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赤ちゃんの便秘と離乳食

赤ちゃんの便秘は離乳食が原因?おすすめ食材や対処法紹介

赤ちゃんの便秘は離乳食が始まると悩むママが増えるようです。ですが、離乳食が始まってからの便秘は離乳食で解消することができます。便秘解消に効果的な食材、対処法を覚え、育児に生かしていきましょう。

赤ちゃんの便秘は離乳食が原因?おすすめ食材や対処法紹介

赤ちゃんの便秘は離乳食と関係あるの?原因、対処法と便秘解消におすすめの食品

離乳食が始まるまでは順調に出ていた赤ちゃんのうんち。ところが「離乳食が始まったら、便秘気味に……。これって離乳食のせい? 離乳食をやめたほうがいいの?」と悩んでしまうママが多いようです。

たかがうんち、されどうんち、やっぱりちゃんと出てくれたほうが安心ですよね。どうして離乳食が始まると赤ちゃんは、便秘がちとなってしまうのでしょうか。原因がわかれば対処もできます。順を追って見ていきましょう。

離乳食で赤ちゃんが便秘になる原因

離乳食に喜びを隠せない男の子

離乳食が始まった赤ちゃんが便秘になる原因としては、次のようなことが考えられます。

便秘の原因として考えられること

1.離乳食を食べるようになった分、母乳やミルクの量が減り、うんちの水分が不足するから
2.離乳食は消化がよく、うんちの元になるカスがあまり作られないから
3.赤ちゃんの未熟な腸が、母乳やミルク以外のものに慣れていないから
4.十分な量の離乳食を食べないために、うんちの元になるカスが作られないから

4番目の「十分な量の離乳食を食べない」ことの原因としては、赤ちゃんの月齢よりも離乳食が硬いこと、もともと食の細い赤ちゃんであること、離乳食の味や感触に赤ちゃんがまだ慣れていないことなどが挙げられます。

このように見てくると「いったん離乳食を中断したほうがいいのかな」とも考えたくなりますが、その心配はしなくて大丈夫です。離乳食は、赤ちゃんがやがて母乳やミルクを卒業して、食事から栄養を摂るための大切な練習です。離乳食を進めながら便秘を解消することを目指していきましょう。

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便秘解消に効果的な食材とレシピ

赤ちゃんの便秘対策に良い食物繊維たっぷりのフルーツ

離乳食を進めながら便秘を解消するためには、次のような便秘解消に効果のある食材を取り入れることが第一です。

便秘解消に効果的な食材

・食物繊維が多いもの…サツマイモ、バナナ、豆、野菜、果物、海藻など
・腸の調子をととのえるもの…ヨーグルトなどの乳製品
・水分が摂れるもの…果物のジュースや寒天、ゼリーなど
・適度な油分…バターなど

中でも取り入れたいのが、食物繊維を多く含む食材です。食物繊維は胃で消化されずに、うんちを作るもととなるカスとして腸へ送られます。水溶性と不溶性の2種類があり、少し働きが違います。水溶性の食物繊維は腸の働きをよくし腸の中の水分を調整してくれます。不溶性の食物繊維は、水分を吸収しながらうんちのかさを増やし、うんちが出るように腸を刺激してくれます。

この2つの食物繊維をバランスよく摂ることが、便秘解消のポイントです。ただし、食材によっては、ある程度の月齢にならないと使えないものもあります。例えば、ワカメやひじきなどの海藻は食物繊維を豊富に含みますが、離乳食に取り入れられるのは7~8ヶ月ごろから。赤ちゃんの離乳食の進み具合に合わせて、取り入れる食材を選んでいきましょう。

もちろん食物繊維が豊富な食材の中には、離乳食が始まったばかりの赤ちゃんから離乳食が進んだ赤ちゃんまで、どの月齢にもおすすめできるものもあります。そんな食材の中から、離乳食に取り入れやすく、赤ちゃんも好むものをご紹介しましょう。

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りんご

下痢をしたときには「りんごが効果的」と言われることもあり、「便秘には逆効果なのでは?」と思っているママも多いようですが、ご安心ください。りんごは、便秘にも下痢にもいい食材なのです。しかもりんごには、水溶性と不溶性、両方の食物繊維が含まれているのです。

りんごの食物繊維には、腸内環境に悪い影響を与える悪玉菌を減らし、便秘を解消する善玉菌を増やす力があるといわれています。すりおろしてジュースにしたり、柔らかく煮たり、月齢に合わせた使い方ができます。

離乳食の進んだ赤ちゃんなら、薄くスライスしたものを混ぜ込んでパンケーキを焼くと食事代わりにもなります。もともとは冬が旬の果物ですが、ほぼ1年中、手ごろな値段で手に入る点もありがたい食材です。

サツマイモ

サツマイモは、不溶性の食物繊維を多く含む食材の代表格です。腸でうんちのかさを増やし、腸を刺激してくれることから「サツマイモを食べるとおならがよく出る」とも言いますよね。また、りんご同様、悪玉菌を減らし、善玉菌を増やす働きもあるそうです。

離乳食初期の赤ちゃんなら、柔らかく煮てペースト状にして、スープなどでのばすと飲み込みやすくなります。サツマイモ自体に甘味があるので、味つけをしなくても大丈夫。りんごと一緒に煮てもおいしいですよ。

ひとつだけサツマイモで気をつけたいのは、食物繊維が不溶性であるので、水分を一緒に摂ることです。そうしないと水分不足でうんちが硬くなってしまい「かえって出にくくなった」ということになりかねません。スープやシチューなど、水分の多い離乳食に使うと、食物繊維と水分の両方が摂れて一石二鳥です。

バナナ

バナナのおすすめポイントは、うんちを出しやすくする果糖が豊富で、簡単につぶしたりのばしたりできること。離乳食初期から活躍できる食材です。りんご同様、水溶性と不溶性、両方の食物繊維が含まれています。

月齢が進んだ赤ちゃんならそのまま食べることもできますし、ヨーグルトと和えればさらに便秘に効果を発揮しそう。主食代わりにできるくらい栄養も豊富なので、常備しておくと何かと便利な食材のひとつです。

カボチャ

カボチャには、水溶性の食物繊維がたっぷり含まれています。甘味もあり「冬至にカボチャを食べるとかぜをひかない」という言い伝えがあるくらい、栄養もたっぷり。スープにしたり、煮物にしたり、月齢に合わせて使うことができます。

やわらかく煮たカボチャをつぶしてバターを混ぜれば、簡単おやつの出来上がり。不足しがちな油分も補うことがきます

柑橘類

冬のみかん、春先に出回る伊予柑やオレンジなど、柑橘類も便秘解消には効果的です。水溶性の食物繊維が豊富なうえに、柑橘類に含まれている果糖には、うんちをやわらかくする働きがあるといいます。果汁も簡単にしぼれるので、どの月齢の赤ちゃんにもおすすめです。

冬といえばといえばコタツみかんですが、みかんの薄皮やスジにも、食物繊維が豊富に含まれています。とはいえ、さすがに離乳食中の赤ちゃんにそのまま食べさせるのは考えモノ。離乳食が進み、固形のものも食べられるようになってきたら、袋ごと刻むなどして食べさせてみてはどうでしょうか。

プルーン

便秘に効果的な食べ物として、プルーンを思い浮かべるママも多いかもしれません。プルーンには、りんごや柑橘類に含まれるのと同じくらい水溶性の食物繊維が含まれています。さらに、固くなったうんちをやわらかくする働きもあるといいますから、便秘にいいことは確かといえそうです。

ただ、生のプルーンが出回るのはほんの一時期ですし、あまりポピュラーな食材とは言えないかもしれません。そこで利用したいのが、手に入れやすいプルーンジュースやプルーンエキスです。果汁100%のものを選び、白湯で薄めて飲ませてあげましょう。

離乳食が進んでいる赤ちゃんなら、ジュースやエキスを混ぜたパンケーキを焼いたり、プルーンジャムをパンに塗ったりするのもおすすめです。

おすすめ簡単レシピ

食物繊維が豊富な食材を使った簡単レシピを紹介します。

離乳食初期

【カボチャがゆ】

レシピ初期かぼちゃがゆ

  1. カボチャを裏ごしして、だしかスープでトロトロにのばす。
  2. おかゆ(パンがゆでもOK)を入れてよく混ぜる。

離乳食中期

【わかめうどん】

レシピ中期わかめうどん

  1. わかめをみじん切りにする。
  2. わかめをだしで煮る。
  3. 食べやすく切ったうどんを入れ、やわらかく煮る。

やわらかく火を通したホウレンソウなどの野菜をプラスすると、栄養バランスも食物繊維もさらに増えて、ばっちりです。

離乳食後期

【サツマイモとしめじのバター煮】

レシピ完了期サツマイモとしめじのバター煮

  1. サツマイモとしめじを食べやすい大きさに切る。
  2. 切った野菜とバターを鍋に入れ、ひたるくらいの牛乳を入れる。
  3. 牛乳がなくなるくらいまで弱火で煮る。

きのこは食物繊維が豊富。離乳食後期になったらぜひ取り入れたい食材のひとつです。

食べ物以外で便秘を解消する方法

便秘の赤ちゃんに優しくマッサージするママ

便秘を解消する方法は、離乳食のほかにもあります。赤ちゃんとのコミュニケーションもかねて、ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。

おなかのマッサージをする

おなかをゆっくり優しくさすってあげましょう。おへそを中心に「の」の字を書くように手を動かします。「の」の字を書くと時計回りになりますが、これがポイントです。腸の中をうんちが動く方向が、時計回りの「の」の字です。くれぐれも逆回りにしないでくださいね。

足を動かしてあげる

仰向けに寝た赤ちゃんの足首を持ち、左右交互に、ひざをお腹のほうに押しつけるように動かします。ゆっくり自転車こぎをするようなイメージです。腸が刺激されて、うんちが出やすくなります。

体を動かしてあげる

腸の動きをよくするためには、体を動かすことも大切です。月齢に合わせて、一緒に遊んであげましょう。うつぶせになって上体を起こしたり、はいはいをしたり、あんよをしたり。公園遊びやお散歩など、十分に体を動かしてあげましょう。

赤ちゃんのうんちがでない!原因や対処法、受診する目安
赤ちゃんのうんちがでない!原因や対処法、受診する目安
赤ちゃんのうんちがでなくて便秘のときはママも心配になりますよね。2日や3日なら心配ない便秘ですが1週間や1ヶ月など長く続く便秘は病気の可能性もあるので病院で診察を受けましょう。

便秘かどうかの判断基準は?

離乳食が原因による便秘に悩む男の子

便秘には「何日出なかったら便秘」という定義がありません。1日に何度もうんちをする赤ちゃんもいれば、何日かに1回しか出ないという赤ちゃんもいて、個人差があるからです。基本的に食欲があり、ご機嫌で体重が順調に増えているなら、便秘ではないと考えてよいでしょう。

何日かうんちが出なくておなかが張っている、機嫌が悪い、あるいは、出そうと頑張っているのに出ない、うんちが固すぎて肛門が切れてしまったなどという場合は、便秘と考えて対処したほうがよいかもしれません。

こんなときには病院へ

長く続く便秘に苦しみ放心状態の女の子

もしも、ここでお伝えしたことを試しても便秘が解消されなかったり、次のような症状が見られたりした場合は、迷わずに病院へ連れていきましょう。何かしらの病気が潜んでいる可能性もないわけではありません。早く発見できれば治療ができますし、何事もなければそれはそれで安心ですよね。

受診したい症状

・明らかにうんちのペースがそれまでと変わっている
・お腹が張り、機嫌の悪い日が続いている
・1週間以上、うんちが出ていない
・うんちをするときに痛がって泣く
・うんちを拭いたら血がついている、あるいは、うんちに血が混ざっている

赤ちゃんの様子をよく見て対処していきましょう!

何日かうんちが出なくても、赤ちゃんの機嫌がよければ基本的には大丈夫です。この記事でお伝えしたように、離乳食を工夫したりマッサージや運動をしたりしながら、赤ちゃんの様子をよく見てあげてくださいね。赤ちゃんのうんちがすっきり出て、健やかな毎日を過ごせますようにと、応援しています。