育児・お世話

赤ちゃんのシャンプーの仕方

赤ちゃんのシャンプー嫌いを制する!大人用への切り替え時期は?

赤ちゃんのシャンプーの仕方が知りたい!赤ちゃんのシャンプー嫌いで毎日が大変‼シャンプー嫌いの子はどうシャンプーしてあげればいいの?赤ちゃんのシャンプー嫌いの原因や対処法、ベビーソープからベビーシャンプー、大人用シャンプーへの切り替え時期や大人用を使うときの成分表示など注意点を紹介!

みんなどうしてる?赤ちゃんのシャンプー方法!

赤ちゃんを出産した後に産院で沐浴の方法を教わりますが、実際に自宅へ戻り一人で赤ちゃんをお風呂に入れるようになるとドキドキしたり不安になってしまったりします。特にシャンプーとなると、より慎重になってしまう面がありますよね。

また、赤ちゃんによっては「シャンプーを始めると大泣きしてしまいシャンプーどころではなくなってしまう…」とシャンプー嫌いに悩むママも少なくないようです。何かと気を使う赤ちゃんのシャンプーですが、楽しくスムーズにできる方法はあるのでしょうか?

成長によって変わる赤ちゃんのシャンプーの仕方

赤ちゃんとのお風呂の時間の中で一番大変なのはシャンプーではないでしょうか?目や耳に入ってしまう心配もありますので慎重にもなってしまいますよね。一日のお世話のなかでも大変かもしれませんが清潔に保ってあげることはとても大切。

生れたばかりの首据わり前のねんねの頃から月齢が大きくなるにつれて、赤ちゃんの成長に合わせてシャンプーの仕方も少しずつ変わってきます。赤ちゃんに合った方法で優しく頭皮のケアをしてあげましょう。

赤ちゃんのシャンプー準備しよう!シャンプー前のチェックリスト

赤ちゃんの入浴やシャンプーに必要なものを準備しましょう。
「あっ!忘れた…」と思っても赤ちゃんと二人きりのときは赤ちゃんだけを裸のままお風呂に置いて準備し直すなんてできません。シャンプーの途中で困らないように前もって必ず準備しておきましょう。

赤ちゃんのご機嫌もしっかり観察

お風呂に入れるタイミングもとても重要になってきます。食事のすぐあとや赤ちゃんが眠くなる時間帯はご機嫌が悪くなる可能性が高くなるので避けた方が無難。何かに夢中になっているときや遊びの途中で無理やりお風呂!となっても、機嫌は悪くなるでしょう。

入浴時に一番困ってしまうのが、機嫌悪く暴れられてしまうことですよね。
お風呂の中でも特にシャンプーに移ったときにご機嫌を損ねてしまう赤ちゃんも多いので、入浴のタイミングはある程度見計らい、赤ちゃんが機嫌の良い状態でお風呂に入りシャンプーに挑みましょう!

シャンプーに使うもの

赤ちゃんの月齢によって必要な物に少しずつ違いは出てきますが、シャンプーのときはこれだけは必ず必要になってきます。手元になくて慌てないように準備しましょう。

小さなかごにお風呂セットとしてまとめて洗面所に準備しておくようにすると便利です。

これでいいの?基本的なシャンプー方法を確認してみよう!

退院後お家で赤ちゃんをお風呂に入れるようになると、本当にこれでいいのかな?この程度できれいに洗えているのかな?ちょっと不安を感じてしまいます。
他の赤ちゃんがシャンプーしている姿はなかなか見る機会もありません。基本的な沐浴方法からおさらいしてみましょう。

新生児期

生れたばかりの新生児の赤ちゃんはまだ大人と一緒のお風呂に入れませんので沐浴になります。沐浴の方法は産院で指導があったと思いますが顔→頭→首→胸→お腹→手→足→お股→背中→おしりの順に洗っていきます。

赤ちゃんの顔をきれいにガーゼで拭いてあげたら親指と中指で赤ちゃんの首をしっかりと支えたままの状態でシャンプーを始めます。

新生児期のシャンプーステップ

1.ガーゼを使い髪の毛をお湯で濡らします。
2.しっかり泡立てたソープで優しくおでこから頭全体を洗います。
3.ガーゼを使って石鹸成分をしっかり洗い流します。
4.しっかり絞ったガーゼで湯冷めしないように髪の毛を拭きます。

新生児の赤ちゃんは頭のてっぺんの大泉門周辺がポコポコとしてまだ柔らかい状態なので強くこすらないように気を付けましょう。

大泉門とは、頭の骨のすき間のことで、やわらかい部分です。その大きさや、いつ閉鎖するのか、ぶつけたときの対処法、閉じない・膨らみ・へこみがみられる場合の考えられる病気などについて、詳しく解説します。

ねんねの頃

1ヶ月健診で異常がなければ、沐浴を卒業し大人と一緒の湯船に入れるようになります。

ねんねの頃は、基本的に新生児期と同じ感じで洗っていくものの、湯船の外で体や頭を洗います。赤ちゃんを膝の上に乗せ親指と中指で首をしっかり支え、頭の下に洗面器を置き沐浴と同じ方法で優しくシャンプーします。
頭に泡が残らないようにガーゼを使ってしっかり泡を落としてあげましょう。

首すわりの頃

首が据わるとシャンプーも少し楽になってきます。動くようになってくるのでシャンプーしにくいという意見もありますが、首が安定してくれるとそこだけに集中することもなくなるので気持ちが少し楽になります。

首据わり期のシャンプーステップ

1.あぐらをかくようにして座った足の上に赤ちゃんの頭が利き手側になるように体をのせます。
2.泡立てたシャンプーで頭をクルクルと優しく洗います。
3.シャワーで泡が残らないようにしっかりすすいであげましょう。

シャワーの水流が赤ちゃんには強すぎるときやシャワーを嫌がる赤ちゃんには、手桶を使い優しく洗い流してあげましょう。500mlのペットボトルを活用しても便利だそうです!

赤ちゃんの首すわりについて新生児から月齢で解説。首すわりの確認方法や練習方法、首がすわりかけた時の縦抱き授乳の方法やママの危険な勘違いなど赤ちゃんの首すわりについて解説します。

おすわりの頃

首据わり期からと同様仰向けに寝かせるような姿勢でシャンプーをしていきますが、お座りできるようになると、動きが前よりも活発になって赤ちゃんによってはシャンプーの際横になっていられなくなってしまいます。

そんなにお座りが良い赤ちゃんなら、ママの膝に抱え、座らせてあげたままの状態でシャンプーで大丈夫です。シャンプーを洗い流すときだけ、仰向けに寝かせてしっかりすすいであげましょう。
活発な赤ちゃんはすぐ動くので油断大敵、片手でしっかりおでこから顔をガードしてあげながらシャワーで流すと顔にお湯がかかり難くなります。

赤ちゃんがお座りするのはいつから?お座りにチャレンジし、ひとりすわりが完成するまでの様子を解説。赤ちゃんがお座りしたくなる練習方法や五感を刺激するおもちゃ、ママを助ける補助グッズも紹介します。
■シャワーへの慣れは赤ちゃんのペースに合わせて

基本のシャンプーの仕方といってもそれぞれでいろんなシャンプーの仕方があります。
お座りの頃にはもう頭からシャワーをかぶっていたという水に強い子もいます。すぐに動く子、じっとしている子、タオルを持たせ、目に当てていると安心してシャワーをかぶれる子…赤ちゃんの個性に合わせて、力加減や目や耳に注意しながら、赤ちゃんにとって良い方法、ママにとってやりやすい方法できれいに洗ってあげて下さい。

気を付けよう!シャンプーするときの注意点

赤ちゃんの髪や頭皮はとてもデリケートです。肌ももちろん敏感でちょっとした刺激でも反応を示してしまいます。

赤ちゃんの髪や頭皮を守るためにも注意点に気を付けながら優しく洗い、髪や頭皮を清潔に保つようにしてあげましょう。

暴れて大変!シャンプー嫌いの赤ちゃん

お風呂に入るのは平気なのに、シャンプーを始めようとすると大泣きして暴れ出してしまう…そんなシャンプー嫌いの赤ちゃんだと、毎回大変で毎日の必要ケアとはいえお風呂の時間が憂鬱になってしまいます。

パパやママひとりのときはなおさら、裸のまま大泣きされてしまっては「お手上げ!!!」状態にもなってしまうでしょう。なぜ赤ちゃんはシャンプーが嫌になってしまったのでしょうか?

赤ちゃんがシャンプーを嫌がって困る…その訳と対処法

シャンプーが嫌だと泣きだしてしまう赤ちゃん。シャンプーを嫌がる理由にはどのようなものが考えられるのでしょうか、その原因を探ってみましょう。

シャワーの温度・水圧

シャワーの温度は大人よりも赤ちゃんの方が熱く感じやすいものです。目安として38~40℃ですが赤ちゃんによってはもっとも体温に近い37~38℃に設定してあげると熱さを感じにくくなります。
シャワーは出し始めのとき、温度が一定になるまで熱くなったり冷たくなったりします。小さな子供にとって急に温度が変わるのは不快なものなので、温度が安定してから使用するようにしましょう。

シャワーの水圧にも気を配ってあげましょう。シャワーが急に勢いよくかかれば、赤ちゃんはビックリしてしまいます。少し赤ちゃんの髪を手で濡らしてあげてから、顔に水が飛び散らないように弱い水圧で流してあげましょう。

シャンプーするときの力加減

シャンプーの力加減にも気を付けてください。
赤ちゃんの頭皮や肌は薄くダメージを受けやすいので、ごしごしと強くこすると痛みからシャンプーを嫌がるようになります。

爪を立てるのもNGです。優しく洗っているつもりでも痛みを与えてしまいます。泣かれてしまっても慌てずに指の腹で優しく洗ってあげましょう。

顔に水がかかるの!水が怖い

水が怖いかどうか、受け取り方は赤ちゃんそれぞれで違いますが、「全然平気!」という赤ちゃんはそんなに多くはありません。中には、ちょっとでも水が顔にかかっただけで恐怖を感じ不安がる子も。

シャワーを克服するには、「シャワーは怖くない!」という安心感を与えてあげましょう。
顔に水がかかると怒ってしまうのなら、シャワーの時はハンドタオルを用意しておきましょう。シャワーをかけるときは顔に水がかからないようにガードし、顔に水がかかってしまったらすぐに拭いてあげて下さい。

遊びを通じて水を克服できるように日頃から慣らしてあげるのも良いかもしれませんね。

シャンプーが目に染みる

赤ちゃんだけでなく大人であっても目にシャンプーは目に沁みますし、不快に感じます。赤ちゃんがシャンプーを洗い流すときに急に目をつむって泣き出すのは、シャンプーが目に沁みているのかもしれません。

シャンプーは弱酸性がしみにくいため、シャンプーを変えてあげればシャンプー嫌いが治るかもしれません。

シャンプーされる体勢が嫌

赤ちゃんをシャンプーするときの体勢は、月齢やその子の大きさによっても安定しやすい姿勢が変わってきます。「こうしなければいけない」という決まりはありませんが、赤ちゃんが安心する体制を見つけてあげましょう。

赤ちゃんがシャンプーを嫌がる理由に思い当たる点は見つかったでしょうか?原因はひとつだけではなく複数考えられることもあります。少しでもシャンプーを好きになってもらえるように、もう一度シャンプーのときの赤ちゃんの様子とシャンプーの仕方を見直してみましょう。

赤ちゃんが嫌がらない楽しみながらのシャンプー

赤ちゃんがシャンプーを嫌がる原因を取り除いてあげたら、次は楽しいシャンプーの時間を作ってあげましょう。

楽しいシャンプーここがポイント

きれいにしてあげたくて真剣になってしまうのもよくわかるのですが、基本的に赤ちゃんに接するときは笑顔を忘れずに!ママもシャンプーを楽しみましょう。

パパができる工夫を考えましょう

赤ちゃんのお風呂はママがお仕事だったり、パパがお休みの日や早く帰ってきたときにはパパがお風呂に入れている家庭も少なくないでしょう。

お風呂の時間はパパにとっても張り切って参加できる育児の一つ!あまりにも赤ちゃんが小さいときは「壊れそうで怖い」という人も少なくありませんが、お風呂がより一層楽しくなるようにママと協力して乗り越えましょう。
ママ一人で難しいことでもパパの協力で上手くいけば素敵ですし、パパの自信にもつながりますよね!

赤ちゃんのシャンプー嫌いは原因があれば対処しつつ、赤ちゃんが「お風呂やシャワーって楽しいね!」と感じる工夫を作ってあげられれば出来れば克服できます。シャンプーひとつと思うかもしれませんが、赤ちゃんにとってはどんなことでも環境づくりがとっても重要なんですね。

あると便利シャンプーグッズ

赤ちゃんとのお風呂は楽しいものですが、大変な時間だったりもします。一人のときは誰かに助けてもらう訳にもいきませんし、赤ちゃんのことを考えると長くお風呂にいるわけにもいかないので楽しみながらもスムーズにこなしたいもの。

大人手ひとつのバスタイムに味方になってくれる、あると便利なお助けグッズをご紹介します!

浴室内用バスマット

赤ちゃんを包み込むような形状で作られた赤ちゃん用の浴室内用マットは、まだ腰の据わっていない赤ちゃんを寝かせておきながら洗ってあげられるので便利~。お風呂に敷くタイプの滑り止めマットはママが抱っこして洗うときにも、赤ちゃんの安全のためにも安心です。

使い終わったら吊るして乾燥させておくと、清潔を保ちながら場所を取らずに収納できます。

バスチェアー

生後すぐから使えるものから腰が据わってから使えるものまで、たくさんの種類のバスチェアーがあります。リクライニング出来るタイプだと赤ちゃんを寝かせながらシャンプーもできるので、抱っこしたままのシャンプーの体勢が辛いならとても助かりますね!

もちろん月齢が大きくなってからは、お風呂の椅子として使えます。ママが体を洗っている間座らせて待たせておけるのでとても安心です。

シャンプーハット

赤ちゃんが動くようになってくると、シャンプーしながら顔にお湯がかかってしまったり、泡が顔についてしまったりして、赤ちゃんを怒らせてしまいがち…ママもシャンプーを流すときに目や耳に水やシャンプーが入らないかと心配になってしまいますが、シャンプーハットは顔を濡らさずにシャンプーできるので安心です。

しかし、シャンプーハットをしていると耳の下やハットを付けている部分が洗いにくいという欠点があります。また、シャンプーハットそのものを嫌がってしまう赤ちゃんもいるので、そういった子には簡単に装着できるタイプや赤ちゃんが気に入る色やデザインを選んであげるとその気になってくれるかもしれません。

シャワーフック

赤ちゃんが手桶のお湯に怖がらなくなったらシャワーを使って流したいですよね。
ですが、シャワーを取るために抱っこして腰を浮かせたり座ったり移動したりはとても大変です。赤ちゃんの頭を流す時などすぐに取れる場所にシャワーが固定できたらとても助かります。

赤ちゃんが大きくなって自分でなんでもやりたがるようになったら、身長に合わせた位置にシャワーを取り付けあげることもできます。

お風呂用のオモチャ

お風呂を楽しいものにするためにあると便利です。シャンプーがどうしても苦手な赤ちゃんはおもちゃに注意を向けるようにしてあげたり、お風呂でグズってしまった時に気を紛らわすためにも準備しておくといざという時に助かります。

便利なお風呂グッズの中にシャワー時に便利なものがたくさんありますね。
お風呂グッズなんて必要ないと思いきや、何かと大変な育児中は育児の負担を少しでも軽くするために、結構活躍してくれます。赤ちゃんにとってお風呂時間に楽しめるかどうかも、シャワーの明暗を分けるポイント。ぜひ活用してみて下さい!

【赤ちゃん専用?】赤ちゃん用シャンプーの選び方【大人と一緒?】

赤ちゃんの髪の量が増えてくると、ベビー用シャンプーだけでは細い髪の毛が絡みつくようになったり、ギシギシしてるかな…と感じることもありますよね。

お店の赤ちゃんコーナーで商品を見ていると、全身ボディーソープの他にベビーシャンプーという商品が並んでいますがベビーソープとベビーシャンプーに違いはあるのか、大人用シャンプーの切り替えのタイミングはいつからかを見ていきましょう。

全身ベビーソープの良いところ

赤ちゃんの肌は皮膚が薄くとてもデリケート。しかし、皮脂腺は大人と同じ数だけあるのでとても汗をかきやすく肌荒れも起こしやすい面があります。
生後3ヶ月頃までは特に皮脂分泌が多くニキビができやすいのですが、それ以降は皮脂分泌が少なくなり逆に乾燥肌になりやすく、それはそれで肌トラブルが多くなります。

全身ベビーソープはそんなトラブルを抱えやすいデリケートな赤ちゃんの肌を優しく洗い、しっかりと保湿するために作られています。ベビーソープ一つで時間や手間をかけることなく頭からつま先まで洗えるので片手で全てをこなさなければいけないママにはとても便利で、赤ちゃんにも負担をかけません。

ベビーシャンプーはいつから使える?

全身ベビーソープで頭を身体もすべて洗っているひともいれば、全身ベビーソープで赤ちゃんの体を洗い、ベビーシャンプーで髪を洗っているというパターンも多くあります。
ベビーシャンプーはいつからどう使えばいいのでしょうか?

ベビーシャンプー切り替え時期

ベビーシャンプーは商品によって使用可能時期が異なりますが、新生児期から使えるものから販売されています。「赤ちゃんの髪の毛の量が増えてきたか」を目安に、ベビーソープからベビーシャンプーに切り替えることが多いようです。

全身ベビーソープとベビーシャンプーの違い

ベビーソープとベビーシャンプーの大きな違いは泡切れや洗浄力にあります。
洗浄成分が違いベビーソープは洗浄成分が優しく全身に使えますが、ベビーソープと比べると髪の毛がギシギシしたりパサついてしまうことも…。
しベビーシャンプーは赤ちゃんの頭や髪の毛の汚れを落とすために作られているので、ギシギシしたりパサついたりせずに頭皮の汚れをスッキリときれいにしてあげられます。

しかし、小さな赤ちゃんを洗ってあげるとき、ベビーソープとベビーシャンプーを使い分けるのはやや面倒。もちろん全身ベビーソープで頭や髪の毛を洗い続けても問題はありません。

ですが、赤ちゃんの肌は体温も高いうえに大人と同じだけの皮脂腺があるため、とても汗かきですので、赤ちゃんを清潔に保ってあげるためにはやはり毎日の入浴は欠かせません。
お風呂のたびに、柔らかい髪の毛がきしんだり絡みついたりと嫌な思いをさせないためにも、赤ちゃんの髪の状態を見ながらベビーシャンプーへ切り替えてあげるのがベストかもしれませんね。

ベビーシャンプーの選び方

赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、ちょっとした刺激にも負けてしまうことも。ベビーシャンプーは低刺激で赤ちゃんの肌に安全なように作られていますが、着色料や香料、防腐剤などの添加物表示をしっかりチェックし刺激の少ないナチュラルものを選ぶようにしましょう。

月齢が大きくなってきたとしても、半年以上は赤ちゃんを支えながらのシャンプーになりますので、片手でも簡単にシャンプーを始められる、泡で出てくるタイプのものを選ぶととても便利です。

皮脂分泌が過剰な赤ちゃんの頭皮はきちんと洗えていないと、清潔に保つことが出来ずに乳児湿疹の原因にもなってしまいます。赤ちゃんの状態を見ながら全身ベビーソープを卒業してベビーシャンプーに切り替えてあげましょう。

大人と一緒のシャンプーへの切り替えはいつ?

ベビーソープからベビーシャンプーへの切り替え時期に決まりがないように、大人と同じシャンプーへの切り替え時期もいつからという決まりはありません。過程によってさまざまで、早い時期から大人と一緒のシャンプーに切り替えたという方もいれば、割と大きくなるまでベビーシャンプーを使っていたというケースも。

ただし、大人用シャンプーの切り替え時には、シャンプーの成分表示をしっかり確認したほうがいいかも。

赤ちゃんに使うシャンプーを選ぶときに注意したいこと

大人と一緒のシャンプーを使い始めようと思うけど、赤ちゃんの肌への刺激は大丈夫なのか…心配ですよね。もちろん大人用はベビーシャンプーとは違い、洗浄成分も違えば洗浄力も強いものが多く、お勧めできない成分の入った商品も少なくありません。

赤ちゃんや乳幼児と兼用でシャンプーを使うときは入っている成分に注意しましょう。

■ラウリル硫酸・ラウレス硫酸

強力な油を落とす洗浄成分である高級アルコール系の洗浄成分です。安価で汚れも落ちるためシャンプーにも使用されますが、刺激が強く、大人でも肌に合わない人が使用すると負けてしまい荒れや痒みを引き起こしてしまいます。
赤ちゃんの弱く敏感な肌も刺激に負けて、炎症を起こしたりかぶれてしまったりします。

これらの成分が入ったシャンプーを使うときは、薄めて使用し、しっかりすすぎ残しがないように流してあげると良いでしょう。また、ラウリル硫酸・ラウレス硫酸といった洗浄成分は髪の毛がきしみやすいという欠点があり、シャンプーの後はリンスやコンディショナーをしてあげたほうが良いです。

■シリコン

シリコンは、ラウリル硫酸系の洗浄成分の入ったシャンプーを使うと髪の毛がきしみやすく、指通りをよくするために「シリコン」の入ったリンスやコンディショナ―があります。
しかし、この成分は比較的刺激が弱い優秀な成分とは言われてはいますが、頭皮に残ってしまうとやはり痒みや抜け毛の原因になってしまうとも。シリコン入りの製品を使うときは、とくに頭皮をしっかりと洗い流す必要があります。

■赤ちゃんと使うシャンプーを選ぶときは無添加シャンプーやアミノ酸系シャンプーを

赤ちゃんの髪質や髪の毛の量を見て大人と兼用シャンプーを選ぶ人も多いと思いますが、大人用のシャンプーは刺激が強すぎるものも多いので、低刺激のものや無添加などの優しい成分のシャンプーを家族みんなで使用することをお勧めします。

洗浄成分は高級アルコール系のものより、ココイルグルタミンやココイルメチルアラニンを使用したアミノ酸系シャンプーの方が低刺激で良いとされています。

■子供用シャンプーでもOK

いきなり大人と一緒のシャンプー切り替えするのには抵抗があるなら、ベビーシャンプーと大人用のシャンプーの間にベビーシャンプーよりも洗浄力が少し強い「子供用シャンプー」もありますので、ワンクッションおいて段階を踏んでシャンプーを切り替えてあげるのもいいかもしれません。

子供用シャンプーは小さな子が好きなキャラクターや、キャンディーのようなにおいにされているため、シャンプーボトルひとつで赤ちゃんのご機嫌もなおるかも。

赤ちゃんに良くない成分はもちろん大人にもあまりいいものとは言えません。シャンプー選びは家族みんなのためともいえます。

バスタイムは赤ちゃんとの最高のスキンシップ!

赤ちゃんとのバスタイムはコミュニケーションを図るためにもとっても大切な時間です。始めからすべてがうまくいくわけではありませんが、小さい子のほとんどは水遊びやお風呂が大好きです。

お風呂嫌いで暴れる子の入浴は大変ですが、シャンプーを制すとお風呂嫌いも制しますので、試行錯誤いろいろ試してみて下さい!そして、パパはママひとりに任せっきりにしないことです。いいとこどりのパパなんて言われないように、パパも赤ちゃんのお世話に加わって親子の絆を深めましょう!

親と子の裸の付き合いバスタイムは赤ちゃんとの最高のスキンシップ、笑顔で楽しいものにしていきましょう!