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赤ちゃんの結膜炎の対処法

赤ちゃんの結膜炎は何科を受診?詳しい原因や症状と対処法

赤ちゃんが結膜炎の症状の時は何科を受診するのか、結膜炎になる原因やいつからいつまで症状が見られるのか、「ウイルス性結膜炎」「細菌性結膜炎」「アレルギー性結膜炎」それぞれの種類毎に解説します。感染力の強い結膜炎はお風呂で感染するの?市販の目薬は使っていいの?結膜炎の疑問を解決!

赤ちゃんの結膜炎は何科を受診?詳しい原因や症状と対処法

赤ちゃんの目が充血!結膜炎の原因や症状と病院の受診

赤ちゃんの目が充血し、かゆいような仕草をしている場合や目やにが黄色くねばっこい、いつもと違う様子が見られたら場合は結膜炎が疑われます。赤ちゃんの目の異常は発達に影響を与え弱視など、大人になってからも続く後遺症を残す可能性があります。

早めの発見と治療が必要ですが「診察を受けるためには何科を受診すればいいの?」というママも少なくありません。病院を受診する目安や何科を受診するのがいいのか、市販の目薬を使って家庭で自然治癒は可能なのか説明します。

結膜炎には幾つか種類があり、その種類によりお風呂などでうつる可能性があります。どのような種類が感染しやすいのか、何故赤ちゃんが結膜炎になるのか原因や詳しい症状などにも触れていきます。

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結膜炎とは?感染する原因と種類・症状や治療法

結膜炎とは眼球にある白目の表面とまぶたの裏の薄い膜の「結膜」が炎症を起こすことで発症します。結膜は常に外気にさらされている眼球を守るために目に入る異物の侵入を阻止します。そして涙が目を動かすための潤滑油となっています。

結膜炎に罹り目がゴロゴロする赤ちゃん

この結膜は涙で覆われているため、細菌の繁殖には最適な場所となります。結膜炎には大きく分けて「ウイルス性」「細菌性」「アレルギー性」の3つのタイプに分類されます。同じ結膜炎ですが、それぞれのタイプにより症状や感染力に違いがあります。

ウイルス性結膜炎

ウイルス性結膜炎とは、アデノウイルスやエンテロウイルスやコクサッキーウイルスが原因となり発症します。原因となるウイルスにより症状が違い、涙や目やにが多量にでる、充血や目の腫れ、目がゴロゴロした違和感などの症状以外にも、喉の痛みや熱がでるケースもあります。またウイルス性結膜炎の特徴として強い感染力があります

出典:www.youtube.com

流行性角結膜炎と急性出血性結膜炎は集団生活に感染を広げる可能性があるため、医師が「感染の危険性がない」と判断するまでは幼稚園を含む学校の主席は停止されます。また咽頭結膜熱は咳やくしゃみによる飛沫感染の可能性にあるため、高熱が下がり、症状が見られなくなってから2日間の出席停止となります。

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アデノウイルス8型が原因となる流行性角結膜炎

流行性角結膜炎は通称「はやり目」とも呼ばれているアデノウイルス8型が原因となるウイルス性の結膜炎です。8型以外にも19型や37型でも感染すると言われていて、眼球の白目部分の角膜と、黒目部分の角膜にまで炎症を起こすため「角膜炎」という名前になっています。


目の充血、目やに、まぶたの腫れ、眼球の痛みが主な症状です。手を主な感染源とし、赤ちゃんから大人、大人から赤ちゃんへも感染するウイルス性結膜炎の中でも症状も感染力も強いため赤ちゃんは特に注意しましょう。


流行性角結膜炎の原因となるアデノウイルスは水の中でも感染するためお風呂、小学生はプールでも感染する可能性があるため夏に流行する結膜炎です。出席停止の期間は医師の判断に従いましょう。


流行性角結膜炎の原因となるアデノウイルスは非常に感染力が高いので手洗いを徹底する必要があります。目やにや涙を拭く時は使い捨てできるティッシュを使い、お風呂や手洗いのタオルも共用は避けましょう。


潜伏期間は約1週間から2週間ですが、潜伏期間でも他の人に感染するので、疑いがある場合は赤ちゃんに極力近づかないようにしましょう。
ウイルスに効く薬はないため、二次感染防ぐための抗菌点眼や炎症を抑えるステロイドで治療します。発症から約10日で完治しますが、十分な休息がとれていない場合は1ヶ月頃まで長引く場合もあります。完治するまでは視力が低下することがありますが、症状が和らぐと同時に視力も徐々に回復していきます。

アデノウイルス3型が原因となる咽頭結膜熱

咽頭結膜熱とは通称「プール熱」とも呼ばれるアデノウイルス3型が原因となるウイルス性結膜炎です。3型以外にも1型~7型のアデノウイルスでも感染し、近年ではアデノウイルス7型が原因となる結膜炎が増加しています。アデノウイルスは水中での感染力も強いため、多くの感染源がプールであることから「プール熱」と言われています。


プールが主な感染源なため6月から8月にかけて流行する結膜炎で、主な症状は目やに、充血、まぶたの腫れなど流行性角結膜炎同じ症状が出ます。流行性角結膜炎と違う点は喉の痛みや鼻水など風邪の症状がでることで、40度近い高熱が出ることもあります。


流行性角結膜炎と同じようにアデノウイルスが原因となっているので強い感染力があります。またウイルスは30日間便から排出されるため、赤ちゃんが感染した場合は大人がうつらないようにマスクや手袋をしておむつ替えをするようにしましょう。


潜伏期間も流行性角結膜炎と同様で約1週間から2週間、その間も感染力があるので疑いある場合は赤ちゃんに近づかないようにしましょう。ウイルスに効く薬はないため抗菌点眼やステロイドを使い炎症を防ぐつつ、十分な休息を取りましょう。約1週間前後で完治しますが、高熱がでるという特徴から赤ちゃんの発汗や下痢による脱水症状には特に注意をして、観察しましょう。

エンテロウイルス70型が原因となる急性出血性結膜炎

急性出血性結膜炎とは通称「アポロ病」とも呼ばれるエンテロウイルス70型やコクサッキーウイルスA24型が原因となるウイルス性結膜炎です。1969年に大流行し、同時期に月面着陸に成功したアポロ11号にならい「アポロ病」となりました。


急性出血性結膜炎の特徴は潜伏期間が1日から3日と、他のウイルス性結膜炎より早いことです。名前にある出血性というのは結膜の下から出血があると黒目部分が斑点状の赤色に、酷い場合は白目部分まで出血が広がり真っ赤になることから名付けられました。
目の充血や出血は驚くかもしれませんが、次第に目に吸収されるので過度な心配は必要ありません。


急性出血性結膜炎もウイルス性の結膜炎なので強い感染力があります。そのため手洗いを徹底してタオルの共用を避け、お風呂には最後に入るようにすると感染拡大を防ぐ事ができます。


他のウイルス性結膜炎と同じように有効な薬はないため他の感染を防ぐために抗菌点眼で自然治癒を待ちます。約1週間程度で症状が完治しますが、エンテロウイルス70型が原因となり発症した急性出血性結膜炎の場合は小児麻痺のような症状が完治後半年から1年以内にでる可能性があるので赤ちゃんの経過をしっかり見守りましょう。

細菌性結膜炎

細菌性結膜炎とは、黄色ブドウ球菌やインフルエンザ菌などの細菌が原因となり結膜に炎症を起こします。身の回りにある細菌が感染源になるので赤ちゃんの発症率が最も高い結膜炎です。細菌性結膜炎の感染力は低くうつることは稀ですが、体力が低下している場合などは注意が必要です。

細菌がいっぱいの靴を手でいじる赤ちゃん

感染源はウイルス性結膜炎と同じで手から感染することが殆どですが、感染力は低いため毎日手洗いを徹底することで予防することができます。

症状は白目の充血、眼球の痛み、そして黄色くねばっこい大量の目やにです。赤ちゃんにこのような症状が見られたら細菌性結膜炎が疑われますが、抗生物質の投与を受けると1週間ほどで完治します。細菌性結膜炎の原因となるそれぞれの細菌について説明します。

黄色ブドウ球菌

黄色ブドウ球菌は喉、鼻、皮膚、毛髪ある細菌です。目のケガや抵抗力の引くい赤ちゃんの感染しやすい細菌です。

インフルエンザ菌

インフルエンザ菌は殆どの細菌性結膜炎の原因となっています。毎年流行するインフルエンザウイルスとは違い、風邪をひいたときによく罹る細菌です。

肺炎球菌

肺炎球菌が原因となる細菌性結膜炎は3歳以上の子供が罹りやすいので赤ちゃんが細菌性結膜炎になった場合は黄色ブドウ球菌やインフルエンザ菌が原因になることが殆どです。結膜のむくみや出血あとができることがあります。

アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎とはダニや花粉、ハウスダストなどが目に付着することで起こるアレルギー反応で結膜に炎症が起こります。激しいかゆみと目の充血、白っぽい目やにが特徴で他のアレルギーを併発することが多く、鼻水やくしゃみも頻発する場合があります。人にうつることはないのでお風呂での感染を心配する必要はありません

出典:www.youtube.com

予防方法はアレルギーの元になる花粉を持ち込まないことと、フローリングのホコリや布団のダニをしっかり掃除することが大切です。新生児の赤ちゃんがアレルギー性結膜炎を発症することは殆どありませんが、ママやパパのアレルギーが遺伝している可能性もあります。

アレルギー性結膜炎にも3つの種類があります。

花粉が原因となる季節性アレルギー性結膜炎

スギやヒノキの花粉が結膜に付着することが原因となる花粉症のことで、アレルギー性結膜炎の85%がこの季節性アレルギー性結膜炎に該当します。花粉症を引き起こす主な花粉はスギやヒノキですが、ハンノキ、シラカンバ、イネ、ブタクサ、カモガヤなどが原因となることもあります。


地域により花粉の飛散時期に違いがありますが、
・スギの花粉は2月から4月
・ヒノキ、ハンノキの花粉は3月から5月
・カモガヤ、イネの花粉は5月から6月
・ブタクサの花粉は8月から10月
となっています。


また北海道を中心に自生するシラカンバは4月から5月が花粉の飛散時期となります。


花粉症を予防するために花粉が飛び始める時期の外出時にはメガネやマスクを着用し、帰宅時にはしっかりと花粉を落とすことが大切で、うがい手洗いも徹底しましょう。


季節性アレルギー性結膜炎を発症した場合、約70%の割合でアレルギー性鼻炎も併発するため、涙と鼻水が止まらないという症状が見られます。


花粉が飛散する時期が収まるとアレルギー性結膜炎も収まるので、季節性のあるアレルギー性結膜炎ということになっています。

ダニなどのハウスダストが原因となる通年性アレルギー性結膜炎

ダニの死骸やフケ、イヌやネコなどペットの糞や毛、ホコリやカビなどのハウスダストが空中に舞い上がり結膜に付着することが原因となるのが通年性アレルギー性結膜炎です。


季節性と違い年間を通して罹る可能性があるため通年性アレルギー性結膜炎となっています。涙や目のゴロゴロ感、鼻に付着すると鼻炎が発症すること、喉に付着すると気管支ぜんそくなども引き起こされます。


普段からこまめな掃除をすること、ホコリっぽい所にはあまりいかないこと、病院でどんなアレルギーが自分にあるのか診断してもらうことなどが通年性アレルギー結膜炎を予防する方法です。

小学生の男子に多く見られる春季カタル

春季カタルは6歳から10歳前後の小学生の男の子に多く見られるアレルギー結膜炎で目のかゆみや、白っぽい糸状の目やにが特徴です。年中発症しますが春季など季節の変わり目に症状が悪化することから、春季カタル呼ばれるようになりました。


角膜にも潰瘍ができることがあり目を開けられないほどの痛みが続くこともあります。春季カタルの主な原因はハウスダストと言われているので、空気清浄機を用意する、部屋は毎日掃除するなどハウスダストを極力除去することで予防することができます。


12歳前後の思春期には自然に治るのですが、稀に大人になっても症状が続くことがあります。

アレルギー性結膜炎は点眼薬で治療します。アレルギーの元になる成分の、ヒスタミンを止めるタイプのヒスタミンH1拮抗点眼薬やヒスタミンを増やさないようにするタイプのメディエーター遊離抑制点眼薬があります。アレルギー性結膜炎の症状が重いときにはステロイドが入った点眼薬を使用する場合もあるので、病院に診察し医師の判断に従いましょう。

目の症状のみの場合は眼科を受診

では赤ちゃんが結膜炎のような症状を見せた時は何科の病院に診察を受けるのでしょうか。
赤ちゃんなので小児科か眼科か迷うママもいると思いますが、目の治療のプロである眼科の方がより正確に診断することが出来るため、赤ちゃんの結膜炎の早期発見に繋がります。眼科に受診し結膜炎ではないと診断された場合は小児科で受診しましょう。

目やになどの症状が出てこれから病院に向かう赤ちゃん

赤ちゃんの状態をよく観察して、目の症状以外に喉の痛みや発熱など風邪の症状が見られた場合には先に小児科に受診しましょう。

市販の目薬は使わないようにする

赤ちゃんの目やにが酷く結膜炎かもしれないと思っても市販の目薬を使うのは避けましょう。結膜炎には大きく分けて「ウイルス性結膜炎」「細菌性結膜炎」「アレルギー性結膜炎」の3種類があります。症状だけでどの結膜炎なのか判断するのは難しく、市販の目薬では適切な処置はできません。

医師から処方された適切な目薬

赤ちゃんの目を早く治したいと思う気持ちはわかるのですが、間違った処置で症状を悪化させる可能性もゼロではないため、必ず病院で受診し医師の適切な処置に従うようにしましょう。

結膜炎には「うつる結膜炎」と「うつらない結膜炎」がある

結膜炎には「うつる結膜炎」と「うつらない結膜炎」があります。感染力が強くうつる可能性が非常に高い結膜炎はウイルス性結膜炎です。お風呂はもちろん共用タオルでも感染するため注意が必要です。

結膜炎の潜伏期間中の赤ちゃんの目

ウイルス性結膜炎と比較すると感染力が低いですがうつる可能性があるのが細菌性結膜炎です。手洗いを徹底して感染予防をしましょう。

そしてうつらない結膜炎がアレルギー性結膜炎です。アレルギー性結膜炎は新生児の赤ちゃんにはあまり見られないので、赤ちゃんの目に結膜炎の症状が見られたら場合はウイルス性と細菌性の「うつる結膜炎」の可能性がとても高いため、予防に努め早めに病院に診察しましょう。

結膜炎の症状が見られたら早めに病院へ

赤ちゃんの目は抵抗力が弱くとてもデリケートなので結膜炎の症状が見られたら必ず病院で受診しましょう。放っておくと重症化し視力の低下やドライアイなど大切な目にかかわる後遺症が大人になっても続く可能性もあります。普段から赤ちゃんの様子をよく観察し、落ち着いて対応しましょう。