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新生児期の反射運動

新生児の反射まとめ|反射の種類・消失時期・異常反応

新生児の反射運動には様々な種類があり、働きも様々です。初めて育児をされるお母さんには、反射だとはわからずに戸惑うこともあるはずです。どんな反射があり、いつから出現していつ消失するのか、どんな働きなのか、正常と異常な反応の違いなどを解説いたします。

新生児の反射まとめ|反射の種類・消失時期・異常反応

新生児の反射運動の種類や消失時期、異常について知っておこう

赤ちゃんが無事に生まれ、子育てを始められたばかりのママにとって日々成長していく赤ちゃんとの毎日は、大変なこともある反面、嬉しい驚きや発見にも満ち溢れていることと思います。
未発達な部分も多い新生児でも、生まれたばかりの頃からすでにたくさんのことができます。例えば、お母さんのおっぱいをくわえて飲んだりすることや、赤ちゃんの手のひらにそっと指を近づけるとぎゅっと握り返してくれるなど、誰が教えたわけでもないことを自然にできるのはとても不思議ですよね。

こうした赤ちゃんの生まれながらに持っている反応を原始反射と呼び、ほとんどの赤ちゃんは1歳までに消失していきます。期間限定だからこそ、愛おしくかわいらしい特有の反射ばかりともいえるかもしれませんね。
そんな赤ちゃんの原始反射について、ひとつずつ詳しく解説します。

赤ちゃんがおっぱいを飲むために欠かせない4つの反射

赤ちゃんにとって「母乳やミルクを飲む」というのは生きるために欠かせない大切な仕事です。生後3ヶ月頃までの赤ちゃんは、まだよく目が見えません。そんな赤ちゃんには、母乳やミルクを飲むために生まれながらに持っている反射運動が4つあるといわれています。
赤ちゃんがおっぱいを飲むのに欠かせない反射運動を、探索反射・捕捉反射・吸てつ反射・嚥下(えんげ)反射とよびます。

笑顔でママに語り掛ける赤ちゃん

探索反射:口に触れたものの方を「向く」反射

唇や唇周辺に何かが触れると、触れたものの方へ向いて口を開く反射のことをいいます。
お母さんのおっぱいや哺乳瓶の乳首に反応できるのは探索反射が備わっているからこそといえますね。
生きることに直結する反射ですので、産まれて間もない時期から出現し、遅くとも4ヶ月頃には消失します。
確かめ方としては、赤ちゃんのほっぺを「ツンツン」とそっと指で押してみて、こちらを向けば大丈夫です。

捕捉反射(ルーティング反射):口に触れたものをパクッと「くわえる」反射

誰かが教えたわけではないのに、新生児の頃から赤ちゃんはおっぱいや哺乳瓶の乳首を上手にくわえますよね。新生児は口の近くにものが触れると、触れたものの方を向いて唇や舌でくわえようとします。
この動きを捕捉反射といい、別名でルーティング反射とも呼ばれています。
産まれて間もない時期から出現し、遅くとも4ヶ月頃には消失します。指や物を赤ちゃんの口に近づけてみることで、くわえようとすれば大丈夫です。

右に触れたのに、左を向く!?

捕捉反射はまれに非対称(右の頬に触れ赤ちゃんが左を向くなど)で現れる場合もあります。
捕捉反射が見られない・または何度試してみても非対称に現れるときには、運動神経などの中枢神経または脳の機能に異常がある可能性があります。
しばらく様子を見て「うちの子供には反応が見られない」など心配な場合は、医師や一ヶ月検診時に来訪してくれる保健師への相談をお勧めいたします。
とはいえ、赤ちゃんによって反応も様々で、お母さんが見分けられないほど弱い反応を示すことも珍しくはないため、あまり深刻にならずに気軽に相談してみましょう。

吸てつ反射:口に入ってきたものを「吸う」反射

新生児の赤ちゃんでもおっぱいのある方に顔を向け、乳房を咥え、そしてチューチューと一生懸命おっぱいを吸おうとしますよね。口に入ってきたものを唇と舌を使ってく吸うことを吸てつ反射といいます。
赤ちゃんの口に哺乳瓶の乳首や清潔に洗ったお母さんの指をあてて吸ってくれれば正常です。

吸てつ反射が弱くなる=離乳食のはじめ時

産まれて間もない時期から出現し、6ヶ月頃には弱くなっていきます。6ヶ月といえば、離乳食を開始する時期ですよね。赤ちゃんの口にスプーンを当てて、吸うような動きが弱くなっていれば離乳食開始の準備が整っているといえるでしょう。その後、1歳過ぎには消失するといわれています。

吸てつ反射が弱い赤ちゃんもいる

吸てつ反射がみられないと心配されるお母さんもいるかもしれません。
反射運動は出現すべき時に出現し、消失すべき時に消失しない場合脳などに異常が見られることもありますが、大半の場合、お母さんが感じられないほどに赤ちゃんの反応が弱いだけということも少なくはありません。生きるために備わっている吸てつ反射ですが、吸てつ反射が弱いことが原因で母乳を吸うのが下手な赤ちゃんもいます。ママはたいへんですが、母乳でも、哺乳瓶に入れたミルクでも、下手なりに栄養が摂れているなら心配はいりません。
1ヶ月検診または3ヶ月検診時の検診項目にも含まれているため、反射については検診時にテストもしてもらえますので心配であれば保健師や医師へ個別相談してみましょう。

吸啜反射とは?赤ちゃんの原始反射「吸てつ反射」時期と意味
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嚥下(えんげ)反射:口に入ってきたものを「飲む」反射

口の中に入ってきた液体を飲み込む反射を嚥下反射と呼びます。
嚥下反射の弱い赤ちゃんは飲み込む力も弱く、ミルクなどの吐き戻しが多いともいわれています。
とはいえ、新生児期の赤ちゃんと3ヶ月頃の赤ちゃんでは飲み込む力も全く違いますので、ミルクの吐き戻しについては、大半を吐いてしまう・いつも吐き戻しをしてほとんど飲ないなどではない限りあまり心配する必要はありません。
赤ちゃんの口に指を持っていき、吸う反応が見られれば吸てつ反射運動が行われています。吸う力は赤ちゃんによっても違います。

固形物を飲み込む準備がはじまる

産まれて間もない時期から出現し、6ヶ月頃には消失します。
正確には消失するというよりは、のどが発達し反射ではなく人間本来の飲み込む力が備わり、固形物を食べられる準備が始まります。

吸てつ反射と嚥下反射の関係

嚥下反射は吸てつ反射と密接な関係があります。
吸てつ反射は吸い込む力、嚥下反射は飲み込む力のため、両方の反射運動が弱い・もしくはない場合赤ちゃんは栄養を取ることが出来ません。健診項目に入っていますが、産院から退院後急に反射が弱くなった場合は、脳に障害が疑われますので早急に医師の診察を受けましょう。

手掌把握反射でママやパパの愛情もUP

赤ちゃんの手のひらに物や指を当てるなど刺激を与えると指を曲げて握ろうとする運動を手掌把握反射といいます。一説には赤ちゃんがお母さんにしがみつき、落ちないために備えられた反射運動ともいわれています。

把握反射はいつまで見られる?消失しない場合は異常?
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産まれて間もない時期から出現し、遅くとも6ヶ月頃には消失します。赤ちゃんの手のひらに指をあて赤ちゃんが握り返してくれれば大丈夫です。
反射とわかっていても、指を握り返してもらうとママやパパにとって、赤ちゃんがより一層可愛らしく感じられますよね。

ふわふわの毛布で寝る赤ちゃんの可愛い横寝姿

把握反射は1ヶ月検診で確認

手掌把握反射が見られない場合、脳の障害や上部脊椎に異常が見られる可能性があります。
様子を見て心配であれば医師への相談をお勧めしますが、1ヶ月3ヶ月検診で健診項目に入っておりますので、その際相談しても良いと思います。

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足底把握反射:足の指をギューと丸める反射

赤ちゃんは、手掌把握反射と同じような反射運動を足でもしています。赤ちゃんの足を刺激すると足の裏側へ向かい指をギューっと丸め、この反射を足底把握反射と呼びます。
産まれて間もない時期から出現し、遅くとも9ヶ月頃には消失します。赤ちゃんの足を刺激して、指が足の裏側に丸まれば大丈夫です。

歩行に異常が見られたら確認を!

9ヶ月頃には消失する足底把握反射ですが、消失しない場合は歩く時に転びやすくなったりします。
あまり神経質になる必要はありませんが一歳を過ぎてもつかまり立ちをまったくしようとしないなど気になることがあれば医師へ相談することをお勧めします。

新生児期から歩くための準備!?赤ちゃんの歩行に関する反射

赤ちゃんは、お母さんのおなかにいる胎児の頃からすでに羊水の中で歩く練習をしているともいわれており、妊娠検診時に受ける超音波画像でも確認されています。赤ちゃんが実際に歩くのは1歳頃ですが、そのはるか前の胎児・新生児の頃から「歩く」ための準備をすすめているようです。

ママの指を捕まえる新生児の赤ちゃんの反射

自動歩行反射とは歩くための練習

自動歩行反射は自立歩行反射とも呼ばれています。後述する定位反射にとてもよく似ていますが、赤ちゃんの両脇を抱えて体を立て、足の裏を床につけます。
少し前かがみの姿勢にすると、足を交互に前に挙げて歩くような動作をすることから自動歩行反射と呼ばれています。赤ちゃんの両脇を支えて立たせ、少し前のめりの姿勢を取らせたときに足を交互に前に出す動きが見られれば大丈夫です。

実際に歩きはじめる前に反射運動は消失する

新生児期から出現し、遅くとも5ヶ月頃には消失します。歩くための反射といわれていますが、実際に赤ちゃんが歩きはじめる1歳前には反射運動は消失しています。

定位反射(踏み出し反射)は転びやすい赤ちゃんを守るため!

赤ちゃんの両脇を支えて立たせた時に足の裏を床につけ、支えながら体を前に曲げると、赤ちゃんは足を前へ一歩踏み出そうとします。この反射を定位反射、別名踏み切り反射といいます。
足の弱い赤ちゃんが歩き始めた際には転びやすいものですが、そんな赤ちゃんが身を守るために生まれながらに身に付けている反射だともいわれています。
生後2ヶ月頃に出現し9ヶ月頃には消失されるといわれています。

自動歩行反射・定位反射が見られないときは

何度やってみても自動歩行反射や定位反射がでない、もしくは出にくい場合、中枢神経に異常が見られる場合があります。ですが、赤ちゃんによって反応は様々だといわれていますので生後すぐに異常だと決めることはできません。
生後6ヶ月過ぎても反応が見られず、心配であれば医師へ相談をお勧めします。

モロー反射で赤ちゃんはビクッと大泣き!?

生まれたばかりの赤ちゃんは時折、手をビクッとさせ、体を痙攣させることがあります。
初めて見たお母さんなどは「ひきつけなのではないか?」など心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、これはモロー反射と呼ばれる赤ちゃんの原始反射のひとつです。

赤ちゃんの手を掴み反射を確認するママ

モロー反射とは?消失時期とモロー反射の異常

生またばかりの赤ちゃんに大きな音を聞かせるとビクッと両手をあげ、抱きつくようなしぐさをします。新生児期の赤ちゃんにとって、大人にとってさほど大きく感じない音であっても、とても大きな音に聞こえます。
この音に反応して手をビクッとさせ、何かにしがみつこうする反応をモロー反射と呼び、生まれて間もない時期から生後4ヶ月ほどまでの間に消失します。

モロー反射が激しい赤ちゃんは、睡眠中に自分のモロー反射で起きてしまい、夜泣きや寝ぐずりの原因になります。おくるみで赤ちゃんを包んだ状態で寝かせてあげると、耳に聞こえる音の刺激が小さくなり、手をビクッとさせる際の振動も少なくなるので寝つきが良くなることも多いようです。
赤ちゃんの寝ぐずりがひどい時などにぜひ一度試してみてくださいね。

モロー反射が消失しない場合は1度相談を!

モロー反射の反応が全く見られない場合は、核黄疸などが疑われます。
また、生後半年を過ぎてもモロー反射の反応が見られる場合は脳の異常が考えられますので医師への相談をお勧めします。

モロー反射とは?時期と赤ちゃんがビクッと起きるときの対策
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ハビンスキー反射は医学的に重要な項目!

足の裏を踵からつま先にかけ尖ったもので、ゆっくり刺激すると足の親指は足の甲に向けて曲がり、他の4本の指は外側に開く反射運動をハビンスキー反射と呼びます。
この反射により、赤ちゃんの足が正常に機能しているかを確認することができます。
新生児期から出現しはじめ、遅くとも2歳までには消失すると言われています。

お気に入りのぬいぐるみを抱っこしてニヤける赤ちゃん

ママたちには馴染みが薄くても医学的には重要な検診項目!

モロー反射や把握反射と違い、ママたちには少し馴染みが薄いハビンスキー反射ですが、バビンスキー反射は中枢神経と密接な関係があるといわれ、医学的には重要な確認事項なようです。神経伝達が正常であるかどうかを調べるための検査にも、バビンスキー反射の確認は用いられています。
2歳を超えてバビンスキー反射が消失しない場合、神経伝導路に異常を疑う必要がありますので、心配であれば医師への相談をお勧めします。

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新生児の反射は赤ちゃんの発達に関係する!

新生児期から見られる赤ちゃんの反射は他にもあります。生まれながら、時にはお腹の中にいた胎児期から身についている赤ちゃんの反射は、今後の赤ちゃんの発育・発達にも影響を与えます。

コロンと転がってしまった赤ちゃん

引き起こし反射で新生児でも頭を持ち上げる!?

新生児期の赤ちゃんは、両手を持って引き起こした時に、首や肩などの筋肉を使ってひじを曲げて体を丸め、前屈のような姿勢をとります。
生後間もない赤ちゃんはまだ首が座っていませんが、首が座っていないのに頭を持ち上げようとしているようにみえることから引き起こし反射と呼ばれています。産まれてもない時期から出現し、1ヶ月頃には消失します。

何度試してみても後ろに頭が倒れる場合は、筋弛緩や神経異常が疑われる場合があります。
1ヶ月検診の際に健診項目に入っていますので、心配な場合は訪問してくれた保健士さんに相談してみましょう。

ギャラン反射はお腹の中にいるころから欠かせない動き

赤ちゃんをうつぶせに抱っこした状態で、背骨の外側を上から下へゆっくりこすると、こすった方向へ体を傾けようとします。この反応をギャラン反射または別名で背反反射と呼びます。

ギャラン反射は、赤ちゃんがお腹の中ですでに身につけている反射と言われ、お腹の中で運動するのに欠かせない動きであるといわれており、生後もギャラン反射を繰り返すことで赤ちゃんのバランス感覚が養われ、発達していきます。妊娠24週の頃から出現し、遅くとも5ヶ月までに消失します。

ギャラン反射が全く見られない場合、背骨に異常があることがあります。
また生後6ヶ月を過ぎてギャラン反射が消失しない場合には、脳性麻痺や発育上の障害がある可能性がありますので、心配であれば医師への相談をお勧めします。

緊張性迷路反射で赤ちゃんのバランス感覚を養う

大人でも大きく伸びをした時などは後に体が反りますよね。これと同じような動きが赤ちゃんにも見られます。うつぶせに抱くと体を前に丸めようし、仰向けに抱くと体を後ろに大きくのけ反らせる。この反射運動を緊張性迷路反射といいます。
緊張性迷路反射には2種類あり、前に体を前に曲げる動きを前方TLR・後に反らせる動きを後方TLRとよびます。
赤ちゃんの屈筋やバランス感覚を養うために必要な動きといわれ、前方TLRと後方TLRでは消失時期も異なり、前方TLRは生後間もない時期から4ヶ月ごろまで、後方TLRは生後6週目ごろから3歳ごろまで緩やかに進行します。

緊張性迷路反射における反射運動の異常反応

正常反応

・前方TLRの場合:赤ちゃんをうつぶせに抱き、少し前に傾けた時、前に向けて体を丸める。
・後方TLRの場合:赤ちゃんを仰向けに抱き、少し上に傾けた時、後ろに向けて体をのけ反らせる

異常反応

・前方TLRの場合:赤ちゃんをうつぶせに抱き、少し前に傾けた時、後ろに向けて体をのけ反らせる。
・後方TLRの場合:赤ちゃんを仰向けに抱き、少し上に傾けた時、前に向けて体を丸める

何度試してみても、正常反射運動と非対称(反対)の動きがみられる場合、中枢神経に何らかの異常が認められる可能性があります。
3ヶ月健診の検査項目にも含まれていますので、保健師さんもしくは医師へ相談してみましょう。

緊張性頸反射はまるでフェンシングの動き

仰向けに寝ている赤ちゃんの頭を持ち上げ、左に傾けた時には左手足が、右に傾けた時には右手足が顔と同じ方向へ向かって伸びる反射運動を緊張性頸反射といいます。その動きはまるでフェンシングをしているようなので、別名でフェンシング反射とも呼ばれています。
赤ちゃんがお腹の中にいる妊娠28週くらいから発達し、生後5ヶ月までには消失します。

赤ちゃんの頭を持ち上げて、右に傾けたときには左手足が伸び、左に傾けたときに右の手足が伸びる場合は非対称(反対)反射だと思われます。
何度試してみても非対称反射が現れる場合は、中枢神経の発達異常が考えられますので、医師への相談をお勧めします。

対称性緊張性頸反射は赤ちゃんの視覚を発達させる

    • 赤ちゃんの顎を少し持ち上げた時には、腕がまっすぐ伸び足は曲がる
    • 赤ちゃんの顎を少し下げた時には、腕は曲がって足はまっすぐ伸びる

この反射運動を対称性緊張性頸反射といいます。生後6ヶ月頃出現し、遅くとも生後11ヶ月ごろには消失します。
対称性緊張性頸反射は赤ちゃんの視覚を発達させるのに密接な関係があるといわれています。
何度試してみても、反射運動が非対称(正常とは反対)に現れる場合は、中枢神経系に何らかの異常が見られる場合がありますので、医師への相談をお勧めします。

非対称性緊張性頚反射は赤ちゃんの好奇心を養うための基本

    • 赤ちゃんの頭を少し持ち上げて右に傾けた時に右の手足がまっすぐ伸び左の手足は曲がる
    • 反対に左に傾けた時には左の手足がまっすぐ伸び右の手足は曲がる

この反射運動を非対称頸反射といいます。お母さんのお腹にいる45週目から遅くとも生後6ヶ月ごろには消失します。

非対称系反射は赤ちゃんが興味のあるものを見つけた時に、その方向に体を向けものを触ると言う動作の基本になるものです。
まれに非対称の動きを見せる赤ちゃんがいますが、何度やってもこのような反応が出る場合は中枢神経の異常が見られる可能性がありますので医師への相談をお勧めします。

新生児期から1歳頃までに出現し消失するさまざまな反射

生まれたばかりの赤ちゃんには様々な反射が見られることをご紹介してきました。この反射は原始反射とも呼ばれ健診項目の対象となっているものも多いです。赤ちゃんを毎日大切に育てられているママにとって、少しのことでも「異常では?」とわが子が愛しいからこそ思われることもあるかもしれません。
赤ちゃんの反射反応にあまり神経質になる必要はありませんが、赤ちゃんが成長していくのに欠かせない大切な反射運動ばかりですので、気になることがあったときには、お住まいの地域の母子保健センターの保健士さんや、かかりつけの小児科医師へ相談することで不安を解消することができると思います。
赤ちゃんの成長を楽しみながら、限られた期間に起きるさまざまな反射に目を向けてあげて下さいね。