妊婦へのチョコレートの影響&量

妊婦がチョコレートを食べるときの注意点&適正量

妊婦もチョコレートを食べて良いのか不安な方へ。チョコレートに含まれるカフェインの量と妊婦や胎児への影響をご説明します。チョコレートは、妊婦さんに良い効果もありますので、食べ過ぎに注意してチョコレートを楽しみましょう。

妊婦がチョコレートを食べるときの注意点&適正量

妊婦はチョコレートOK?妊婦や赤ちゃんへの影響と適正量

女性は甘い物に目がないという方が多いです。また、妊娠すると食べ物の好みが変化し、今まで甘い物をあまり食べなかった方でも、無性にチョコレートなど甘いお菓子を食べたくなるということもよくあります。

妊婦さんとチョコレートについて詳しく解説していきます。妊婦さんがチョコレートを食べても良いのか不安になる方も多いでしょう。チョコレートのカフェインが妊婦や胎児に及ぼす影響や妊婦がチョコレートを食べることのメリット・チョコレートを食べる時の適正量など、妊婦さんがチョコレートを食べる前に知っておくと安心してチョコレートを食べることができます。

妊婦はチョコレートを食べてもOK?

妊娠すると何を食べる時も、「この食べ物は、自分の体やお腹の赤ちゃんに悪い影響を及ぼさないかな?」と不安になります。チョコレートなど甘いお菓子は、特に母体や胎児への影響が気になります。

妊婦のチョコレートはNGではない

色々な種類の沢山のチョコレート

妊婦が、チョコレートを食べてはいけないということはありません。チョコレートが好きな妊婦さんは、まず安心してください。ただ、チョコレートにはカフェインや砂糖など妊婦さんが気をつけて摂取をしないといけないものが含まれていることだけは忘れないようにしましょう。

妊婦はチョコレートの種類と量に注意

妊婦さんも、チョコレートを楽しむことができます。ただ、チョコレートを沢山食べることはやめてください。妊娠中は、味覚が変化し同じものばかり毎日のように食べたくなることもありますが、チョコレートを食べ過ぎることのないように注意してください。また、チョコレートによっても含まれる原材料が少しずつ異なります。妊婦さんがチョコレートを食べるときには、原材料の欄を確認してからにすると安心です。

チョコレートに含まれるカフェイン

チョコレートには、カフェインが含まれています。カフェインと言うとコーヒーや緑茶に含まれていることで有名ですが、実はチョコレートの原料となっているカカオにもカフェインが含まれています。

チョコレートのカフェインが含有量

チョコレートに含まれるカフェインの量は、そのチョコレートにカカオがどれくらいの量使われているかによって異なります。

チョコレートの種類とカフェイン含有量

  • 普通のチョコレート:チョコレート100gあたりカフェイン約30mg
  • 高カカオチョコレート:チョコレート100gあたりカフェイン68~120mg

コーヒー1杯(150ml)には、約90mgのカフェインが含まれています。妊娠中のカフェイン摂取には注意が必要で、WHO(世界保健機構)では、妊婦さんはカフェインを摂り過ぎないようにするため、1日に飲むコーヒーの量を3~4杯に抑えた方が良いとしています。コーヒーに含まれるカフェインの量を目安に、チョコレートを食べる量を調節していきましょう。

ホワイトチョコレートにもカフェインが含まれているの?

ホワイトチョコレート

同じチョコレートでも、ホワイトチョコレートは甘みが強くて普通のチョコレートとは違った美味しさがあります。では、ホワイトチョコレートにもカフェインが含まれているのでしょうか。

普通のチョコレートは、カカオマスという原料からできていて、このカカオマスにカフェインが含まれています。ホワイトチョコレートの原料には、カカオマスは含まれていません。ホワイトチョコレートには、カカオマスから作られるココアバターが使われていますので、少量ですがカフェインが含まれています。カフェインの量から考えると、普通のチョコレートよりホワイトチョコレートの方が少ないです。

カフェインが妊婦に及ぼす影響

妊娠中は、カフェインの摂取を控えた方が良いとされています。では、カフェインは妊婦さんにどのような影響を及ぼすのでしょうか。

骨粗しょう症になりやすくなる

カフェインには利尿作用があります。カフェインを含む飲みものを飲んだり、食べ物をたべたりした後は、トイレが近くなります。カフェインを摂取すると尿とともにカルシウムが体外へ排出されてしまいます。

妊娠中は、妊婦さんが摂取したカルシウムは赤ちゃんの骨や歯を作るために使われます。妊婦さんは、カルシウムをより多く摂れるような食事をされているかと思います。せっかく摂取したカルシウムが尿とともに排出されると、赤ちゃんに回るカルシウムの量が不足し、妊婦さんの骨や歯のカルシウムが胎児に回されます。妊婦さんのカルシウム量が不足すると、将来骨粗しょう症になる可能性が高くなります。

貧血になりやすくなる

カフェインには、鉄分の体内への吸収を阻害する作用があります。妊娠中は、普通の時よりも貧血に悩まされる人が多くなっています。妊娠中は、鉄分を多く含む食べ物を食べるように気をつけている方も多いでしょうが、カフェインを多く摂取したために鉄分の吸収量が減ってしまうと、非常に残念です。

日頃から貧血気味という方は、特に注意しましょう。貧血の程度がひどくなると、医師より鉄剤が処方されます。貧血について心配な点がある方は、かかりつけの産婦人科医に相談してみてください。

カフェインが赤ちゃんに及ぼす影響

カフェインは、胎盤を通してお腹の赤ちゃんにも流れていきますので、お腹の赤ちゃんにも影響を与えてしまします。カフェインは、お腹の赤ちゃんの成長を阻害するという指摘があります。妊婦さんがチョコレートを食べ過ぎると、低体重児の赤ちゃんが産まれてくる可能性が高くなりますので注意が必要になります。

妊娠中のカフェインなぜだめ?胎児への影響と1日の許容量
妊娠中のカフェインなぜだめ?胎児への影響と1日の許容量

妊婦は高カカオチョコレートに注意

木になってるカカオ

チョコレートの種類により原材料におけるカカオマスの割合が異なるため、チョコレートに含まれるカフェインの量が違います。最近、「高カカオチョコレート」と呼ばれる商品が、色々なお菓子メーカーから販売されていますが、妊婦さんが食べる時には注意が必要です。

高カカオチョコレートとは?

高カカオチョコレートとは、原材料におけるカカオマスの割合が高いチョコレートのことです。普通のチョコレートと比較してビターな味わいで、大人に人気があります。カカオマスには、カフェインだけでなく、ポリフェノールも豊富に含まれています。ポリフェノールは、抗酸化作用があるため、手軽にポリフェノールを摂ることができる食べ物として、高カカオチョコレートが注目されています。

高カカオチョコレートは高カフェイン

先ほど、チョコレートに含まれるカフェインの量についてご説明をしましたが、高カカオチョコレートには、普通のチョコレートの約2~4倍の量のカフェインが含まれています。同じ高カカオチョコレートと呼ばれるチョコレートでも、含まれるカカオマスの量は商品により少しずつ異なりますが、高カカオチョコレート100gで約コーヒー1杯分のカフェインを摂取していることになります。

高カカオチョコレートは脂質も多い

高カカオチョコレートは、カフェインだけでなく脂質も普通のチョコレートより多くなっています。独立法人国民生活センターの報告によりますと、普通のチョコレート100gに含まれる脂質は約35gであるのに対して、高カカオチョコレートに含まれる脂質は約47gとなっています。

高カカオチョコレートには、普通のチョコレートの約1.3の脂質が含まれていることになります。成人女性の1日の脂質摂取目安量は、約50gになっていますので、高カカオチョコレートを100g食べるだけで、1日の脂肪摂取量を摂ってしまうことになります。

高カカオチョコレートは、甘みが少ないのでついつい食べ過ぎてしまう人もいるかもしれませんが、食べる量にはくれぐれも注意してください。

妊婦のチョコレートはメリットもあり!

妊婦さんにとってチョコレートを食べることは、量さえ守っていれば、良い影響をもたらしてくれます。甘いお菓子は、やはり私たちを幸せな気持ちにしてくれます。妊婦さんにもたらすチョコレートの良い効果をご紹介します。

ストレスを解消

チョコレートを食べて喜んでいる妊婦さん

イライラしている時に甘い物を食べると、気持ちが落ち着くことってありませんか。妊婦さんは、体が思うように動かなかったり、出産や子育てへの不安な気持ちがあったりするので、ストレスを感じやすくなっています。そんな妊婦さんに少しのチョコレートが効果的です。「最近、私ストレスが溜まってきているような気が・・・」と思うようなことがあれば、チョコレートを一口かじってみてはいかがですか。

満腹感を得ることができる

妊婦さんの中には、常にお腹が空いているような感覚になる人がいます。家にいると、ついついずっと何かつまんでいるという方もいるのではないでしょうか。チョコレートには、砂糖や脂肪分が含まれていますので血糖値を上昇させる効果があります。チョコレートをお腹が空いているときに少し食べると、満腹感を得ることができます。

小腹が空いた時にチョコレートを少しかじると、お腹が落ち着くでしょう。また、主治医から体重の増加について注意されている方は、食事の前に少しチョコレートを食べると、満腹中枢が刺激され、ご飯を食べ過ぎることを予防してくれるでしょう。ただ、本当にお腹が空いている時にチョコレートを食べ始めると、止まらなくなって食べ過ぎてしまうこともありますので、十分に注意してください。

リラックス効果

チョコレートに含まれるテオブロミンには、体内の血流を良くし、リラックスさせてくれる効果もあります。「妊娠中にチョコレートを食べていた妊婦さんから産まれた赤ちゃんは、よく笑う」という言われがありますので、チョコレートにはストレスを軽減させ、リラックスさせてくれる働きがあることがわかります。

妊婦のチョコレート適正量

妊婦さんとチョコレートの関係を調べてみると、チョコレートが妊婦さんにとってメリットもデメリットもあることが判りました。妊娠中は、チョコレートのメリットを最大限に得て、チョコレートのデメリットを最小限に抑えるために、適正量を超えないようにチョコレートを食べることが大事になります。

チョコレートの栄養成分

妊婦さんが1日のチョコレートをどれだけ食べて良いのかを考える前に、まずチョコレートの栄養成分についてみていきましょう。

チョコレートの栄養成分(明治ミルクチョコレート50g中)

  • エネルギー :279kcal
  • タンパク質 :3.9g
  • 脂質    :17.4g
  • 炭水化物  :27.7g(糖質:25.9g、食物繊維:1.8g)

1日の総カロリーを考えて食べ過ぎに注意!

チョコレートアイスをバケツを抱えて食べてる妊婦さん

カフェインの観点から言うと、妊婦さんが1日50gの板チョコ1枚を食べても、約15mgのカフェインしか含まれていないので大きな影響はありません。ただ、チョコレートはカロリーが高く脂質や糖質が多い食べ物なので、カロリ-や脂質・糖質の過剰摂取にならないように食べ過ぎには気をつけましょう。妊娠中に体重が標準より増加傾向の人は注意が必要です。

妊婦さんの1日のカロリー摂取目安は約2,00kcalになります。食事から十分なカロリーを摂取できているのであれば、チョコレートの量は板チョコ半分程度に抑えておく方が安心です。また、甘いお菓子やケーキなどを食べた日は、チョコレートは控えるようにしましょう。

妊婦はチョコレートを適量楽しもう!

妊娠中は、食べ物に気をつける必要はありますが、何でも体に悪いからと禁止してしまうと、ストレスが溜まってしまい、逆に悪影響になってしまいます。妊婦さんも適量であれば、チョコレートを食べることができますので、頑張る妊婦さんのご褒美として、チョコレートを食べることを楽しんでください。

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