これは飲める!つわりのときでも飲めちゃうスープレシピ15
つわりの時期は、大好きだったものでさえ食べられなくなる妊婦にとってとても辛い時間です。しかし、食べ物を受け付けなくても全く食べない訳にはいきませんから、なにか工夫が必要です。
つわりの気持ち悪さを感じているときは、スープで食事をとってみませんか。食材を細かく切ることで食べ物が飲み物に変わります。匂いが気になる時は、冷たくすることで匂いが気にならなくなるかもしれません。
今回は、先輩ママたちがつわりのときでも飲めたスープレシピをご紹介します。「これなら大丈夫」の一品をぜひ見つけてください。
つわりで受け付けなかった食べ物
ママたちが教えてくれた体験談から、つわりで受け付けない食べ物が見えてきます。人それぞれとは言えど、食べられないものは飲み物から食べ物まで幅広いです。つわりで食事がのどを通らない辛さは、経験のない人から見ると想像以上のものがあると言えます。
- 脂っこいもの
- 味の濃いもの
- こってりしている
- 匂いがきつい食べ物
- ご飯
- 麦茶
- だし汁
- 牛乳
- 漬物
- 肉・魚
- から揚げ・ハンバーグ・天ぷら
- ケーキ
- サラダ・茹でた野菜
つわりのときは、飲みやすいスープがおすすめ
つわりの時は、のどごしがいいゼリーや果物もいいですが、栄養価を考えるとそればかりというわけにもいきません。野菜の形を小さくカットして食べやすくしたスープはどうでしょうか。つわりのときでも肉や魚に比べると、野菜は比較的食べやすい食材です。
野菜を中心にしたスープを試してみてください。先輩ママたちが、「これなら飲めた」スープのレシピなら、ママたちの言うとおり、のどを通るかも知れません。好きな食材に変えてみてもいいので、このレシピをヒントにアレンジを楽しんでみてください。
スープに工夫をしてみよう
野菜を小さくカットしてものどを通りにくい場合は、野菜をくたくたになるまで煮込んだり、フードプロセッサーでペースト状にしてもいいでしょう。また、冷たく冷やすと匂いが抑えられるので、匂いづわりの人には、温かいスープではなく冷製スープがおすすめです。
体験談では、ちょっと贅沢ですが、いい出しを使うと塩分が抑えられるという意見もありました。また、お鍋でスープを作るのではなく、レンジで作ると時短になります。つわりの時期はただでさえ体調が不安定ですから、短い時間で食べやすい食事を作るのは妊婦にとって大切なことと言えます。
つわりの時に飲みやすいスープレシピ体験談
ここからは、ママたちが教えてくれたつわりのときにおすすめしたいスープレシピをご紹介していきます。栄養は、できるだけ食べ物から摂りたいものです。無理は禁物ですが、固形物が食べにくいつわりの時期は、食材をやわらかくしてスープにすることで栄養を摂っていきましょう。
冬瓜のスープ
コスモス(43歳)
妊娠8週ごろから安定期に入る妊娠5ヶ月くらいまでつわりが続きました。つわりの際に受け付けなかった食べ物は、「脂っこいもの」「味の濃いもの」でした。
外食やスーパーなどの総菜は、臭いを嗅いだだけでも気持ちが悪くなったほどです。味のさっぱりとした麺類ばかり食べていたのですが、それではおなかの赤ちゃんの健康にも良くないと思い、自分で「冬瓜のスープ」を作って食べていました。
<材料>
・冬瓜
冬瓜のスープ作り方は、角切りにした冬瓜を出汁で煮ていきます。この時、醤油と砂糖で味付けをしておきます。よく煮た冬瓜をフードプロセッサーで攪拌させて温めなおします。
あっさりとした優しい味なので食が進みます。冬瓜は利尿作用が高くて摂取するとむくみも解消できるのでお勧めです。
きのこのスープ
もろかな(30歳)
私は妊娠5~12週の期間は重いつわり、その後出産まで軽いつわりが続きました。つわりになって受け付けなくなった食べ物は、お米です。炊ける匂いがダメで、つわり中はお米のかわりに豆腐を食べていました。
その他に和風出汁、麦茶もダメでした。この2つは妊娠中に勧められるものでしたが、私は受け付けませんでした。つわりがひどいときによく飲んでいたのが、きのこの中華スープでした。
<材料>
・好きなきのこ
たっぷりの好きなきのこを、鶏ガラスープの素で煮て、片栗粉と卵でとじます。鶏ガラスープの素は箱の表記通りの量を入れていました。
便秘対策にもなるし、とろみがあって体が温まるスープでした。卵で栄養もバッチリ!その時々で人参を加えてみたり、生姜を入れてみたりとアレンジも行ないました。
トマトスープ
ももこ(30代後半)
つわりは3ヶ月から5ヶ月くらいの間続きました。軽い方だったと思います。つわりで受け付けなかったのは、肉類です。
つわりでも飲めたのは、トマトスープです。
<材料>
・ホールトマトの缶詰またはトマトジュース
・レンコン
・にんじん
・セロリ
・玉ねぎ
味付けはコンソメです。お好みでベーコンやソーセージなどを入れても味が出て美味しいと思います。大量に作って半分くらいになったら、生クリームか牛乳などを入れてトマトクリーム風にして味を変えても良いと思います。
また、ショートパスタを入れても食事になるのでおすすめです。大豆をいれたりしてもお腹が膨れるので、体重管理にも向いている万能スープだと思います。
鮭スープ
寧々(40歳)
つわりが妊娠期間中ずっと続いて、ほとんど食べられませんでした。6週から16週がピークで、その後もつわりが続きました。特にダメになったものは、牛乳やお茶です。水さえも飲みたくなくなり、保健センターの栄養士の人に電話で相談しました。スープにいろんな具材を入れて食べると、栄養的にもばっちりだと言われました。
<材料>
・鮭の切り身
・大根
・にんじんなどの好きな野菜
鍋に材料を入れてだしで煮ます。この時のダシは、いいものを使うことをおススメします。スーパーで買うような粉末だしではなく、あごだしなどの高級なものがオススメです。
普通はスープには塩を入れますが、おいしいダシだと塩が不用だったりします。そして、最後におもちを小さくカットしたものを入れるのです。するとこの一杯でタンパク質や野菜、炭水化物まですべてカバーできます。
私自身の体重はほとんど増えませんでしたが、赤ちゃんは標準体重で生まれてきてくれたのは、スープのおかげだったのではないかと思っています。
野菜スープ
裕美子(20代後半)
私は、つわりが妊娠5週目まで続きました。つわりで口にできなかった食べ物はお肉やお魚が臭いを嗅いだだけでもうだめでした。つわりが酷いときは野菜を細かく切ってコンソメスープで煮たスープを食べていました。
<材料>
・玉ねぎ
・にんじん
・キャベツ
臭いで吐きそうになる時は、全然無くてこのスープで乗りきりました。作り方は玉ねぎ・ニンジン・キャベツを細かくみじん切り位の大きさに切って、コンソメスープと少量の塩で味をつけたら完成です。
その日の冷蔵庫にある野菜をスープに入れるようにしていました。トマトや体を冷やす野菜はなるべく避けていました。
たまにちょっとだけベーコンを細く切ったのをちょっとだけ入れて食べることがありました。お肉は食べられなかったけど、スープに入れたベーコンは食べられました。
すまし汁
ぽん(20代前半)
私の場合、つわりは6週から17週くらいまで続きました。その間はずっとご飯も食べられない、麦茶さえも受け付けなく、吐くときに嫌な感じがするものは全て受け付けなかったので、ゼリーや吐いても甘いものなどは口にできていました。
しかし、たまにはさっぱりとしたスープが飲みたくなり、色々なスープを試しましたが飲めるものはありませんでした。そんな中で唯一飲むことができたスープがさっぱりとしたすまし汁です。
これだけは飲めたのでずっとこのスープを飲んで中に野菜も入っているので少しづつ食べていました。このスープがなかったら栄養はとれていなかっただろうなというくらいです。
<材料>
・にんじん
・玉ねぎ
・ほうれん草
・豆腐
作り方は、人参・玉ねぎ・ほうれん草・豆腐などをいれて、味付けは麺つゆでしていました。とろろこんぶなんかをいれても美味しいですし、野菜を柔らかくすれば食べやすかったです。
キャベツスープ
akki(39歳)
私は、妊娠が発覚した6週目から、安定期にはいるまでの間、ずっとつわりで苦しんでいました。常に気持ち悪く、お肉や魚は全く駄目で、つわり中は味の濃いものは全然食べられませんでした。そんな中でも、なんとか食べることができたのが、キャベツのスープです。
<材料>
・キャベツ
これは、母が昔からよく作ってくれるスープで、コンソメでじっくりコトコトと、キャベツがとろっとするまでひたすら煮て作ります。とても簡単ですが、キャベツの甘さがひきたって、とても優しい味になります。つわり中は、コンソメの量をいつもより減らして、薄味で作りました。
このキャベツのスープは、つわり中でも、美味しく感じ、おかわりもできます。野菜は体にもいいので、つわり中、キャベツのスープで栄養が取れて良かったです。
しょうがスープ
ゆゆ(20代前半)
私は妊娠に気づいたとき、吐き気で気づきました。なので、4週から始まり16週あたりまでひどく続きました。私は妊娠中にお米や炭水化物に関しては一切受け付けなかったですし、こってりしている食べ物もダメでした。
ひどかったときは一時期水すらも飲むことができませんでした。そんな私が食べられていたスープはしょうがのスープです。
<材料>
・しょうが
・大根
・白菜
しょうがのスープの作り方は簡単なのですが、水を鍋に入れて生姜、大根と白菜など野菜を入れます。私はあまり食べられなかったので、この3種類のみの具材にしていました。そして、味付けはあっさりとさせたかったので醤油のみです。
体を温める意味も込めて、最初は食べてみることにしました。普通に味はおいしいのですが、体もぽかぽかになりますし、ほかの具材を入れても美味しいのでお勧めです。
冷たいかぼちゃスープ
まりお(36歳)
つわりは安定期まで続きました。20週までです。つわり中は、匂いのきつい食べ物が本当にうけつけませんでした。漬物はとくにうけつけませんでした。あとは食べたあとに気持ち悪くなっていました。
ひどいときには、冷たいかぼちゃのスープが飲めていました。あったかいスープだと匂いがあるので、飲みにくく、冷たいとさらっと入るので、飲みやすかったです。
<材料>
・かぼちゃ
かぼちゃのスープは、かぼちゃをゆでて、ミキサーに、かぼちゃ、生クリーム、牛乳、固形スープ、みず、しお、こしょうをいれてミキサーにかけ、それを鍋に入れてトロトロになるまで熱します。
それを冷蔵庫にいれてひやして完成です。とってもおいしくて、これだけでお腹がいっぱいになるので本当におすすめです。
枝豆スープ
rika(24歳)
私の場合、つわりを感じるのが早く、妊娠がわかる前の2週目から吐き気がすごく、13週目までひどい吐き気を催してました。受け付けなかった食べ物は脂っこい食べ物です。唐揚げやハンバーグ、天ぷらなど妊娠前は大好物だったものがまったく受け付けなくなり、写真を見るのも嫌なぐらいでした。
そんなつわりの中で食べられたのが枝豆スープで、びっくりするぐらい飲む事ができ、つわりピーク時にはすごくお世話になりました。
<材料>
・冷凍の枝豆
作り方は、冷凍の枝豆を一粒ずつ房から出していき、フードプロセッサーのなかがいっぱいになるまでこの作業を行います。そして、フードプロセッサーを回してペースト状になったら鍋に移します。
そして、豆乳を枝豆ペーストが隠れるぐらいひたひたに入れた後に、固形のコンソメをひとつ入れて煮るだけで完成です。簡単に作れるので、体調のよい日や旦那に作り方を教えて作ってもらいました。
秒速スープ
おか(35歳)
つわりは、妊娠発覚した直後の4週目から16週までありました。味の濃い固形のおかず全般が食べられず、ごはん粒とスープで乗り切りました。
スープは市販のカップスープなどインスタントが主だったのですが、買い物も行けない時に知った秒速スープでしのぎました。
<材料>
・ごま
・ワカメ
CMで紹介されてた中華ペーストにゴマやワカメを入れてお湯をそそぐだけで即本格的な中華スープになるのでとても便利でした。
調子のいい時は、キャベツやもやしや白菜など、すぐ柔らかくなる野菜を一緒に煮込んで、摂れてなかった野菜も補給していました。
ごはんを入れておじやにアレンジしたり、飽きのこない味なので食べやすかったです。朝起きてすぐに作ることもできるので、身体も温まりました。
しょうが入りワンタンスープ
ふれもん(20代後半)
1人目、2人目共に、つわりは5週目頃から安定期まで続きました。1人目の時は、食べ物はほとんど受け付けなかったのですが、2人目は、フルーツやゼリーなど、以外とあっさりしたものが受け付けなくなってしまいました。
1人目の時も2人目の時も共通して、食事にスープを取り入れることで、少しでもたくさんの栄養を取ろうと試みました。
主治医の先生に、医学的につわりには、しょうがの成分が有効であると教えてもらったので、トマトスープ、コンソメスープなどいろいろなスープにすりおろし生姜を少し入れて飲んでいました。すると、少しは飲みやすいような気がしました。
<材料>
・ワンタン
・白菜
・ワカメ
・しょうが
その中でも、皮だけのワンタンスープが飲みやすくよく飲んでいました。白菜、わかめと千切りした生姜に、ニンジン玉ねぎなど食べられそうな野菜を入れて、鶏がらスープのもとで煮込んで最後にワンタンの皮をいれて飲んでいました。
中華味と生姜はよく合うので、生姜そのものを食べることで、よりつわりに効くような感じがしました。妊婦に冷えは禁物なので、つわり後も定期的に作って飲んでいるスープです。
野菜コンソメスープ
まどか(30代後半)
つわりは妊娠9週から、35週の出産までずっと続きました。あれほど大好きだった甘いもの全般を全く受け付けなくなり、コーヒーの匂いがとても苦手でした。ケーキなどの甘いお菓子の写真を見るだけでもとても気分が悪くなりました。
しょっぱいもの全般が美味しく感じられましたので、塩分を感じるスープは比較的食べられました。
<材料>
・にんじん
・玉ねぎ
・じゃがいも
簡単に作れる人参と玉ねぎとじゃがいもの入ったコンソメスープをお鍋いっぱいに作っておき、毎日食べていました。作り方は、人参と玉ねぎとじゃがいもの皮をむき、みじん切りにする、お鍋たっぷりに水を入れ、沸騰させる、お鍋の中に、みじん切りにした人参と玉ねぎとじゃがいもを入れる、コンソメスープ(粉末)を入れてよく混ぜる、好みにより、粉末パセリ、こしょう、を入れて完成です。
人参と玉ねぎとじゃがいもは、小さく切ったら、シリコン容器などに入れて電子レンジにかけて柔らかくしておくと、スープを煮込む時間が短縮できます。
また、好みにより食べる時に、食べる分だけ器に入れて、とろけるチーズをのせて電子レンジにかけても、たんぱく質がとれて良いと思います。
ミネストローネ
ころ(20代後半)
わたしは、妊娠8週目から6ヶ月ごとの25週目くらいまでつわりがきつかったです。つわりの時は野菜の匂いが辛く、サラダや茹で野菜もダメでした。他にも日によってはお米や揚げ物などの油物の匂いも辛かったです。
そんなつわりの辛い時でも、ミネストローネは大丈夫でした。当時野菜の匂いが辛かったですが、トマトの匂いは大丈夫で、ミネストローネならたくさんのお野菜が取れるので、お腹の赤ちゃんにもいいだろうと食べられるときは積極的に食べていました。
<材料>
・玉ねぎ
・にんじん
・キャベツ
作り方も簡単で、玉ねぎや人参、キャベツなど冷蔵庫にある野菜を刻んで炒めたあとコンソメとトマトの缶詰を入れて煮込むだけです。日によって、ベーコンや大豆を入れても美味しかったです。
パスタをいれると腹持ちもよくなります。簡単作れて栄養もたくさん取れるので、今もよく作っています。
豆乳スープ
のんママ(30代前半)
吐きつわりが妊娠5週目から始まり、18週目頃までありました。特に、暖かい白飯は匂いだけでも最悪でした。一度食べたものは受け付けなくなり、食べられるものは少なくなる一方でした。
そんな私の救世主は、とっても作り方が簡単な冷たい豆乳スープでした(つわり中は食事を作るのも億劫なのでいかに簡単に作れるかですよね)。
<材料>
・キャベツ
・白ネギ
・春雨
材料は、水200ml、調整豆乳300ml、白だし50ml前後、キャベツ2枚ほど、白ネギ1本、春雨適量。作り方もとても簡単で、まず、水に一口大に切ったキャベツと、適当な大きさに切ったネギを入れて煮ます。軽く火が通ったら春雨と白だしを加え、5分ほど煮ます。
火を止めて、調整豆乳を加え出来上がりです。つわりの時は、暖かい物は受け付けないことが多いので、このスープを冷まして、時には冷蔵庫で冷やして食べていました。冷めても美味しいスープで、つわりを乗りきりました。