子宮口3センチとはどんな状態?

子宮口3センチなら出産はもうすぐ!陣痛が来ないときは?

「子宮口が3センチ開いています」と妊婦健診で言われたら、出産はもうすぐです。子宮口3センチとはどのような状態なのか、分娩の流れとともに解説。ただし、出産兆候であるものの、3センチからそれ以上開かないで時間が経ってしまう人、陣痛が来ないで数日経過する人もいますので、焦りは禁物です。

子宮口3センチなら出産はもうすぐ!陣痛が来ないときは?

子宮口が3センチ開いている状態とは?

医師から「子宮口が3センチ開いてます」と言われたらお産が始まるサイン。子宮口が柔らかくなり、産道である子宮頚管の熟化が進んで、赤ちゃんが出てきやすい状態です。

赤ちゃんも頭を下にしてママの骨盤内に入り、外に出ようとしています。個人差はあるものの、子宮口が3センチ開いている状態になると、まもなく規則的な陣痛が始まるでしょう。

子宮口はいきなり3センチまで開くわけではなく、1センチ、2センチと開き始めてから3センチになるまでに数時間かかる人、数日間かかる人もいます。しかし、基本的には「出産までもうすぐ!」のサインであると考えて、心の準備をしておくことをおすすめします。

子宮口が何センチ開いているか、どうやって測るの?

横になってお腹を触っている妊婦さん

正産期になると、毎週ある妊婦健診で、産婦人科医や助産婦さんから「子宮口が〇センチ開いています」と言われますが、内診時に定規で測っているわけではありません。

医師や助産婦さんは、内診時に確認をした時の指の間隔で子宮口の開きが何センチかわかるので、経験による測り方と言えます。

「子宮口が開く=お産が近い」の理由

子宮内には赤ちゃんに近い側から「内子宮口」「子宮頚管」「外子宮口」があります。内子宮口と外子宮口の両方が開いた状態が「子宮口が開く」と言われますが、内診でチェックしているのは外子宮口にあたります。

子宮口が開く必要条件

正産期になると子宮口が開くのは主にホルモンの働きによるものです。子宮口が開くためには以下のような条件が整う必要があります。

子宮を収縮させるホルモンが分泌される

妊娠後期になると、子宮の収縮を促す働きがある「プロスタグランジン」と、卵胞の成熟を促す「エストロゲン」というホルモンの分泌が盛んになります。

その結果、子宮頚管組織内にあるコラーゲンが分解されて、子宮口や子宮頚管が柔らかくなります。つまり、赤ちゃんが外に出やすい環境が整うのです。これを「子宮頚管熟化」と言います。

赤ちゃんの位置が下がる

ホルモンの働きにより、子宮の収縮が繰り返されることで、赤ちゃんは徐々に下がります。下がってきた赤ちゃんの頭部で内子宮口が押されます。次に子宮頚管が広がり、最終的に外子宮口が開きます。

臨月になると、「お腹が下がる」と言われますが、それは赤ちゃんの頭が内子宮口の近くまで降りてきて、子宮頚管を広げようとしている状態です。

臨月にお腹が下がる理由~出産まではどのくらい?
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初産婦と経産婦の子宮口は違う?

妊娠した母親の大きなお腹を触ってる女の子

経産婦の方が早くお産が済むという話を聞いたことがありませんか?初産婦と経産婦では子宮の開き方にも違いがあります。

経産婦の子宮口は一度赤ちゃんが通っているので、子宮口が開きやすくなっていて、子宮頚管や産道も柔らかい状態です。実際に陣痛が始まってから出産まで(子宮口が全開するまで)の平均所要時間は、初産婦の場合で10~12時間、経産婦の場合で4~6時間といわれています。

子宮口が3センチ開くまでの変化

子宮口は徐々に開くので、3センチに到達するまでにも体内では変化が起きています。3センチになるまでは、自覚症状がない妊婦さんがほとんどですが、お腹の中の赤ちゃんの状態を知っておけば安心です。

子宮口が1センチ開いた時

子宮口が1センチ開いている状態ではまだ陣痛らしき痛みを感じることはありません。中には生理痛のような鈍痛を感じる妊婦さんもいますが、赤ちゃんが下がり始めて、内子宮口を押しているだけなので特に心配はいらないでしょう。

1センチ開くまでの時期は人それぞれです。平均的には34~35週と言われていますが、36週でもまだ子宮口が開かない妊婦さんもいます。いつ出産になるかは、この時点ではなんともいえません。それくらい余裕があるということなので、焦らず、いつも通り過ごすようにしましょう。

子宮口が2センチ開いた時

子宮口が2センチ開いてもまだ陣痛が始まるケースは少ないです。ただし、赤ちゃんが徐々に下に降り始めている場合は、不規則的な痛みやお腹の張りを感じる「前駆陣痛」がある人もいます。

前駆陣痛があれば、早ければ数日以内に本陣痛がくる場合もありますが、やはり個人差が大きいです。痛みの間隔が規則的になったり、出血があったときは、病院へ連絡しましょう。

前駆陣痛の症状で心の準備!お腹の張りや痛みの特徴
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子宮口が3センチ開いてからの変化

子宮口が3センチまで開いたら、もうすぐ本陣痛がやってくるサインです。全開の10センチになるまでの流れや痛みの程度をご説明します。

分娩の開始~3センチの分娩準備期

分娩間近の妊婦さん

医師が分娩の開始と判断した時期から、子宮口が全開の10センチになるまでの時間を「分娩第1期」「分娩準備期」と言います。

子宮口が3センチ開いた後にやってくる本陣痛の間隔は8~10分です。ここから子宮口が全開になり、赤ちゃんが産まれる準備が整うまで、初産の場合は約10時間、経産婦の場合は4~5時間が平均となっています。

破水が起こっていない場合は、食事を摂ったり、歩いたり、可能であれば入浴を済ませても良いでしょう。赤ちゃんが下がり始めると足が攣ったり、足の付け根が痛くなったりします。

前駆陣痛から本陣痛、本陣痛から出産までの流れ
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子宮口4~7センチで分娩開口期

子宮口が4~7センチまで開くと陣痛間隔も5~6分と短くなります。病院に到着している必要があり、分娩監視装置で子宮の収縮や赤ちゃんの心拍数などを確認しながら、さらに子宮口が開くまで待機します。

この時期もすぐに終わるわけではなく、時には何時間も続く場合もあります。自分が楽な姿勢を見つけて、パートナーにマッサージなどをしてもらうとリラックスできるでしょう。

赤ちゃんはお腹の中で半回転して、ママの正面に後頭部を向けている状態です。さらに下降するにつれて腰回りや背中、お尻に痛みを感じるようになります。

子宮口8~10センチで分娩極期

子宮口が8~10センチまで開くと陣痛間隔は1~3分になり、いよいよ分娩室に移動してお産が始まります。ママは今までよりもさらに痛みを感じるようになり、自然に「いきみたい」と感じます。

自分で痛みをコントロールする余裕もなくなるので、いきむタイミングは医師や助産婦さんの指示に従います。赤ちゃんが出てくるまでの時間は個人差がありますが、初産婦より経産婦の方が短い傾向にあります。

赤ちゃんは骨盤の中に肩まですっぽり入り、頭は外から見えている状態です。ママが何回かタイミングよくいきむことで無事外に出ることができます。

子宮口が3センチから開かないときは?

赤ちゃんが外に出てくるためには子宮口が全開になっている必要があります。しかし、中には子宮口が3センチ開いたにも関わらず、本陣痛が来ず、子宮口がそれ以上開くことのないまま自宅待機の時間ばかりが長引く人もいます。

出産時間が長引くほど、赤ちゃんも母体も体力を消耗しますので、そんなときは自分でできる対処法を行ってみましょう。

軽い運動をする

お腹を抑えてる妊婦さん

妊婦でも適度な運動は出来ます。子宮口を柔らかくして開きやすくするには、軽い運動を行った方が効果的です。

ただし、既に3センチまで開いている場合は、まもなく陣痛が来る可能性もありますので、散歩などで外出するのは控えた方が良いでしょう。家の中でできる昇降運動やスクワットがおすすめです。

他にも、入院準備品の最終確認をするなど、無理をしないようにしつつ、出産へ備えましょう。

身体を温める

身体が冷えると血行が悪くなり筋肉が固くなってしまうので、子宮口も硬くなります。室温を調節したり、足湯をしたり、暖かい飲み物を飲むなどできるだけ身体を温めるようにして筋肉をほぐしてあげましょう。

例え3センチ開いていたとしても、妊婦健診時に医師から指示がなく、破水もないなら、入浴は可能です。陣痛が来る前に、温かいお湯に入っておきましょう。

リラックスする

妊婦健診時に、「子宮口が3センチです」「次回の健診はないかもね」といわれると、もうすぐ赤ちゃんに会えると興奮したり、出産に対しての緊張感が高まるのは無理もありません。

しかし、医師はあくまで可能性の話をしているだけです。3センチ開いていても、陣痛が来ずに、次の妊婦健診を迎えてしまう人は珍しくありません。子宮口の開きが進まないときは医療処置を行う可能性もありますが、予定日を1週間以上超過しているわけではないのなら、すぐに処置を行う可能性は低いでしょう。

緊張して筋肉が硬くなれば子宮口も開きにくくなります。1週間以内に生まれる可能性もあれば、伸びることもありますので、気を楽にして待ちましょう。

子宮口を開く方法~柔らかく開きやすい子宮口で安産に!
子宮口を開く方法~柔らかく開きやすい子宮口で安産に!

子宮口の開きが進まないときの医療措置

時間が経過しているにも関わらず、子宮口が順調に開いていかない場合、医師の判断によって薬や器具を使って人工的に子宮口を開く場合もあります。

陣痛促進剤

病院で分娩を待つ妊婦さん

子宮口が3センチ以上開いたら、本来ならば規則的な本陣痛が来るはずです。しかし、子宮口が開いているにも関わらず長期間陣痛がこない場合、また出産予定日になっても子宮口そのものが開いていない場合は、陣痛促進剤を用います。

名前の通り陣痛を促進する薬で、錠剤又は点滴で投与されます。陣痛の痛みを感じようになるタイミングは人それぞれですが、投与後は医師や助産婦さんが様子を見てくれるので安心してください。

子宮頚管熟化剤

陣痛を感じても、それから分娩開口期、分娩極期と子宮口が順調に広がっていかない妊婦さんもいます。子宮頚官熟化剤を用いて、産道である子宮頚管を柔らかくすることで子宮口が開きやすくします。錠剤か点滴で投与するのが一般的です。

子宮頚管拡張器具

薬品ではなく器具を使って子宮口を開く方法です。子宮口の入り口あたりでバルーンのような器具を膨らませて子宮口を広げます。または海藻から作られた器具を子宮口に入れて、水分を吸収させることで開く方法もあります。

子宮口が3センチ開いたらもうすぐ赤ちゃんに会える!

子宮口が3センチまで開いたら、赤ちゃんが順調に下がってきてお産が近づいている証拠です。10ヶ月間お腹の中にいた赤ちゃんが自分の体の中から出てきてしまう寂しさもあるでしょうが、やはり早く会いたい気持ちの方が強いのではないでしょうか?
心待ちにしていた赤ちゃんとの対面はもうすぐです!焦らずリラックスしてその時を待ちましょう。

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