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プール熱の潜伏期間の感染力

プール熱の潜伏期間は何日間?潜伏期間の感染力と過ごし方

プール熱の潜伏期間は何日?プールに入った、一緒に遊んだお友達がプール熱にかかっていた…など、感染が気になる出来事があったときには感染していないかどうかや潜伏期間が気になりますね。感染し症状が出るまでの期間や潜伏期間の感染力はどの程度なのでしょうか?気になる潜伏期間と過ごし方を解説。

プール熱の潜伏期間は何日間?潜伏期間の感染力と過ごし方

プール熱の潜伏期間中の気がかりに答えます!

夏の暑い時期、水遊びを始めると心配なのがプール熱。プール熱でやっかいなところは、潜伏期間が長く、感染していることに気が付かず色々な人と接触してしまうこと。

お子さんをプール熱に感染させたくないし、他のお子さんにもうつしたくないですよね。そこで、プール熱の潜伏期間について詳しく知っておきましょう。

プール熱とはこんな病気!症状と感染経路

プール熱を治してと病院の先生にお願いする赤ちゃん

プール熱とは、正式には「咽頭結膜熱」と言い、その名のとおり「のどの痛み」「結膜(目)の炎症」「熱」といった症状が出ます。特に発熱は風邪の時とは異なり、40度近い高熱が急に出て、1週間程度続きます。

プール熱は、原因となるアデノウイルスがのどや結膜に感染することで発症します。
プールで集団感染する可能性があることからプール熱と呼ばれていますが、プールに入っていなくても感染する可能性があります。例えば、次のような経路で感染します。

プール熱の感染経路

・プール熱に感染した子の鼻水・唾液・便・尿などがプールの水に流れ込み、そのプールの水に含まれるウイルスが目の粘膜に感染する。
・プール熱に感染した子とプールサイドでタオルの使いまわしをする。
・咳やくしゃみによって飛沫感染する。
・唾液がついたおもちゃを触り、その手を口に持っていったり目をこすったりする。

夏だけじゃないプール熱

プール熱は、6月~8月に多く発生しますが、一年を通じて感染する可能性のある病気です。特に2014年には、夏以上に冬に流行しました。
2014年の12月には、6月の患者数を上回る感染数が報告されました。

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プール熱の潜伏期間はどれくらい?

プール熱の潜伏期間について

プール熱の潜伏期間(ウイルスに感染してから症状が出るまでの期間)は、5日~7日という場合が多く、長い時は2週間程度かかることもあります。

潜伏期間中は、全く症状が出ないので、ウイルスに感染していることに気が付きません。

プール熱の潜伏期間がどの程度だったか、体験談を集めてみました。

なつみ

息子がプール熱に(><)潜伏期間は10日くらい、長すぎ!うつりませんように・・・

つばきママ

娘がプール熱にかかったかもしれない。幼稚園が始まってちょうど1週間後だから、潜伏期間的にはぴったり。目を見ようとしても嫌がって見せてくれないけど、充血しているみたい。

ゆう

幼稚園の預かり保育にきていたお友達がプール熱だって!潜伏期間は1週間だったらしい。ハグしていたけど、大丈夫かな?!

Mari

幼稚園のプール遊びから2週間。昨日から娘ちゃんが発熱!プール熱と診断されました。

潜伏期間中は感染する?

感染力が最も強いのは症状が出てから数日間ですが、潜伏期間中でも感染力があります。

プール熱は、高い熱と喉の痛みがあるのになぜプールでうつるの?そんな体調の子はプールに入らないのでは?と思うかもしれませんが、プールで集団感染を起こすのは、感染していることにまだ気が付いていない「潜伏期間中の子」がプールに入ってしまうことも原因の一つです。

潜伏期間中、保育園や幼稚園は行ってもいい?

熱が下がり保育園に通いはじめた赤ちゃん

潜伏期間中でも感染力があるので、保育園や幼稚園には登園しないことが望ましいです。しかし、潜伏期間中には症状が出ないので、実際は潜伏期間であることに気づかず登園してしまうことがほとんどでしょう。

例えば、兄弟がプール熱に感染し、そのことに気が付かず一緒にお風呂に入ってしまった、など明らかに潜伏期間に入っていると考えられる場合には、保育園や幼稚園の登園を控えることが望ましいです。
乳児健診の予定がある場合には、たくさんの赤ちゃんが集まるのでスケジュールを変更しましょう。予防接種も、念のため潜伏期間が明けてからの日程に変更したほうが良いでしょう。

潜伏期間中に検査はできる?

プール熱の診断は、基本的には症状を聞いて医師が判断します。インフルエンザのように、必ず検査キットで検査をするわけではありません。なぜなら、インフルエンザと異なりプール熱には抗ウイルス薬がなく、検査をしてもしなくても処方するお薬は対症療法の薬になるので、検査をする意味が大きくないためです。

確定診断が必要な場合には鼻水や唾液などを採取し検査を行いますが、潜伏期間中に確定診断をしてくれる医師はあまりいないでしょう。また、潜伏期間中はウイルスの排出量は少ないため、もし潜伏期間中に検査を行ってもウイルスを検出できない可能性が高いです。

潜伏期間に入っている可能性が高い場合

プール熱の潜伏期間なので元気な子供たち

潜伏期間は症状が出ないので、潜伏期間に入っているかどうか推測するのは難しいですよね。例えばこんなケースでは、潜伏期間に入っている可能性があります。

  • 一緒に遊んだお友達がプール熱を発症した
  • 一緒にプールに入ったお友達がプール熱を発症した
  • 兄弟がプール熱に感染した
  • 兄弟が通う幼稚園や小学校でプール熱が流行している

特に兄弟がかかると、次々と他の兄弟に感染するケースがあるので気を付けましょう。ママの体験談も紹介します。

 めぐみ

プールで遊んだ1週間後に発熱。プールではきょうだい一緒に遊んでいたし、その後も元気だからずっと二人で遊んでた。さらに2日経った今日、下の子も熱っぽい!うつっちゃった!?

潜伏期間に入っている可能性がある場合の注意点

我が子がプール熱の潜伏期間に入っている可能性があるケースに当てはまるときは、まず家族に感染しないように注意することが必要です。

大人は、お子さんと違って手やおもちゃをなめるということがないのでお子さんほど多くの感染症にはかからないですが、目をこすってしまうことはあります。
プール熱は目から感染することも多いので、潜伏期間に入っている可能性があるお子さんのお世話をしたときは、頻繁な手洗い・アルコール消毒を心がけ、目をこすらないように注意しましょう。

お子さんの顔を拭いたタオルをそのままタオルかけにかけて、他の家族が使ってしまう、なんてこともないようにしましょう。

潜伏期間を過ぎてからの症状・経過

熱が上がり始めた赤ちゃん

無症状である潜伏期間を過ぎると、どのような経過をたどるのでしょうか?

症状の出はじめは急な発熱から

潜伏期間を過ぎると、39度~40度の発熱が急に起こります。続いて、のどの痛みや結膜炎症状が現れます。目の症状は、目やに、目の充血、まぶしさ、目の痛みなどです。

プール熱は夏風邪の一種なので、プール熱特有の発熱・のどの痛み・結膜炎以外にも風邪の諸症状が現れることもあります。腹痛、下痢、頭痛、食欲不振、だるさなど様々な症状が併発します。

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プール熱には抗ウイルス薬がありません

プール熱を引き起こすアデノウイルスに対する特効薬は残念ながらありません。出た症状に対して発熱やのどの痛みには解熱鎮痛剤が、結膜炎には点眼薬が処方されます。

薬で症状を抑える対症療法を続けながら、ウイルスが排出されて症状が軽快するのを待つしかありません。その間、お子さんが少しでも楽に過ごせるようホームケアを続けていきましょう。

家では安静にし、水分補給を意識して行います。離乳食は、のどが痛くても食べられるのど越しの良いものを与えましょう。
ホームケアを行っている時は、家族に感染しないようママは充分に注意してください。手洗いうがいをこまめに行い、タオルや食器の共用はしないようにしましょう。お子さんが触ったところはこまめにアルコールで消毒を行うと安心です。

症状が消えてからもウイルスが排出されます

症状が消えても、2日間は保育園・幼稚園に登園することはできません。これは学校保健法という法律で決められています。

保育園や幼稚園の登園が許可されてからも、ウイルスの排出は続いているので注意が必要です。症状が消えてから1ヶ月程度は、便にアデノウイルスが排出され続けます。その間は水遊びを控える他、オムツ替えをするときはママも感染に充分注意してください。

プール熱と似た病気の潜伏期間

熱が下がらずうつろな目の赤ちゃん

プール熱と同じ時期によく似た症状が出る感染症が他にもあります。プール熱よりさらに潜伏期間が長い病気もあります。
夏場の感染症が流行する時期には、いつ感染した可能性があるかを後でたどることができるよう、行動記録を簡単に日記に書いておくと症状が出た時に役立ちます。

めやにで目が開かなくなるほどの炎症がおきる「流行性角結膜炎」

流行性角結膜炎は、プール熱と同様アデノウイルスへの感染で起こります。プール熱とは型が異なるので、異なる症状が出ます。結膜にウイルスが感染して真っ赤に腫れて充血し、重症化すると角膜に穴が開くこともある危険な病気です。

流行性角結膜炎の潜伏期間はプール熱より長く、8日~14日間あります。

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同じアデノウイルスでも種類ごとに症状が違う

アデノウイルスは51の型が確認されていて、型により症状が違ってきます。51型のアデノウイルスのうち、プール熱を引き起こすのは3型を中心に4型7型など数種、流行性結膜炎を引き起こすアデノウイルスはこのうち8、9、37型が多いのだそう。

のどにたくさんの水疱ができる「ヘルパンギーナ」

ヘルパンギーナもプール熱と同様、夏風邪の一種として知られています。ヘルパンギーナはコクサッキーウイルスに感染することで発症します。ヘルパンギーナにも抗ウイルス薬はありません。また、突然の発熱と、のどの痛みがある点がプール熱とよく似ています。

ヘルパンギーナの潜伏期間は短く、2日~4日程度です。

のどの痛みと高い熱が出る「溶連菌感染症」

溶連菌感染症は、プール熱や流行性角結膜炎、ヘルパンギーナとは異なり、ウイルスではなく溶血連鎖球菌という細菌に感染してかかる病気です。
プール熱ほどの高熱は出ませんが、38度~39度ほどの発熱と、のどに痛みが出る点でプール熱と症状が似ています。しかし、溶連菌感染症は菌を退治する抗生物質が効くので、お薬によって症状が治まりやすい病気です。

溶連菌感染症の潜伏期間は2日~5日です。

うつったかも?と思ってから1週間は要注意!

プール熱の潜伏期間は、1週間程度の場合が多いので、「もしかしてうつったかも?」と思ってから1週間程度は注意深くお子さんの様子を見守りましょう。

あるママの体験では、公園のじゃぶじゃぶ池で遊んでいたところ、じゃぶじゃぶ池の中にうんちが沈んでいたことがあったそうですが、例えばこんなことがあった時は、感染の可能性も充分に考えられますので、1週間程度は注意して過ごすようにしましょう。