子宮外妊娠とつわりの因果関係

子宮外妊娠でもつわりはある?子宮外妊娠はつわりが軽い?

子宮外妊娠につわりはある?子宮外妊娠はつわりが軽い?つわりがないけど大丈夫?子宮外妊娠とつわりの因果関係、つわりがない人、軽い人、重い人がそれぞれ気を付けるべき子宮外妊娠の兆候とは?妊娠初期の貧血はつわりと混合されやすいですが、子宮外妊娠の危険症状の可能性もあるので要注意!

子宮外妊娠でもつわりはある?子宮外妊娠はつわりが軽い?

子宮外妊娠でもつわりはある?つわりが軽いと子宮外妊娠の可能性が高い?

子宮外妊娠でもつわりがある?子宮外妊娠だとつわりが軽い?

妊娠検査薬が陽性を示しても、エコー検査で胎嚢が確認されるまで、子宮外妊娠の不安を抱えて過ごす方もいらっしゃるでしょう。子宮外妊娠は、早期発見すれば、重篤な症状に至らずに済むので、子宮外妊娠は自分にも起こり得ると理解することは間違っていません。

ただ、妊娠初期でナーバスになっている方は、子宮外妊娠だとつわりがない、つわりが軽いという話を聞いて、過度に心配している方もいます。この話は果たして根拠のあるものなのでしょうか?

つわりの有無や症状の重さで子宮外妊娠は診断できるのか説明していきます。

子宮外妊娠でもつわりはある

子宮外妊娠でもつわりはあります

さっそく答えを言ってしまいますが、子宮外妊娠でも、つわりはあります。

子宮外妊娠とは受精卵が着床する場所が違う異所性妊娠ではありますが、「妊娠」は成立しているので、妊娠検査薬は反応しますし、同様につわりの症状もあるのです。

子宮外妊娠は妊娠検査薬でわかる?子宮外妊娠の兆候とは
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子宮外妊娠は「つわりが軽い」という噂の真相

「子宮外妊娠だとつわりが軽い」といった話を耳にした人もいるでしょう。しかし、つわりが軽い=子宮外妊娠ではありませんし、正常な妊娠の場合でも、つわりが軽い人や、まったくつわりがなかったという人もいます。

つわりの症状だけで子宮外妊娠を判断することはできません

子宮外妊娠になった人がつわりの症状が軽かったという理由については、つわりのピーク時期と子宮外妊娠の発見・治療の時期が関係しています。

つわりのメカニズムとは?

つわりで吐きそうになって口を手で覆っている妊婦さん

妊娠初期に起こるつわり症状としては、吐き気、食欲不振、食べ物の嗜好の変化、頭痛、下痢・便秘、唾液方、精神的な不調などが挙げられますが、実はつわりの原因は解明されていません。

なぜつわりが起こるのか、他人(赤ちゃん)の遺伝子が体内に入ってきたための拒否反応、赤ちゃんを守るための過剰な防衛反応など、様々な説がありますが真偽は不明です。

1つ確かなのは、妊娠初期でつわりが起こる時期は、女性の身体が赤ちゃんを育てていくために、急激に変化しているということです。そのため、母体がその変化に対応しきれずに体調不良としてつわり症状が現れると、一般的には理解されています。

つわり時期はいつから?一般的な時期や原因・乗り越え方
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子宮外妊娠はつわりが本格化する前に治療される

「子宮外妊娠はつわりが軽い」という話がありますが、それは不正確です。実際は、「子宮外妊娠の発見・治療時には、つわりが本格化していない人が多い」という方が正確でしょう。

個人差はありますが、つわりは一般的には妊娠10週から12週にピークを迎えます。

現在の産科医療では、妊娠検査薬で陽性反応が出ていて、妊娠6週目ごろになっても子宮内に胎嚢が確認できないと、子宮外妊娠を疑われます。もし、子宮外妊娠だとわかれば、卵管破裂など重篤な症状になる前の、妊娠7週~8週目頃には治療や手術を行います。

つまり、実際に子宮外妊娠を経験した人たちの多くが、つわりのピークを迎える前に子宮外妊娠の治療を行っているのです。後から子宮外妊娠の症状に関して思い返した際に、つわりがなかった、軽かったと話すのは、時期的な問題である可能性が高く、つわりと子宮外妊娠との因果関係は明らかではありません。

つわりの程度による子宮外妊娠の可能性

つわり自体の原因が解明されていないので、つわりと子宮外妊娠との因果関係も不明です。ただし、子宮外妊娠は妊娠初期の早期発見が重要です。

つわりがない人、軽い人、重い人は、どんな点に気をつけていれば子宮外妊娠の兆候を察せられるのか、参考までにご紹介します。

つわりがない人

ソファーに座ってリラックスしている笑顔の妊婦さん

つわりは全妊婦の80%程度が発症するといわれていますが、逆をいえば20%の人はつわりの症状がありません。先述した通り、子宮外妊娠でもつわりはありますので、つわりがないからといって特に気に病む必要はありません。

しかし、まれにつわりがないため妊娠に気が付かず、不正出血や下腹部痛をいつもの生理痛と捉えてしまう人がいます。こうしたケースでは、下腹部痛や不正出血が本格的にひどくなってから病院を受診するため、子宮外妊娠の発見も遅れてしまいます。

月経周期が安定している方は、生理予定日を把握し、生理が1週間以上遅れたり、いつもと生理の様子が違う時は念のため妊娠検査薬を使いましょう。

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つわりが軽い人

つわりの症状だけでは子宮外妊娠を診断することはできませんので、過度に子宮外妊娠を疑う必要はありません。

また、つわりの症状は個人差があり、人それぞれ感じ方も違うので、普段から胃腸が悪く胃のむかつきを感じている人ならば、つわりの症状が現れても普段と変わらないと感じるでしょう。また、普段胃の不快感がない人ならば、多少のむかつきでも気分が悪くなるので症状を重く感じます。

ただし、我慢強すぎる人は要注意。下腹部痛や不正出血がある場合は、「このぐらいの痛み」と思わず、産婦人科を受診しましょう。

妊娠初期のつわりがない・消えた理由、仕事と辛いつわりの対策
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つわりが重い人

つわりが重すぎて産婦人科で診察を受けている妊婦さん

子宮外妊娠だとつわりが軽いという医学的根拠はありません。同様に、つわりが重いと子宮外妊娠ではないといった根拠もありません。

不正出血がある、下腹部痛がある、そして重い症状があったのに、急に症状がなくなった場合は、早急に病院を受診しましょう。

経産婦は育児や仕事などに追われている方も多く、一度妊娠を経験しているのは、ついつい妊娠中の体調の変化に関して無頓着になりがちです。子宮外妊娠は、100人に1~2人の割合で、誰にでも起こるものだと理解しましょう。

つわりではないかも?子宮外妊娠が疑われる危険な症状

子宮外妊娠の代表的な症状としては、基礎体温の異常、不正出血、下腹部痛が挙げられます。しかし、中には、めまいなど、一見すると妊娠初期に起こるつわりと混合されがちな危険な症状もあります。

貧血傾向が強くなったら注意

つわりでクラクラするなど、めまいや貧血のような症状を訴える人もいますが、卵管破裂でショック状態になると、大量の腹腔内出血による急性貧血、低血圧、頻脈となり、顔面蒼白、発汗、悪心、嘔吐、意識障害、ひどい場合は命が危険な状態になります。

卵管が破裂するのはたいてい妊娠7週~8週目ごろとされていますが、つわりのピークを迎えるのも8週~9週ごろなので、それと勘違いせず少しでも「いつもと違う」と感じたら、早急に病院へ受診してください。

つわりの症状だけで子宮外妊娠は診断できない

笑顔で牛乳を飲んでいる妊婦さん

子宮外妊娠でも、正常な妊娠と同じようにつわりはあります。
しかし、そのつわりが軽かったり、つわり自体がなくても、つわりだけで子宮外妊娠を判断することはできません。

「つわりは赤ちゃんが順調に育っている証拠」という話もありますが、残念ながら子宮外妊娠においては当てはまりません。つわりがあっても下腹部痛や出血がある時は、子宮外妊娠が疑われるので、速やかに産婦人科を受診しましょう。

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