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突発性発疹での保育園お休み期間

突発性発疹のときの保育園やプール、お休み期間はいつまで?

突発性発疹で保育園をお休みしなければならない期間はいつまで?突発性発疹は感染性のウイルス性疾ですので、罹患した場合は周りに感染させる可能性があります。しかし、一方で突発性発疹は誰でもかかる病気で大抵は早期に免疫を獲得します。突発性発疹で保育園やスイミングのお休み期間について解説。

突発性発疹のときの保育園やプール、お休み期間はいつまで?

突発性発疹で保育園をお休みするのはいつからいつまでか

赤ちゃんが病気のときは、できるだけ一緒についていてあげたいですよね。でも、仕事を持っているママやパパはそのようなわけにもいきませんよね。突発性発疹を発症した場合は、保育園はいつからいつまでお休みしなくてはならないのでしょうか。

突発性発疹の保育園お休み期間~各省、小児科学会の見解

突発性発疹が治り保育園に通う赤ちゃん

保育園には同じ年代の赤ちゃんや子どもがたくさん通っていますので、病気にかかったら、他の子どもたちに感染させる恐れがなくなるまで、自宅で待機もしくは入院する必要があります。保育園のお便り手帳や入園要項などに病気ごとのお休み期間が記載されていますので、それぞれの規定に従って、一定期間子どもを自宅療養・待機させましょう。その後、病院で登園許可(通学許可)をもらい、その書類を持って、保育園への登園を再開します。

厚生労働省の見解

厚生労働省の「2012年版・保育園における感染症対策ガイドライン」によりますと、突発性発疹に罹患した場合は平熱に戻ってから1日経過し、子どもの全身症状が良いなら登園しても差し支えないと記されています。

日本小児科学会の見解

日本小児科学会では、突発性発疹に罹患した場合、保育園をお休みするのは基本的に熱があるときだけで、発疹があっても体調が回復したと見られたら登園はOKだとの見解を示しています。

学校保健安全法の見解

学校保健安全法では、突発性発疹は出席停止(登園停止)しなくてはならない疾患だとは規定されていません。全身に発疹が見られるときは感染性がなく、発疹発症前の数日間のみ感染性があるとしていますので、高熱さえ引けば登園しても問題ないと判断しています。

保育園ごとの見解

厚生労働省の見解でも、日本小児科学会や学校保健安全法の見解でも、高熱さえ治まれば、発疹が見られても感染性はないと判断されるために登園できるとされています。ですが、各保育園では保育園独自の規定がありますので、入園した限りは他の見解ではなく当該保育園の見解に従わなくてはなりません

一般的には、発症したと診断されてから1週間後に登園許可が下りることが多いようです。病院の診断書が必要だと規定されている場合は、診断書を発行してもらい、登園を再開させましょう。

突発性発疹はこんな病気!うつる心配は…?

突発性発疹は、一般的には『ヒトヘルペスウイルス6型』、まれに『ヒトヘルペスウイルス7型』に感染して罹患する疾患ですので、感染性の病気と言えます。ですが、感染する期間が非常に短くまた感染力も短く、発疹が出た時点で感染する可能性はかなり低いと見ますので、一般的には、高熱さえ引けば、登園や通学しても問題ないと判断するのです。

突発性発疹の症状の流れと期間

お友達とおもちゃで遊ぶ赤ちゃん

突発性発疹は、どのような症状が見られる疾病なのでしょうか?発症からの症状の変化と各症状が見られる期間について説明します。

第1期:高熱が出る

突然、38~40度近くの高熱が出ます。突発性発疹は季節性の感染症ではありませんので、いつ熱が出るかは予想ができません。また、高熱が出ているにもかかわらず、赤ちゃんが元気で機嫌が良いのも特徴です。この高熱は、2日~4日ほど続きます。

また、まれに高熱が出始めたときに熱性のけいれんが見られることもあります。けいれんが頻繁に起こるときは、すぐに病院に連れて行き、専門的な処置を受けるようにしましょう。

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突発性発疹による高熱は2日~4日経過すると何事もなかったように下がりますので、赤ちゃんが機嫌よく過ごしているのなら病院に連れて行く必要はありません。ですが、熱性けいれん以外にも、次の症状が見られるときはすぐに小児科を受診するようにしましょう。

高熱が出ているときの受診の目安

・39度以上の熱が出て、赤ちゃんの機嫌が悪い。もしくはぐったりしている。
・嘔吐や下痢が複数回見られる。
・赤ちゃんの顔色が黒ずんでいる。
・呼吸が苦しそうに見える。
・生後3ヶ月未満のとき。

一般的に、突発性発疹は生後6ヶ月~2歳の多くの赤ちゃんが罹患する病気で、予後も良く、熱が出てから1~2週間ほどで完治する病気です。そのため、突発性発疹に罹患したからと言って、特に慌てる必要はありません。ですが生後3ヶ月未満の赤ちゃんが罹患すると症状が重篤化し、脳炎や劇症肝炎などの合併症が生じる可能性も考えられます。すぐに小児科を受診し、適切な処置を受けるようにしましょう。

第2期:熱が下がり発疹がお腹から全身に広がる

高熱期が終わると、次は顔面や全身に赤い発疹が発生します。発疹は大小様々なものが多数見られることや、小さな細かい発疹が全身を覆うこともあります。目の周りに集中して発疹が生じることもあり、高熱期とは一転して、赤ちゃんの機嫌が悪くなってしまうことが多いです。

この発疹期は、2日~3日続きます。赤ちゃんの機嫌が悪いのも2日~最長1週間ほど続きます。いままで大人しかった赤ちゃんが、ぐずぐずと泣き続けたり、抱っこをずっと要求したり、夜も泣き叫んで寝てくれなかったりしますので、突発性発疹のことを『不機嫌病』と呼ぶこともあります。

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突発性発疹の感染経路

弟の面倒を見る優しいお姉ちゃん

突発性発疹の感染経路としては、『飛沫感染』と『経口感染』、『接触感染』が挙げられます。一度感染すると抗体が一生体内に存在するため、ママが子どものときに感染していることで、周産期に赤ちゃんに感染する例も稀ではありますが報告されています。一方、母親の体内にある突発性発疹の抗体が母乳を経由して赤ちゃんに入りこむ例は報告されていません。

飛沫感染

感染した赤ちゃんの咳やくしゃみによって感染することもあります。突発性発疹自体は咳やくしゃみが出る疾病ではありませんが、赤ちゃんはちょっとした空気中のゴミや乾燥、刺激等でも咳込んだりくしゃみをしたりしてしまうものです。突発性発疹に罹患している状態でやむをえず他の赤ちゃんと接する時は、息苦しくならないように配慮しながら、マスクを着用させるようにしましょう。

経口感染

感染者の唾液が、非感染者の口内に入ることでも感染します。突発性発疹に罹患している赤ちゃんがくわえたおもちゃを、他の乳児や幼児が口に入れるなら、感染する可能性はあると言えるでしょう。また、突発性発疹は一度感染すると一生抗体が体内に残るため、ママやパパの唾液が赤ちゃんの口内に入っても罹患する可能性はあります。

接触感染

感染者の皮膚や粘膜が、非感染者に直接触れることでも感染します。また、手や物などを媒介として、間接的に触れることでも感染することがあります。

ただしいずれの場合も、突発性発疹自体は感染力の弱い疾病ですので、突発性発疹にかかっている赤ちゃんや幼児が通園したとしても、数人の赤ちゃんや幼児には感染してしまうかもしれませんが、保育園内で突発性発疹が大流行するということにはなりません

保育園やスイミングで気を付けること

保育園でプールの時間があるとき、また、お稽古事としてスイミングを習っている場合、突発性発疹が出たときは参加しても良いのでしょうか?
また、病院がOKを出しても園やスクールでは渋い顔…このようなときにはどう対応するべきなのでしょう?

プールやタオルは分けるべき?

タオルに包まりリラックスする女の子

発疹が治まってからも1週間は様子見を

高熱が治まって発疹もある程度引いたら、保育園の規定で問題がなければ、再登園ができます。ですが、プールは、大人でもそうですが赤ちゃんにとっても非常に体力を消耗する運動となります。他の赤ちゃんや幼児に感染する恐れは少ないとは言え突発性発疹に罹患した赤ちゃん自身が疲れてしまいますので、できれば発疹が治まってからも1週間はプールの参加は控えておく方が良いでしょう。

また、高熱で赤ちゃんは体力を大きく消耗していますので、突発性発疹に罹患してから2~4週間ほどは抵抗力が弱く、他の疾患にかかりやすい状態になっています。赤ちゃんが他の病気にかかる恐れもありますので、赤ちゃんが元気かどうか毎日チェックしてから、その日の行動を決めるようにしましょうね。

タオルは分ける!

突発性発疹は唾液などの飛沫感染をする疾病ですので、保育園で使用するタオルやプールで使用するタオルは、他のママやパパ、もしくはインストラクターや園の先生(大人の手を媒介として間接接触感染する恐れもあります!)、もちろん他の赤ちゃんも触れないようにきちんと分けておきましょう。

無造作にプールバッグにタオルを直接入れるのではなく、突発性発疹に罹患してから数週間はタオルや水着をナイロン袋にきちんと入れてから、プールバッグに入れる方が間接接触感染のリスクを下げるかもしれませんね。

保育園やスクールからNGが出たが納得がいかない!

突発性発疹の子供について保育園と喧嘩するママ

「熱も発疹も引いたし、赤ちゃんも元気だし、そろそろプール等にも積極的に参加させよう!」と、準備を整えて出かけたにもかかわらず、保育園の先生やスイミングスクールのインストラクターに「突発性発疹の方は、発疹が完全に引いてから1週間は参加しないでください」とNGを出されてしまうこともあるかもしれません。

そんなときは「どうして?」と食い下がるのではなく規則に従うようにしましょう。あまりにも不条理に長期間禁止されるときは、かかりつけの小児科に出向き、医師に診断書を作成してもらって提出して、正当性を主張することもできます。

ですが、もし、同時期に突発性発疹に感染した赤ちゃんが保育園やスクールに出た場合、自分の子どもが原因で感染したわけでなくても、「あの人が、まだ治りきっていないのに無理やり参加させたから、うちの子が感染したのかも・・・」と、疑いの目を向けられるかもしれません。特に、赤ちゃんの体調が良くても発疹の跡が体に残っている場合は他の保護者を不安にさせる恐れがありますので、プールの授業やスイミングスクールには参加しない方が良いでしょう。

登園許可の判断とは

突発性発疹は感染力が弱い疾病ですので、保育園でも厚生労働省や日本小児科学会の見解に従って、「熱が引いてから1日したら登園OK」と規定していることも少なくありません。ですが、熱が引いてから1日後では、赤ちゃんが明らかに体力を消耗してだるそうな顔をしていたり、発疹が顔面や全身にたくさん出て機嫌が悪くなっていたりすることもありますよね。

そんなときは、パパ・ママの仕事の都合が付くなら、家で療養した方が、赤ちゃんの予後が良くなるだけでなく、他の保護者や保育士に不安を与えずに済みます。保育園の許可があっても赤ちゃんの体力や調子を最優先しましょう。

けんか腰はNG!上手な交渉術

保育園の方針が気に入らずクレームを入れるママ

赤ちゃんの体力や調子を優先させたくても、仕事の都合がつかなくて、保育園に預けざるを得ないこともありますよね。そんなときは赤ちゃんの熱が完全に引いてから何日経っているか、病院ではどのように診断されているか等を詳しく保育士に説明し、感染することはないということを客観的に伝えてから保育を依頼するようにしましょう。

突発性発疹は別名『不機嫌病』と呼ばれるほど、高熱が下がってから赤ちゃんの機嫌が悪くなってしまう病気でもあります。本当の親でも泣きたくなるほど赤ちゃんが不機嫌になってしまうことも少なくありませんので、そんな赤ちゃんの面倒を見る保育士にも辛い思いをさせてしまうことは想像に難くありません。

「赤ちゃんを見るのが保育士の仕事でしょ?」と高圧的な態度を取るのではなく、親でも困るほどの無理なお願いをしているのだということを常に念頭に置き、「熱は下がってもイライラしているようで、ご迷惑をおかけしてしまいますがお願いします。」と低姿勢にお願いして赤ちゃんを預けるようにしましょうね。

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赤ちゃんの体力が完全に回復するのは約1ヶ月後

熱さえ下がれば、罹患した赤ちゃんにも他の赤ちゃんにも危険性が少ない『突発性発疹』。赤ちゃんがかかりやすい病気の中でも、予後が良いことでも知られています。とはいっても、40度近い熱を数日出すことや全身に発疹が出来ることで、赤ちゃんの体力は大きく損なわれてしまいます。また、突発性発疹が、生まれて初めての病気になる赤ちゃんも少なくありませんので、心身ともに大きなダメージを受けていることもあるでしょう。

赤ちゃんの体力と抵抗力が完全に回復するためには、約1ヶ月が必要と言われています。その間は、休日に人が多いところに連れて行ったり、体力を消耗するアクティビティ等に参加したりするのは控えておきましょうね。