赤ちゃんも注意!水いぼの原因

水いぼの原因・赤ちゃんにもうつる?効果的な対策は?

赤ちゃんも気をつけたい水いぼの原因はどこにでもいるウイルス!水いぼは全身にプツプツが出来る感染症で深刻な症状にはなることなく免疫を獲得するとかからなくなることが多いのですが、水いぼの免疫獲得は時間がかかるため保育園に通う赤ちゃんやお兄ちゃんお姉ちゃんがいる赤ちゃんは要注意!

水いぼの原因・赤ちゃんにもうつる?効果的な対策は?

水いぼの原因・赤ちゃんも気をつけたい感染経路&原因から知る対策

保育園や幼稚園、小学校などでプールの時間が始まると、感染が広がっていくのが【水いぼ】です。保護者あてのクラスおたよりにも「水いぼが流行っています。ひどい場合は医療機関を受診して下さい」と書かれているとドキッとしてしまいます。
なんだか、「いぼ」という言葉の響きはあまり良いものではありませんが、赤ちゃんや小さな子供が感染しやすい「水いぼ」とはどのような症状がある病気なのでしょうか?

もちろん水いぼは通常の「いぼ」とは違いますし、感染症ではあるものの似たぷつぷつが出る水疱瘡(みずぼうそう)のような心配がされる病気ではありません。

今回は、赤ちゃんや小さな子供が感染しやすい水いぼの原因を中心に家庭でできる対策を探っていきます。
一般的に水いぼが流行る夏の時期に慌てて確認するのではなく、事前に情報を頭の中に入れておくことで、冷静に対処することができるでしょう。

保育園に通っているなら赤ちゃんも注意!水いぼの原因

水いぼの原因はウイルス

水いぼは水疱瘡のように重大な症状に発展することもないので、子育てして初めて知る感染症のひとつかもしれません。水いぼ(伝染性軟属腫)は一般的な硬いいぼ(ウイルス性疣贅)と違って柔らかいという特徴から「水いぼ」と呼ばれています。

幼児から小学校低学年くらいの子供に多く見られる水いぼ。水いぼの原因は何なのでしょうか?また、どのようにうつってしまうのでしょうか?

水いぼの原因はどこにでもいる「ポックスウイルス」

水いぼの原因は「伝染性軟属腫ウイルス(ポックスウイルス)」です。感染力も弱くぷつぷつ以外に問題となる症状をもたらさない弱いウイルスですが、どこにでもいる非常にありふれたウィルスです。

避けきれないウイルスが原因であることから、感染しないように、また周りの人に感染させないように気を付けることはできても、一般的には水疱瘡やインフルエンザなどといったその他の感染症のようには対処しません。

2歳から6歳くらいの子供に多い。でも、子供が免疫を獲得すると水いぼは出なくなる

水いぼは、10歳以下の子供に多い感染症です。
特に2歳から6歳くらいの子供に多く、お兄ちゃんお姉ちゃんのいる家庭なら「幼児期にもらってくる感染症」と認識しているかもしれませんが、水いぼ自体は大人でもうつることがあり、0歳児の赤ちゃんでも同じように感染し得る病気です。保育園に通う赤ちゃんや幼稚園保育園に通う兄弟がいる家庭では、赤ちゃんの感染リスクも高まります。

水いぼの原因ウイルスは力の弱いウイルスであるため、免疫を獲得するまでに半年から2、3年という長い時間がかかります。子供が免疫を獲得すると水いぼが出にくくはなりますが、すぐに免疫が付くわけではないことから何度か水いぼに感染してしまうこともあります。

水いぼの原因ウイルスが皮膚につくことで感染

水いぼは、赤ちゃん自身が保育園に通っていたり、幼稚園保育園に通う兄弟のいる場合には赤ちゃんといえどかかる可能性があります。小さな子供の間で水いぼが広がる一番の要因は免疫の未獲得が挙げられますが、幼稚園や保育園は水いぼがうつりやすい環境と萌えいます。

接触が多いため

赤ちゃんと遊ぶ女の子

保育園や幼稚園、小学校で水いぼが流行すると、どうして瞬く間に感染が広がっていくのか・・・それは、水いぼが接触感染によって広まっていくからです。
水いぼには中心に芯のようなウィルスの塊があるのですが、これが皮膚から自然に脱落したり、何らかの刺激を受けて破れてしまったりするなどして感染が広がっていきます。

水いぼはかゆみを伴うこともあり、赤ちゃんや小さな子供はつい患部をかきむしってしまうことも。園では不特定多数の園児との皮膚の接触は避けられませんので、感染が広がりやすいと考えられます。

遊具やタオルの共有

水いぼはウイルスが皮膚に付着することで広がります。直接人から人へ移る場合だけではなく、物を介して感染してしまう場合も十分にあります。
子供が水いぼを掻きむしった手で触った遊具、バスタオルやフェイスタオルなどから知らぬ間に皮膚にウィルスが付着して感染してしまう可能性は高いでしょう。園でもこまめに除菌をしてはいても、常に不特定多数の子供がいる環境下ではお昼寝布団や遊具を介して感染してしまいやすいと考えられます。

プールの水ではうつらない

ちなみに、肌の露出が高まる夏に流行する病気となっており、プール・温泉施設・子供の水遊び場などで感染してしまうイメージのある「水いぼ」ですが、水いぼの原因ウイルスは感染力の弱いウイルスであり、水を介して感染が広がる力は持ちません。
基本的には、感染者と肌と肌が接触してしたり、ビート板や浮き輪、タオルの共有からうつることがほとんどです。

ただし肌の露出が高い状態でお友達同士触れ合う機会が増えるために、感染の可能性も高くなってしまうでしょうから、感染予防としてプールのあとはしっかりとシャワーで全身を流す、タオルは個々で用意し使用するといった対策が必要です。(注1)

水いぼがうつりやすくなる条件

水いぼの原因ウイルスは皮膚の健康状態が良好であれば感染できないほど感染力の弱いウイルスであるため、水いぼのある子と一緒に遊んでしまった、肌が接触してしまったからといって、必ず感染してしまう伝染病ではありません
逆に、皮膚に傷があるときやドライスキンなど肌のバリア機能が低下しているときは、水いぼをもらってきてしまいやすい条件となり要注意。

水いぼに感染しやすいとき

  • 皮膚に傷があるとき
  • 肌の乾燥等でバリア機能が低下しているとき
  • 病み上がりなど免疫が低下しているとき
  • 肌の露出が多い夏

夏は肌がダメージを受けていやすく、水いぼにもなりやすい

肌の露出が多い夏は、加えて紫外線による日焼けなどで肌のバリア機能そのものが低下している傾向にあるため、水いぼウイルスに対する免疫を持たない子供は感染しやすいと考えられます。
また、アトピーがあると水いぼにかかりやすい、罹患してからも悪化してしまいやすいとされています。

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赤ゃんに水いぼがうつったら・・・症状や対策

赤ちゃんにぷつっとした発疹を見つけても、発疹ができる感染症は水いぼだけではなく、素人目には何が原因かは判断しにくいものがあります。
初めて赤ちゃんの肌に水いぼが出来たときは「え?なにこれ!」と思ってしまいますが、夏になり毎年のように感染を繰り返すと「また、水いぼか・・・」と動じなくなることも。

それくらい子供にはありふれていて、保育園に通っている以上は赤ちゃんでも幼児でも関係なく、発症してしまう可能性がある感染症と言えます。

水いぼの症状

実際に赤ちゃんや幼児が水いぼに感染するとどのような症状が見られるのでしょうか?

水いぼの見た目

水いぼの主だった症状は全身に広がっていく小さなぷつぷつで、腕や脚に限らず、胸・腹・背中・わきの下・ひざの裏などにもできます。
ひとつの大きさは直径数mmで大きくても5mm以下のつるつるしたポツポツであることが多く、白く盛り上がっていますがよく見るとてっぺんが微妙に凹んでいるといった特徴があります。

水いぼの中には白い芯のようなものが見えますが、これは水いぼの原因ウィルスの塊です。モルスクム小体と呼ばれ、水いぼの原因ウイルスとそれにより変質した皮膚の組織です。

その他の症状 かゆみと感染拡大

水いぼ自体は痒くないとは言いますが、なおりかけのときなどにはゆみを伴うこともあります。患部を掻いたり、自然に剥がれ落ちたりして水いぼの芯が他の皮膚に広がるとウイルスは全身に感染していきます。

治りかけのかゆみに敏感な赤ちゃんや低年齢児は掻いてしまう子もいて、特にアトピーを持っている子やわき周辺に水いぼができたりすると痒くなってしまう傾向があるようです。
水いぼをかきむしった手で他の皮膚を触ると感染は広がっていきますし、患部をひっかいたことが原因で赤くなったりジュクジュクとした状態になってしまうこともあるので注意が必要です。

感染からどれくらいで発症?潜伏期間

水いぼの原因である「伝染性軟属腫ウイルス」が皮膚に付着してから、水いぼとなって現れるまでには比較的長い潜伏期間があり、その期間はおよそ2週間から6ヶ月。個人差があるようです。

水いぼの治りかけは痒くなることも

ポックスウイルスはありふれたウイルスであるため、赤ちゃんや小さな子供に水いぼが出来ても、いつどこで感染したのか感染経路を特定するのはまず無理と言えるでしょう。

「水いぼ」と「いぼ」の違い

水いぼは重大な症状をもたらす感染症ではないため、子育てをするまで知らなかったという人も少なくありません。「いぼって中年のおじさんっぽい」「赤ちゃんにいぼが出来るなんて」と思うこともあるようです。
「水いぼ」も一般的な「いぼ」もウィルスが原因で感染するのは共通していますが、全くの別物です。

●原因ウイルスが違う

水いぼは「伝染性軟属腫ウイルス(ポックスウイルス)」によって感染しますが、一般的ないぼは「ヒトパピローマウイルス」によって感染します。

●症状も違う

水いぼと一般的なイボは原因となるウィルスが違うために当然症状も違ってきます。

一般的ないぼは、皮膚が分厚く硬化していき、大きさも水いぼより大きく目立つことが多いですが、水いぼの表面はツルツルとした光沢があって柔らかく、触らなくてもある程度で脱落します。
また、一般的な「いぼ」は手のひらや足の裏にできますが、「水いぼ」は体中にできるもので手のひらや足の裏にはあまりできません。(注2)

「水疱瘡」との違い

水疱瘡の発疹は、発疹が出てから手足や口の中、頭や股など2、3日で全身に拡大していき強いかゆみを伴います。発疹の形状は水疱瘡の名の通り中に水の入ったぷよぷよしていて赤みや急な発熱を伴います。

水疱瘡は水いぼと違い、非常に感染力が強くワクチンで感染を防ぐべき病気です。
子供のうちならば比較的軽傷で済むことも多いため昔はまだ水疱瘡にかかっていない子は「水疱瘡」の子から移してもらうこともありましたが、合併症が出ると非常に危険な後遺症を残す感染症であるため、生後12ヶ月からのワクチン接種が開始されたら速やかに受けるようにしましょう。

水いぼの治療

一般的な水いぼ治療は赤ちゃんにはつらい

水いぼは治療する場合、早期のうちに摘み取るのが効果的です。水いぼの治療は、ピンセットで水いぼの芯の部分をつまみ取っていきます。

水いぼの治療は赤ちゃんにはつらい

10個程度なら治療のかいもありますが、あまりに増えてしまうと一度の治療には限界がある上に摘み取ってもきりがなく、また、赤ちゃんや小さな子供は痛みに敏感であるため一度や二度なら我慢出来る程度の痛みでもしつこく繰り返されると耐えかねるほどのつらい治療となり得ます。

患部を殺菌し、皮膚を清潔に保ちながら自然治癒を待つ

摘み取ってなんとかなる段階を過ぎた水いぼは、イソジンで患部を殺菌消毒し皮膚を清潔に保ちながら、子供の免疫獲得と自然治癒を待つことが多いです。民間療法的なものとしては殺菌効果のある緑茶を代用することも。

水いぼにイソジンが効く理由・正しいホームケアでの使い方
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●ステロイド外用薬は水いぼの治療には不向き

ステロイド外用薬は一般的に皮膚の炎症を抑えるために用いられますが、身体の免疫を抑制する働きも持つため、免疫を獲得したい水いぼ治療には向きません
また、ステロイド剤の炎症を抑える高い効果が期待できますが、長期に渡る使用、大量な使用、間違った使用により副作用がある薬としても知られているため、安易に用い内容にし、赤ちゃんの肌へ使う前に医師と相談するのが確実です。

水いぼになったときお家でできるケア

身体が水いぼに対する免疫を獲得するまでにはある程度の期間を要しますが、水いぼを何度も繰り返す子は、皮膚がドライスキン気味など「水いぼがうつりやすい条件」を持っているのかもしれません。

●スキンケア

水いぼ治療中は肌の清潔、保湿を保つスキンケアも行いコンディションを良い状態に整えてあげましょう。

●食事

体を作る良質なタンパク質や肌の再生を促すビタミン類の豊富な食事モ意識してあげると良いですね。

早めに気づくことが大事

水いぼは深刻な症状は引き起こさないとはいえ、一度感染すると長引いてしまうことが多い面は確かに厄介。軽度の水いぼは痛くも痒くもないですし、第一みずいぼのぽつぽつは目立たないので早期では気づかない場合がほとんどですが、それ故に感染が拡大してしまうと言えます。

早めに水いぼに気が付くことができれば早めに対処もできますし、兄弟や園の友達への二次感染も防ぎやすいので、水いぼが流行しているときは特に日頃から気にかけていくようにしましょう。チェックのタイミングは、お風呂のときや毎朝の着替えのときがおすすめです。

兄弟に水いぼ発症!赤ちゃんへの感染予防

家庭で水いぼの感染を防ぐ方法

園に通う上の子供が水いぼをもらってしまったとき、赤ちゃんや下の子にみずいぼをうつさないために気をつけたいことがあります。子供に「あれもこれも触っちゃダメ!」とも言えませんし、言ったところで上手く感染予防につながるとも思えません。
家庭内での水いぼ感染を防ぐ感染予防のポイントは3つ。

お風呂は別

水いぼは水やお湯を介しての感染はありませんが、兄弟まとめて風呂やプールに入れるとどうしても肌が引っ付いてしまいます。「遊ばないの!」と子供に注意しても赤ちゃんには伝わりませんし入浴は至難の業です。

赤ちゃんはママと先に入浴して、お兄ちゃんお姉ちゃん(水いぼ罹患)はパパと・・・などそれぞれで入浴するといちいち神経を尖らせる必要がなくなります。少し大変かも知れませんが、兄弟に水いぼが出たら治癒するまでの間はお風呂は別にしましょう。
水いぼは水を介しての感染はしないとはいえ、家族が水いぼになったときには、お風呂を出るときにシャワーで体をきれいに流すことも大切です。

熱湯消毒も効果的

水いぼの原因ウィルスは、肌の接触による直接感染の他、タオルやボディスポンジなどを介して感染してしまう可能性があります。
これらを介しての感染にも気を付けて、お風呂ではボディスポンジ、上がってからはバスマットやバスタオルの共用はしないように!衣類の共用ももちろん避けていきます。

食事をするときの食べこぼし用にタオルを使う家庭も多いでしょうが、このタオルも使ったら煮沸消毒をして極力ウィルスの拡散を抑えることが大切です。水いぼの原因ウィルスは50℃の温度で活動しなくなるので、熱湯消毒すれば感染源をしっかりと抑えることができます。

赤ちゃんには掻きむしり対策が必要

水いぼは治りかけにかゆみを伴うこともありますが、患部をかきむしってしまうとウイルスはどうしても広がっていきます。特に赤ちゃんはつい掻きむしってしまわないように患部をガーゼで覆う、赤ちゃんなら手にミトンをはめる、どうしても痒がるときには冷やして痒みを抑えたり、かゆみ止めのクリームを処方してもらうなどの対策をしていきましょう。

水いぼになっても大丈夫!

水いぼは完璧に感染を防ぐことは難しい感染症ですが、ほとんどがプツプツ以外の症状もなくぷつぷつ以外の症状が重くなることはありませんので、基本的にはプールにも入れますし登園にも問題はありません。ですが、園の方針で登園を拒否されてしまうケースもあって親と園との間でもめごとに発展してしまうこともあります。

ですが、もめても子供のためにはなりませんので、もし子供が水いぼになってしまって園側と登園についてもめたときは、どのような対処法ができるか双方が折り合いをつけられる建設的な対応をしていくようにしましょう。

あとは子供の免疫獲得を待ちながらお家でできることをしていけばOK!焦らず治癒を待ちましょう。

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