灼熱のベビーカー暑さ対策5つ

夏のベビーカーに暑さ対策を|熱中症から赤ちゃんを守る工夫

夏はベビーカーの暑さ対策が必須!ベビーカーでの楽しいお散歩…しかしベビーカーの赤ちゃんは気温やアスファルトの照り返しによりママが気づかぬうちに相当なダメージを受けてしまうことをお忘れなく!灼熱のベビーカーは危険な熱中症一直線、暑さを防ぐ保冷シートやグッズで赤ちゃんを守りましょう。

夏のベビーカーに暑さ対策を|熱中症から赤ちゃんを守る工夫

夏はベビーカーに暑さ対策を!赤ちゃんを熱中症から守る工夫

赤ちゃんとの外出では欠かせないベビーカー。お散歩にお買い物にと、毎日のように利用しているママも多いことと思います。そんな便利なベビーカーですが、猛暑となる夏には、暑さ対策をする必要があります。そうしないと、赤ちゃんが熱中症になってしまう危険性があるからです。

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大事な赤ちゃんを熱中症から守るため、暑い時期でも赤ちゃんが快適にベビーカーに乗れるように、暑さ対策をしてあげましょう! その具体的な方法をお伝えします。対策は早めが肝心ですから、ぜひチェックしてくださいね。

夏のベビーカーは灼熱地獄!赤ちゃんを守る2つの基本

ベビーカーの暑さ対策でシートを掛けるママ

ベビーカーの暑さ対策の基本は

  • 「日差しをさえぎること」
  • 「アスファルトの照り返しを防ぐこと」

の2つです。

日差しをさえぎること」に関しては、もともとベビーカーに日よけ(幌やシェード)がついているので大丈夫と思うママもいるかもしれません。ですが、真夏の太陽から赤ちゃんを守るためには、十分とはいえない面があります。

さらに注意を払いたいのが「アスファルトの照り返しを防ぐこと」です。アスファルトの照り返しによる熱は、地面に近い位置にあるベビーカーを直撃します。照り返しの熱を受けたベビーカーは、ママの顔の位置より3度~5度も温度が高くなるといわれています。猛暑といわれる日の暑さはたまったものではありませんが、ベビーカーはそれよりも過酷な暑さにさらされてしまうということです。

クッション性のあるベビーカーのシートも熱がこもりやすく、赤ちゃんにとって決して快適ではありません。たくさん汗をかくため、熱中症と同時に脱水症状を起こす危険性もあります。こういった状況を防ぐためにも、さっそくベビーカーの暑さ対策に取り組みましょう。

夏のベビーカーの暑さから赤ちゃんを守る5つの対策

夏の外出で涼しい所を見つけた赤ちゃん

ベビーカーを暑さから守るためのポイントを5つの項目に分けてご紹介します。通販でも手に入る便利グッズや手作りグッズもご紹介しますので、ぜひ参考にして赤ちゃんを熱中症から守ってあげてくださいね。

1.日差しを遮る対策

日差し対策は、とにかく太陽光をさえぎることが基本です。そのことを目的としたベビーカー用の大型サンシェードやパラソルが発売されています。

日よけにほかの機能をプラスしたものもありますし、手作りが好きなママなら意外と簡単に日よけを作ることもできます。ここでは、日よけに機能をプラスした商品と、手作り日よけのアイディアをご紹介します。


日よけ虫よけネットの画像
出典:store.shopping.yahoo.co.jp

日よけ虫よけネット/サンコー

なんとベビーカーにかぶせるだけで、日よけと虫よけの両方ができるというスグレモノです。ベビーカー全体をすっぽり覆ってしまうので、赤ちゃんの全身を守ることができるのです。虫よけスプレーを使わずにすむというのは、お肌の弱い赤ちゃんにとっては嬉しいですよね。

生地はメッシュで伸縮性があるものを使用し、2人乗りなど特別な形のベビーカーをのぞけば、ほとんどのベビーカーに取り付けることができます。扱いも簡単で、使わないときにはコンパクトな収納袋に入れておけば邪魔になりません。

手作りの日よけを作ろう

UV(紫外線)カット機能のある布を使って手作りすることもできます。好きな柄の布地を選ぶことができますし、とても簡単なので、赤ちゃんがお昼寝しているときにささっと作ってみませんか?

簡単手作り日よけの作り方

1.ベビーカーをふんわりと覆うサイズの布を用意する。
2.布の端をほつれないように縫う。ミシンでも手縫いでも、どちらでもOK。
3.ベビーカーに取りつけられるように、ひもを縫いつける。

ひもを取りつける位置や本数は、お手持ちのベビーカーに合わせてください。ひもの先端にクリップを取りつけると、取り外しが簡単にできて便利です。ママのアイディアやひらめきで使いやすくかわいらしく仕上げましょう。世界にひとつ、オリジナル日よけの出来上がりです。

布地を選ぶときはUVカット機能のほか、通気性がよいかどうかもチェックしましょう。UVカット機能のついた車の窓用やレースのカフェカーテン用の布地を利用してもよいかもしれませんね。

2.照り返しの暑さへの対策

ベビーカーに乗りつつ地面を見つめる仲良しの兄弟

日差しと同じくらいに気をつけたいアスファルトからの照り返し。地面に近い所にいる赤ちゃんを熱から守るための対策は、ベビーカーにアルミ素材のシートを取りつけて、照り返しを防ぐことです。そのための商品も出ていますが、安く手作りすることもできます。その方法をご紹介しますね。

手作り照り返し防止シートを作ろう!

使っていないアルミ製の保冷用バッグはありませんか? なければ100円ショップで手に入れることもできます。これだけで簡単に照り返し防止シートが作れます!

簡単手作り照り返し防止シートの作り方

1.大き目のアルミ製保冷用バッグを用意する。
2.できるだけ縦長になるように切り開く。
3.背もたれの上部から座面の下までを覆うようにクリップなどで留める。

要するに、背もたれから座面の下をアルミ素材のもので覆ってしまえばよいということです。クリップの代わりにひもやゴムをつけてもよいですね。お手持ちのベビーカーに合わせて、使いやすく工夫してみてください。

3.背中の暑さやムレへの対策

ずっと座っていると、かなり暑いベビーカーのシート。密着している赤ちゃんの背中やおしりは、大汗です。できるだけ涼しくしてあげたいですよね。そんな願いをかなえてくれるグッズがこちらです。


カンガルーの保冷保温やわらかシートの画像
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カンガルーの保冷保温やわらかシート/タンペイ製薬

ベビーカーにはもちろん、車のチャイルドシートに使うこともできます。専用カバーは赤ちゃんの肌にも優しい素材で、汗をすばやく吸収、汚れたらすぐに洗えるので、いつでも清潔に保てます。

もうひとつの秘密は、ジェル袋。冷凍庫で冷やして頭と背中を冷やすために使いますが、冷やしても硬くなりません。また、専用カバーには温度調節シートが入っているので、冷たさを感じず快適に使うことができます。冷凍庫に入れれば何度でも使えますし、冬は電子レンジで温めて使うこともできます。


さらすやエアスルーシートの画像
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さらすやエアスルーシート/コンビ

通気性のよい3層構造のシートが、汗っかきの赤ちゃんをムレや暑さから守ってくれます。汚れたら洗濯機で丸洗いできるので、いつでも清潔。

保冷機能はついていないので、ケーキなどを買ったときについてくる小さな保冷剤を使っているママもいます。専用のポーチなどを用意し、保冷剤を入れてシートの裏側に取りつけます。小さなジェルタイプの保冷剤なら、冷たくなりすぎないので赤ちゃんにも安心です。

4.外気温と室内の温度差にも注意

照り返しの暑さから赤ちゃんを守るシート

赤ちゃんがベビーカーですやすやと寝てしまったときなどは、暑いとはいえ、おなかの冷えが気になりますよね。真夏は外と建物の中の温度差も大きいので、温度差対策も考えておきましょう。


UVカット アイスブランケットの画像
出典:store.shopping.yahoo.co.jp

UVカット アイスブランケット/DORACO

触れるとひんやりと気持ちがいい不思議な素材のブランケット。通気性がよく、UVカットの機能も兼ね備えているので外でも大活躍してくれます。おくるみや授乳用のケープとしても使えますよ。

外は暑いのに建物の中は冷房がガンガンで寒いくらいということもあります。そんなときもブランケットがあると便利ですね!


おでかけ扇風機ストローラーファンの画像
出典:www.nihonikuji.co.jp

おでかけ扇風機ストローラーファン/日本育児(DIONO)

風のない暑い日には「風を送ってあげたい!」と思いますよね。そんなときに活躍するのが、ベビーカーに取りつけて使える扇風機です。少し風を感じるだけでも、体感温度が下がります。

乾電池式で、赤ちゃんが触れてもケガをしない安全な設計になっています。クリップで固定でき、角度も変えられるなど機能は大きな扇風機に劣りません。

5.着る物・持ち物も過ごしやすさのポイントです

ベビーカーから降りてママと手を繋ぐ赤ちゃん

ベビーカーの暑さ対策をしたからといって安心していられないのが、ここ数年の日本の暑さです。着る物や持ち物もしっかり対策をしましょう。

・服は、できればUVカット機能のあるもので、汗をよく吸い、通気性のよい素材にする。
・なるべく着替えを持っていき、汗をかいたら着替えさせる。
・帽子をかぶせて、日差しから頭と顔を守る。
・汗ふき用に濡れタオルかウェットティッシュを持っていく。
・水分補給のための飲み物は必ず持っていく。

凍らせた飲み物をタオルにくるんで持っていけば保冷剤代わりにもなりますし、とけたら飲むこともできます。うちわや扇子もあると便利です。荷物にならなければぜひ持って行って活用しましょう。

ベビーカーの暑さ対策

ベビーカーに暑さ対策をして暑い季節を乗り切りましょう!

暑い時間帯の外出は避けよう、そう思っても、どうしても用事があって出かけなければならないこともありますよね。でも、このような暑さも、1年のうち1~2ヶ月です。赤ちゃんのためにもベビーカーに暑さ対策をして、元気に乗り切ってくださいね!

また、暑さ対策をしたとはいえ、それで万全とは言い切れません。外に出たら、赤ちゃんの様子をこまめにチェックしてあげてくださいね。