つわりで仕事を休む時の目安

つわりで仕事を休む可能性が出てきたらすべき3つのこと

つわりで仕事を休んでも、良いのでしょうか?答えは、お腹の赤ちゃんを守れるのは、お母さんだけなので無理をしないのが一番です。でも、つわりって病気ではないので、なかなか会社を休みづらいという意見もあります。そこで今回は「つわりと仕事」について、ご紹介します。

つわりで仕事を休む可能性が出てきたらすべき3つのこと

仕事とつわり、両立がしんどい

「私のお腹の中に、赤ちゃんが来てくれた!幸せ」「やっと妊娠できて、幸せのピーク」このように、妊娠して幸せな気分を感じているのもつかの間、今まで味わったことのない気持ち悪さやだるさが襲って来た人という人も多いでしょう。

つわりって、妊婦さんに与える最初の試練なのかもしれません。少なくとも、二人の子供を産んだ筆者は試練だと思いました。働きながら、2人の子供を妊娠・出産しましたが、弱音と愚痴のオンパレードな毎日。そこで今回のテーマは「つわりと仕事」です。

働いている女性が妊娠すると、仕事と体調不良の毎日の両立に、困ってしまう人も少なくありません。あなただけではなく、ワーキングプレママの誰しもが通る道なのです。妊婦さんたちのつわりと仕事の悩みに焦点を当てて、お話をしていきます。

ワーキングプレママたちのつわりの悩み

働きながら、子供を育てていくのは想像以上に大変なことです。お腹の中で育てていくのも、産まれてから育てていくのも、状況は違えども大変なことに違いはありません。世の中の働くお母さんたちは、仕事中のつわりに関してどのような悩みを抱いているのでしょうか。

仕事中の妊婦

 つわりと仕事の悩み。体調編

  • 満員電車を見るだけで、気持ち悪さが込み上げてくるから、毎朝の出勤が地獄
  • 電車内の汗の臭い、社内の喫煙スペースのタバコの臭いなど、出勤や勤務中も色んな臭いが気になって仕方ない
  • 眠い!デスクで寝てしまう
  • 食べつわりだけど、仕事中は食べづらい
  • 頭がボーッとして、やる気が起きなくて困る
  • 毎日体調が目まぐるしく変わるから、自分でもついていけない
  • プレゼン中に急な吐き気。よりによって、こんな時に・・・

つわりと仕事の悩み。人間関係編

  • つわりが無かった女上司。私の状況を全く理解してくれない
  • 男性が多い職場なので、つわりがひどいと言い出せない
  • つわりがひどいので、出社時間をずらしてもらった。何だか、申し訳ない
  • 妊娠するための治療中の同僚がいるので、つわりが辛いのは贅沢な悩みだと感じて言いづらい
  • 「つわりって病気なの?」と心無い言葉を上司から浴びせられた
  • プロジェクトが終わるまでは、つわりで辛いと同僚に言い出す雰囲気ではない

このように、つわりによる体調不良が業務に支障を与えるだけではなく、妊娠やつわりによって職場での人間関係が気まずくなるケースも珍しくはありません。妊娠は喜ばしいことですし、命の誕生を周りの人でサポートしていくのが望ましい環境です。しかしながら、実際には妊娠もつわりも経験しなければ分からないことなので、なかなか理解してもらえない状況に頭を抱えてしまうお母さんたちも多いのです。

準備をしよう!つわりで仕事を休む可能性が出てきたらすべき3つのこと

「今は大丈夫。でも、今後つわりで仕事を休むことがあるかもしれない」と感じたら、会社へ出向けるうちに、いくつかの準備を進めていきましょう。どんな準備なのか?それは、つわりで休むような状況になったときに、自分が休みやすい環境を作っておく準備です。

つわりには、経験しなければ分からない辛さがあります。妊娠・出産経験がある女性全てに、つわり経験があるとは限りません。それに、男性につわりを100%理解してもらうのも、難しい話です。だからこそ、できる限り自分の言葉で、自分の体調をきちんと伝えておくのが望ましいのです。

準備1.近しい同僚に、正直に相談

職場で同僚に相談する妊婦

あなたがつわりで仕事を休んだ場合に、実際に仕事の穴埋めをしなければならないのは、社長でも上司でもなく、近しい同僚になることがほとんどです。いざという時に、自分を助けてくれるわけですから、つわりの状況を近しい同僚にしっかりと伝えておくことが大切です。周りの同僚たちも、事前にあなたの状況について聞いておけば、いきなり休んでもあまり悪い気はしないはずです。但し、伝え方には十分配慮しなければなりません。以下に、まとめてみましたので、確認していきましょう。

近しい同僚に相談する時の注意ポイント

伝え方によっては、相手の気持ちを損ねてしまうケースもあります。言葉って一度口から放たれると、もう取り消せないものですから、相談する時にも慎重に言葉を選んでください。

ポイント1.自分は大変なのよ!アピールはしないこと
(もう本当につらくて死にそう。大げさに言うと嘘くさくなります)

ポイント2.つわりの症状について具体的に伝えること
(気持ち悪い程度では、二日酔いと同じだと勘違いされます。1日に数回嘔吐、目まいで出勤途中に駅の医務室に運ばれたなどのエピソードを伝えます)

ポイント3.つわりを乗り越えようとしている気持ちも伝える
(私は妊婦だから、何でも許されるというスタンスではなく、つわりを頑張って乗り越えたいというスタンスの方が、好感度は高い)

ポイント4.上司にはまだ伝えていないと相談
(上司よりも先に報告してもらったことで、幾分か優越感が生じる)

これらのポイントをしっかりと頭の中に入れて、近しい同僚につわりで仕事に支障が出てしまう可能性があると伝えましょう。

準備2.上司に状況報告と相談

上司に状況報告する妊婦

「妊娠したけど、安定期に入るまでは上司への報告も控えておこう」と思っていても、妊娠初期の予想外のつわりのひどさをきっかけに、上司への報告時期が早まるのはワーキングプレママのあるあるです。ですから、上司に妊娠を報告していない場合は、つわり相談の前に報告をしましょう。

例文はこちら

○○部長、ご報告とご相談があるのですが、少しお時間宜しいでしょうか?
私事で大変恐縮なのですが、この度お腹に赤ちゃんを授かりまして、現在3か月になりました。
そこで、1つご相談があるのですが・・・。
自分の想像以上につわりの症状に悩まされていて、今後さらにひどくなってしまう場合は、お休みをいただくなど、会社にご迷惑をかける可能性があると思います。
現在は、何とか滞りなく仕事を行っておりますが、1日に数回嘔吐してしまったり、目まいでその場にしゃがみ込んでしまうことが数回続いております。
仕事をする上でみなさんにご迷惑をおかけしないようにしていきたいのですが、自分ではどうしようもないところが多々あります。今後、つわりの症状がひどくお休みをいただくこともあると思います。
どうぞよろしくお願いいたします!

あくまでもこれは、例文です。上司との関係性もあるでしょうから、自分の言葉を織り交ぜながら、伝えてください。

準備3.休んだ場合の引き継ぎ準備

ホワイトボードに書いて説明する女性

つわりで休んでしまった時にあなたの代わりをする人に、できるだけ迷惑がかからないようにするには、引き継ぎ準備が必要です。退職するわけではありませんが、あなたが休んだ時に「資料はどこ?」「この仕事の内容が分からない」という状態では、二進も三進も行きません。誰が見ても対応できるような資料をあらかじめ作成するか、資料整理をしてください。

以上、3つの準備を進めておくことで、妊婦さん自身が楽になります。いきなりつわりで休むのと、事前にきちんと報告・相談をしておいた上で休むのとでは雲泥の差です。男性が多い職場だから理解されない、女性が多い職場だから融通が利くとも、限りません。周りに迷惑をかけないで、自分も安心して休めるように、事前の準備を心掛けていきましょう。

つわりが長引いて仕事を1週間以上休む時には医師の診断書も

つわりは、さまざまなケースがあります。数日休んで良くなることもあれば、何週間も苦しめられるケースもあります。つわりで仕事を休んでいるのに、意に反してどんどん状態が悪くなり、最後には妊娠悪阻と診断されて、医師に入院を薦められたという人もいるのです。

もしも、つわりが長引いて1週間以上仕事を休まなきゃいけなくなったら・・・あなたなら、どんな気持ちになりますか?「私だけ休んで申し訳ない」「会社のみんな、私のつらさを理解してくれているのだろうか?」という気持ちになってしまうのも、無理が無いでしょう。そのような時には、便宜上「医師の診断書」を会社に提出して、病気ではないと思われがちなつわりの状況が悪化していることを、会社に証明しましょう。

誰でも診断書がもらえるわけではない

医師の診察を受ける妊婦

正直に申し上げて、診断書の発行は医師の判断によって、大きな差が出ます。簡単に診断書を発行してくれる病院もあれば、基準が厳しくて、なかなか診断書がもらえない病院もあるというわけです。では、どのような場合に、診断書を発行してもらえることが多いのでしょう。

つわりによる診断書が発行された例

    • 尿検査でケトン体が検出されて、重度のつわり症状が心配されたとき
    • 脱水症状を引き起こしていたとき
    • 水さえも受け付けない状態で、点滴入院が必要と判断されたとき
    • 入院せずに自宅で療養しながら、定期的に病院に点滴治療に通う必要がある

妊娠悪阻の状態は食事や水分を摂れない、血液検査の結果が良くない、脱水症状が起きているなど、深刻な場合が多いです。そのような状態では、お腹の赤ちゃんだけではなく、母体の健康にも影響が出ますし、入院が必要なほど仕事へ行くことができない状態だと思われます。

つわりで入院する状態とは?点滴して寝たきり!?体験談11
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診断書の代わりになるのが、母性健康管理指導事項連絡カード

筆者の友人もつわりの症状がひどく、その際に提出していたのが「母性健康管理指導事項連絡カード」です。指導事項の中に、つわり・妊娠悪阻の欄があるので医師に記入してもらえば、診断書と同じになります。このカードは母子手帳の後ろの方にありますので、一度は確認してみてください。

仕事を休むほどのつわりって、どんな時?

「私は、大丈夫!」と口で強がりを言っていても、明らかに顔色が悪くて、フラフラの状態では仕事になりませんし、周りに迷惑をかけるだけです。つわりで仕事を休む時の1つの目安としては、いつものように業務ができないということに加えて、誰かに迷惑をかけてしまう可能性が大きくなった時です。

例えば、こんな場合の仕事は控えて

  • 営業なのに、お客様との約束を立て続けにキャンセルすることが続いてしまった
  • デスクワーク中心だけど、パソコンを打つこともできなくなった
  • 常に気持ち悪くて、トイレから出られない
  • 大事な数字を管理しなければいけないのに、医務室で横になっていることが続く

このように、自分ができないことで迷惑がかかってしまうのなら、思い切って休みを取って誰かほかの人にしてもらう方が良いでしょう。「私じゃなきゃダメなの!」と無理をする必要はありません。少々冷たいことを言うようですが、会社という組織の中で、あなたの代わりはいるでしょう。しかしながら、お腹の赤ちゃんのお母さんの代わりは、誰もいません。あなただけなのです。無理をしないで、誰かを頼ることも大切です。

自分なりにつわりが楽になる方法を仕事中に試してみよう

「あ、なんだか気持ち悪いのが治ったかも?」という自分なりのつわり解消法かあれば、是非会社でも何らかの形で取り入れてください。「私は、これをすればつわりが楽になるんだ」と思い込むことで、安心感が生まれて、筆者自身も少しは気持ちが楽になった経験があります。

水を飲む妊婦

仕事中、こんなつわり解消法はいかがでしょうか

  • 冷たい水や炭酸水を飲む
  • ガムを噛む
  • 深呼吸する
  • 昼休みに仮眠をとる
  • 小腹がすく前に間食する
  • 一時間に一度外の空気を吸う
  • つぼを押す
  • 休憩をこまめにとる
  • レモンキャンディーを舐める
  • 歯磨きをする
  • 温かいスープを飲む

つわり解消は人それぞれ違いますので、きっとまだまだたくさんあるはずです。ぜひ、自分なりに効果が期待できるつわり解消法を、探してみてください。

つわり中の仕事は無理をしない

つわりは病気ではなく、赤ちゃんが順調に育っている証拠だからこそ、何となく仕事を休みづらい気持ちも分かります。100人の妊婦さんがいれば、100通りのつわりの症状が出てきます。軽い人もいれば、重度のつわりで入院する人もいるのです。無理をして取り返しのつかないことになったら、あなたも会社の人達もきっと後悔するでしょう。

つわりの時は無理をしないで、誰かを頼って良いのです。もう一度言います。とにかく無理をしないことが一番です。自分の体の状態は、自分でしか分からないわけですし、お腹の赤ちゃんの命を守れるのはお母さんだけなのです。

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