離乳食の白菜レシピ
離乳食で白菜は取り分けしやすい優秀食材!段階別レシピ
離乳食で白菜を上手に使いたいなら、大人用メニューからの取り分けがおすすめです!「葉」と「茎」はいつから、どのように加熱するのか、栄養素や冷凍・冷蔵での保存方法を解説。ツナや豆腐、豚肉などのタンパク質食材とも相性が良い白菜1/4カットを使い切るレシピで、離乳食の時短を目指しましょう!
離乳食で白菜はどう使う?取り分けなら簡単かつ時短に!
離乳食に白菜を使えるようになるととっても便利です。白菜は冬が旬で、お鍋に欠かせないお野菜の一つですが、色々なお鍋に使われているように、クセが少なく、様々な食材と相性がよいというのが白菜の特徴です。赤ちゃんも白菜が食べられるようになれば、ママやパパの鍋から取り分けて離乳食が作れます。
そんな白菜の葉の部分は柔らかく食べやすいのですが、茎の部分は固いので離乳食ではいつから、どのように使うのか知りたいママもいるのではないでしょうか?また、白菜は1/4カットや少なくても1/8カットと量が多く販売されていることが多いので、離乳食のためだけに購入すると使い切れないので、家族みんなの献立に上手に活用しましょう。
離乳食で白菜をいつからどのように使うのか、どんな栄養が含まれるのか、選び方や保存方法、大人からの取り分け離乳食レシピで上手に使い切る方法をご紹介します。
白菜はいつから食べられる?レンジ加熱やブレンダーなどで手軽にペーストにしよう!
白菜は95%が水分でアレルギーの心配が少ない食材です。特に柔らかい葉の部分は離乳食初期から食べさせることができます。
「葉」は離乳食初期(月齢5か月)からOK!少量ならレンジが楽
白菜の葉の先は柔らかいので、生後5ヶ月の離乳食をはじめたばかりの頃でも、茹でてペースト状にすることで赤ちゃんに食べさせられます。葉の部分は白い部分よりも水分が多く、アクが少ないので、少量であれば電子レンジで加熱できるので便利です。
一度に大量の下処理をする場合も、水分が多いという利点を活かして、少量の水で蒸し煮すれば汁ごと使って白菜の栄養を余すことなく摂取できます。
「茎」は離乳食後期(月齢9か月)からOK!芯を取り除きブレンダーも活用して!
葉よりも甘みはあるのですが、繊維が多いため固いのが特徴です。柔らかくゆでることで離乳食後期から使うことができます。
白菜は赤ちゃんの骨を強くしたり、免疫を高める栄養素が豊富!
白菜は確かに水分が多いですが、赤ちゃんの成長を助けたり、免疫力を高める栄養素をしっかり含んでいます!
免疫力を高め、鉄分の吸収率を高めるビタミンC
ビタミンCは白菜の葉の部分に多く含まれおり、体内への鉄分の吸収率を高める効果や、免疫力をUPさせる効果があるので、貧血になりやすく、 ウイルスへの抵抗力が弱い生後半年過ぎの赤ちゃんには積極的に与えたい栄養素の1つです。ビタミンCは、体内に貯めておくことができない栄養素なので、離乳食で毎日継続して摂取する必要があります。
新陳代謝が活発な赤ちゃんの骨の形成を促すビタミンK
骨の形成を促す機能や、ケガをしたときに止血する際に必要となる栄養素が白菜にも含まれるビタミンKです。赤ちゃんは生まれ1年で身長は約2倍になるほど骨の新陳代謝が活発ですから、離乳食期に欠かせない栄養素です。
含有量は牛乳の3分の1!骨を丈夫にするカルシウム
白菜には骨を丈夫にするカルシウムも含まれています。白菜100gあたりに含まれる量はコップ1杯の牛乳の1/3程度(43mg)です。100gは多く感じるかもしれませんが、白菜は水分が多いので加熱するとかさが減り、たくさん食べることができます。
葉先は緑黄色野菜の条件となる皮膚を強くするβカロチンが豊富!
白菜は淡色野菜に分類されますが、葉先の緑色の濃い部分には緑黄色野菜に含まれるβカロチンを含んでいます。βカロチンは皮膚や粘膜を強化し、免疫力をUPさせる効果あります。
特におすすめの品種はオレンジ色の白菜「オレンジクイン」
最近では「オレンジクイン」や「オレンジ白菜」と呼ばれるβカロチンをより多く含む品種も出回っています。ビタミンCやカルシウムの含有量も豊富で、通常の白菜よりもさらに癖がなく、サラダなど生で食べてもおいしいので、1度味わってみてください。
どうせならおいしい離乳食を作りたい!鮮度・味が良い白菜の選び方
新鮮でおいしい白菜を選ぶ場合には、1玉の場合は手に持って重さを、カットされたものは切り口をチェックしましょう。
1玉の場合は、ぎっしりとした感触があるものが新鮮!
葉が隙間なくびっしりと巻いていて、生き生きとしている緑色の外葉がついているものが新鮮です。また触ってみて、適度な弾力があるかどうかもチェックしましょう。
カット白菜は、切り口が白、葉先は黄色みをおびているものが美味
カットされている場合は切り口が白く、平らなものを選びましょう。白菜はカットされてからも成長を続け、時間が経過すると切り口が膨らんできます。そのため、切り口の平たさが鮮度の指標になります。
また、中の葉先が白いものより、黄色みを帯びている方が美味しい証拠です。
白菜の保存は、新聞紙・ラップ・ポリ袋などを活用しよう
1玉の場合は、新聞紙に包んで風通しの良い涼しいところで保存します。
カットした場合は、ラップで包んでポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。
冷凍保存したい場合は、加熱してペーストや刻み白菜にする
白菜は水分が多いのでそのままでは冷凍保存できませんが、加熱すると冷凍保存できます。
離乳食初期のペーストや、加熱して刻んだものを製氷機やジップ付きの冷凍保存用袋に入れて冷凍すれば、2週間の保存が可能です。
離乳食初期の白菜レシピ・ペーストにして飲み込みやすく!
初期は葉先の柔らかい部分を加熱して作る白菜ペーストをから始めましょう。
また、ペーストは少量であれば電子レンジで、大量に作る場合は鍋で作ると簡単です。
離乳食初期の白菜は、ヨーグルト状が目安
白菜の葉先をすりつぶしお湯で伸ばしたペーストです。ヨーグルト状のかたさを意識しましょう。
白菜の青臭さが気になる場合は、お湯の代わりに調乳済みミルクや昆布だしで伸ばすと食べやすくいなります。
電子レンジで少量・鍋で大量作れる「白菜のペースト」
〈電子レンジで作る場合〉
白菜(葉の部分) 10g・ お湯 小さじ1
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よく洗った白菜の葉の部分をラップに包み、電子レンジ600wで20秒加熱します。
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1をすりつぶし、お湯でのばします。
〈鍋で作る場合〉
白菜 1/4カットの葉の部分のみ・水 1/4カップ(50cc)
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よく洗った白菜の葉の部分だけをざく切りにします(茎の部分はお鍋などに使えます)。
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鍋に1を入れ、水を加えて蓋をして中火~弱火で10分蒸し煮します。
※焦げ付かないように注意します。 -
ミキサーに2を入れてペースト状にします。
- 出来上がったものは製氷機やジップ付きの冷凍保存袋に入れて2週間程度冷凍保存できます。
離乳食中期の白菜レシピ・ツナや豆腐と組み合わせよう!
離乳食をはじめて1ヶ月以上経ち、生後7ヶ月、8カ月になると使える食材も少しずつ増えてきます。
白菜にほとんど含まれていないたんぱく質を補うために、絹ごし豆腐やしらす、ツナ缶といった食材を一緒に使うと栄養価がアップします。
中期は調味料に頼らず、食材の味を楽しませてあげたい時期ですが、白菜の甘みがたんぱく質食材の旨味で増すという利点もあります。
また、白菜は淡色野菜なので、人参やほうれん草といった緑黄色野菜を一緒に使うことで彩りを加えられますし、栄養面ではβカロチンを補って白菜のビタミンCと相乗効果で免疫力UPにつなげることもできます。
離乳食中期の白菜は、細かく刻んで片栗粉でとろみをつける
葉の部分を加熱し、細かく刻んだ程度の硬さで与えることができます。赤ちゃんのお口の成長には個人差があるので、飲み込みにくそうな場合は片栗粉でとろみをつける、初期のペースト状に戻してあげるなど無理のないように進めていきましょう。
大人のおかずに取り分けOK「白菜のツナ煮びたし」
赤ちゃんの離乳食としてはもちろん、大人のおかずにもなる「白菜のツナ煮びたし」のレシピを紹介します!今回はオレンジクインを使っています。もちろん普通の白菜で作ってもOKです。
〈大人2人分+赤ちゃん〉
白菜1/4カット・ツナ水煮缶(食塩不使用)1缶・水1/2カップ(100cc)
しょうゆ 大さじ1/2 みりん 大さじ1/2 酒 小さじ1/2
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白菜は3㎝程度のざく切りにします。
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鍋に白菜の茎の部分と水を入れて蓋をして中火で5分程度煮ます。
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茎が柔らかくなったら葉とツナ缶を汁ごと加えて弱火で5分煮ます。
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離乳食用に葉の部分を取り出し、白菜を細かく刻んで完成です。
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大人用は、しょうゆ、みりん、酒を加えて調味し、弱火で5分煮てアルコールを飛ばして完成です。
離乳食後期の白菜レシピ・お鍋からの取り分けで時短もOK!
白菜は茎が使えるようになり、調味料も少量であれば使えるようになるので水炊きなどのつけダレで食べるお鍋からの取り分けができるようになります。
白菜に含まれるビタミンCは水に溶けやすいという性質を持っているので、余すことなく摂取するためにも汁ごと食べられるお鍋やポタージュや味噌汁といった調理方法やおすすめです。
離乳食後期は、葉と茎を混ぜて細かく刻もう
後期になると茎の部分を柔らかく茹でて使うことができるようになります。そのままではまだ噛みきれないので、ペースト状や細かく刻み、赤ちゃんが嫌がらないようにしてあげましょう。
取り分け離乳食の定番蒸し料理「白菜と豚肉のフライパン蒸し」
〈大人2人+赤ちゃん〉
白菜1/4カット・豚もも肉切り落とし 150g・塩 小さじ1/2
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白菜はざく切りにします。
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テフロン加工したフライパンに白菜、豚肉を入れ、塩を混ぜ込みます。
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2にアルミホイルをかぶせて火にかけ、中火~弱火で10分蒸し焼きにします。
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離乳食用は豚肉の赤身と白菜を取り分けて刻み、大人用はお好みでポン酢をかけてもOKです。
白菜は「取り分け離乳食」としても大活躍!!
白菜は100gあたり14kcalと低カロリーで、美肌作りに欠かせないビタミンCや骨粗しょう症予防に必要なカルシウムなどの栄養を含み、ママにもおすすめの食材です。
白菜の1/4カットや1玉は一見すると量が多く見えますが、ご紹介したレシピのように加熱するとかさが減って、たくさん食べることができ、栄養もたっぷり摂取できます。
離乳食が2回食、3回食になれば、赤ちゃんとママやパパが一緒に食卓につく機会も増えるはずです。
ママやパパと同じメニューは赤ちゃんも嬉しいはずですから、ぜひ効率的に白菜を離乳食に取り入れましょう!