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ヘルパンギーナの症状とは?

ヘルパンギーナの症状とは?感染から治癒までの症状の経過

ヘルパンギーナの症状とは?赤ちゃんや子供が突然高熱を出し、口内炎、喉頭炎もあるなら、ヘルパンギーナを疑いましょう。3つの症状の特徴や対処法、手足口病との違い、治癒までの経過を解説。ウイルスの特徴や危険な合併症、うつる年齢や流行する時期、大人へ感染リスクを知り、予防しましょう。

ヘルパンギーナの症状とは?感染から治癒までの症状の経過

ヘルパンギーナの症状とは?突然の高熱、喉頭炎が特徴的!

暑い季節がやってくると元気に子供を外で遊ばせたいママも多いはず。しかし、開放的になるのと同時にまだ十分な免疫のない赤ちゃんの体調管理も大切です。特に赤ちゃんや小さい子供がかかりやすい、感染力の強い病気には気を付けてあげたいもの。多くの赤ちゃんがかかりやすい夏風邪にヘルパンギーナがあります。

楽しい季節に子供たちが元気いっぱいに過ごせるよう、ヘルパンギーナの知識を身に付けて赤ちゃんの健康をサポートしましょう!

ヘルパンギーナの3つの症状。発症から治癒までの期間は?

ヘルパンギーナで高熱が出ている赤ちゃん

ヘルパンギーナは、ウイルス性の咽頭炎で口の中に症状が見られるのが特徴的な病気です。乳幼児がかかりやすい夏風邪の代表ともいえるヘルパンギーナ、この季節になると保育園でも夏風邪を引いてしまってお休みしているお友達も多いはず。
ヘルパンギーナの症状は少し特徴的であり、かかった子供自身も、またママの目からもチェックできます。ヘルパンギーナにかかると体に見られる代表的な3つの症状を紹介します。

症状1.38度以上の突発的な高熱

ヘルパンギーナにかかると昨日までは元気で、咳や鼻水もなかったのに突然高熱が出始めます。小さな赤ちゃんにとっては38度以上の熱は体力的にもハードなもの。あまりに突然の高熱にビックリしてしまいますが、まずは病院へ。ゆっくりとお家で安静にしいれば、2~4日程度で解熱するはずです。

症状2.口の中に口内炎&水疱

ヘルパンギーナの症状と看病のコツ

ヘルパンギーナの原因でもあるエンテロウイルス群は、口の中や腸管内で菌を増やしていく特徴を持ったウイルスです。したがってヘルパンギーナにかかると口の中に口内炎や水疱が発症します。口内炎や水疱は上あごから喉にかけて大きさ2~4ミリ程度のものが複数見られます。水疱は解熱後、2~3日のうちに消えることがほとんどです。

手足口病との違い

同じように発熱とともに、口内炎ができる病気に手足口病があります。手足口病はその名前の通り、口内だけでなく、口の周りや手や足の裏にも発疹ができるのが特徴です。口内炎を確認したら、手足の様子を確認しましょう。

手足口病の症状とは?かゆみや痛みは?発疹・水疱の特徴
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手足口病の症状の特徴は?夏の感染症として有名な手足口病ですが、赤いブツブツは痛々しいですよね。痕は残るのか、痒みを伴うのか、発疹と水疱への疑問にお答えします。治療期間や大人が感染するリスクも解説!

症状3.喉頭に炎症が起こる

ヘルパンギーナにかかるとのどの奥の方が炎症を起こして痛みを伴います。これを咽頭炎と呼びます。また口の中にできている水泡が破れてそこがただれ、赤ちゃんにとっては飲んだり食べたりすることに苦痛を伴います。
高熱が出ていると思いますので、脱水症状に気を付け、経口イオン水などで水分補給を行いましょう。水分すら受け付けないようなら病院で点滴などの処置が必要です。

ヘルパンギーナの症状の経過

・潜伏期間:2~7日間
・発症:突発的な発熱:2~4日間で治まる
・口内炎や水疱の消失:解熱してから2~3日
・ウイルスの排出:発症してから2~4週間

こんな症状は要注意!エンテロウイルスによる合併症

熱が下がらず医者の治療を受ける赤ちゃん

通常は安静にしていれば回復しますが、ヘルパンギーナに見られる基本的な3つの症状以外に、以下のような異変も見られるようならすぐにお医者さんに診てもらいましょう。

無菌性髄膜炎の疑い

突発性の発熱の他、頭痛・嘔吐などが見られます。無菌性髄膜炎ではこの3つの症状以外にも、項部硬直が起こることがありますが、ヘルパンギーナからの合併症ではそれが見られないことも多いと言われています。

急性心筋炎

心臓に血液を送り動かしている筋肉がウイルスにより炎症を起こし、心不全や不整脈など、命に関わる病気です。小さな子供の場合は胸やお腹を痛がり、むくみ・手足が冷たくなる・皮膚が青紫色がかる・息苦しそう、といった徴候が見られます。

ヘルパンギーナの症状別対処法。赤ちゃんの不機嫌を乗り越える!

ヘルパンギーナが完全に治らず不機嫌な赤ちゃん

まだまだ自分の意思で体調不良を訴えられない赤ちゃんにとって、ヘルパンギーナにかかるとかなりしんどくて不機嫌になってしまいます
ヘルパンギーナにかかった赤ちゃんの症状への対処法、看病のコツをご紹介します。

1.高熱が続いて体がダルい&関節が痛む

ウイルス性の高熱は大人でも倦怠感や関節の痛みを感じて辛いもの。小さな体の赤ちゃんにとってはイヤイヤが激しくなる不機嫌の原因にもなります。しんどくてムズがる赤ちゃんは高熱によってかなり体力の消耗をしています。体力が戻らないと風邪も良くならないのでお家でゆっくり安静にさせておくことが大切です。

また高熱を出した時には汗と一緒にかなりの水分が体から出ていってしまいます。脱水症状にならないようこまめな水分補給をしてあげましょう。

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2.喉が痛くて飲み込めない

ヘルパンギーナによってできる口内炎や炎症による喉の痛みは、飲み物や食べ物を飲み込むのが辛くなってしまいます。痛みがしんどくて何も口にしたくなくなる赤ちゃんもいて、これでは体力の回復が遅れてより症状が悪化してしまうことも心配です。

果汁系のジュースは炎症を起こしている口の中にはしみてしまうため、刺激が少ない湯冷ましやぬるめのミルク・イオン水などを与えます。

ヘルパンギーナに要注意な時期、ウイルスの特徴とは?

ヘルパンギーナが治り元気に外で遊ぶ赤ちゃん

感染力の強いヘルパンギーナは、主に小さな子供がかかりやすい病気です。
まだ免疫力が低い1歳が一番かかりやすく、その次が2歳、3歳、4歳と年齢を経るにしたがって体の抵抗力が勝るようになります。少し意外なことに0歳の赤ちゃんは5歳の子供と同じ程度しか感染しません。生後半年まで母体からもらった免疫が活きているためです。
しかし、5歳以下が感染者の9割を占めていますので、赤ちゃんや小さな子供のママにとっては決して油断できない病気です。稀にですが、大人も子供からうつることがあります。

ヘルパンギーナはいつ頃に流行する?

ヘルパンギーナが流行する季節は主に夏、5月くらいから徐々に広まり7月に感染のピークを迎えます。原因となるウイルスが高温多湿で増殖するため、西日本から流行がはじまる傾向があります。
8月から次第にヘルパンギーナにかかる子供たちが減ってゆき、秋を迎える9月~10月には見られなくなるのが特徴です。

ヘルパンギーナはどういうウイルス?

熱が下がりお気に入りのぬいぐるみと寝る赤ちゃん

ヘルパンギーナは、主にエンテロウイルス属であるコクサッキ―ウイルスA群・コクサッキ―ウイルスB群、時にエコーウイルスの感染が原因で発症します。原因となるウイルスは高温多湿を好みます。
感染力の強い病気なので、保育園などに通う赤ちゃんがかかると一気に広まっていく流行風邪でもあります。またヘルパンギーナにかかった赤ちゃんから大人にも感染するものなので、看病するママや家族も用心しておくことが必要です。

ヘルパンギーナの症状が出たら…知っておきたい治療&予防法

ヘルパンギーナの高熱が下がった赤ちゃん

ヘルパンギーナは冬に流行するインフルエンザと違い、今の時点ではワクチンや抗ウイルス剤がないため、風邪が流行する前に予防接種などを受けられません。したがって、その時に体に出ている症状に合わせた対処治療をすることになります。

赤ちゃんがかかりやすい感染系の病気が流行る時期には、いつも以上にうがいと手洗いを徹底させましょう。またお外で遊んだり何かを食べる時には、手や指を消毒することもお忘れなく。
ヘルパンギーナにかかっている赤ちゃんから家族に感染することも十分にあり得るので、小さな兄弟がいるご家庭などでも気を付けてあげましょう。

家族同士の二次感染を防ぐためには

・家族全員でうがい・手洗い
・感染している赤ちゃんの口内・うんちなどを素手で触らない
・家の中でもマスクをする
・人ごみへのお出かけを控える
・栄養のあるごはんをしっかり摂る