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とびひの薬の特徴&効果

とびひの薬は症状に合わせて!市販薬NG?薬の種類別効果

とびひに効く薬とは?とびひの治療薬にはどのような種類があるのか、内服薬と外用薬(塗り薬)の両方を処方する理由や市販薬を選ぶときのポイントを紹介。赤ちゃんや子供が感染した場合に処方される薬であるリンデロン、ゲンダシン、ギンダベート、フシジンレオ、アクアチムの効果と注意点も解説!

とびひの薬は症状に合わせて!市販薬NG?薬の種類別効果

とびひの薬はよく調べて!症状や皮膚の状態を見極めること

赤ちゃんや子供が発症しやすいとびひ。
非常に感染力の強い皮膚炎ですが、早期に適切な治療をすれば90%以上は4~5日で完治します。
とびひ治療で大切なのは、症状や皮膚の状態にあった薬を服用すること!薬の種類を間違えると、症状が悪化する恐れがあり、前に皮膚科でもらった薬をよく成分も調べずに塗るのは非常にリスキーです!

とびひの場合、病院ではどのような薬を処方されるのでしょうか?
また、病院へ行けない場合は、市販薬でも大丈夫なのか、どのような市販薬がいいのか?
とびひを早期治療するための薬の種類やそれぞれの特徴、効果を解説!赤ちゃんに薬を塗る・飲ませる時のコツやポイントも紹介します。

とびひの薬の特徴|内服薬と外用薬の両方で治療!市販薬はOK?

ブランコで一人遊びする男の子

とびひの医学的病名は、伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)といいますが、一箇所発症すると、あっという間に全身にひろがってしまうことから、火事の飛び火にたとえて、一般的にはとびひと呼ばれています。

とても感染力が強い皮膚炎ですが、感染しないようにするワクチンはありません。しかし、早期に薬を服用すれば、悪化・二次感染する前に治せるはずです。
「とびひかもしれない」と皮膚の異変に気が付いたら、早期に病院を受診し、適切な処置をしましょう。

薬は病院での処方がベスト!市販薬は軽度または応急処置の時

赤い滑り台で遊ぶ赤ちゃん

早期治療の観点からいうと、とびひにかかったらすぐに病院に行って処方箋をもらうのがベストです。
とびひは症状や皮膚の状態によって処方する薬の強さが違います。また、病院では外用薬(塗り薬)の他に、身体の内側からとびひの原因菌を死滅させる抗生物質入りの内服薬を処方されることが多いです。身体の内側・外側から原因菌を死滅させることで、治りも早く、かゆみもひどくなりません。

しかし、早期で軽度の症状や病院が休診日の場合、都合が悪くすぐにかかりつけ医へ連れて行けないときは、市販の薬で対処しましょう。市販薬にはとびひの症状を和らげる作用があります。

市販薬は何を使うべきか悩まれるママも多いと思いますが、ポイントとしてはかゆみを抑える作用のある薬や化膿しないように抗生物質が配合されている薬を選びましょう。
薬局、ドラッグストアで薬剤師に相談すると安心です。

からだの内側と外側からの治療が効果的

階段を四つん這いで上る赤ちゃん

とびひは、皮膚に細菌が入り込んで起こる感染症です。
皮膚の中で増えている細菌を死滅させる抗菌作用のある内服薬と、皮膚のぐじゅぐじゅしてただれた部分やかさぶたを治す抗生剤入りの外用薬で処置するのが一般的です。

内服薬の役割

とびひは、肌上の小さな傷口から原因菌が皮膚内部に侵入してしまうことで起こります。
抗生物質を飲みからだの中から原因菌を退治します。また、かゆみ止め(抗ヒスタミン薬)を飲んでかゆみを抑えることによって、かくことで悪化するのを防ぎます。

外用薬の役割

かゆみがひどいと、かきむしってしまいとびひが悪化してしまうのでかゆみ止めを直接皮膚に塗ることによりかゆみを抑えます。
また、抗生物質の軟膏を塗り、細菌を減少させ死滅させます

水疱性膿痂疹の治療薬

ママの先頭を歩き散歩をする赤ちゃん

とびひには、水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)と痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)の2種類があります。水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)は、夏に乳幼児がかかりやすく黄色ブドウ球菌という細菌が原因で引き起こされます。

水ぶくれができて中に膿を持ち、水ぶくれがやぶれるとペロンと皮膚がむけ、ただれた状態になってしまいます。かゆみがあるので、かいた手でそのまま他の身体の部位を触ってしまうと、感染が広がります。
また、肌が触れ合うことにより家族や友達への二次感染の恐れもあります。

処方箋の特徴・治療方針

菌に効果のある抗生物質の軟膏を患部に塗りますが、症状が進んでいると塗り薬だけでは治らないことが多く、黄色ブドウ球菌に良く効くセフェム系の抗生物質の内服薬や、かゆみのある場合は抗ヒスタミン薬も一緒に服用し治療します。

抗生物質を飲んでも症状の改善がない場合は、耐性菌(使用中の抗生物質が効かない)の疑いがあり、他の種類の薬に変更されます。

痂皮性膿痂疹の治療薬

年齢や季節に関係なく、化膿レンサ球菌(溶連菌)という細菌が原因で引き起こされます。
発熱やのどの痛みなどが出ることもあり、水ぶくれがが破れた後に厚いかさぶたができるのが特徴です。

処方箋の特徴・治療方針

炎症があるので抗生物質の内服薬を服用しますが、症状が重い場合は点滴注射をし、熱や痛みがあるときは別に対処療法が必要となります。

薬の塗り方・飲ませ方|赤ちゃんや子供への対処法

とびひの赤ちゃんをマッサージするママ

赤ちゃんや小さな子供の場合、なかなかママの思うように薬を塗らせてくれなかったり、飲んでくれないこともありますよね?
ママが赤ちゃんや小さな子へ薬を塗る・飲ませるときのコツをご紹介します。

とびひの塗り薬の塗り方

  1. 患部の汚れをきれいに洗い流し、タオルで上から水分を拭き取ります。
  2. 薬を厚めに塗った後、患部をガーゼで覆って保護します。薬が薄いとガーゼがくっついてしまい、乾燥すると新しい皮膚ができにくいので厚めに塗ってあげましょう。
  3. 包帯を巻きます。ガーゼがはがれた、寝ている間にかいてしまったなど、水ぶくれが破れて他の部位に感染するのを防いでくれます。

薬の塗り方のポイント

・薬を塗るときは、綿棒を使用しましょう。
・ママの指に薬をつけて塗ると、指に細菌がついてしまい、二次感染する恐れがあります。
・何箇所か塗るときは、綿棒を取りかえながら塗りましょう。また、一度傷口に触れさせた綿棒は薬口に直接につけないようにしてください。
・水ぶくれが破れてジュクジュクしていて患部に薬を塗りづらいときは、ガーゼに薬をたっぷり塗って当てるとママも処置がしやすいです。

赤ちゃんへ薬を飲ませるコツ

スプーンで薬をあげる赤ちゃん

はじめてお薬を処方された日は、帰宅後すぐに飲ませましょう。お薬を飲むのが遅くなってしまうと薬の効果があらわれるのに時間がかかってしまいます。

抗生物質は、酸味のあるヨーグルトや乳酸菌飲料、スポーツ飲料などと混ぜると苦味が強くなる場合が多いので注意してください。
抗生物質以外にも薬がある場合、口の中に別の薬が残っていると苦味が増すことがあります。1種類薬を飲んだら、水で口の中のきれいにし、次の薬を与えてください。

赤ちゃんに薬を飲ませる際のポイント

・特に食前・食後などの指示がない場合は食前に与える。
お腹がいっぱいだと薬を飲んでくれない。
・シロップの場合は、哺乳瓶の乳首に薬を入れて飲ませる。口直しに白湯を飲ませてあげると良い。哺乳瓶が使えないときは、スプーンに数回に分けて飲ませてあげる。
・粉薬が上手に飲めない場合は、水で団子状にしたり、チョコレートなどでコーティングする。
上顎に塗り付けるようにして飲ませると、吐き出しにくい。

とびひの薬を止めるタイミング

適切な治療をすると数日で水ぶくれが乾燥してかさぶたになります。かさぶたになってもまだ完全に治ったわけではありません。かさぶたの中に細菌が残っている可能性があるのでかさぶたが自然に剥がれてくるのを待ちましょう。
医師から「治ったのでもうお薬を塗らなくてもいいですよ」と診断されるまでは、薬は塗り続けてください。ママが自己判断をしてしまうと再発する恐れがあります。

とびひで処方される塗り薬一覧|特徴と注意点

男の子と仲良くなった女性医師

とびひで使用ざれる抗生物質は、細菌を死滅させる働きがあります。即効性があるうえ副作用の心配はほとんどないので赤ちゃんにも安心して使用できます。

フシジンレオ ブドウ球菌に効果絶大

とびひ(水疱性膿痂疹)の原因細菌であるブドウ球菌に効果を発揮する抗生物質です。菌の増殖を抑える作用があり、とびひの特効薬とされています。

化膿止めとして傷ややけどの感染予防にも使用できます。まれにかゆみや皮膚が赤くなることがあるので、このような場合は無理に使用せず医師に相談してください。

ゲンダシン 強力な殺菌作用の抗生物質

パソコンでとびひの薬を検索しているママ

細菌による感染症の治療に効果を発揮する抗生物質です。ステロイドは含まれていませんが、抗生物質なので長期間の服用は避けてください。

強力な殺菌作用があるので、とびひが悪化し水ぶくれが潰れてぐじゅぐじゅとただれている場合にも効果があります。
黄色ブドウ球菌が原因の水疱性膿痂疹には効果がありますが、痂皮性膿痂疹を引き起こすレンサ球菌の中にはゲンダシンが効かない場合もあります。薬の効果が感じられない時は医師に伝え別のお薬を処方してもらいましょう。

アクアチム ひどく悪化したときに効果的

抗菌薬で殺菌作用があり細菌の繁殖を抑えてくれます。 じゅくじゅくした水ぶくれが潰れ、ただれて悪化したときに確実に治すことができます。
ただし、肌が弱い赤ちゃんの場合は、刺激が強く肌が荒れてしまうこともあるので医師の診断のもと処方されます。

リンデロン かゆみをストップ

とびひの薬を処方する薬剤師

炎症を抑える効果があり、かゆみがひどいときに処方されます。ステロイド系のお薬なので長期間の使用は避けてください。
「ステロイド」と聞くと不安に感じるママもいるとは思いますが、一部の皮膚に使用する場合は副作用の心配はほとんどありません。

ただし、ステロイドは、免疫力を低下させ細菌が増えやすくなるのでじゅくじゅくしたひどいとびひに使用すると悪化するので注意してください。
とびひをただの皮膚炎と思い込み、以前処方されたステロイド薬を患部に塗った結果、症状が悪化したケースが時々見受けられます。

キンダベート 穏やかなステロイド

ステロイド系のお薬ですが、ステロイドの中でもあまり強くないので赤ちゃんの顔にも塗ることができます。かゆみを抑える効果があり、かいてとびひが広がるのを防ぎます。

ただし、ぐじゅぐじゅとしたとびひの場合かえって細菌が増えて悪化してしまうので使用は避けましょう。

副作用の心配はほとんどなし!身体の内外から原因菌を退治!!

小さい子どもや赤ちゃんのとびひは見ているママもつらいですよね。薬には副作用のリスクもありますが、とびひで一般的に使用される薬は副作用の心配がほとんどないので安心してください。
とびひは内服薬と外用薬(塗り薬)でいっきに原因菌を死滅させた方が治りが早く、悪化しません。早めに専門医を受診し、確実に治してあげましょう。