妊娠中に疲れやすい原因&解消法

妊娠中に疲れやすいのはなぜ?妊婦の疲労を解消する方法

妊娠中に疲れやすいのはなぜか、「いつもだるい」「すぐに息切れがする」など妊婦特有の疲労感や倦怠感の原因を解説。疲労回復効果のある食べ物、体力を維持する簡単な運動など妊婦さん向けの疲れ解消方法をご紹介します。仕事で疲れやすい場合は、母性健康管理指導事項連絡カードを活用しよう!

妊娠中に疲れやすいのはなぜ?妊婦の疲労を解消する方法

妊娠中に疲れやすいのはなぜ?疲労感・倦怠感の原因

妊娠中は、なぜすぐに疲れてしまうのでしょうか?妊娠したらなぜか急に疲れやすくなってしまった、いつまでも倦怠感が抜けないという方は非常に多いです。

妊婦さんによっては、仕事や日常生活に支障をきたしてしまうこともあります。妊娠中に疲れやすくなってしまう原因を解説します。

ホルモンバランスの変化に体がついていけない

妊娠中のホルモン量の変化

妊娠するとホルモンバランスが大きく変化するため、疲れやすくなってしまいます。特に、妊娠初期は、ホルモンバランスの急激な変化に体がついていけず、つわりもこうしたホルモンバランスの変化によるものという説が有力です。

つわりによる体調不良・体力の低下

つわりも、妊娠中に疲れやすくなってしまう原因の一つです。つわりの程度や症状は人それぞれですが、十分に食事を摂れないことで、体力が低下して疲れやすくなります。

また、つわりで日常生活もままならず、寝ている時間が長いと体力が低下し、少し動いただけでも疲れてしまうというのも悩ましい問題です。

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むくみによって体が重くだるく感じる

娠すると、水分量の増加・血流の悪化・体の冷えなどにより、体がむくみやすくなります。体がむくんでしまうと疲れやすいですし、倦怠感・だるさを感じやすくなります。

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むくみは、足を高くして寝たり・マッサージをしたりすると治まりやすいですが、症状が続くときには妊娠高血圧症候群の疑いもありますので、注意が必要です。

栄養不足によるガス欠状態

妊娠中、つわりなどで十分な食事を摂れない期間が続くと、栄養不足になり、体はエネルギー不足に陥ってしまいます。車でいうとガス欠の状態ですから、疲れやすいのも無理のないことです。

特に妊娠中期以降は、お腹の赤ちゃんにとられる栄養が多くなるため、よりママの体にまわる栄養が少なくなってしまいます。

貧血のサイン・めまいや息切れも伴うなら注意!

妊婦さんが悩まされることが多い症状が貧血です。貧血の症状が重くなると、疲れやすい・朝起きられない・息切れ・めまいなどの症状があらわらます。

貧血かなと感じる症状がみられた場合には、早めに産婦人科医に相談しましょう。食事での改善が難しい場合は、鉄剤を処方されます。

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赤ちゃんが大きくなり、体が重い

妊娠後期になり、お腹の赤ちゃんが大きくなるにつれて体が重くなり、疲れやすくなります。腰痛や恥骨痛によって、動くことそのものが辛いという方もいるでしょう。

血液量の増加に伴う心拍数の上昇

妊娠すると、血液量が増え心臓から一度に送り出される血液量も増加するため、心拍数も上昇します。心拍数の上昇により、動悸や息切れなどに症状が起こり、疲れやすく感じることがあります。

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血液量の増加による水分不足

コップ一杯の水を手に持つ妊婦

妊娠中は、血液の循環量が増えるため、血液の多くの水分が取られ、ママの体が水分不足になります。特に、つわりで嘔吐を繰り返している場合は、より水分不足に陥る可能性が高くなります。

水分不足の状態になると、疲れやすくなったり、体がだるくなったりしてしまいます。また、妊婦さんが水分不足になると、便秘になりやすくなります。

運動不足による体力の低下

妊娠中は、つわりによる体調不良・体が重くなるなどの理由で、運動不足に陥りやすいです。中には、医師から安静にするように指示があり、体を十分に動かすことができないという妊婦さんもいることでしょう。運動不足になると、徐々に体力が低下していき、疲れやすくなってしまいます。

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赤ちゃんの胎動による睡眠不足

お腹の赤ちゃんがよく動くようになると、胎動により夜眠れず、疲れがたまってしまう人もいます。

胎動の激しさには個人差がありますが、赤ちゃんの胎動が激しくて夜眠れないという方は、昼間など赤ちゃんの胎動が治まっている時間に少し横になって休むなど、小まめに休息を取るように心がけましょう。

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仕事のストレス・精神的なプレッシャー

妊娠中は、ホルモンバランスの変化や体調不良などにより、ただでえストレスが溜まりやすい状態です。

それに加えて仕事をしていると、つわりなど体調が思わしくないなか通勤しなければいけない、妊娠報告の時期や産休に入るまでの引継ぎ計画など、悩みや心配は尽きません。中には、職場でマタハラの被害に遭い、ストレスを蓄積させている妊婦さんもいることでしょう。

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上の子のお世話が負担になっている

妊婦のお母さんの傍で笑う子供

2人目以降の妊娠の場合、妊娠中体調がすぐれない状態で上の子のお世話をすることは、周囲が思っているよりも大変なことです。

上の子が未就園の場合、つわりの間も上の子と一緒に一日中過ごさなければなりません。妊娠中でも外遊びをしたいと主張されれば付き合わないといけませんし、家の中で家事をこなしながら子守もするのも疲れます。

また、幼稚園や保育園にかよっている場合は、毎日の送迎・お弁当作り・行事など、やることはたくさんあります。特に上の子がママの妊娠よって赤ちゃん返りをしている場合は、急にママから離れなくなったりするので、余計に負担が大きくなります。

抵抗力が低下し、感染症にかかっている疑いも!

妊娠中は、抵抗力が低下しているため、ウィルスなどが体内に入りやすくなります。
疲れやすいのは、気付かないうちに風邪などのウィルスが体内に入り込んでいる疑いもあります。発熱などはないけど、咳や関節の痛みなどの症状がみられる場合は、軽い風邪の可能性もあります。

妊娠高血圧症候群による症状

妊娠中に妊娠高血圧症候群を発症すると、疲れやすくなってしまいます。
妊娠高血圧症候群とは、妊娠20週から分娩後12週に、高血圧またはタンパク尿を伴う高血圧の症状があらわれることです。

妊娠高血圧症候群の原因は、医学的にハッキリと解明されていませんが、肥満気味の方・妊娠中に体重が急増した方・以前から高血圧の方などは、発症するリスクが高くなっていますので、注意が必要です。

妊娠中の疲れやすさを解消する方法

妊娠中に疲れやすいのは、妊娠を継続するために仕方がない側面もありますが、あまりにも疲労感・倦怠感が強いと日常生活や仕事に影響を及ぼしてしまいます。妊娠中の疲れを解消する方法を見ていきましょう。

質の高い睡眠をとる

ソファで昼寝する妊婦

妊娠中の疲れを解消するためには、睡眠が大切になります。

妊娠後期になると、頻尿になったり、寝苦しくて途中で起きてしまったりすることもありますが、睡眠は単に長い時間眠ればいいのではなく、質が大切です。長い時間まとめて眠れない場合は、短時間でもぐっすり寝て、効率よく疲れがとれるように意識してみましょう。

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寝る直前までテレビを見ていたり、スマホやタブレットの画面を眺めていたりすると、良い睡眠を取ることができません。寝る少し前から、部屋を暗くして音楽を聴いたり、軽いストレッチをしたりしてリラックスをしてから眠るようにすると良いでしょう。

お風呂でリラックス

疲れを感じやすい場合は、毎日お風呂に入って体と心をリラックスさせてあげましょう。

妊婦がお風呂に入るときの注意点

  • お湯の温度は、38~39℃の低温にする
  • お湯の量は多くなりすぎないようにする(半身浴もオススメ)
  • 入浴時間はあまり長くならないようにする

ただ、妊娠中は、動悸や息切れ・脱水症状・貧血などの症状が起こりやすくなっていますので、お風呂の温度や入浴時間には注意が必要です。

軽い運動・マタニティ向けの運動をする

妊娠中の軽い運動は、疲れにくい体をつくり、体力を維持させるのに有効です。また、ストレス解消にもなります。

妊娠中は、ウォーキング・マタニティヨガ・マタニティスイミング・マタニティビクスなど、体への負担が少ない運動がおすすめです。

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ただし、運動中に体に異変を感じた場合は、すぐに運動を中止してください。無理せず、体調と相談しながら健康的な生活を送りましょう。

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