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赤ちゃんの目が充血する原因

赤ちゃんの目が充血する原因は?充血おめめや目やにケア

赤ちゃんの目の充血は何かバイキンがはいったかしら?!と心配になりますが、目の充血=病気とは限りません!外的要因か、病気が原因かを充血に伴う目やにや発熱の状況から冷静に観察して!赤ちゃんの目が真っ赤になる原因や目の病気について解説。ウイルス性結膜炎だけでもこんなに種類があるのです。

赤ちゃんの目が充血する原因は?充血おめめや目やにケア

赤ちゃんの目の充血の原因は?病気以外の症状について

赤ちゃんがいつもの状態と違うと、「何か病気かしら!?」と心配してしまいますよね。しかし、「いつもと違う=病気」とは限らず、一時的なこともあります。

また、病気の症状で目が充血していることも十分にありえます。ここの判断は難しいところですが、まずはお母さんが冷静になって、赤ちゃんの機嫌と様子を見てみましょう。

赤ちゃんの目は充血しやすい!

目が充血している可哀想な赤ちゃん

赤ちゃんは眠たかったり、目が少しかゆいと直に目をこすってしまいます。眠い時には、クシュクシュと目をこすっているのをよく目にしますね。目をこすったりしてゴミが入ってしまうことも…赤ちゃんの目は少しの外的要因でも刺激を受けるとすぐに充血してしまいがち。

赤ちゃんに多いさかさまつげ

赤ちゃんのまぶたは脂肪が多いので、さかさまつ毛になりやすく、そのために違和感があり目が気持ち悪くて擦ってしまう・・・ということもあります。このようにちょっとした原因で充血してしまうことも多々。大抵の場合は一時的なことが多いため、しばらく様子をみてみましょう。

生後間もない新生児の目が赤くなっていたら…

出産後、赤ちゃんを見てみると、白目が赤くなっていることがあります。
ですが、これも大抵は心配いりません。出産時に圧力がかかり目の毛細血管が破れてしまったためであることが多く、生まれたばかりの赤ちゃんにはよくある症状ですので、2週間ほどで自然に吸収されて消えてしまいます。

しかし、2週間以上まだ充血が続いている場合は、小児科を受診をするようにしましょう。

ただ、赤ちゃんの目が充血している原因は、他の要因が関係している場合があります。身体に発疹がないか、熱はないか、食欲はどうか・・・など、他の症状もよくみてあげてください。

赤ちゃんの目の充血の原因、考えられる病気はどんなものがあるの?

目が充血した赤ちゃん

前述したのは病気以外の原因ですが、赤ちゃんの目の充血の原因の多くが、症状として目が充血する何らかの病気にあります。ここでは、目が充血する症状を持つ病気をご紹介します。

目が充血したり、目やにが出たりする症状を持つ病気は意外と多数あるうえに、赤ちゃんの目の充血は、似た症状があり分かりづらいところですが、まずは状況を判断するための参考に…。

細菌性結膜炎

赤ちゃんのキラキラした綺麗な目

小さい子どもと高齢者に多いのが、細菌性結膜炎です。黄色ぶどう球菌、肺炎球菌、表皮ぶどう球菌、インフルエンザ菌(私たちが知るインフルエンザウイルスとは違います)など、おもに身のまわりにいる細菌に感染して起こります。

細菌性結膜炎の症状の特徴

涙や黄色っぽい目やに、目がゴロゴロする、かゆみなどの症状がでるので、赤ちゃんの目に、目やにがあって頻繁に目をこする仕草をしていたら、眼科へ受診しましょう。これらの症状は比較的軽いことが多いのですが、ひどくなると角膜に腫瘍ができて視力が下がってしまうこともあります。

また症状の現れ方として、多くは片目に発症し数日後にもう片方にうつることが多いです。

細菌性結膜炎の治療の方法

治療では、細菌に効果のある「抗生物質の点眼薬」「軟膏」を用いることがほとんどです。
ですが、原因菌がいくつかあり、細菌によって抗生物質が異なるので、原因菌を特性するための検査を行なうこともあります。

適切な治療を行なえば、一週間ほどで治ります。近くに体力が落ちている乳幼児の兄弟姉妹やお友達がいる場合は、感染に注意しましょう。

ウイルス性結膜炎

ウイルス性結膜炎は、

  • アデノウイルス
  • エンテロウイルス
  • コクサッキーウイルス
  • ヘルペスウイルス

などのウイルス感染で起こり、さまざまな種類の結膜炎があります。

代表的なのは、“はやり目”と呼ばれる「流行性角結膜炎(りゅうこうせいかくけつまくえん)」、“プール熱”と呼ばれる「咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)」、俗名“アポロ病”と言われる「急性出血性結膜炎」、「ヘルペス性結膜炎」があります。以下に、それぞれについてお伝えします。

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流行性角結膜炎(りゅうこうせいかくけつまくえん)

目の結膜炎に気を付けている赤ちゃん

流行性角結膜炎は、

  • アデノウイルス8型
  • 19型
  • 37型

によって起こる結膜炎です。アデノウイルスは結膜だけでなく角膜にも炎症をおこすので、流行性角結膜炎という病名がついています。昔から「はやり目」と呼ばれています。

流行性結膜炎の症状の特徴

主な症状としては、ある日、急に白目が充血し、目やにが出て、目が痛くなることがあります。目やには大量に出て朝起きたときに目やにで目が開かないくらいになりますが、かゆみはほとんどありません。

感染してから約1週間で発症し、それから1週間くらいがピークであとは次第に良くなります。片目に発症して数日後にもう片方に同じ症状がでてくることが多いです。
また、耳の前のリンパ節が腫れて触ると痛みを伴うこともあります。

流行性結膜炎の治療とケア

アデノウイルス全般については有効な薬剤はないので対処療法的に抗炎症剤の点眼を行ない、細菌の感染の予防と治療のためも、抗生剤の点眼をすることもあります。
点眼を続けていても、約2週間ほど症状が持続しますが、ウイルスへの抗体が体内で作られて行くので自然に改善していきます。

アデノウイルスは感染力が強いため、流行性角結膜炎と診断された場合は、できるだけ他の人との接触はさけて、目をさわったらすぐに手洗いをするようにしてください。

咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)

目の充血に気を付けたい目の大きい赤ちゃん

アデノウイルスの感染によって起こりますが、流行性角結膜炎とはウイルスのタイプが違います。
多くはアデノウイルス3型で引き起こされますが、

  • アデノウイルス1型
  • 4型
  • 7型
  • 14型

でもみられます。

夏かぜとして流行することがあり、そのためにプールを介して子供たちの間に流行することがあることから俗に「プール熱」と呼ばれます。

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咽頭結膜熱の症状の特徴

症状としては、急に39度くらいの高熱で発症し、のどが真っ赤にはれ、目が充血したり、目やにが出るなど、結膜炎の症状が出ます。発熱は39度〜40度ぐらいの熱が3〜7日と長く続きます。のどの痛みがかなりあることが多く、3〜5日は持続します。

一般的に、片目に発症して数日後にもう片方に同じ症状がでてくることが多いです。また、頭痛や吐き気、腹痛や下痢が起こることもあります。悪化するとアデノウイルス肺炎になることもあるので、注意が必要です。

ウイルスは発症後、咽頭から7日間から14日間、便から30日間ぐらい排出し続けます。咽頭結膜熱は感染力が強く便にもウイルスがいますので、赤ちゃんのおむつ交換後の手洗いは充分にしてください。しかし、アデノウイルスに感染しても必ずしも咽頭結膜熱の症状をおこすとは限りません。

咽頭結膜熱の治療とケア

前述の通りアデノウイルス全般については有効な薬剤はないので、治療はそれぞれの症状に対する対処が中心となります。
ご家庭では、十分な水分・栄養がとれるように心がけてください。のどが真っ赤になって、のどが痛くて食欲不振になる場合がありますので、脱水症状には気をつけて下さい。

急性出血性結膜炎(きゅうせいしゅっけつせいけつまくえん)

涙が溜まり目が充血しかけている赤ちゃん

症状は急性で、

  • エンテロウイルス70型
  • コクサッキーウイルスA24亜型

の感染によって起こります。エテロウイルスは24時間〜36時間で急激に発症し、コクサッキーウイルスは2〜3日で発症し、やや長い傾向にあります。

1969年に突如世界的に大流行し、アポロ11号が初の月面着陸した年に流行したので、月から病原体を持ち帰ったのではないかと誤解され「アポロ病」という俗名が付きました。

急性出血性結膜炎の症状の特徴

白目に出血があるのが特徴で、目が痛くなったり、目やにが多くなり、まぶたの裏に白いブツブツがみられることもあります。

ひどい場合は、白目全体が真っ赤になりますが、出血は自然と目に吸収されてなくなります。片目に発症して数日後にもう片方に同じ症状がでてくることが多いです。
感染した翌日くらいから発症し、1週間くらいでよくなってきます。

特に気を付けたいこと!

角膜に混濁がおきると視力が低下することがあります。
また、流行性角結膜炎(はやり目)や、咽頭結膜熱(プール熱)と共通して

  • 目の異物感
  • 腫れ
  • 流涙
  • 目やに
  • 充血

などがありますが、眼症状以外の全身症状から重症化や合併症を引き起こすこともありますので、日頃からの感染予防が大切です。症状が見られたら、早めに眼科専門医を受診してください。

急性出血性結膜炎の治療とケア

急性出血性結膜炎にも、有効な治療薬はなく、通常は対症療法を行います。
炎症を緩和するために、一般的には非ステロイド系の点眼を行い、細菌の感染を防ぐために、抗菌薬剤の点眼を使うことがあります。

ヘルペス性結膜炎

大きな目でママを見つめる赤ちゃん

単純ヘルペスウイルスに感染することによって発症する結膜炎です。ヘルペスウイルスの多くは乳幼児の頃に初めて感染する際に発症します。

ヘルペス性結膜炎の症状の特徴

白目が充血したり、目やにが多く出たりするのに加え、目の周囲の皮膚面に赤く小さな水胞が出ることが特徴的です。そのほとんどは1週間ほどで治り、水ぶくれが潰れたとしても跡は残りません。
また、角膜に感染してヘルペス性角膜炎(単純ヘルペスウイルスが角膜に感染してしまう病気)を併発する場合もあります。症状からはアデノウイルスによる結膜炎と区別できないのですが、両目が侵されることは少なく、片眼のみに発症することが多いです。

一度症状が改善しても、ヘルペスウイルスが体内でひっそりと生息し、ストレスや疲労、身体の体力が落ちると、結膜炎や角膜炎などを引き起こす可能性があるので、注意が必要です。

ヘルペス性結膜炎の治療とケア

治療としては、抗ヘルペスウイルス薬のアシクロビル眼軟膏の使用が効果的と言われており、抗菌点眼薬との併用を行なうこともあります。

はやり目(流行性角結膜炎)ほどではないですが、ヘルペス性結膜炎は感染する病気で、ウイルスが物から物へと移り、タオル、コップなどを経由して感染を起こすこともあります。
そのため、家族に患者がいる場合は、タオルなどの共用物はなるべく分けて使うようにしましょう。

また、前述のとおりヘルペスウイルスは一度感染すると、ずっと居座り、免疫力が下がった時に、ヘルペス性結膜炎や口唇ヘルペス等を引き起こします。
普段から睡眠を十分にとり、体調を整えて免疫力を下げないことが、とても大切です。

ウイルス性結膜炎は感染に注意して!

重複となりますが、ウイルス性結膜炎は、目をこすった手や、目を拭いたタオルなどから感染することがありますので、このような家族との共有物は別々にしましょう。
そして赤ちゃんの手を清潔に保ってあげましょう。さらに、家族など周りの人にうつさないように気をつける事も重要です。

ウイルスは細菌とちがって、他の生物の細胞を借りなければ増殖できないので、充分な栄養と休息で強い身体作りをし、ウイルスにつけこまれないようにすることが大切です。

アレルギー性結膜炎

花粉症などの症状で現れる目の炎症です。目やまぶたがかゆくなり、充血と白っぽい目やにがでます。花粉だけでなく、ダニやカビ、ハウスダストも通年性の原因となります。
くしゃみや鼻水、鼻づまりを伴う場合は、アレルギーを疑って下さい。

ぶどう膜炎

ペットや生肉などに広く寄生しているトキソプラズマ原虫が、妊娠中の母親から赤ちゃんに感染して起こります。
母子感染するものなので、お母さんが罹患していなければ気にする必要はありません。

鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)

涙道という涙の通り道が狭く阻まれて涙が鼻の方へ流れずに逆流してしまうので、いつも涙目になり、目やにが出てくる病気です。
自然に治る場合がほとんですが、症状が気になる場合は、小児科へ受診してください。

赤ちゃんの目が充血する症状が出た場合、何科を受診?

赤ちゃんの黄色い目やに拡大図

赤ちゃんの目が充血したとき、小児科に行くべきか眼科に行くべきか迷いませんか?「赤ちゃんだからまずは小児科かな?」とも思ってしまいます。

しかし、感染症の疑いのある赤ちゃんを連れ病院を回るのも大変です。
ということで、目の充血や目やに加え、発熱や鼻づまり、のどの痛みなど、風邪と思われる症状が出ている場合は、「小児科」、目の充血や目やになど、目の症状が出ているのなら、「眼科」に行くのが良いでしょう。
必要であれば小児科から眼科を紹介されることもあります。

目の症状のみ=眼科
目の症状+風邪の症状=小児科

赤ちゃんの目が充血した時のホームケア

多くは眼科や小児科で症状が確定した時に、医師からホームケアの方法を教えてもらえます。
でもお医者様に行く前に、

  • あまりにも目やにがひどくてかわいそう…
  • 目が開かない位の大量の目やにが出ている…

そんな症状の場合もあります。
こういう場合は、タオルやコットンをぬるま湯にひたして絞ったもので、まぶたの上から目やにを軽く拭き取ってあげます。

家庭でできる赤ちゃんの目ヤニケア

ここで注意していただきたいのは、ウイルス性結膜炎の場合は反対側の目にもうつる場合がありますので、片方の目を拭いたら新しいタオルやコットンに変えて、もう片方の目を拭いて上げて下さい。また子どもが目をかいたら、こまめに手を清潔にしてあげましょう。
爪も短く切っておいた方が安心です。

さらに、充血がひどいとかゆみも出ることがありますので、子どもが目をひどくかかないように注意しましょう。

赤ちゃんのおめめが真っ赤でもママは慌てずに対処を!

赤ちゃんの目が充血したり、目やにが出たりしたら、お母さんはとまどってしまいますね。でも、慌てる必要はありません。むしろ冷静に赤ちゃんの様子を観察し、目の症状だけなのか、目の症状以外に発熱や喉のはれはないのかを見てみましょう。
目の充血や目やになど目の症状だけでしたら、まずは眼科へ行き、発熱なども伴う時は、小児科に行きましょう。

そして赤ちゃんは目やにや、かゆみなどの違和感がある場合は、すぐに手でこすったりしてしまうので、手を清潔にして、ツメを短く切って目を傷つけることがないように、配慮をしてあげましょう。
そして、うつる事も考慮して、タオルなど一緒のものを利用しない、お母さんもこま目に手を洗うなどの対処をしてくださいね。