赤ちゃん連れ旅行計画&注意点

赤ちゃん連れの旅行|計画は成功の元、旅行先・宿選び・マナー

赤ちゃんと一緒に旅行に行きたいけれど、いつからなら大丈夫?どんなことに気をつけたらいい?赤ちゃん連れ旅行で人気の旅行先、温泉旅行やマナー、宿選びのポイント、交通機関を利用する際の注意点や旅行中のぐずり対策、持ち物についても解説。赤ちゃん連れの旅行を成功させるコツもご紹介します。

赤ちゃん連れの旅行|計画は成功の元、旅行先・宿選び・マナー

赤ちゃん連れ旅行デビュー、いつからなら大丈夫?

無事に出産を終え赤ちゃんのお世話にもだいぶ慣れてきたころ、旅行好きのママやパパなら「そろそろ妊娠中からずっと我慢してきた旅行に行きたい!」と思うのでは?

でも初めての赤ちゃんと一緒の旅行は、不安もいっぱいですよね。
赤ちゃん連れの旅行は、いつから行ける?気をつけることは?持ち物は?…などなど。

まだまだデリケートな存在の赤ちゃんが快適に過ごせて家族の楽しい思い出となる、赤ちゃん連れ旅行デビューを計画しましょう!

赤ちゃん連れの旅行におすすめの時期は生後3カ月~5か月以降!

家族と電車で旅行中の赤ちゃん

赤ちゃんを連れての旅行に、いつからなら行っても大丈夫、というボーダーラインに決まりはありませんが、出産後最低1ヶ月はママの体もまだ回復していませんし、赤ちゃんの免疫力も弱いので、里帰り出産から自宅に帰るのを含め、長時間の移動は避けたほうが無難です。

赤ちゃんとの旅行デビューにおすすめなのは、首がしっかりすわった生後3ヶ月から5ヶ月頃。

その理由は…

・首がすわって体がしっかりしてくるので、抱っこや移動が楽になる
・授乳感覚が安定してくるので、計画的な行動がしやすい
・産後の肥立ちに問題がなければ、ママの体調が回復している
・赤ちゃんがまだ軽いので、ベビーカーなしで抱っこひもでも移動できる
・離乳食が始まる前なら、荷物が少なくて済む
・まだ昼寝の回数が多く寝ている時間も長いので、その時間を活用して移動できる

ただし、赤ちゃんを連れて旅行に行って大丈夫かどうか最終的に判断するのはママとパパ。ママや赤ちゃんの様子をみて、くれぐれも無理はしないようにしましょう。

赤ちゃん連れファミリーに人気の旅行先

家族旅行にはしゃぐ兄と弟

赤ちゃんと旅行に行くと決めたら、次は行き先。今までの、大人だけでの旅行とは違うので、旅行先を選ぶ基準も違ってきます。赤ちゃんと安全に楽しく過ごせるかどうかを一番に考えて、旅行先を選びましょう。

赤ちゃん連れ旅行・国内で人気のスポット

赤ちゃん連れ旅行デビューには、まずはやっぱり勝手がわかって言葉も通じる国内が安心ですよね。最近はファミリーや赤ちゃん連れにフレンドリーなところが増えています。

都心からのアクセス抜群の箱根

大人気の旅行先箱根温泉

首都圏から近く、特急ロマンスカーに乗れば新宿からたったの1時間半。車でのアクセスもいいので、初めての赤ちゃんとの旅行にはピッタリの観光地です。豊かな自然と、その自然に囲まれた街並みは、赤ちゃんを連れてお散歩するだけでも楽しめますよね。

また、箱根といえば温泉。温泉旅館やホテルなど、宿泊施設のチョイスも豊富で、レストランやカフェ、お店もたくさんあるのも魅力です。

近年、再び注目を集める伊豆・熱海

閑散としている伊豆の神社

海に山に、自然がいっぱいで温泉も有名な伊豆・熱海ですが、近年は観光地としても人気。熱海にあるサンビーチは、禁煙エリアがあったり、子供連れにはうれしいスポットです。夏場はライトアップされたりと、国内なのにまるでハワイに行ったような錯覚に陥るかも?

伊豆シャボテン公園や、伊豆アニマルキングダムなど、赤ちゃん連れでも楽しめる観光スポットも要チェックです。

子供連れにやさしい観光地、淡路島

屋根が特徴的な淡路島の観光施設

大阪から車で1時間半とアクセス抜群の淡路島は、「キッズアイランド」と銘打ち、「子供にやさしい淡路島」として、近年、家族向けの旅行先としてアピールしています。温泉、ビーチ、観光地等が子連れ向けに整備されているので、赤ちゃんや小さな子供連れでも気兼ねなくのびのびと過ごせるのが人気の秘密。

淡路カントリーガーデンでは季節の味覚狩り、兵庫県立淡路島公園ではローラー滑り台やアスレチックなど、大自然の中の遊び場で思う存分楽しめます。

関西有数のビーチリゾート、南紀白浜

白い海岸線が特徴的な白浜

関西地区ナンバーワンのビーチリゾート、南紀白浜。紀勢自動車道が南紀白浜ICまでのびたので、大阪方面からのアクセスも格段にアップしました。有名な由良浜のほかにも、温泉やアドベンチャーワールドなど、大人も子供も楽しめるスポットがたくさん。新鮮な海の幸など食べ物がおいしいのも魅力です。

なんといっても人気ナンバーワンの沖縄

透き通る海が魅力的な沖縄

常夏の楽園、沖縄は、赤ちゃん連れファミリーにも根強い人気を誇ります。東京から飛行機で約2時間半、大阪からも約2時間と、赤ちゃんの飛行機デビューにはちょうどよい長さ。
定番の美ら海水族館など、沖縄にもファミリー向け観光スポットはたくさんありますが、赤ちゃん連れの場合は滞在型のリゾートホテルでのんびりと過ごすのがおすすめです。

赤ちゃん連れ旅行・海外に行くなら

せっかく旅行に行くなら、非日常を味わえる海外に行きたい!というママも多いはず。赤ちゃんを連れての海外旅行は不安もいっぱいですが、きちんと準備をしていけば、きっと最高の思い出になるはずです。

海外旅行デビューに最適なグアム

グアムの海とココナッツの実

日本からグアムまでのフライト時間は3~4時間と海外旅行にしては比較的短く、時差も1時間とほとんどないので、赤ちゃんとの初海外におすすめの旅行先です。昼間のフライトで行けるのも、赤ちゃん連れにはうれしいですね。

グアムのホテルやお店は日本語が通じるところも多いので、海外に不慣れなパパ・ママでも安心。キッズクラブや託児施設があるホテルが多いのもうれしいポイントです。

不動の人気、ハワイ

ハワイの海とサーファーを眺める女性

海外旅行といえば、なんといってもハワイ。独身時代には毎年行っていた、というママも多いことでしょう。ハワイも、赤ちゃん連れにフレンドリーな場所やキッズプログラムがあるホテルも多く、日本語が通じるところも多いので、ファミリーに人気の旅行先。

ただしフライト時間は6~8時間と、グアムとくらべると長く、機内泊になるのが赤ちゃん連れにはちょっと大変です。時差があるのも赤ちゃんの生活リズムを考えると心配。ハワイではのんびり過ごすのがよさそうです。

赤ちゃん連れの旅行のマナーと注意点

ママと満開の桜を見に来た男の子

赤ちゃんを連れて旅行に行きたいけれど、周りの人に迷惑をかけてしまうのでは、と気になってなかなかふみきれない、という人もいることと思います。楽しい旅行にするには、どんなことに気を付けたらいいでしょうか。

赤ちゃんとの移動で気を付けたいこと

大人だけで旅行していたときと違い、赤ちゃんがいると、とにかく移動が心配ですよね。電車や飛行機の中で赤ちゃんが泣いたらどうしよう、と不安も多いことでしょう。赤ちゃんとの移動での注意点を、移動手段別にみていきましょう。

自家用車を利用する

オシャレなサングラスをかけた赤ちゃん

赤ちゃん連れの旅行では、なんといっても車での移動が便利。融通がきくし、荷物もたくさん持っていくことができます。赤ちゃんが突然、吐いたりウンチをしてしまっても周りの人に気を使うことなくお世話が出来ますし、なにより、赤ちゃんが泣いて迷惑にならない、という安心感は最大のメリット。ママやパパも気持ちを楽に持つことができます。

ただし、長時間のドライブは赤ちゃんには負担。赤ちゃん連れで車で長距離を移動する際には、こまめに休憩を入れるのが正解です。事前に高速道路のPA、SA、道の駅などの情報を仕入れておきましょう。それほど移動距離が長くないなら、赤ちゃんのお昼寝時間が一定ならタイミングを狙って移動するのも手。車に乗ったらスヤスヤ寝てくれて、起きるころには目的地に着いているかもしれません。

車の中での赤ちゃんのぐずり対策には、お気に入りの音楽CDやDVDを持っていきましょう。大判のタオルも一枚あると何かと便利です。

電車・新幹線を利用する

電車のおもちゃで遊ぶ兄妹

電車や新幹線など、公共交通機関を利用する場合は、まずは混雑する時間帯を避けるのがポイント。指定席があるなら座席をとっておくと安心です。また、荷物はあらかじめ宿泊先に宅配便で送っておけば身軽に移動できて楽です。

電車や新幹線の場合も、いつものお昼寝の時間にあわせて予約し、乗車前に食事を済ませておけば、電車に乗ったらすぐに寝てくれる可能性大です。

飛行機を利用する

晴天を背に空を飛ぶ飛行機

航空会社により、赤ちゃん連れの場合はさまざまな特典が利用できるので事前に調べておくといいでしょう。座席は早めに航空会社にリクエストを。バシネット(ベビーベッド)がを設置している飛行機もありますが、事前予約が必要です。ベビー用の機内食も事前に予約をしておく必要があります。

搭乗時は、赤ちゃん連れの人は優先的に搭乗できるサービスがある場合も。周りの搭乗客を気にせず、ゆっくり座席について荷物をまとめられるので、ぜひ利用してください。

また、赤ちゃんが気圧の変化による耳の痛みを起こさないか、心配ですよね。離陸時に飲み物を飲んだりおしゃぶりをすることによって耳が痛くなるのを防ぐことができるので、機内持ち込み手荷物に入れるのをお忘れなく。

赤ちゃんと飛行機に乗るときに気を付けたいこと&ぐずり対策
赤ちゃんと飛行機に乗るときに気を付けたいこと&ぐずり対策
赤ちゃんと飛行機に乗るときに知っておきたいこと、気を付けるべきことは?気圧の変化にはどう対処したらいい?航空会社には赤ちゃん連れのお客さん向けにどんなサービスがあるの?航空会社のお得なサービスについてもご紹介します。

赤ちゃんが泣き止まない!旅行中にできる対策は?

歩き疲れて靴を食べようとする赤ちゃん

いつもの生活と違う旅行は、大人にとってはリフレッシュできるものですが、赤ちゃんにとっては普段と違うことが不安なもの。移動中や観光中、宿泊先で赤ちゃんが泣いてしまうこともあるでしょう。赤ちゃんのぐずりを回避するため、こんなことに気をつけてみましょう。

旅先で過度に疲れさせない

旅行中は常に動き回っていて忙しくなりがちですよね。自分で歩かない赤ちゃんでも、目まぐるしく景色が変わったり慣れない場所に行くのは刺激が強く、疲れるもの。旅行中でもお昼寝の時間はちゃんと確保し、夜も大人の都合で遅くなりすぎないように気をつけましょう。

旅行中も体調管理をしっかりと行う

疲れがたまってくると、熱を出したり体調を崩す赤ちゃんも。いつもよりぐずぐずするようなら、まずは体調が悪くないか確認してあげてください。

おもちゃ、絵本、DVD等で気を紛らわせる

特に移動中は退屈でぐずる赤ちゃんが多いものです。おもちゃなどで赤ちゃんの気を引いたり、一緒に手遊びをするなど、飽きさせないようにするのがポイントです。

移動中、観光中は抱っこひも

ベビーカーに赤ちゃんを乗せていると楽ですが、ママの顔が見えなくて赤ちゃんがぐずることも多いですよね。旅行中は、移動や観光のときは抱っこひもに入れてあげたほうが、赤ちゃんも安心してぐずりにくくなるかもしれません。抱っこひもだと赤ちゃんとの距離も近く、きれいな景色や見ているものについて、こまめに話しかけてあげられますよね。

赤ちゃんが泣くのは仕方ないこととはいえ、周りの方には「子供がうるさくしてすみません」と一声かけておくと、みんなが気持ちよく過ごせます。

赤ちゃんと一緒に温泉旅行に行きたいときに気を付けること

赤ちゃん連れの入浴もOKな露天風呂

旅行の楽しみのひとつ、温泉。普段の仕事や家事、子育ての疲れを癒すには、温泉にゆっくりとつかるのが一番ですよね。赤ちゃんを温泉に連れていっても大丈夫なのでしょうか?

赤ちゃんはいつから温泉に入れる?

赤ちゃんと一緒に温泉旅行に行くとき、気になるのは赤ちゃんがいつから温泉に入れるのか?というところ。赤ちゃんの肌に温泉の刺激は大丈夫?…等も気になりますが、そこは早くて生後1ヶ月以降、ベビーバスを卒業してからならOKなのですが、赤ちゃんの温泉旅行で配慮したいポイントは他にもあります。

・大浴場は、安定してお座りが出来るようになってからがベター
・おむつが取れるまでは、できれば客室に温泉を引いている宿がベター

首や腰の据わらないまだねんね期の赤ちゃんと一緒にお風呂に入るのは、想像以上に大変なこと。
大浴場だと男湯と女湯に分かれているので、パパに手伝ってもらうこともできません。少なくとも、赤ちゃんが一定時間一人でお座りしていられるようになってからのほうが、ママも赤ちゃんも、安心して温泉を楽しめるといえます。

また、もしもの「そそう」があったときの他の人への影響から、大浴場での赤ちゃんの入浴を禁止している温泉施設、温泉宿もあります。気持ちの良い旅行のためにも、事前の確認とマナーは守るようにしましょう。

赤ちゃん連れ温泉旅行で気を付けること

お風呂が大好きなど赤ちゃんであっても、家のお風呂と温泉では勝手が違います。温度や入浴時間などに配慮しましょう。

泉質はお肌に優しいものを選ぶ

赤ちゃんの肌はとてもデリケート。極度に酸性やアルカリ性に傾く泉質、硫黄泉のような刺激の強い泉質の温泉は避けたほうが無難です。赤ちゃんの温泉デビューには、透明で匂いもない「単純温泉」がおすすめ。
温泉の含有成分は薄めのお湯が多いですが、日本各地に数々の単純温泉の名湯が存在しています。

温度は温めが基本!

源泉かけ流しの温泉は大人にはとても魅力的ですが、季節により湯温に温度差は生じますし、各温泉施設のホームページなどに源泉の温度は出ていますが、実際に入るお風呂の温度は情報が得にくいもの。大人でも熱いお湯もあるので、お湯の温度には注意してあげましょう。

温泉に長時間入れて暖め過ぎない

赤ちゃんは体が小さいので、温めすぎには十分に注意しましょう。
ママはゆっくりとお風呂につかりたいと思いますが、赤ちゃんは長時間入れないようにしましょう。お風呂後の水分補給も忘れずに。

周りへの配慮を忘れないこと

温泉の大浴場で赤ちゃんが泣いてしまったり、おしっこをしてしまったりすると、周りの人の迷惑になります。最近では貸切できる家族風呂があったり、お部屋の内湯も温泉だったりする温泉宿が増えてきています。赤ちゃんと一緒に入る場合は、大浴場より貸切風呂や内湯を使ったほうが安心して楽しめますね。

小さい赤ちゃんを連れての温泉旅行は、赤ちゃんは温泉に入らずにパパとママが交代で入る作戦がゆっくり温泉を楽しめておすすめです。

赤ちゃん連れ旅行、宿選びのポイント

幻想的な老舗温泉旅館

旅行の楽しみのひとつでもある、ホテルや旅館などの宿泊施設。赤ちゃんと一緒に快適に泊まるには、どんな宿を選ぶといいのでしょうか?

赤ちゃんプランをチェックしましょう!

最近は赤ちゃん連れで旅行に出かける人も多いため、赤ちゃんプランを用意しているホテルや旅館ががたくさん。旅行サイトで赤ちゃんプランで検索すると、実に多くのプランが出てきます。

赤ちゃん連れ用の宿泊プランに含まれるサービスで多いのは、おむつや粉ミルク、離乳食などの用意をしてくれるというものです。なかには、育児用品メーカーとタイアップして充実したアメニティを提供しているプランも。
かさばる赤ちゃんグッズを持っていく必要がないので、身軽で旅行できるのが魅力です。ほかにも、お部屋にベビーチェアやベビーベッド、おむつ用ごみ箱を用意してくれたり、使用後の哺乳瓶は洗浄・消毒してくれる宿泊施設があったりと、至れり尽くせり。

各ホテル・旅館で競って赤ちゃん連れの宿泊客用のサービスを展開しているので、赤ちゃんとのお泊りも以前にくらべて格段に便利になっています。

ウェルカムベビーのお宿なら安心

雑誌やインターネットなどで宿泊施設を調べていると、「ウェルカムベビーのお宿」という表示をよく目にします。
これは、子供服メーカーのミキハウスが運営しているミキハウス子育て総研が、赤ちゃん連れでも安心して宿泊できるホテル・旅館・温泉宿等を「ウェルカムベビーのお宿」として認定しているもので、設備等ハード面と、サービスなどのソフト面の両面から審査しています。

全国各地に、赤ちゃん大歓迎のウェルカムベビーのお宿があるので、旅行先が決まったら探してみては?

旅館に泊まる場合は、和室がおすすめ!

畳の香りが落ち着く和室

宿泊先を決めるときに、和室にするか洋室にするか、迷いますよね。それぞれに長所と欠点がありますが、赤ちゃんがいる場合は断然、和室がおすすめ。

旅館の和室だと、畳に布団で寝るので、赤ちゃんがいてもママやパパと一緒に寝られて、ベッドから落ちる心配もありません。しかも布団は簡単に動かせるので、ママとパパの布団をくっつけて大きくしてしまえば、寝ている間に動き回る活発な赤ちゃんでも安心ですよね。

最近ではデリケートな赤ちゃんへの配慮から、抗菌・防カビ対策の畳にしている旅館もあるようです。
また、旅館だとお部屋食にできる施設が多いのも赤ちゃん連れには便利です。周りのお客さんに気を遣わずに、旅の醍醐味であるおいしいお食事をゆっくりと楽しめますよね。

旅館の場合は、室内に花瓶や壺など、赤ちゃんが思わず壊したくなるような装飾品があることも多いので、事前に子供の手が届くところの装飾品を片付けてもらうようにお願いしておくといいでしょう。

ホテルに泊まる場合は、子連れ向けサービスを積極活用

ホテルも赤ちゃん連れファミリー向けにさまざまな工夫を凝らしたサービスを提供しています。レストランにキッズビュッフェがあったり、プールやキッズクラブなどの設備が充実しているところが多いのは、ホテルならでは。

赤ちゃんプランのあるホテルでは、客室も赤ちゃんと快適に泊まれるように工夫を凝らしているところが多く、ベッドやテーブルは低くて角がないものにしていたり、床はクッション性の高いコルク材を使用しているところも。好みや目的に合わせて、上手に選びたいですね。

赤ちゃん連れ旅行の持ち物・荷物

赤ちゃんの荷物が入ったキャリーバッグ

赤ちゃん連れの旅行が大人の旅行と違うのは、その持ち物の多さ。通常必要な着替えやおむつなどのほか、万が一のための持ち物が増えてしまいますよね。

基本の持ち物はコチラ。

・着替え
・おむつ
・おしりふき
・粉ミルク
・哺乳瓶
・離乳食・スプーン
・おもちゃ・絵本
・タオル
・帽子
・常備薬・バンドエイド
・抱っこひも・ベビーカー
・母子手帳・保険証

持っていく量の基本は、不測の事態に備えて、宿泊数プラス1日分と考えればOK。
よっぽどの秘境に行くのでなければたいていのものは現地で調達できるので、チェックアウト時や移動を考え多くなりすぎないようにしましょう。

赤ちゃん連れ旅行を成功させるコツ

水族館のアザラシと赤ちゃんのツーショット

初めての赤ちゃんとの旅行、心配することも多くドキドキですが、楽しい旅行にしたいですよね。
理想は、普段忙しいパパやママはリラックスして「非日常」を感じられるように、なおかつ赤ちゃんはなるべくいつもの生活リズムで「日常」を感じられるような旅行。初めての赤ちゃん連れ旅行を成功させるには、こんなことに気をつけて予定をたててみましょう。

旅程はシンプルにし、時間やスケジュールに余裕を持つ

なんといってもまだ生まれて間もない赤ちゃんが一緒です。生活リズムも違えば、体力も免疫力も大人とは違います。また赤ちゃんが一緒だと思わぬ不測の事態が起こることも。

まずは赤ちゃんの体調を一番に考え、欲張りすぎてあれこれと詰め込まずスケジュールには余裕をもち、こまめに休憩を入れましょう。ママになったら「妥協」することも必要ですよ。

赤ちゃんの生活リズム、特に昼寝の時間を意識する

旅行中は移動、観光、買い物、食事など、いろいろなシーンがありますが、それらをなるべく赤ちゃんがぐずることなくスムースにこなすには、常に普段の赤ちゃんの生活リズムを考えて行動するようにしましょう。

赤ちゃんの食事または授乳と昼寝(睡眠)のタイミングを利用し、ある程度の時間的余裕を持ちながら旅程を組むのがポイントです!

生後3ヶ月を過ぎた赤ちゃんなら多少は生活リズムが整ってきているので、例えばいつもお昼寝をする時間に電車で移動する、いつも元気で遊んでいる時間に水族館に行く、赤ちゃんのミルクの時間についでに大人も食事にして、レストランで調乳用のお湯をもらう、などなど…。

場所は変わっても、赤ちゃんの生活リズムをいつもと同じにすることで赤ちゃんはストレスを感じずに過ごせますので、結果、楽しい時間も多くなりますよ!

赤ちゃんのお世話は交互に!大人が多いほど楽ちん

長旅に疲れてあくびをする赤ちゃん

パパとママと赤ちゃんだけの水入らずの旅行もいいけれど、いろいろとお世話が必要な赤ちゃんが一緒のときは大人の手があると助かるもの。思い切って、おじいちゃんやおばあちゃんも旅行に誘ってみては?旅行先でパパとママだけの時間ができる可能性もあります。

孫と一緒の旅行はおじいちゃんやおばあちゃんにとっても格別なので、この上ない親孝行ができるはず。最近は3世代で泊まれる宿泊施設も多いので、家族の絆が深まる、楽しい旅行になること間違いなしです。

赤ちゃんが体調を崩してしまったときの準備もしておく

旅先で赤ちゃんが熱を出したり病気になったら、と思うと心配ですよね。初めての場所で慌てることのないよう、観光先や宿の近くの病院や夜間休日診療所をあらかじめ調べておき、リストを作って持っていくと安心です。もちろん、健康保険証と母子手帳も忘れずに。

しっかりと準備をして、楽しい赤ちゃん連れ旅行を!

旅行には行きたいけれど、まだ小さな赤ちゃんを連れて行っても大丈夫かしら、と心配でなかなか踏み切れないママは多いはず。確かに大人だけの旅行とは違い、事前に考慮することや手配しておいたほうがいいこと、持っていくものも多くて大変です。でも、それ以上に、新たに家族になった赤ちゃんとの旅行は最高の思い出になるはず。

思いっきりリフレッシュしてまた毎日の子育てや仕事をがんばれるように、赤ちゃんと楽しい旅行ができるといいですね。