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赤ちゃんの鼻血の正しい止め方

赤ちゃんの鼻血の正しい止め方・鼻血が出る3つの原因

赤ちゃんが鼻血を出したら、ママはどうすればいい?実は大人が普段やっている鼻血の止め方は、赤ちゃんにとってはNGなこともあるのです。赤ちゃんの鼻血の正しい止め方を解説し、赤ちゃんが鼻血を出す原因や環境の特徴、頻繁に鼻血を出す赤ちゃんへの予防策を紹介します。

赤ちゃんの鼻血の正しい止め方・鼻血が出る3つの原因

赤ちゃんの鼻血の対処法と原因を知っておこう

赤ちゃんの鼻血はちょっと心配ですね。赤ちゃんは鼻血を出しやすいようです。鼻の中央にある鼻中隔といわれる壁は粘膜状になっていて血管が密集しています。鼻血のほとんどが、この血管が密集しているところから出ていますが、赤ちゃんは大人に比べて血管が傷つきやすいためにちょっとしたことで鼻血を出します。

新生児でも鼻血を出しますが、たいていの赤ちゃんの鼻血は問題がないため、1度や2度の鼻血で病気の心配は不要です。しかし、赤ちゃんにとっても鼻血を出すということは、不快なのは間違いないですよね。
赤ちゃんの鼻血の原因や対処法などを詳しく解説していきましょう。

知っておきたい!赤ちゃんの鼻血の正しい対処法

赤ちゃんが鼻血を出したら、ママは慌てずに落ち着いて対応しましょう。基本は鼻血が垂れて流れない程度に抑えて止血してあげます。

赤ちゃんの鼻血の正しい止め方

正しい鼻血の止め方

優しく抱えてあげて鼻血が出ている小鼻を横方向から押さえて、止血するまで待ちましょう。
この時、顔は上を向けずに下方向かまっすぐ前を向くようにします。優しく声掛けしながら頭を支えてあげると良いですよ。5~10分ほどでたいてい鼻血は止まります。

鼻血がいっぱいでも心配しないで!

押さえていた手を離した瞬間鼻血がいっぱい出てくることもありビックリ!ということもありますが、それは押さえていた時にたまった鼻血なので大丈夫です。また、両鼻をつまむのは月齢の小さな赤ちゃんの場合、不慣れな口呼吸で苦しがってしまうかも…。

たいていの鼻血は問題ありませんが、上記手順で止血を試みても赤ちゃんの鼻血がなかなか止まらなかったり、何度も何度も鼻血を繰り返すようでしたら一度病院へ連れて行った方が良いでしょう。

実は逆効果…赤ちゃんにはNGな鼻血の止めかた

NG鼻血の止め方

ティッシュを詰める

大人ではよくある鼻血を止める方法ですが、赤ちゃんの場合、鼻の粘膜を傷つけてしまうのでティッシュを鼻奥に詰めるのは避けた方が良いでしょう。ティッシュは鼻に詰めるのではなく、鼻を押さえる時に使い、垂れてきた鼻血を受け止める・拭くために使ってください。

上を向かせる

上を向き過ぎると、今度は鼻血が鼻奥から喉の方へ流れていってしまいますから注意しましょう。血の味や臭いを嫌がって、赤ちゃんが暴れたり、吐いてしまうこともあります。

赤ちゃんの鼻血が出る3つの原因

鼻血を出しそうな悲しい表情の赤ちゃん

赤ちゃんの鼻血が出る部位は「キーゼルバッハ部位」と呼ばれるところです。
鼻の奥、真中の境目にある粘膜状になっている壁には血管が集中していて、表面は薄い粘膜になっています。

赤ちゃんの鼻血のほとんどはこのキーゼルバッハ部位から出ています。ここの鼻粘膜が大人よりもとても傷つきやすくなっているので、ちょっとした気温の変化でも鼻血が出たりします。
鼻の入り口に近いので些細な刺激でも傷つきやすい場所なので、鼻をいじる癖のある赤ちゃんは特に注意が必要です。

1.外傷による出血:ぶつけた・転んだ・鼻をいじる癖・鼻掃除

赤ちゃんが自分で鼻をいじる癖があると鼻粘膜が傷つきやすく鼻血として出血してしまいます。
些細な衝撃でも傷つきやすいので、ぶつけたり転んだりして外部からの衝撃で鼻血を出すことは頻繁にあるのではないでしょうか。

転んだ・ぶつけた時に出る鼻血の注意

転んだり、ぶつけたりして鼻を打って鼻血が出た場合は、速やかにティッシュで押さえて血を止めるという対処法で良いと思います。
注意が必要なのは、赤ちゃんが頭をぶつけて鼻血を出した時です。赤ちゃんの鼻はデリケートなので鼻血はよくあることですが、頭をぶつけて鼻血を出したというのはやはり赤ちゃんに結構な衝撃があったからでしょう。ぶつけた状況や赤ちゃんの様子を見て必要に応じて病院を受診してください。

鼻掃除は優しく、手早く、1日1回まで

鼻掃除のやり過ぎで赤ちゃんが鼻血を出してしまうこともよくあります。赤ちゃんの鼻水などを吸引器で吸い取ったり、綿棒などでケアするときには傷をつけないように気をつけてあげましょう。
思ったよりも繊細な部位ですから、優しくケアするようにしてくださいね。

2.体温の上昇による出血:お風呂、温めすぎ、大泣き

鼻血が出てギャン泣きする赤ちゃんを抱っこするママ

大人でものぼせて鼻血がでるのと同じように、赤ちゃんは体温調節が未熟なため体に熱がこもった結果、鼻血を出してしまうことも。赤ちゃんは大人より薄着が基本です。温めすぎに注意しましょう。

お風呂や布団の着せすぎでのぼせる

体温が上がると鼻血が出やすくなるので、お風呂に長く入っているとのぼせて鼻血が出やすくなります。また、布団の着せすぎなど、体に熱がこもったときにも鼻血は出やすいので、赤ちゃんの体温には注意してあげましょう。
赤ちゃんが鼻血を出した時は、止血後しばらく経ってからお風呂に入るようにしましょう。しっかりと止血されていれば、お風呂に入っても問題はないでしょう。

大泣きして鼻血が出ることも…

体温が上がると鼻血が出やすくなると説明しましたが、赤ちゃんは大泣きすると体温が急上昇し、血圧も上がります。大泣きすると汗をかきますので、体温があがっているのがママもよくわかるかと思います。興奮している赤ちゃんをなだめながらの処置はたいへんですが、まずは赤ちゃんを落ち着かせて、優しく処置をしてあげてください。

3.病気が原因の鼻血:風邪、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎など

アレルギーで鼻血がよく出る男の子

赤ちゃんの鼻はデリケートなので、風邪などの病気によって鼻水や鼻づまりなどの症状がでることも多いですよね。鼻水が出ているときは、鼻血につながりやすいので注意が必要です。

風邪

子供は粘膜が弱くて、何もなくても鼻をいじっただけでも鼻血になることがあります。季節の変わり目や冬の乾燥した空気は赤ちゃんが鼻血を出しやすくなる要因のひとつです。
そんなときに風邪をひいたりすると、余計鼻粘膜が弱まり鼻血となって出ることがあります。また、体温調節機能が未熟な赤ちゃんは、発熱時に体温上昇に伴い血管が広がって切れてしまうことがあります。

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アレルギー性鼻炎

鼻の粘膜が弱まるアレルギーには、ハウスダストやダニによる通年アレルギー性鼻炎と、花粉症のような季節性アレルギー性鼻炎があります。
アレルギー性鼻炎では、鼻の粘膜が敏感になり、鼻水や鼻くそが出たり、鼻詰まりに悩むことも多いでしょう。こういった鼻の粘膜への刺激によって、鼻血が出てしまう機会が増えるのです。

副鼻腔炎

鼻血の症状を引き起こす病気として「副鼻腔炎」があります。副鼻腔炎とは、鼻の奥の副鼻腔に膿などが溜まる病気です。膿のような鼻水や鼻づまり、頭痛、歯痛、鼻血などの症状があります。鼻をかんだときに膿状の鼻水や鼻血がある場合は、耳鼻咽喉科を受診しましょう。

白血病や悪性腫瘍

病気が原因で出る鼻血があります。主に血管が弱って鼻血になるのですが、糖尿病や動脈硬化、高血圧をはじめ、白血病や血小板減少病などの血液の病気、重篤になると悪性腫瘍などの場合があります。

しかし、赤ちゃんがこういった病気を発症するのは、ごくまれなケースです。鼻血が30分圧迫しても止まらない、歯茎からも頻繁に血が出る、あざができるなど、鼻血以外にも異常があるようでしたら、1度かかりつけ医に相談してみましょう。

赤ちゃんの鼻血を未然に防ぐ3つの予防策!

鼻血と無縁の元気な赤ちゃん

よく鼻血を出す赤ちゃんは、体質もありますが、もしかしたら普段の生活や赤ちゃんのお世話を見直すことで予防できるかもしれません。
赤ちゃんが鼻血を出す原因がわかったところで、以下の項目を見直してみましょう。

1.赤ちゃんが鼻を触らないようにする

よく鼻血を出す子のなかに、頻繁に自分で鼻を触ってしまう子がいたら触らないように教えてあげることも大事です。赤ちゃん相手ではなかなか難しいかと思いますが、長い目で根気強く教えてあげましょう。怒るのはNGです。優しく、もし鼻をいじっていたらおもちゃなどを与えて、気を紛らわせてあげましょう。
また、触ったとしても傷をつけないように爪をこまめに切ってあげることが必要ですね。

2.赤ちゃんが快適に過ごせる温度や湿度を保つ

鼻血が出ない環境作りをしてくれたママに感謝する赤ちゃん

赤ちゃんの鼻を傷つけないようにするには、鼻の中を乾燥さえないことが大事です。冬場などは特に部屋の湿度に注意しましょう。加湿器などを使って室内の湿度を程良く保つのも有効です。
また、赤ちゃんが寒いのではないかと心配して衣服を着せすぎたり、部屋を暖めたりすると、体内に熱がこもって、鼻血がでやすくなります。赤ちゃんの体温を測るときは、背中に手を入れて、大人より薄着を心がけましょう。
一般的に、赤ちゃんが快適に過ごせるのは、夏は25℃~28℃、冬は18℃~22℃、湿度は40パーセントといわれています。

赤ちゃん快適エアコンの使い方|夏の冷え対策&冬の乾燥対策
赤ちゃん快適エアコンの使い方|夏の冷え対策&冬の乾燥対策
赤ちゃんの部屋にエアコンをつけるとなると夏は冷え、冬は乾燥が気になりますね。一年を通して冷暖房として使用するエアコンですが赤ちゃんが快適に過ごすためには設定温度はもちろんお部屋の空気管理が大切です。

3.ほこり、ダニ、ペットの毛など身近なアレルギー物質に注意

ハウスダストに挙げられるように、部屋のほこりは赤ちゃんにとって大敵です。ほこりに晒されると、鼻の粘膜が弱くなってしまい、結果として鼻水や鼻血などのトラブルを引き起こしてしまいます。

鼻水がずっと止まらない、鼻くそがたまる、鼻血もよく出るなど、鼻のトラブルがずっと続くようなときは、アレルギー性鼻炎の可能性が考えられます。
耳鼻科を受診して検査をすることで適切に治療することが出来ますので、1度受診することをおすすめします。

赤ちゃんの鼻血は優しくケアしてあげて

鼻血以外の気になる症状がなければ、赤ちゃんの鼻血はよくあることですので、心配はいりません。お風呂に入っているとき、大泣きしたとき、おもちゃをぶつけたとき、赤ちゃんは鼻血を出しやすいんだということを知っていれば、冷静に正しい対処ができるでしょう。

赤ちゃんの鼻血はたいてい手やティッシュで押さえて止血をすれば治ります。繰り返しになりますが、上を見せるのではなく、下方向かまっすぐ前を向くようにしてあげましょう。
赤ちゃんは自分の鼻血にびっくりしてしまうこともあるかもしれません。そんな時はママが優しく声をかけてあげてくださいね。