1歳離乳食スケジュール

1歳離乳食の献立スケジュール&食べない時の対処法

1歳の離乳食はどう進める?食べない時はどうすれば?そんな疑問や悩みは、1ヶ月そのまま使える離乳食献立スケジュールで解決しましょう。赤ちゃんが喜んで食べてくれる献立、1歳に適した食材の形状と量、食べない時の工夫について解説します。

1歳離乳食の献立スケジュール&食べない時の対処法

1歳赤ちゃんの離乳食 食材、形状&量の目安と献立

1歳になると活動が多くなり、たくさん食べる赤ちゃんが増えてくる一方で、好き嫌いがはっきりして食べムラに悩まされることが多くあります。

今回は、1歳の赤ちゃんがパクパク食べてくれ、栄養もバッチリな離乳食のスケジュールを紹介します。

1歳はパクパク期!これまでとどう変わる?

スナック菓子を食べてる赤ちゃん

1歳~1歳6ヶ月は離乳食の完了期。赤ちゃんによっては自分で「パクパク」食べられる時期です。卒乳後は、栄養のほぼ100%を離乳食から摂りますが、まだ一度にたくさんは食べられないので、「補食」を与えることも。

補食は一般的には「おやつ」と呼ばれていますが、お菓子ではなく3食で足りない分の栄養を補うものと考えて、軽食のようなものを与えましょう。

1週目の献立スケジュール

噛む力をつけるようなメニューを積極的に与えていきましょう。手づかみ食べが上手になったら、少し大きめに切った食材も与えます。

 主食おかず1おかず2
1日目ロールパンミートボール野菜炒め
2日目エビ入りチヂミ煮込みハンバーグ野菜たっぷりキッシュ
3日目しらす丼大根のお味噌汁にんじんスティック
4日目トマトソースパスタ鮭のムニエル野菜スープ
5日目チキンライスじゃがいもスティックトマトとキュウリのサラダ
6日目納豆ご飯わかめのお味噌汁野菜いため
7日目たまごサンドポトフバナナ

1週目の使える食材と形状の変化

まだ奥歯が生えていない赤ちゃんがほとんどなので、大人が食べるよりもやわらかくしたものを与えます。固さの目安は煮込みハンバーグくらい。はしで簡単に切れるぐらいにしましょう。大きさは5~6mm角に刻んで与えます。

1週間目のご飯の形状

基本的に軟飯(なんはん…柔らかく炊いたご飯)を与えます。大人が食べるご飯よりも少しベタベタしている状態です。軟飯は炊飯器で作るのがお手軽です。米2合に対し、お水を3合のラインまで入れておかゆモードで炊飯しましょう。赤ちゃんによっては、普通のご飯の方が、食が進むという子も出てきます。その場合は、普通のご飯を与えても構いません。

貝類はこう使う!

固いので、これまでは与えてこなかった貝類にもチャレンジ。貝類は、ビタミン、ミネラルや疲労回復に効くタウリンが豊富に含まれています。出汁がでて美味しくなるので、お味噌汁や軟飯に混ぜて使ってみましょう。あさり、しじみ、かき、ホタテなどを細かく刻んで与えてください。

えびはこう使う!

アレルギーを起こす可能性があるので、少量ずつ注意しながら与えたい食材です。カルシウムが多く、風味がある桜えびは使いやすい食材の一つ。塩分が気になるので、ごく少量を軟飯にトッピングしたり、卵に混ぜたりして使ってみましょう。

1週目:この時期のおすすめメニュー

この時期におすすめしたいのは、手づかみ食べの練習にもぴったりなチヂミです。カルシウムが豊富でうま味たっぷりな桜えびを混ぜて与えてみましょう。

桜えび入り・赤ちゃんチヂミ

  • 溶き卵大さじ1、水大さじ2、小麦粉大さじ2、桜えび小さじ1をすべて混ぜる。
  • フライパンにサラダ油かオリーブオイルを熱し、生地を丸く流して両面ともよく焼く。

2週目の献立スケジュール

ブロッコリーのサラダを食べようとしてる赤ちゃん

赤ちゃんによって、固めのご飯が好きな子もいれば、まだおかゆ状のほうが好きな子もいます。ドロッとしていたほうが食べやすいという赤ちゃんには、無理に軟飯は与えず、リゾットなどにしてあげてみましょう。

 主食おかず1おかず2
1日目鮭のチーズリゾットオムレツブロッコリーとトマトのサラダ
2日目トマトソースパスタ鶏肉のソテーにんじんスティック
3日目イチゴサンドフルーツソースがけヨーグルトコーンスープ
4日目わかめうどんさわらのソテートマトのサラダ
5日目焼きうどんかぼちゃの煮物ブロッコリーサラダ
6日目軟飯おにぎり煮込みハンバーグにんじんのグラッセ
7日目たまごチャーハン肉野菜いためわかめのお味噌汁

2週目の使える食材と形状の変化

5~6mm角のみじん切りにした食材に慣れて来たら、少しずつ大きくしてもOKです。赤ちゃんの様子をよく観察して、上手に噛めていないようであれば大きさは変えずにゆっくり進めていきましょう。

2週間目のご飯の形状

引き続き軟飯を与えます。軟飯が食べにくいようであれば、スープに浸してあげたり、リゾットにしてあげたりなどの工夫をしてみましょう。

お肉はこう使う!

ひき肉以外のお肉も使えるようになります。脂身を取り除いて細かく刻み、しっかり加熱して与えましょう。圧力鍋を活用し、ホロホロに崩れるまで煮込んで与えるのもおすすめです。肉じゃがなどにすると、野菜と肉をバランスよく食べさせられ、じゃがいものとろみで飲み込みやすい形状になります。

大豆製品はこう使う!

厚揚げや油揚げも使えるようになります。油が多いので、熱湯でしっかり油抜きをし、細かく刻んで与えましょう。油揚げが入った小松菜の煮びたしなど、大人からの取り分けもやりやすくなってきます。

固めの根菜はこう使う!

れんこんやごぼうなど、固めの根菜も使えるようになりますが、奥歯のない赤ちゃんは、噛んですりつぶすことができません。薄切りにするか、牛乳と一緒にペースト状にしてポタージュにするのがおすすめです。

2週目:この時期のおすすめメニュー

ひき肉以外のお肉にも慣らしていきましょう。手軽にバランスよく肉と野菜を与えられる肉野菜炒めは、忙しい時に助かるメニューです。

肉野菜炒め

  • 肉(豚ロース、豚もも、牛の赤身、鶏肉など何でもOK)20gを細かく刻む。
  • 野菜(キャベツ、玉ねぎ、にんじんなど)40gを細かく刻む。
  • 少量のサラダ油かオリーブオイルで肉をいため、色が変わったら野菜を炒める。

3週目の献立スケジュール

ロールパンを頬張る赤ちゃん

卒乳すると、水分が不足しやすくなります。普段から水分補給をしっかりするのはもちろん、食事にも、水分を摂っていきましょう。食事に水分を摂ることを意識したスケジュールを紹介します。

 主食おかず1おかず2
1日目わかめうどんかぼちゃとひじきの煮物ヒラメのソテー
2日目鮭のリゾットブロッコリーのサラダにんじんのグラッセ
3日目桜えびチヂミかきたまスープ野菜炒め
4日目たまご雑炊にんじんとツナの和え物トマトとキュウリのサラダ
5日目ロールパンドライフルーツ入りヨーグルトコーンスープ
6日目たまごサンドトマトとブロッコリーのサラダポトフ
7日目お好み焼き肉野菜炒めかきたまスープ

3週目の使える食材と形状の変化

歯ぐきで食材を噛むのに慣れて来たら、食材の大きさを8~10mmくらいに大きくしてみましょう。オエっとなってしまうようであれば無理せずに元の大きさに戻します。与える時は。必ず、はしやスプーンで簡単に切れるかどうか確認してから与えましょう。えびや、豚小間肉が使えるようになるので、大人と一緒にお好み焼きを食べるのも楽しいですよ。

4週目の献立スケジュール

野菜スティックを手づかみで食べてる赤ちゃん

3回の食事では栄養が足りなくなってくる時期なので、補食もしっかり与えていきましょう。市販のお菓子などを与えるとおとなしくしてくれている赤ちゃんが多いのでつい与えがちですが、お菓子では栄養が足りません。

以下のようなスケジュールで食事からしっかりと栄養を摂ったうえで、野菜スティックや果物、サンドイッチなど、軽食になるようなものを補食として与えましょう。

 主食おかず1おかず2
1日目たまごチャーハン野菜スープバナナ
2日目しらす丼小松菜の煮びたしかぼちゃの煮物
3日目お好み焼き高野豆腐の煮物白菜とひき肉の煮こみ
4日目軟飯納豆オムレツポトフ
5日目親子丼トマトとキュウリのサラダわかめの味噌汁
6日目軟飯肉豆腐野菜炒め
7日目納豆ご飯肉野菜炒め豆腐の味噌汁

使える食材と形状の変化

1歳6ヶ月は、離乳食完了期とは呼ばれるものの、まだ大人と同じ形状のものは食べられません。引き続き、煮込みハンバーグぐらいのはしやスプーンで簡単に切れる固さ、10mm角以内のみじん切りの形状で与えていきましょう。軟飯に慣れてきたら、普通のご飯にチャレンジしてみてもOKです。

食が進まないようであれば少量の調味料も活用していきます。味がついていたほうが唾液も出やすいので食べやすくなります。調味料の分量については次の章で詳しく紹介します。

1歳~1歳6ヶ月赤ちゃんに与えて良い食材と形状、1食の量

1歳~1歳6ヶ月は、大人とほぼ同じ物を与えて良い時期ですが、まだ生ものや添加物・塩分が多いもの、固いものは与えません。窒息の危険があるナッツ類やおもちも厳禁です。初めてのものを与える際は、念のため、与えてOKな食材か、チェックしてみましょう。

1食の分量は次の通りです。(注1)

  • 穀物:軟飯90g~ごはん80g
  • 野菜・果物:40~50g
  • たんぱく質:魚15~20g、肉15~20g、豆腐50~55g、全卵1/2~2/3個、乳製品100g

調味料は使い過ぎないように注意。1食で使ってよい調味料の量は次の通りです。(注2)

  • 塩:小さじ1/15(約0.4g)
  • しょうゆ:小さじ1/2(約3g)
  • みそ:小さじ1/2(約3g)
  • マヨネーズ:小さじ1(約4g)
  • ケチャップ:大さじ2/3(約10g)

穀物

雑穀米、もち、そば、クロワッサン以外は基本的に与えてOKです。

お米

軟飯か普通のご飯を与えましょう。

麺類

ラーメンを食べてる赤ちゃん

うどん、そうめん、マカロニ、スパゲティ、中華麺、ビーフンを与えられます。特に中華麺とビーフンは固いので、与えるなら長めにゆでてやわらかくし、細かく刻んでスープやあんと一緒に与えましょう。

パン

食パン、ロールパン、バゲット、蒸しパン、イングリッシュマフィン、ナンなど一通りのものが与えられますが、油の多いクロワッサンはまだ与えないでください。

蒸しパンは砂糖が多いので、与えるなら手作りがおすすめです。赤ちゃん用に簡単に作れる蒸しパンの素も販売されているので活用してみましょう。

野菜

色々な種類の野菜を食べさせてあげましょう。できれば旬の野菜をあげられるといいですね。

根菜類

にんじん、たまねぎ、大根、かぶ、れんこん、ごぼう、じゃがいも、さつまいも、里芋、山芋、かぼちゃなど一通りのものが与えられます。れんこんやごぼうは固いので注意。薄切りにして食べやすくしてあげてください。山芋は、アレルギーを起こす可能性があるので控えた方がいいでしょう。

葉野菜

ほうれん草、小松菜、白菜、キャベツ、レタス、モロヘイヤ、春菊、水菜、青梗菜、あしたば、ねぎ、にら、カイワレ大根、ベビーリーフを与えられます。あしたば、ねぎ、にらのように、匂いやくせがある食材は少量から、スープに入れるなどして試しましょう。

その他の野菜

ブロッコリー、カリフラワー、アスパラガス、もやし、たけのこ、セロリ、トマト、パプリカ、ピーマン、きゅうり、なす、ズッキーニ、冬瓜、オクラ、グリーンピース、さやいんげん、とうもろこしが与えられます。苦味の強いゴーヤは加熱しても固いので、まだ与えないようにしましょう。

フルーツ

フォークを使って苺を食べてる赤ちゃん

りんご、バナナ、桃、いちご、みかん、メロン、すいか、梨、掻き、ぶどう、キウイ、さくらんぼ、冷凍フルーツ、ドライフルーツが与えられます。細かく刻むか、果汁にして与えましょう。パイナップル、マンゴー、グァバなど南国の果物は、口の周りがかぶれるなどの刺激になることがあるので避けましょう。

魚介類

タラ、鯛、しらす、ひらめ、かれい、めかじき、鮭、さわら、銀ダラ、あじ、さば、かつお、ぶり、さんま、いわし、あさり、しじみ、かき、ホタテ、えび、かにが与えられます。銀ダラは脂が多いので食べるなら少量にしてください。銀ダラでしか摂れないという栄養素は特にないので、無理に与える必要はありません。いくらやタラコは塩分とコレステロールを多く含むので、この時期はまだ与えないようにしましょう。

お肉

鶏ささみ肉、鶏もも肉、鶏むね肉、豚もも肉、豚ロース肉、牛赤身肉、ひき肉、レバーを与えることができます。ほとんどのお肉は与えることができますが、まだ脂が多い部位は避けましょう。与える時は、脂身を取り除いて細かく刻み、しっかり火を通してください。卵やご飯、あんなどと一緒にすると食べやすくなります。

大豆製品

豆腐、納豆、高野豆腐、厚揚げ、油揚げ、ゆば、大豆の水煮、きな粉を与えることができます。厚揚げや油揚げはしっかり油抜きを。大豆の水煮はそのままだとのどに詰まる心配があるので、必ず刻んで与えましょう。

おからやがんもどきも与えることができますが、ぱさぱさして食べにくいので無理にあげる必要はありません。大人の取り分けなどで与えたい場合は、多めの出し汁で煮てパサパサ感をなくしてあげましょう。

調味料

砂糖、塩、バター、しょうゆ、みそ、トマトケチャップ、マヨネーズ、サラダ油、ごま油、オリーブオイル、メープルシロップ、はちみつを使うことができます。

カレー粉やソースも使うことができますが、香辛料や塩分が多いので使う量は少なめに。みりんや料理酒は必ずアルコール分をしっかり飛ばしましょう。

はちみつは、ボツリヌス菌が混入していることがあり、乳児ボツリヌス症にかかる危険があります。1歳未満の赤ちゃんには絶対に与えない食材です。

1歳を過ぎると腸内環境が整ってきて、乳児ボツリヌス症になる危険性がほぼなくなるので与えることができるようになりますが、それでも用心して少量ずつ、加熱してから与える方が安心です。

1歳赤ちゃんが食べてくれない時の献立工夫

家族と一緒の食卓で離乳食を食べてる赤ちゃん

1歳の赤ちゃんには、食べムラや偏食といった悩みも増えてきます。食べない時の献立のアイディアを紹介します。

  • 大人の取り分けで調味料を控えめにし、家族みんなで同じメニューをいただく。
  • 茶碗蒸しやプリン、グラタンなど、つるんとしてのど越しの良いものを与えてみる。
  • 調味料を普段あまり使っていない場合は、ケチャップやマヨネーズなど普段と違う味付けにもチャレンジしてみる。
  • おやきやライスコロッケ、スティックなど手づかみ食べメニューを多くしてみる。
  • 味噌汁などの塩分を含むスープをプラスして食欲アップ。

1歳~1歳6ヶ月離乳食後の授乳はどれだけすればいい?

この時期は卒乳する子も増えてきます。まだ卒乳していない赤ちゃんでも、離乳食後の授乳はなくしてもかまいません。

食事と食事や、補食の間が狭まってくるので、日中の授乳によってお腹がいっぱいになってしまい、離乳食の食べが悪くなるようであれば、思い切って日中の授乳はやめてしまうのも一つの手。

離乳食をしっかり食べて、かつ母乳も欲しがるようであれば与えてもOK。牛乳も1日200~300ml与えられるとなお良いです。

離乳食も無事終了、次は幼児食

約1年にわたる離乳食づくりも無事終了です。でも、すぐに大人と同じ食事になるわけではありません。消化機能は発達してきたものの、まだ大人と同じというわけではないので、引き続き薄味を心がけた食事を与えていきます。

味や固さ、メニューに迷った時には、市販のベビーフードや幼児食を参考にするのがおすすめです。たくさん食べて健康に大きく育ってほしいですね。

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