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とびひはうつる?うつらない?

とびひはうつる!感染しない、させないための正しい対処法

とびひはうつる?汗疹や虫刺され、擦り傷などきっかけは些細な肌トラブルに過ぎませんが、とびびは伝染性膿痂疹といい、強い感染力を持ちます。とびひを兄弟や友達に感染させないために、とびひの潜伏期間や保育園の登園、洗濯やお風呂・プールはどうするべきかを、とびひへの正しい対処法を解説。

とびひはうつる!感染しない、させないための正しい対処法

とびひはうつる?うつさない、うつされないための正しい行動

とびひはうつる?うつらない?
結論からいうと、とびひはうつります!

とびひは単に汗疹や虫刺されが悪化したものではありません。確かに最初は湿疹などのよくある肌トラブルだったかもしれませんが、掻きむしって、肌が傷つき、傷口から菌が入ることで「とびひ」となります。とびひの正式名称は「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」というその名の通り強い感染力を持つ皮膚の感染症です。

とびひになったら、兄弟や友達にとびひをうつさないための行動が求められます。保育園や幼稚園などの集団生活で流行したら、みんな困りますよね?
とびひになった場合の適切な行動、できるだけとびひにならないための予防法をご紹介します!

「とびひ」をよく知らない方へ。そもそも「とびひ」とは?

とびひが治らず元気がなくなる男の子

とびひは0歳から6歳の幼児に多く見られ、6月から8月の夏の暑い時期に流行します。特に子供は暑いとたくさん汗をかき、あせもや湿疹などの皮膚トラブルが発生しやすくなります。とびひの多くはこれらを掻き壊す過程で発症します。

とびひにかかると、皮膚の表面に赤みを帯びたジュクジュクとした発疹ができ、なかなか治りにくいという特徴があります。放っておくと全身にどんどん広がっていき、その様子が火事の「飛び火」のようだったことから「とびひ」と名付けられました。

とびひの原因

とびひの主要な原因は「黄色ブドウ球菌(一部溶血性連鎖球菌)」という人の皮膚には必ずいる常在菌です。夏の暑い時期にあせもや湿疹、虫刺されなどを掻き壊して皮膚に傷ができると、傷口から黄色ブドウ球菌が侵入し、「とびひ」となります。
持病としてアトピー性皮膚炎がある子は肌バリアが壊れているので、全身に症状が広がりやすいため、特に注意が必要です。

とびひをうつさないための適切な行動

病院で医師の診察を受ける赤ちゃん

とびひは接触感性します。相手の皮膚に傷がある場合はもちろん、アトピー性皮膚炎などの疾患により肌のバリア機能が壊れた状態にあるとあっという間にうつって全身に広がってしまいます。
兄弟やお友達など、とびひをうつさないために、うつされないためにはどうすればよいのか見ていきましょう。

とびひの潜伏期間、うつりやすいのは発症から3日間!

とびひの原因細菌の潜伏期間は2日~5日です。発症して3日ぐらいは感染力が高いため、感染が疑われたら早めに専門医師の受診と治療が必要です。人にうつる伝染病ですので、医師の診断が下りたら園や学校へ連絡をいれましょう。
治癒までの期間は、患者の体質や肌の状態に大きく左右されますが、多くは病院で処方された治療薬をしっかりと塗れば、3日から1週間ほどで治癒します。

保育園や幼稚園、学校への登園は可能?

とびひは学校保健法では「第三種感染症」の「その他の感染症」に指定されています。
第三種感染症とは、インフルエンザのように決まった期間はないものの、医師が伝染のおそれはないと認めるまで出席停止という分類ですが、とびひは「条件によっては出席停止の措置が必要と考えられる疾患」という扱いに過ぎません。
軽度の場合は、登園・登校停止の必要がない、登園登校停止の措置がとられません。

専門医師の診断をもとに、経過観察をして、保育園や幼稚園と相談しましょう。とびひにかかった患部をガーゼなどで保護すると登園が可能な場合もあります。

お風呂はOK!プールはNG!タオルの共用はしないこと

とびひがあるため専用のタオルで体を拭く赤ちゃん

とびひの原因である黄色ブドウ球菌は常在菌であり、皮膚を清潔に保つといった観点からも本人がお風呂に入るのは問題ありません。患部を清潔に保つことは治療においては大切です。

ただし、湯船につかるのはやめ、ぬるめのシャワーで流す程度にとどめましょう。兄弟や家族への二次感染のリスクを高めますので、タオルの共用もNGです。とびひに感染した子は一番最後にお風呂に入るようにしましょう。
水を通しては感染しませんが、肌と肌が接触すると感染します。絆創膏を貼ったり、ラッシュガードを着てもプールはNGです。保育園や幼稚園でお友達にうつさないためにも、とびひが完全に治るまではプールに入るのは控えましょう。

とびひになった時の適切な行動

皮膚科を受診することが先決です。専門医師の指示のもとに、治療をする必要があります。家庭での注意点としては、以下の点が挙げられます。

とびひを全身に広げないための注意点

  • とびひになっている部分を掻きむしらない。
  • 薬を塗布する以外は、患部に触らないようにする
  • 塗布後は、ガーゼなどで覆って患部を保護する。

とびひをうつさないための行動

  • タオルやハンカチは共有ない。
  • タオル、衣類の洗濯物も他者の物とは別にして洗濯する。
  • 兄弟と一緒のお風呂に入らない。
  • 友達と一緒のプールに入らない。

とびひをうつされないためには?とびひにならないための予防法

とびひが治り赤ちゃんとコミュニケーションをとるママ

残念ながら「とびひ」が相手へうつることを知らずに適切な治療や対処法をとっていない方もいます。また、うつることを知っていても、とびひには潜伏期間がありますので、その間に子供が感染する可能性もあります。
できるだけ感染、発症を防ぐためにはどうすればいいのでしょうか?

とびひの予防法

とびひにならないためには、以下の点に気をつけましょう。

  • 蚊や虫刺されやあせもを作らないように注意する。
  • 爪を短く切る。
  • 子どもの汗はこまめにシャワーなどで洗い流す。
  • もし虫刺されやあせもが出来てしまったら、悪化しないようすぐにケアする。
  • とびひになりそうな傷があった場合は、ガーゼなどでであらかじめ保護する。

とびひ予防の一番の予防法は、とびひの菌が侵入するような傷を肌に作らないことです。
子供に「掻いちゃダメ」と言っても難しいので、あせもや虫刺され、湿疹などができないよう事前に対策しましょう。もし傷ができてしまったら早期治療を心がけます。
大げさに思うかもしれませんが、傷をガーゼであらかじめ保護するのは効果的です。アトピー性皮膚炎など、もともと肌が弱い体質の子はぜひ取りいれてほしい予防法です。

それでもうつってしまったら?とびひの治療

赤ちゃんがとびひにならないように対策しているママ

とびひにかかったら、専門医師による診断と治療が必要です。家庭でのケアだけでは、なかなか治癒しません。

まずは、とびひの原因菌に効果のある抗菌剤を処方してもらいます。また、強いかゆみがある場合、掻きむしるととびひが悪化しますから、かゆみを抑える抗ヒスタミン薬が処方されます。

一般的に受診は小児科よりも皮膚科をおすすめします。完治まで1週間~10日といった時間がかかりますが、少しずつ良くなるはずです。しかし、ごく稀にとびひが悪化して合併症を引き起こすこともあります。

とびひはうつる!正しい知識で感染を食い止めて!

夏の暑い時期、子供は汗をたくさんかき、無意識に肌を引っ掻いていることも多いです。虫刺されも、汗疹も湿疹もなくても、程度の違いこそあれ子供の肌には傷がついていると考えて間違いないでしょう。

集団生活や夏のプールで、原因菌に接触すればたちまち感染し発症にいたります。とびひの水疱は破れやすく、かゆみが伴うため、どんどん水疱を掻き壊し菌が拡散してしまいます。

もし子供が発症してしまった場合は適切な対処をとり、兄弟や友達への感染は防ぎましょう。とびひにかからないような予防策をとることも大切です。
とびひは痒みや痛みを伴い、見ているだけでとても痛々しいですよね。ママたちみんなが正しい知識を持って、とびひの流行、感染拡大を食い止めましょう。