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クループ症候群の咳の特徴

クループ症候群|赤ちゃんの「変な咳」は危険なサイン!?

クループ症候群とは、風邪やインフルエンザなどの感染によって赤ちゃんの気道が炎症を起こし、悪化すると呼吸困難に陥る可能性のある病気です。最大の特徴は「ケーンケーン」といった独特の咳があること。赤ちゃんのクループ症候群を見逃さないために、クループ症候群の症状や原因を説明します。

クループ症候群|赤ちゃんの「変な咳」は危険なサイン!?

赤ちゃんが変な咳をしていたら「クループ症候群」かも!?

赤ちゃんの咳をしているときは、咳の音に注目しましょう!
ケーンケーンと犬の遠吠えのような甲高い咳をしていたらそれはクループ症候群の疑いがあります。

クループ症候群(急性喉頭炎)とは生後3ヶ月~5歳までの乳幼児によく見られる病気です。
なんだか赤ちゃんが変な咳をしているなぁと感じていたら、クループ症候群を発症していたということもありえます。

クループ症候群は軽度の場合は1週間程度で回復するのですが、一方で症状の進み方が早く、重症化した場合は呼吸困難になる危険があり、入院治療が必要となります。

赤ちゃんが風邪をひいて、咳をするのはよくあることですが、注意しないといけない症状もあります。クループ症候群の特徴を知っておけば、赤ちゃんの咳が危険かどうか判断できますよ!

出典:www.youtube.com

クループ症候群の原因はウイルスや細菌の感染

クループ症候群(急性喉頭炎)とは、ウイルスや細菌に感染することで、喉頭が炎症を起こしてしまう病気です。多くは風邪やインフルエンザで発熱したときに発症します。

喉頭は気道の中で最も狭いため、炎症を起こしむくんでしまうと、呼吸がしにくくゼイゼイしたり、ひどい時は呼吸困難になってしまいます。
赤ちゃんや小さい子どもの場合は、気道が狭く、気道の組織自体も弱いことからクループ症候群になりやすいといわれています。

赤ちゃんの咳が長引くときの対処法&注意したい咳の特徴
赤ちゃんの咳が長引くときの対処法&注意したい咳の特徴
赤ちゃんの咳が長引くことで心配するママやパパはたくさんいます。だけど下手に病院に行って、他の感染症をもらうのも怖い。そんな時は咳の特徴に注目しましょう。

最大の特徴は「ケーンケーン」という咳の音

クループ症候群の最大の特徴は、ケーンケーンという甲高い咳の音です。犬の遠吠えやオットセイの鳴き声とも表現されています。
病院に行けばごく短い診察の間にさえ、「変な咳をしていますね」と気づかれるくらい特徴的で変わった音です。

クループ症候群の症状

クループ症候群の赤ちゃんの手を握るママ

風邪が悪化したり、インフルエンザにかかると、クループ症候群を発症する可能性があります。クループ症候群の症状とはどのようなものなのでしょうか?

息を吸い込みにくい・ゼイゼイとした呼吸音

喉のあたりの気道の粘膜が炎症をおこして分厚くなるため、空気の通り道が狭くなり、息を吸うときにゼイゼイとした発作が出ることもあります。
発作が軽ければ聴診器でないと聞こえませんが、ひどくなってくると横で呼吸しているだけでゼイゼイした呼吸音が聞こえるようになります。

胸が上下する陥没呼吸

空気の通り道が狭くなると呼吸の仕方にも変化が現れます。大きい子であれば肩が上下しますので呼吸がいつもより大きくなっていることがすぐにわかるでしょう。
小さな赤ちゃんの場合は、上半身を裸にして、横にさせると状態がわかります。呼吸する際に胸とお腹がベコベコと、シーソーのように交互に持ち上がり、息を吸うのに時間がかかっているようなら呼吸が苦しい可能性があります。

声がかすれる

喉が腫れるためにかすれ声になることがあります。しかし、声のかすれだけではクループ症候群は疑いません。

夜間に悪化するので夜中の赤ちゃんの様子に注意!

夜中に咳が止まらず呆然とする赤ちゃん

クループ症候群の発作は、風邪の症状のある赤ちゃんや子どもが夜間に突然引き起こす可能性があります。症状の進みも早く、夜間に容態が悪化しやすいので注意が必要です。
赤ちゃんが風邪気味で咳をしているような場合、ママやパパは夜中の咳の音に耳をすませてみてください。呼吸がゼイゼイしたり、息を吸うときにヒーヒーと音がしたら、それは呼吸困難を起こす前ぶれです。チアノーゼを引き起こしたら、一刻を争う事態となりますので、至急病院に連れていくようにしましょう。

昼間に特徴的な咳が出た場合も症状の悪化を防ぐために至急病院を受診してください。多くは1週間ほどで回復できるはずです。
咳を聞けばクループ症状は診断できます。夜に咳をしていても朝には治まるといったケースがあるので、どんな咳をしていたか医師に伝えるようにしましょう。

クループ症候群と喘息の違い

喘息とクループ症候群はとても似ています。発作的な咳、ゼイゼイ、呼吸苦、と症状がとても似ています。
しかし決定的に違う点があります。
それは喘息の場合は息を吐きにくい、息を吐くときにゼイゼイするのに対し、クループ症候群は息を吸いにくい、息を吸うときにゼイゼイするという点です。

この違いはクループ症候群と喘息とで炎症がおこる場所が異なるためです。クループ症候群は気道の上のほう、喘息の場合は気道より下のほうに炎症が起こります。

クループ症候群の原因となるウイルスや細菌

クループ症候群の原因として最も多いのは、ウイルスによるもので、中でもパラインフルエンザによるものが最も多く、クループ症候群の原因の約75%といわれています。
その他のウイルスでは、アデノウイルス、RSウイルスなどによるものが多くなります。また、細菌ではインフルエンザ菌、溶連金などが主な原因となります。

中でも細菌感染によるクループ症候群は注意が必要で、特にインフルエンザB型菌(Hib)を原因とする場合は、急性喉頭蓋炎を発症すること可能性が高まります。急性喉頭蓋炎は急に喉が腫れてしまうので、場合によっては入院治療により気管を切開する必要があります。

クループ症候群になったときの対処法

咳が辛いがママになぐさめてもらい少し嬉しい赤ちゃん

もし風邪が悪化し、クループ症候群を引き起こした場合、どのような治療を行うのでしょうか?保育園登園やホームケア方法などをまとめてみました。

クループ症候群は感染する?

クループ症候群は、ウイルスや細菌への感染が原因で引き起こされます。ですが、ウイルスや細菌が人から人へうつることはありますが、その結果としてクループ症候群が絶対に引き起こされるというわけではありません。

うつるのはウイルスや細菌であって、クループ症候群ではない。ということです。

保育園登園の目安

通常の風邪などの感染症の時と扱いは同じです。
クループ症候群を引き起こす原因となったウイルスや細菌自体はうつる可能性があるので、熱があるうちはもちろん、咳がひどくあらわれる場合も保育園はお休みしたほうがいいでしょう。
熱もなく、咳も治まったなら保育園にいっても大丈夫です。咳はもちろん、食欲や機嫌などの症状を含めて判断しましょう。

クループ症候群の治療方法

医者の持つお薬に興味津々の赤ちゃん

治療はステロイド薬を注射したり、血管を収縮する薬を吸入して、喉の炎症を鎮めます。ステロイド薬に抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、炎症を抑える効果に優れており、とても有効な薬です。

呼吸困難が強そうなときやせきが止まらないというようなときには、入院して治療を行うことが必要となります。入院は1泊2日か2泊3日程度ですむことが多いです。

咳が出ているときのお家でのホームケア

咳止めシロップを飲む赤ちゃん

クループ症候群は、喉の奥の声の出るあたりに炎症が起きています。その辺りはとても敏感な部分で、炎症は起きているときは、外気や刺激のある臭いなどによっても咳が引き起こされてしまいます。
安静にして水分をしっかりとるようにしましょう。

咳を抑えるため、家では加湿することが必要です。冬は空気が乾燥するので濡れたバスタオルなどを部屋にかけおくのも良いでしょう。
また、寝るときは背中にクッションを置いて上半身を高くして呼吸を楽にあげます。とくにかく安静にしておくことが大切です。軽度の場合は、1週間ほどで治ります。

赤ちゃんの「変な咳」を見逃さないで!

クループ症候群は基本的にはそれほど重篤にならずに、1週間程度の自宅治療で回復することが多い病気です。一方で、症状の進み方が早く、夜間に急に容体が悪化するなど、厄介な一面も…。夜中に赤ちゃんになにかあったらと思うとママたちは気が気じゃないですよね。

クループ症候群は細菌やウイルス感染により引き起こされるので、普段からできることは風邪をひかない環境、負けない身体づくりです。また、クループ症候群の原因となりやすいウイルスは、ワクチン接種によって予防できます。

赤ちゃんが感染症にかかるのは仕方のないことですが、自分で不調を訴えられないような赤ちゃんが風邪をひいたときは、ママはよく観察してあげてください。
繰り返しになりますが、クレープ症候群の最大の特徴は、ケーンケーンといった犬の遠吠え、オットセイの鳴き声に例えられるような独特の咳です。変な咳をしている!と気が付いたら、至急病院を受診してくださいね。早期の治療が赤ちゃんの回復につながるはずです!