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赤ちゃんの寄り目の見分け方

赤ちゃんの寄り目が治る時期は?心配な寄り目の見分け方

赤ちゃんが寄り目になってるのは目に異常があるの?病院に行った方がいい?赤ちゃんの寄り目が心配なパパとママへ、赤ちゃんが寄り目に見えてしまう原因や寄り目になってしまう原因。成長と共に治るものと病気が隠れているかもしれない要注意なものまで、赤ちゃんの寄り目について詳しくご紹介します。

赤ちゃんの寄り目が治る時期は?心配な寄り目の見分け方

赤ちゃんの目に違和感…寄り目は目の障害?

「あれ?赤ちゃんの目が…」まだ生まれたばかりの赤ちゃんの目が寄り目になっていたら、パパもママも「どうしたんだろう…目に障害でもあるのかな?」「もしかして何かの病気の症状?」とすごく不安になってしまうと思います。赤ちゃんの大切な目ですからとても心配ですよね。多くは問題のないものとされていますが、中には注意が必要な寄り目の症状もあるようです。赤ちゃんの寄り目について詳しくみていきましょう。

赤ちゃんの寄り目の原因

小さな赤ちゃんがわざと寄り目にしたりはできませんよね。だからこそパパやママはとても心配になってしまうのですが、赤ちゃんが寄り目になっている、赤ちゃんの目が寄り目に見えるのには理由があります。赤ちゃんが寄り目になってしまう原因とは何なのでしょうか。

仮性内斜視

仮性内斜視の赤ちゃん

赤ちゃんの寄り目のほとんどの原因は「仮性内斜視」であるといわれています。赤ちゃんの目が正常なのにもかかわらず内斜視のように見えてしまう状態です。仮性内斜視とは見せかけの斜視で「偽斜視」とも呼ばれています。東洋人の顔は鼻が低く目が離れているのが特徴です。そのため目頭近く皮膚が余って眼球にかぶさってしまい、目頭近くの白目が隠れてしまうので斜視のような寄り目に見えてしまうのです。仮性内斜視は斜視ではないので心配はなく、成長と共に鼻筋が通り皮膚が引き上げられて自然に治ります

ピントを合わせる機能が未熟

生まれたばかりの赤ちゃんはうっすらと明るさを感じる程度しか目は見えていません。見たいものがあったとしてもピントを合わせる機能がまだまだ未熟なのでとても難しく寄り目になってしまうのです。

目や鼻の肉付きが良い

お肉ぷにぷにの赤ちゃん

赤ちゃんの鼻はとても低く、鼻の根っこや目のまわりのお肉の付き方によっては寄り目のように見えてしまうようです。目と目の間のお肉は柔らかいので赤ちゃんの大きな可愛い黒目が中央によっているように見えるのです。

赤ちゃんの寄り目のほとんどは赤ちゃん特有の可愛らしい顔つきから見られるものや、視力の発達の過程で起きているようです。そう考えると赤ちゃんの寄り目は可愛らしいものにも見えてきます。

視力・視覚機能と寄り目の関係性

生れたばかりの生後間もない赤ちゃんは視力が弱くほとんど目が見えていない状態のため両目で物を見る力も未熟です。視力と赤ちゃんの寄り目にはどんな関係があるのでしょうか?

赤ちゃんの視力ってどれくらい?

物を見る赤ちゃん

新生児の赤ちゃんの視力は0.01~0.02程度で明るさや暗さ、白や黒などの色しか認識できず視界がぼんやりしていて形も認識できない程です。生後2ヶ月頃は20~50cmくらい離れたものをじっとみつめるようになります。生後3~5ヶ月頃の視力は0.04~0.08になりはっきりと追視ができるようになります。
両目を連動させて焦点を定めたり奥行きが少しずつ分かるようにもなります。生後6ヶ月で視力は0.1程になり奥行や距離感がつかめるようになってきます。1歳になると視力は0.2~0.25程度で奥行や空間を立体で把握できるようにもなり長い時間ものに焦点を合わせたままの移動もできるようになります。

成長につれて視力は発達し遠近感や両目で物を見る機能が備わってきます。しかし、まだ視力が弱い時期でも赤ちゃんは一生懸命ものを見ようとして寄り目になってしまうのです
視力が上がり視覚機能が発達していくと赤ちゃんの寄り目は少しずつ減ってくるといわれています。赤ちゃんの寄り目を少しでも早く治してあげたいと思うパパやママもいると思います。

目の発達には体や脳の発達と同じようにパパやママとのコミュニケーションがとっても重要だといわれています。赤ちゃんとのスキンシップを大切にたくさん触れ合って話しかけ、赤ちゃんの目の発達を促してあげましょう!

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赤ちゃんの寄り目ってどんなときになりやすい?いつ頃治るの?

近くを見る赤ちゃん

赤ちゃんによって寄り目になってしまう状況は違ってきますが、眠いときや目が覚めたとき、赤ちゃんが自分の手を見つめていたり、急に外に出たときなど見ているものに焦点を合わせようとしたときに寄り目になりやすいようです
赤ちゃんの寄り目は視力の発達と大きく関係しているため、両目で物を見たりできるようになれば寄り目も減っていき、1歳頃には視力が発達して黒目の位置が正常になってきます

赤ちゃんの寄り目は自然的なもので問題のないものが多いといわれています。赤ちゃんの目に違和感を覚えたり、ふとした瞬間寄り目になっていたりすれば気になって不安になってしまうと思いますが、まずは様子を見ながらしっかりと観察してみましょう。成長と共に視力が発達し自然に治るものがほとんどです

注意が必要な赤ちゃんの寄り目とは?受診の目安

赤ちゃんの寄り目は珍しいものではなくよく見られるものだといわれていますが、すべての寄り目が問題ないという訳ではないようです。赤ちゃんの寄り目には日頃から状態をよく観察する必要があるようです。

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こんな寄り目には注意しよう…病気が隠れている可能性も

寄り目というと両方の目が内側に寄っているという目を想像してしまいますがただ単にそれだけではないようです。赤ちゃんの注意しなければいけない寄り目にはどのようなものがあるのでしょうか?

けいれんや高熱が伴う寄り目

泣いている赤ちゃん

寄り目になる原因としてけいれんや高熱によるものがあります。発熱により神経が興奮して起こる熱性けいれんは体の硬直や筋肉の震えが起き、目の筋肉も影響を受けるため寄り目になってしまう可能性があります。

熱性けいれんは一過性のものでけいれんが治まれば目も正常に戻ります。
また、熱がなくてもけいれんが起きて寄り目になってしまうときにはてんかんや脳の病気の可能性があります。けいれんや高熱が関係しているときには病院を受診しましょう。

片目だけ寄り目になってしまう

片方の目だけが寄ってしまっている寄り目のときには斜視の可能性があります。斜視は両目が同じ方向ではなく左右どちらかが違う方向を向いている状態ですので、片目だけの寄り目のときは病気が隠れている可能性があるため専門医に相談しましょう。

赤ちゃんの寄り目の中には病気が隠れている可能性もわずかながらあります。早期に適切な治療を受けさせてあげるためにも日頃から赤ちゃんを観察してあげるようにしましょう。

なかなか治らない赤ちゃんの寄り目は受診した方がいい?

視力の発達の過程や仮性内斜視での赤ちゃんの寄り目は成長と共に治まり、視力の発達から生後6ヶ月頃から1歳頃には自然に治るといわれています。生後6ヶ月を過ぎても赤ちゃんの寄り目が治まる傾向がないときには念のため病院で相談してみましょう。病気が隠れているわけではないかもしれませんが、受診して問題がなければパパもママも安心できるはずです。

斜視ってどんな病気?そのまま放置はとっても危険

斜視とは物を真っすぐ見ようとしたときに片方の目は正面を向いているのに、もう片方の目は別の方向を向いているなど両目が同じ方向を向かず、左右の視線の向きがずれて別々の方向を向いている状態をさします。斜視は左右バランスよく機能できないために目の発達の妨げになってしまう可能性がでてきます。

斜視の種類

寄り目の赤ちゃん

斜視は視線がどの方向にずれているかで4つの種類に分けられます。

内斜視

真っすぐに正面を見ているときに片方の目が内側を向いてしまっている状態を内斜視といいます。物を見つめているときに現れる「調節性」と右を見ているときに左目、左を見ているときに右目を使おうとする「非調節性」の内斜視があります。

外斜視

真っすぐ正面を見ているときに片方の目が外側を向いてしまっている状態を外斜視といいます。外斜視には常に片方の目がずれてしまっている症状と、時々片方の目がずれてしまう症状があります。

上斜視

真っすぐに正面を見ているときに片方の目が上の方に上がってしまう状態を上斜視といいます。内斜視や外斜視と一緒に起こりやすい症状といわれています。

下斜視

真っすぐに正面を向いているときに片方の目が下を向いている状態を下斜視といいます。内斜視や外斜視と一緒に起こりやすいといわれています。

仮性内斜視と内斜視の見分け方ってあるの?

仮性内斜視かどうか見分ける方法として、赤ちゃんの鼻の付け根をつまんでみる方法があります。付け根を上に引っ張るような感覚でつまんだときに目の内側の白目の部分が見えるようなら成長と共に寄り目は治るといわれています。しかし、絶対に大丈夫という訳ではありませんので赤ちゃんの視線に違和感を感じ心配なようであれば自己判断せずに、眼科のお医者さんに診てもらうようにしましょう。

斜視の種類は片目が向いている方向の他にも、常にその状態なのか時々起こる状態なのかで分けられ、常に斜視となる状態を「恒常性斜視」時々起こる斜視の状態を「間歇性斜視」といいます。

日本人がなりやすい斜視は間歇性の外斜視といわれ、日常は普通であっても眠いときなどに片目がずれ両目の焦点が合わなくなるなどの症状が多いようです。
恒常性斜視は見てすぐに分かるのですが、頻度の少ない間歇性斜視は気付かれにくい傾向があるようです。

赤ちゃんの寄り目が心配なときには、寄り目になるタイミングや頻度、視力の発達具合や下斜視、上下斜視が出ていないかなどに注意しながら赤ちゃんの目の様子を観察してみましょう。

斜視の主な原因

寄り目の赤ちゃん

斜視は子供の2%程度に見られるといわれています。生まれつきの先天性の斜視だけではなく成長に伴って現れる斜視の症状もあります。斜視の原因は一つではないのできちんと検査してみなければ分かりません。

  • 筋肉や神経の異常
  • 遠視
  • 目の病気
  • 脳の病気
  • 全身の病気

赤ちゃんの斜視の原因の多くは目の筋肉や神経の異常や遠視によるものとされていますが、症状によって原因は異なり原因不明も少なくないようです。
原因を特定するに全身の検査やMRIなどの精密検査が必要になってきます。また、左右の目の視力が極端に違うと両目のバランスをとるために斜視になってしまう可能性もあります

斜視の治療法

お医者さんに診てもらう赤ちゃん

斜視の治療法は原因や種類、年齢によっても異なり「両目の視力を良くし、両目で物を見る力をつける」という趣旨で進められます。斜視の治療法にはどのようなものがあるのでしょうか。

アイパッチ(眼帯)で訓練

斜視のために片目が弱視になっている状態のときはアイパッチで正常な目を隠し、斜視のある方の目で物を見る訓練を日に一定時間行なう治療をしていきます。

眼鏡で視力矯正

遠視が原因で斜視になっているときは治療用の遠視用眼鏡で改善を促します。斜視のある方の目を眼鏡で見えやすくし、焦点を合わせやすい状態をつくり正常に目が動くように治療していきます。

手術の可能性

治療の効果が見られないときや遠視が原因ではない斜視のときは、目を動かす筋肉を正常にするために手術が行われ黒目が正しい位置にくるようにします。
斜視や弱視の状態によって手術をする時期は異なりますが、生後6ヶ月前にはっきりと分かる斜視の症状があれば手術になる可能性が高くなります。

乳幼児が手術を受けるときは動くと危険なので全身麻酔が使われるため入院が必要となります。しかし、成長に伴い再び黒目の位置がずれてしまい再手術になる可能性も少なくないようです

斜視があるにもかかわらず治療もせずに放置してしまうと左右どちらかの目だけで物を見るので、見ていない方の目の視力の発達が妨げられ成長が止まってしまい、極端に視力が落ち眼鏡をかけても視力が上がらない弱視になってしまう恐れがあります。
斜視を治すには視力を形成する赤ちゃんの間が一番大切で、早期治療により治る可能性が高くなるといわれています。

赤ちゃんの寄り目の中には問題がないものが多いですが、片目だけだったり、いつまでたっても寄り目が治らないなどの気になる症状があるのであれば、斜視などの病気が隠れているかもしれませんので病院で検査を受けてみましょう。早期発見・早期治療がとても大切です。

赤ちゃんが寄り目になるのは積極的に目を使っている証

赤ちゃん

赤ちゃんの寄り目はほとんど心配いらないものです。赤ちゃん特有の鼻の低さによるものだったり、成長の一環で視力の発達の過程で起こるものがほとんどです。
しかし大切な赤ちゃんの目の状態が普通と違っていたら、病気や障害を疑って心配してしまうのも当然だと思います。確かに注意が必要な寄り目もあります。

目は赤ちゃんがこれから生活していく中でとても大きな役割をもっています。なので、パパやママは大きな不安を持ってしまうのですが、その大切な目を赤ちゃんは積極的に使い発達を促しているのです

良く見えていない状態の低月齢の赤ちゃんの一生懸命見ようとする力は自然な力とはいえすごいですよね。そんなときに起こってしまう寄り目は心配せずに優しく見守ってあげましょう。赤ちゃんの目の状態を日々観察するようにし、赤ちゃんの目で不安な状態を見つけたら病院を受診するようにしましょう。