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手足口病に赤ちゃんが感染したと

手足口病に赤ちゃんが感染!?夏にポツポツがでた時は…

手足口病に赤ちゃんが感染したらママはたいへん!手足口病はよくある乳幼児のウイルス性感染症ですが、発疹や口内炎による痛みは少し厄介…。手足口病の症状にはどうやって対処すればいい?母乳を吐く場合、離乳食に向いている食べ物、お風呂はいつから入れるのか、治るまでのホームケア方法をご紹介!

手足口病に赤ちゃんが感染!?夏にポツポツがでた時は…

手足口病とは?夏に流行する赤ちゃんが感染しやすい病気

手足口病って知っていますか?乳幼児が集団生活をする保育園や幼稚園では、夏になると必ず流行するといってもいいくらいメジャーな病気なのですが、初めてのお子さんの場合は知らない方もいるかもしれませんね。
病名どおり、手の平や足の裏、口の中に水ぶくれ状の発疹が出てしまう急性ウイルス性感染症です。発熱などの症状を伴いますが、ほとんどが重症化せず自然治癒します。

手足口病に感染するのは、生後6ヶ月から4歳位までの乳幼児に多く、そのほとんどが2歳以下です。兄弟(姉妹)が保育園や幼稚園でもらって家庭内感染したり、子育てサロンなどで赤ちゃんが感染することも珍しくありません。

感染してしまったときの症状、口内炎ができてしまい痛くて食事がとれないときはどうするべきか、お風呂は入れてもいいのかなど、治るまでの対処法について解説します。

手足口病とはどんな病気?

手足口病に罹りギャン泣き中の赤ちゃん

手足口病のウイルスは、高温多湿の環境を好むので、夏になると流行してしまう夏風邪の一種です。赤ちゃんや乳幼児がよく感染し、症状も深刻にならないことがほとんどです。潜伏期間(感染してから症状が現れるまでの期間)は3~5日ほどあり、発病後に治るまでの期間は7日~10日です。

感染力が強く潜伏期間があり、症状が治まっても2~4週間は便からウイルスが排泄されます。そのため、兄弟がかかってしまったり、保育園や児童館で流行していると、ママも気がつかない間に赤ちゃんに感染していることがよくあります。

手足口病の3つの代表的な症状

手足口病に罹ったときの対処法

1.発熱

手足口病は原因となるウイルスが複数存在しています。多くは38℃以下の軽度の発熱で済みますが、ウイルスの種類によっては39℃を超える高熱が出ることもあるので注意が必要です。

2.水泡

手の甲、手のひら、足の甲、足の裏に2~3cm大の紅色のぶつぶつや、水ぶくれ状の発疹が出るのが最大の特徴です。
ウイルスによっては、腕や太ももからお尻まで広範囲に発疹が出るので、水痘(水ぼうそう)との見分けが難しいことがあります。

手足口病の発疹は4~5日目で治まることが多いですが、かゆみで水ぶくれをかきすぎて壊してしまうこともあります。かゆみがある場合は、保冷剤などで冷やしてください。使用後はウイルスが付着しているので捨てましょう。
水ぶくれは、かさぶたにならずに治ることが多く、1週間程度であとが残らずなくなることがほとんどです。治ってから数週間後に爪がはがれることもありますが、ほとんど痛みを伴うことはなく、すぐに新しい爪が生えてくるので心配はいりません。

手足口病の発疹に効果的な塗り薬はありません。ただし、かゆみがひどいときには、抗ヒスタミン剤の塗り薬はかゆみを取り除いてくれます。かきすぎて水ぶくれが壊れて、細菌感染を起こしてしまったときには、抗生物質の塗り薬が効きます。
ステロイドの塗り薬は、免疫機能が低下しウイルスを増殖させて症状が悪化してしまうので、使用しないように気をつけてください。

3.口内炎

頬の内側の粘膜や舌に、白いぷつぷつができて痛みやかゆみを伴います。発症から痛みを感じなくなるまで1週間位ですが、痛みのピークはだいたい3日ぐらいで終わります。
しかし、赤ちゃんの場合、かゆがって口に手を入れた勢いで水ぶくれを破ってしまい、痛みを感じて泣きやまなくなることもあります。

夏に流行するヘルパンギーナと症状が少し似ているので間違われるママもいますが、ヘルパンギーナは口の中だけに水ぶくれができ、体には発疹は出ません。また、39℃~40℃の高熱が突然出ますが、手足口病は、ウイルスによっては熱が出ないこともあります。

栄養や水分を摂れるようにし、脱水症状を起こさないように気をつけてあげましょう。
あまりに痛みがひどく飲み物や食べ物を受けつけないときは、小児科に相談して痛み止めを処方してもらうと楽になります。

手足口病は飛沫・接触・経口感染

病気が経口感染して呆然とする赤ちゃん

手足口病は、主に保育園や幼稚園、児童館など人が集まるところで、感染者のくしゃみや咳によって飛沫感染してしまったり、唾液や鼻水がついたオモチャや手に触れたりして接触感染します。また、排泄物に混じったウイルスが鼻や口に入り経口感染することもあります。

病院での処置は対症療法が基本

手足口病にワクチンや特効薬はありません。「夏風邪」の一種と考えられているため、対症療法が基本です。
もしも、口内炎の痛みや熱で水分が摂れず、脱水症状を起こしたときは点滴で対処します。高熱が続くようなときは、解熱剤を処方してもらいましょう。解熱剤は、痛みにも効くので口内炎が痛くて食べたり飲んだりできない赤ちゃんにも適しています。

複数回かかって免疫がつく

手足口病の原因となるウイルスは数種類あり、違うウイルスに1年に何度も感染してしまうこともあります。ただし、一度かかったウイルスには抵抗力ができ、免疫がついてくるので安心してください。

手足口病が治るまでの対処法

熱が出てママに抱っこしてもらう赤ちゃん

手足口病そのものは、赤ちゃんや幼児がよくかかる感染症ですので、心配はいりません。ただし、赤ちゃんの口の中に発疹ができ、痛みを感じている場合、お世話をするママは大変です。

基本は風邪と同じ対処法でOK

熱が上がっている途中で、寒気があるときは夏でも部屋や体を暖めてあげましょう。熱が上がりきったら、赤ちゃん用冷却シートで冷やしてあげてください。おでこを冷やすよりも、首の両側や足のつけ根、わきの下などのリンパを冷やすと効果的です。ただし、赤ちゃんは、体温調節機能が未熟なので冷やしすぎないように気をつけましょう。

熱があると唇が乾燥することがあります。水を湿らせたガーゼで軽く拭いてから水分補給をしましょう。母乳や湯ざまし、ベビー用麦茶、吸収性の高いベビー用イオン飲料などを飲ませてください。口内炎を刺激する柑橘系のジュースは、与えないようにしましょう。

もし、熱が2日以上続いてぐったりしているときは、脱水症を起こしている可能性もあるので、小児科の受診をおすすめします。

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厄介なのが口内炎!母乳や食べるものはどうしたらいい?

手足口病で1番厄介なのは口内炎で食べたり飲んだりできない場合です。
口の中が痛くて一度に母乳を飲む量が減ることがありますので、授乳回数を増やしましょう。
離乳食の場合は、やわらかくのどごしの良いものを食べさせてあげましょう。うどん、そうめん、おかゆ、豆腐、ゼリー、プリン、アイスクリームなどが食べやすいはずです。スープもおすすめです。野菜などを細かく切ってやわらかくなるまで煮込み、口の中を刺激しないような食材を選んで薄味にしてください。塩味や酸味が強いものは避けましょう。

手足口病にかかると、吐いたり下痢になってしまうことがあります。これはウイルスが腸内で増えて胃腸炎になっているからです。吐いたり下痢を繰り返すピークは3日~4日ですが、あまりにも回数が多いと脱水症状を起こすこともあるので、小児科の受診をおすすめします。

お風呂はぬるめのシャワーに!タオルの共用はNG

手足口病が治ってお風呂に入った赤ちゃん

発疹があるときに湯船に入れると、お湯の刺激や体が温まることによってかゆみが出てしまいます。発疹が収まるまでは、ぬるめのシャワーだけにしてあげてください。
熱も発疹もないようなら、お風呂に入れても問題はありませんが、兄弟がいる場合は別々にお風呂に入れて、体を洗うスポンジは水ぶくれが潰れてウイルスがついていることがあるので別にしましょう。

お風呂を出たら、水ぶくれをつぶさないように、ポンポンと軽く叩きながらタオルで体を拭いてあげてください。タオルは水ぶくれが壊れてウイルスがついていると感染の原因になってしまうので、共有しないように気をつけてください。

赤ちゃんは痛みでイライラ!いつまで続く?

赤ちゃんは口の中が痛くて、思うように食べたり飲んだりできないので、ストレスを感じています。なるべく、好きな食べ物や飲み物を与えて少しでも食べられたら、いつも以上にほめてあげてください。

発疹がある場合は、お部屋が暑いとよけいにかゆくなってしまうので、クーラーで涼しくしてあげましょう。お外に行きたがることもあると思いますが、他の赤ちゃんに感染させないように我慢しましょう。

ママは痛みやかゆみでずっと泣いていたり、不機嫌に暴れまわる赤ちゃんのお世話に疲れてしまうこともあります。だいたい発症から3日くらい経つと回復に向かいますので、短い間の辛抱と思いできるだけ笑顔で接してあげられるようがんばりましょう。

手足口病は赤ちゃんのよくある病気!少しずつ免疫がつくはず!

泣き止まない赤ちゃんのお世話は、ママも大変ですがピークは3日~4日なのでがんばって乗り切ってください。重症化することは、本当にまれなのでママ自身がナーバスにならないことが大切です。少しずつ赤ちゃんの免疫が育ってくれば感染しなくなるはずです。

赤ちゃんのお兄ちゃんやお姉ちゃんには、手洗い・うがいを徹底してもらいましょう。大人はめったにかかりませんが、看病疲れで抵抗力が低下しているとママ自身も感染する恐れがあります。おむつ交換の時は、マスクや手袋をするなどの対策をとって方がいいかもしれませんね。