「すごいねー、上手に食べたねー、パチパチ」と親が拍手をして見せたり、遊びながら「バンザーイ」と両手を上にあげたりして練習しました。
バイバイができるようになって、外出先で話しかけてくれた人に手を振るようになり、「かわいいね」と言われることが増えました。
保育所に預けるときにバイバイ!
みみりん(28歳)
生後6ヶ月に初めて自分でバイバイをしてくれました。保育所に朝預ける際、いつも私だけが一方的にバイバイをしていましたが、その日は初めて上手にバイバイを返してくれたのです。
練習は5ヶ月頃からしていましたが、なかなか出来ず、と少し焦っていたところだったので、とても嬉しかったです。
バイバイの他には「こんにちは」のお辞儀や、ハイポーズのニコっ等を教えていました。バイバイが出来るようになると、それまで「早く出来るようにならないかなあ」と思っていたのに、成長が少し寂しく感じてしまいました。
しなくなった時期もあります
にゃん(20代後半)
バイバイを初めてしたのは8ヶ月の時です。テレビを見ながらバイバイと画面に手をふるので驚きました。テレビの影響か、頻繁に実家に帰っていたので帰り際にバイバイとやっていたのを覚えたのかもしれません。
ただ、1歳近くなった時、一時的にバイバイをしなくなりました。「どうぞ」や「拍手」はよくやっていたので、たぶんマイブームが去ったのだと思います。1才3ヶ月くらいになると、言葉も少しずつ理解できるようになって、バイバイを完全にマスターしました。
現在、1歳4ヶ月の我が子は、目が合う知らない人にもバイバイします。スーパーなどでもバイバイしながら歩いているので恥ずかしくもありますが、人と接するいい機会だと見守るようにしています。
褒められると得意げです!
うずら(27歳)
初めてバイバイをしたのは8ヵ月頃でした。元々、嬉しいことがあると手をパタパタと振る癖があったのですが、ベビーカーでお散歩中に近所の方に話しかけられて、手を振ったのがきっかけです。「バイバイ上手だね!」と思いがけず褒められて、本人も嬉しかったのか、その日は出会う人みんなに手を振っていました。
バイバイの練習はしませんでしたが、「いただきます」のポーズは、自分の手で食事を食べ始めた頃から練習しました。食べる前に私が先に手を合わせて「いただきます」をし、その後赤ちゃんの手を掴んで、「いただきます」ポーズをさせます。そして笑顔で、「すごーい!賢いね」と褒めまくります。すると1ヵ月も経たない間に覚えていました。
長女とそのお友達のおかげ
やゆ(30代中旬)
次女は、マイペースの気分屋で、長女と比べて発達がゆっくりめでした。生後3ヶ月くらいから、テレビを見ているとき、誰かに会ったとき、サヨナラをするときは、必ずお手々をもってあげて「バイバイ」の練習をしていましたが、自分からすることはまったくありませんでした。
バイバイをするようになったのは8ヶ月のときです。いつも長女とそのお友達が声をかけてくれたり、遊んでくれて、サヨナラのときも毎回バイバイしてくれていました。
その日は何度も何度も手を振ってくれたので、初めて次女もバイバイと手を振り返したのです。皆で大喜びし、褒めてあげると、翌日からはたくさんバイバイするようになりました。
バイバイの他に、お名前呼んで「はーい」と手を挙げる練習もしていましたが、お姉ちゃんやお友達から呼ばれると、いつも以上に張り切って手を挙げていました。
大人だけではなく、子ども同士の関わり合いでも成長していくことを知り、嬉しく思いました。
いってらっしゃいのバイバイ
とまと(27)
我が家では旦那が仕事に行くときに見送るのが日課です。
そんな中、生後8ヶ月のときにほふく前進で見送る息子が笑顔でバイバイをしました。旦那がドアを閉めようとしたギリギリのところで気づき、2人で笑ってしまいました。
それ以降、お買い物や親戚の家に行った時、会ったばかりの人にも、やたら手を振ってました。バイバイの仕方が選挙の人のようにゆっくりで面白かったです。
他にも、リズムに合わせて息子の両手をもってパチパチして遊んでいると、10ヶ月の頃テレビのお笑いの最中、お客さんの拍手が聞こえるとパチパチ手を叩き始めてびっくりしました。北朝鮮のニュース映像で、みんなが拍手してるところを一緒になってパチパチしていたときは、さすがに苦笑いしちゃいました。
2時間で急成長した息子
奈苗(30歳)
息子がはじめてバイバイをしたのは生後8ヶ月の頃です。私たち夫婦が息子を連れて義両親の家に行ったら、同じころに二人目を出産した義姉とその子供たちがいました。
息子は初めて会う、自分と同じぐらいの月齢の赤ちゃんに興味津々で、喜んで遊んでいました。それから、2時間くらいで帰ることになりました。帰るときに子供たちが「バイバイ」と手を振ってくれました。
私が「気をつけてね」と言った矢先、息子がバイバイのしぐさで手を振り返したんです。これには驚きました。子供は子供のことを本当によく見ているんですね。たった数時間で息子が成長していると知り、嬉しかったです。
9~11ヶ月に赤ちゃんがバイバイした体験談
はっきりできたのは9カ月
あめうさ(30代前半)
娘がはっきりとバイバイをしたのは、生後9ヶ月の頃です。それ以前にも顔の前で手を振ることはありましたが、「これはバイバイなのかな?」と結構怪しい仕草でした。
それが仕事へ行く主人を玄関で見送った際に、「パパ行ってらっしゃいだよ、バイバイ」と私がバイバイをして見せた所、真似してはっきりとバイバイするようになったのです。
バイバイ以外には、パチパチ、万歳、美味しい時にほっぺを触る、名前を呼ばれたら手を挙げる、こんにちは・ありがとうで頭を下げる、いただきます・ごちそうさまで手を合わせる、などを練習してできるようになりました。
バイバイが初めてできた時、今までは出かけていく主人をただ眺めているだけだったのにと、成長を感じてとても嬉しかったです。1つずつできる事が増えていく姿に、嬉しいけどちょっと寂しい。複雑な心境ですね。
真似っこが楽しいみたい
さちおの(28歳)
初めて我が子がバイバイし始めたのは生後9ヶ月を迎えてすぐの頃でした。
このくらいの時期から大人の仕草の真似をし始めるとママ友から聞いたので、「バイバイ」と子どもに向かってよく両手を振っていました。
パパがお仕事に向かう時、おばあちゃんの家を出る時、支援センターから帰る時など、バイバイして見せていたところ、あるとき息子も両手を振り始めたんです。
手を開いてこちらに向けてというより、両手をパタパタ、手首をぐねぐね、と言った感じです。その不完全な感じが可愛らしくて何度もやらせてしまいます。その後も私がバイバイして見せると息子もそれに倣ってバイバイします。
それ以降、手をパチパチして拍手、いただきますのご挨拶など、たくさん出来ることが増えました!
練習しました!
ダッフゥー(33歳)
11ヶ月でバイバイできるようになりました。練習し始めたのは10ヶ月ごろでした。
娘より1ヶ月早く生まれた子がバイバイしていたのを見て、夫や義両親などが事あるごとにバイバイをして、練習しました。
あとはNHKをよく見てるので、「いないいないばあっ!」や「おかあさんといっしょ」の影響も大きかったと思います。終わるたびに、お姉さんやお兄さんがバイバイしてくれるので。
最近は起きてすぐバイバイするぐらいバイバイにはまっています。バイバイする姿はとても可愛く、主人も仕事に行く前にバイバイしてる姿を見て喜んでいます。他にも、パチパチといった拍手や「こんにちは」もできるようになりました。
1歳頃に赤ちゃんがバイバイした体験談
1歳過ぎです
ふに(39歳)
特に教えてはいないのですが、下の子は毎朝お姉ちゃんがパパにバイバイしている姿を見て、1歳を過ぎた頃から何となく一緒に手を振り出しました。
1歳1ヶ月頃には、パパが出かける準備を始めるとなぜか嬉しそうに手を振るようになり、意味がわかったうえでの動作であることが私達からも見て取れました。
同じ頃から「はい!」と言って欲しいものに手を伸ばしたり、ご飯の用意をし始めたときや誰かが「いただきます」「ごちそうさま」を言った時に手を合わせる仕草をするようになりました。喋りはしないものの、子供なりに理解していて、何か伝えたいのだろうと思えます。
バイバイ以外にも赤ちゃんに身振り・手振りを教えよう
バイバイができる頃というのは、まわりの人の真似が楽しい時期です。教えるとあっという間に、身振り・手振りをマスターしていくことも多いです。
以下のようなポーズも積極的に見せてあげましょう!
- パチパチと手を叩く拍手
- 嬉しいことがあったときの万歳ポーズ
- 人にものを渡す「どうぞ」のポーズ
- 人からものを受け取る「ちょうだい」のポーズ
- お名前を呼ぶと手を上げて「はーい」の挙手ポーズ
- 「こんにちは」「ありがとう」で頭を下げるお辞儀ポーズ
- 「いただきます」「ごちそうさま」と手を合わせるポーズ
- ご飯を食べてほっぺを包む「おいしい」のポーズ
- カメラをむけるとほほ笑む「にこっ」の決め顔ポーズ
赤ちゃんは手遊びが好きなものですから、ぜひ親子で楽しみながら練習してみてください。今だけのシャッターチャンスですから、ぜひ記念に写真を残しておきましょう。