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赤ちゃんの下痢の原因

赤ちゃんの下痢!考えられる原因と予想される病名

赤ちゃんの下痢の原因は?赤ちゃんは胃腸が弱く、すぐに下痢になってしまいます。冷えや食べ過ぎならそこまで心配いりませんが、ロタウイルスやノロウイルスなど感染力の強い病気やアレルギーサインの可能性も…!赤ちゃんの下痢の原因と予想される病名、下痢の時の過ごし方を解説します。

赤ちゃんの下痢!考えられる原因と予想される病名

赤ちゃんの下痢は病気のサイン?予想される原因と症状

赤ちゃんは、大人や子どもと比べると、胃腸が弱く、消化機能もまだ充分に発達していないので、下痢症状が出やすいという特徴があります。
また、赤ちゃんは大人と比べると水分の多い食事で生活しています。母乳やミルク、離乳食などで栄養を摂っていますので、正常な状態の便でも水っぽく、下痢をしていることが気付きにくいこともあります。

赤ちゃんの下痢はよくあることですが、病気のサインであるケースも少なくありません。赤ちゃんが下痢になったときにどんな病気の疑いがあるのか、また、下痢以外にどのような症状が出るのか見ていきましょう。

赤ちゃんの下痢は病気のサイン?

赤ちゃんが寝返りしないときの練習方法と事故防止の注意点
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ロタウイルス

感染力が非常に強く、ロタウイルスに罹患した子供や赤ちゃんに接触した場合、感染してしまう可能性が高いウイルスです。生後6か月~2歳の赤ちゃんがロタウイルスに感染すると、症状が重症化しやすく、下痢だけでなく嘔吐や発熱も多く見られます。

1番の予防はワクチン接種

ワクチンを打つ赤ちゃん

任意ですが、小児科などでロタウイルスの予防接種を受けられます。1価ワクチンを希望する場合は生後6か月~24か月の間に2回接種し、5価ワクチンを希望する場合は生後6か月~32か月の間に3回接種します。

任意ですので、接種するためには実費です。医療機関によって若干価格が異なりますが、1価ワクチンの場合は1回12,000円(全2回なので合計価格は24,000円)、5価ワクチンの場合は1回8,000円(全3回なので合計価格は24,000円)前後のことが多いです。接種を希望する場合は、予約が必要となります。お近くの小児科に電話等で問い合わせ、接種できる日を尋ねておきましょう。

ロタウイルスワクチンを摂取する時の注意点として、親やきょうだいへの感染が挙げられます。ロタウイルスワクチンは生ワクチンですので、おむつを替えるときなどに、便からウイルスが出てきてしまいます。便に触れないように注意するだけでなく、おむつを替えたときはしっかりと除菌・手洗いをすることを徹底しないと、家族やおむつ替えをする人が感染してしまう恐れがあるのです。

ロタウイルスに赤ちゃんが感染した場合に注意するべき症状
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アデノウイルス

アデノウイルスは種類が多く、アデノウイルスに罹患したと言っても、症状が人によって大きく異なります。下痢以外にも結膜炎が見られる場合や、喉に痛みや腫れが見られる場合、高熱が発生する場合もあります。

また、アデノウイルスは潜伏期間が5日~1週間程度ありますので、罹患してもすぐに気付きにくい特徴があります。罹患してから完全に治るまでに約2週間かかり、下痢などの諸症状が完全に消えてから2日間は、保育園や幼稚園に登園することができません。

ノロウイルス

人の手や食品などを経由して感染するノロウイルス。下痢以外にも嘔吐や腹痛などの症状が見られることもあります。感染して1日~2日ほどで下痢等の症状が発現し、また、発症してから1日~2日ほどで症状が見られなくなりますので、ウイルス性の疾病としては症状が軽い部類と言って良いでしょう。

ただし、ノロウイルスは免疫がつきませんので、何度でも罹患してしまいます。また、乳幼児が罹患すると症状が重篤化する可能性は捨てきれませんので、ウイルス性の疾病の中では症状が軽いと言っても、決して油断することはできません。

新生児・乳児消化管アレルギー(ミルクアレルギー)

ミルクを飲む赤ちゃん

粉ミルクに含まれるミルクの成分(β-ラクトアルブミンやカゼイン)に反応し、下痢や嘔吐、血便などのアレルギー症状が出てしまうこともあります。粉ミルクを補助栄養として利用している場合やメインの栄養として利用している場合、新生児・乳児消化管アレルギーがある赤ちゃんなら、遅くとも生後3か月までには何らかの症状が出るでしょう。

食品アレルギー

新生児・乳児消化管アレルギーはミルクアレルギーの一種ですが、離乳食が始まると、赤ちゃんが食べる食材も豊富になりますので、アレルギーを持つ赤ちゃんなら、下痢や嘔吐、湿疹、喘息症状などのアレルギー症状が出る可能性もあります。

特に、乳と卵を摂取したときに、アレルギー症状が出る赤ちゃんは少なくありません。乳と卵以外にも、小麦やりんご、オレンジ、バナナ、もも、鶏肉、豚肉などにアレルギー症状が出ることもあります。食事によってアレルギー症状が出ていると思われるときは、小児科やアレルギー科を受診して、どの食品によってアレルギー症状が出ているのかを検査して見ましょう。

アレルギー症状が出る食品を特定したら、まずはその食品を徹底的に除去した食事を作り、下痢や湿疹などの拒否反応が出ないようにします。その後、徐々にアレルギー症状が出る食品を食事に含めていくようにしますが、アレルギー症状が出る食品の除去の程度や期間、方法などは患者さんによって異なりますので、必ず医師の指示に従うようにしましょう。

離乳食を食べる赤ちゃん

どんなときに赤ちゃんは下痢をする?タイミングと季節

赤ちゃんの下痢は、全て病気が原因となっているわけではありません。もちろん例外もありますが、赤ちゃんの下痢のタイミングによって下痢の原因を推測することもできます。

夏の下痢=寝冷え、アデノウイルス

アデノウイルスはプール等で感染しやすく、夏によく見られる疾病でもあります。潜伏期間が5日~1週間ほどありますので、下痢や目の充血などが見られたら、1週間以内にプールや子どもたちが多い場所などに行っていないか、アデノウイルスの感染経路を考えてみることも出来ますね。

また、夏は暑いので、つい、エアコンをつけっぱなしにしたり、布団をかけないままエアコンや扇風機の風に当たったりしてしまいます。寝冷えして下痢になることも少なくありませんので、赤ちゃんに直風が当たらないようにベッドの位置やエアコンの設定などを工夫して見ましょう。

夏の寝冷え

秋の下痢=冷え、食べ過ぎ、ノロウイルス

ノロウイルスは秋から初冬にかけて流行するウイルスです。そのため、秋に下痢や嘔吐などの症状が見られたら、感染を疑いましょう。流行情報に注意するのも大切です。

また、大人もそうですが、赤ちゃんも、夏は暑くて食欲がなくても、秋になると食欲が増しやすいです。自分が消化できる以上のものを食べると、下痢や嘔吐などの症状が表れてしまいます。元気に機嫌よくしているにもかかわらず下痢症状が見られるときは、食べ過ぎの可能性も疑って見て下さい。

もちろん、冷えが原因となって下痢症状が出ることもあります。秋は日中と夜間の寒暖差が激しいですので、寝冷えしないように注意してあげましょうね。

冬の下痢=冷え、ロタウイルス

朝晩の冷え込みが激しくなる冬。赤ちゃんも体が冷えてしまって、下痢になりやすいです。大人よりも体温が高い赤ちゃんですが、あまりに涼しい恰好をしていると、お腹を冷やして下痢症状が出てしまいます。赤ちゃんが機嫌よく過ごしているのに下痢が見られるときは、冷えによる下痢である可能性が高いと言えますので、室内の環境や服装を今一度確認して見ましょうね。

また、冬の終わりから春にかけては、ロタウイルスが全国的に流行する季節です。乳幼児がロタウイルスに罹患すると、症状が重篤化する可能性が高いので、冬になるまでにロタウイルスワクチンの接種を済ませておくなど、各自対策を練っておきましょう。

赤ちゃんが下痢をしているときの対処法

赤ちゃんの様子を見るママ

赤ちゃんの下痢は、量と見た目、ニオイで見分けます。新生児の頃はミルクを飲むたびに便が出ますが、生後2か月を過ぎると、排便回数は1日1~3回程度に落ち着いていきます。
そのため、生後2か月以降なのに1日に5回以上の便が出ているときや、1回の排便量が多く、おむつからはみ出そうになっているときは、『下痢をしている』と判断します。

また、便中の水分が多すぎるときも、『下痢をしている』と判断できます。便があまりにも水っぽい時や、量が増えて、おむつからこぼれそうになっているときは、下痢状態だと認識しましょう。

『下痢をしている』ときは、すっぱいニオイがします。いつもと違うニオイがしたら、「下痢をしているのかも」と疑ってみましょう。

量と見た目、ニオイから『下痢をしている』と判断したとき、赤ちゃんの身の回りや室内環境、お出かけなどはどのようにしたらいいでしょうか?

赤ちゃんの身の回り|おねしょシーツや片付けで嘔吐にも備える

赤ちゃんが下痢をすると、おむつのお世話にいつもより時間がかかってしまいますよね。下痢によって便の量が増え、赤ちゃんの下着や布団まで流れて汚れてしまうこともあるでしょう。少しでも、洗濯物を減らすために、おむつを替えるときは、専用の『おむつ替えシート』を使用し、下痢をしている間は、赤ちゃんのシーツの上に、布団まで汚れが染み込まない『おねしょシーツ』を敷くのはいかがでしょうか。

また、ウイルス感染によって下痢症状が出ている場合は、時間を前後して嘔吐症状が表れるかもしれません。前もって、赤ちゃんの口周りにおねしょシーツを敷いておいたり、布のおもちゃなど、ニオイや色が一度付くと落ちにくいものは置かないようにして、赤ちゃんの嘔吐に備えておいた方がよいでしょう。

赤ちゃんの暮らす環境|手洗いうがい、冷え防止

うがい・手洗いをする子ども

赤ちゃんがウイルス感染しないように、お母さんやお父さん、赤ちゃんのきょうだいなど、赤ちゃんの身近にいる人が手洗い・うがいなどを徹底的に行うことも大切です。特に、保育園や幼稚園、小学校に通っているきょうだいがいる場合は、赤ちゃんに触れる前に手洗いとうがいをしっかり行うように指導しましょう。

また、赤ちゃんは冷えに弱いという特徴があります。平熱が高いので、普段から汗をよくかきますが、ちょっと体が冷えると、下痢などの症状が見られるようになります。赤ちゃんの冷え対策をいくつか紹介します。

お腹にタオルを1枚かける

お腹にタオルを1枚かける

エアコンをつけるときは、赤ちゃんのお腹にタオルやタオルケットを1枚掛けておくと、冷え対策ができます。赤ちゃんが嫌がって動いてしまうときは仕方がありませんが、赤ちゃんが寝入った後は体温も少し下がりますので、お腹に1枚タオルケットをかけておくと寝冷え予防できるでしょう。

水分補給は常温の飲み物で

大人と同じほどの汗をかく赤ちゃん。体が小さいので水分をたくさん溜めておくことができず、汗をかいて放置しておくとすぐに水分不足の状態に陥ってしまいます。そのため、赤ちゃんは暑い時や汗をかいた時、こまめに水分補給をする必要があるのです。

暑い時だから冷たい飲み物が気持ち良いだろうと思ってしまうがちですが、胃腸の弱い赤ちゃんには、氷の入った水やよく冷やされたドリンクは刺激が強すぎ、冷たい飲み物を摂取することで下痢を引き起こすことも考えられます。基本的に水分補給は常温(20度程度)の飲み物で行うようにしましょう。

下着をこまめに替えて、冷えを防ぐ

赤ちゃんは汗っかきですので、気が付けばかなりの割合で下着が汗で湿っています。下着が濡れていると、赤ちゃんの体が冷やされ、下痢や嘔吐などの症状が表れるかもしれません。夏や気温の高いとき、赤ちゃんが風邪をひいて汗をたくさんかくときは、こまめに体を乾いたタオルで拭いて、清潔な下着に着替えさせてあげるようにしましょう。

赤ちゃんのお出かけ|予備の下着や衣類を多めに持つ

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赤ちゃんのお出かけ|予備の下着や衣類を多めに持つ

嘔吐や発熱などの他の症状が表れる可能性もあるので、できるなら安静にしていて欲しい時ですが、どうしてもお出かけをしなくてはいけない場合もあるでしょう。そのようなときは、いつもよりも多めのおむつと替えの下着、多めのおしり拭きティッシュ、汚れたものをいれるゴミ袋を持って、出かけましょう。

ベビーカーで長時間赤ちゃんが座っている状態が続くときは、便がおむつを伝って赤ちゃんの背中まで入り込むこともあります。30分おきにおむつチェックして、いつもより早めにおむつを交換するようにし、背中まで汚れてもすぐに対応できるように、下着だけでなく洋服の替えも多めに持っていく方が良いですね。また、ベビーカーのシートの部分に、おねしょシーツやナイロンシーツなどを引いておくなら、万が一のときも被害を最小限に抑えられますよ。