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手足口病の感染の原因と予防法

手足口病の感染原因|予防はムリ?妊婦や新生児はかかる?

手足口病に感染する原因とは?夏に流行する手足口病。感染力が強く、感染経路を考えると保育園や幼稚園での感染拡大はやむを得ない面もあります。ウイルスの特徴や潜伏期間、できる限りの予防法を紹介!子供だけでなく、大人や妊婦、新生児が感染した場合の症状の重さの違いや治療の注意点も解説。

手足口病の感染原因|予防はムリ?妊婦や新生児はかかる?

手足口病に感染する原因と予防法とは

手足口病は、夏になると必ずと言っていいほど保育園や幼稚園で流行する、感染力の強いウイルス性感染症です。
手足口病の名前の通り、発熱とともに、手足口に水疱や発疹ができ、違和感やかゆみ、時には痛みを感じます。1週間程度で症状が治まり、重症化することもほとんどない病気ですが、発疹や水疱にかゆみや痛みがある場合、赤ちゃんや小さな子供のお世話は少し大変です。

手足口病に感染する原因、感染経路とは?感染を予防する方法やもし感染した場合の対処法を解説します。

手足口病の感染経路&予防法

2人で写真に写る兄弟

手足口病のウイルスの特徴や感染経路を紹介。感染原因を知って、予防できればいいのですが、実は難しい側面もあるようです。

手足口病の感染原因ウイルス

手足口病の感染原因となるウイルスは、コクサッキーA6、CA16、EV71、CA46などのエンテロウイルス(A群エンテロウイルス)などが主で、その数は10数種類以上です。
一度感染すれば、病原となったウイルスに対しての免疫は出来上がりますが、感染原因となるウイルスが10数種類もあることから、他のウイルスによって再度手足口病に感染することが度々あります。

手足口病の潜伏期間と感染経路

手足口病の潜伏期間は3~5日とされています。その後、発病となりますが、感染者の症状が治まってからも便中のウイルスは3~4週間の長期にわたり排泄されます。
乳幼児は衛生観念も低いため、以下のような感染経路により感染し、発症します。集団の中から感染者がでた場合、一緒に過ごしていた子供たちもウイルスには感染していると考えて間違いなさそうです。

接触感染

乳幼児が集団でいる環境(保育園や幼稚園)では子供同士の距離が近く、接触機会も多いです。手をつないだり、唾液や鼻水のついたおもちゃの貸し借りなどは日常的に行われているでしょう。

飛沫感染

咳やくしゃみなど、喉頭から排出されたウイルスによる感染を飛沫感染と呼びます。マスクで予防できればよいのですが、乳幼児は衛生観念が低く、完全に防ぎきるのは難しいでしょう。手洗いをしっかりさせ、うがいはできるだけ早く覚えさせましょう。

糞口感染

便とともに排出されたウイルスが口や鼻から入って感染することを糞口感染と呼びます。
保育士や幼稚園教諭は手洗いや消毒に気を付けているはずですが、多くの乳幼児のおむつ替えを行い、児童自らがトイレを使う機会もあり、生活空間が限られることから防ぎきれるものではありません。
なかでもEV71という便中のウイルスが中枢神経系に到達すると、中枢神経系合併症の発症率が高くなり中枢神経症状を起こすことがあります。

手足口病の予防は困難?できることをやるしかない!

弟に絵本を読んであげる優しい兄

手足口病のウイルス感染経路が、飛沫及び接触による感染が大きいことからも、患者との接触を避けることが一番の予防法です。しかし、治癒したあと患者のウイルスが排泄される期間が3~4週間と長期間であることから、保育園や幼稚園に通う子供の場合、完全に防ぎきるのは非常に困難です。現実的には感染しても発病しないように体調管理に気を付けるぐらいしかありません。

上の子が保育園や幼稚園で感染し、自宅に赤ちゃんがいる場合は、手洗いを徹底させること、手拭きタオルやバスタオルなど洗濯物や衣類の分別など可能な限りの予防を心掛けましょう。

学校保健法での扱い。手足口病は「軽い病気」

子供が手足口病に感染した場合、熱が下がって元気な様子でしたら保育園や幼稚園、学校に通うことが出来ます。

手足口病は学校保健法での予防すべき伝染病1~3種に含まれていません。よって、登園許可や登校許可などは必要ありません。
理由としては、手足口病のウイルス潜伏期間が長期であるという点が挙げられます。手足口病の症状が治まって元気になったあとも2週間~4週間という長期にわたってウイルスが排泄されることから、登園登校停止などの措置は流行阻止にあまり効果がありません。
また、手足口病の多くは軽度の症状で治癒していくことからも、問題視されていません。

手足口病に感染したら…?子供・大人・新生児・妊婦のケース

カメラ目線の新生児

手足口病に対する特効薬及び特別な治療法はありません。
手足口病から引き起こる合併症を生じることがありますが、それに対しても特別治療法が確立されていません。家庭で経過を観察することが重要です。

対処法としては、口内の水疱に対して違和感や苦痛が伴う場合は、刺激の少ない、のど越しの良い食べ物や飲み物を口にすること。少量の水分を何度も口にして脱水症状を防ぐこと。イオン水や経口補水液なども有効です。

いずれも手足口病らしき症状が出たら、専門医師の診断を受けましょう。
高熱が出たり、3日以上熱が下がらない場合、頭痛、嘔吐、活気がないなどの症状が見られたら注意が必要です。

子供が感染したら、安静に過ごせは自然回復!

子供にとって手足口病はそこまで深刻な病気でありません。多くの子は手足の発疹や水疱にはかゆみや痛みを感じず、熱も38℃くらいで元気に過ごせます。安静にしていれば数日で回復します。
ただし、口の中に発疹や水疱が出来ると、違和感があり泣きぐずる場合もあり、また水分や食べ物を摂取するのが苦痛になってしまいます。脱水症状に気を付けて水分補給を心がけましょう。

新生児が感染するのは稀。とにかく授乳回復を増やして!

水分補給のためにミルクをあげる兄

生まれて1ヶ月以内の新生児が手足口病に感染するのは極めてまれなケースです。手足口病に限らず生後6ヶ月間は赤ちゃんには母体から引き継いだ免疫があるので、感染症にはあまりかかりません。
それでも感染してしまったら、まずは病院へ行きましょう。口内炎ができて、授乳が難しい場合は、入院治療になる可能性もあります。
新生児など低月齢の赤ちゃんが手足口病に感染した場合、怖いのが脱水症状です。授乳回数を増やし、できるだけ水分補給をしましょう。
新生児がいる家庭で、お兄ちゃんやお姉ちゃんが感染してしまった場合、小児科で対処法を相談しましょう。

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大人、特に妊婦さんは重症化しやすい

手足口病について考える妊婦

4歳以下の乳幼児が感染者の9割を占める手足口病ですが、まれに大人が感染することもあります。
大人が感染した場合、熱は39℃を超え、発疹や水疱に痛みを伴うことが多く、罹患者は非常に辛かったと口をそろえて語ります。
とくに上の子が保育園や幼稚園に通っている妊婦さんは注意しましょう。妊娠中は抵抗力が落ちており、看病疲れも重なると、発症しやすくなります。例え妊婦が発症してもお腹の赤ちゃんには影響はありませんが、回復するまで非常に辛い時間を過ごすことになります。
おむつ替えは手袋を吐き、感染した子の看病はできるだけパパが行った方がよさそうです。

手足口病の感染予防に手洗いは必須!

手足口病の感染予防として有効なのは手洗いです。また、タオルや衣類を共用しないこと、洗濯物を分別すること、おむつ替えやトイレのお世話は注意深く対処する必要があります。

現実的には手足口病を完全に予防することは不可能です。感染しても軽い症状で済むので、過度な心配もいりません。しかし、小さなうちから手洗いの大切さや正しい手洗いの方法を教えることは大切です。ママやパパが良い手本となりましょう。