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赤ちゃんのアレルギー検査

赤ちゃんのアレルギー検査の時期は?検査方法・内容・費用

赤ちゃんでもいろいろなアレルギーを発症する今、一体アレルギーの検査はどのようなことをするのでしょうか。また何ヶ月から検査を行えるのでしょうか。そして気になるのはいくらかかるのか…赤ちゃんのアレルギーの検査について解説します。

赤ちゃんのアレルギー検査の時期は?検査方法・内容・費用

気になる赤ちゃんのアレルギー検査はいつからどこでやる?

赤ちゃんの10人に1人が発症すると言われるアレルギー。日本人全体でみると、5人に1人が何かしらのアレルギーを持っています。
今や国民病と言われるほどになったアレルギーですがここまで人数が多いと、自分の赤ちゃんは大丈夫か心配になりますよね。そんなアレルギーへの検査は一体いつどこで行えるのでしょうか。

アレルギー検査を考えるタイミングは?

赤ちゃんにアレルギーのような症状が現れたとき、すぐにでも検査をしてアレルギーかどうかを調べたいですよね!どんな検査方法がありいつごろから受けることができるのでしょうか。

アレルギー体質の可能性があるとき

赤ちゃんに残ったアレルギー検査の跡

アレルギー体質の可能性はどのようなときに上がるのでしょうか?

遺伝の可能性

アレルギー体質の可能性は家族がアレルギーを持っていると持っていない家族の子供に比べて高くなります。しかし、アレルギーの種類は様々あるため、アレルギー症状がそのまま遺伝するということは少ないです。
そのため、家族にアレルギーを持つ人がいる赤ちゃんは、予防をするためにも何を持っているか調べてみてもいいと思います。

アレルギーの検査の時期と方法

アレルギーの検査と一言に言っても、どのような検査があるのでしょうか?また赤ちゃんは何歳でも検査を受けられるのでしょうか?

検査の時期は症状が現れてすぐ

検査を受けるタイミングは、症状が現れてすぐが一番いいでしょう。ですが、もし家族にアレルギーを持っている人がいて遺伝が心配な場合は症状が現れる前でも検査してみてもいいでしょう。
その場合は、0歳児を避け1歳を迎えてから検査をしてあげてください。しかし、症状がない状態での検査は費用の面などに問題が起こるため、医師とよく話し合ってください。

検査の方法

小児科が苦手で棚に隠れようとする赤ちゃん

アレルギーの検査にはどんな種類があるのでしょうか。アレルギーの検査は大人も赤ちゃんも同じ検査になるので、家族にアレルギーの症状が現れたときにも参考にしてください!

血液検査

最もポピュラーな検査なので、血液検査は知っている人は多いと思います。採血をしてその血液からIgEというアレルギーに関わるタンパクを検出します。このIgEはアレルゲンによって変わっていきます。一度の採血で同時に複数の項目を検査出来るので、負担も少ない検査となっています。結果はスコア1~6で記されます。数が多いほど抗体がたくさんあり、アレルギー症状が強くなります。

しかし、スコアが5でも火を通せば食べられる人もいますし、スコアが2でもアナフィラキシー反応を起こす人もいます。そのためどのように食べるのが大丈夫なのかを調べるためには、食物負荷試験食物除去試験を行った方が良いとされています。

皮膚テスト

皮膚テストには2種類の検査があります。

スクラッチテスト

皮膚に出血しない程度の傷をつけその上にアレルゲンのエキスを1滴ずつ垂らします。赤くなればそのアレルギーを持っているということになります。傷と言っても痛みはありませんが、アレルギーがある分しばらくその部分が赤くなってしまうというデメリットがあります。

パッチテスト

パッチテストは染髪やまつげエクステなどの美容系の施術をする際によく聞く検査だと思います。やり方はアレルゲンのエキスを染み込ませた紙を肌に一定時間貼り付け、スクラッチテストの様に赤くなればそのアレルギーがあるという結果になります。こちらも痛みはありませんが、赤さはしばらく続きます。

食物除去

ママに何かをアピールする赤ちゃん

食物除去試験はその名の通り、アレルギーと疑わしい食品を2~3週間完全に除去し症状が改善されるかをみる検査です。お母さんの母乳に食べた成分が混ざってしまうため、母乳育児中の赤ちゃんのアレルギーは、お母さんもその食品を完全に除去します。お母さんの判断で実施するのではなく、お医者さんの指導の下行うようにしてください。

食物負荷

食物負荷試験は、食物除去試験とは逆で実際に食べてみて症状が起こるかどうかをみるという原始的な試験です。やり方は、観察する時間を挟み少しずつ食べる量を増やしていきます。この試験は症状が起こるリスクがあることと、時間と手間がかかります。
このリスクを回避するために日帰り入院となるので拘束時間はとても長いです。もしかして…と思って食べさせてみたらアナフィラキシー反応を起こしてしまった!なんてことにならないよう、自己判断ではなくこちらもお医者さんの指示で行ってください。

それぞれの検査を受けられる時期

暖かくて太陽に手を伸ばす赤ちゃん

検査を受けられる時期は、生後4ヶ月頃からと言われています。アレルギーの原因は外から入ってきたアレルゲンと言われる異物を排除することで、免疫機能のひとつであるIgE抗体がこの時期から発達してくるからです。
しかし、赤ちゃんへのアレルギーの検査は、赤ちゃんにとって大きな恐怖と負担がのしかかります。知らない人にわけのわからないことをされ、それが痛いことだったら…恐怖に感じるのは当然ですよね。

また、採血のプロにとっても赤ちゃんの腕は難易度が高い腕です。赤ちゃんの腕は大人の腕に比べて脂肪が多くムチムチしています。そのため血管が深く、針を刺しても採血できずに終わることが多いです。
せっかく我が子に痛い思いをさせたのに採血が出来なかったら、お母さんも申し訳なさを感じてしまいますよね。赤ちゃんの腕が採血しやすくなるのは1歳頃と言われています。1歳を迎えるまでに症状が現れないようであれば、1歳を迎えてから検査をしてもいいですね!

検査をすることのできる項目

苦手な離乳食を頑張って食べる赤ちゃん

アレルギー症状があるかわからない場合、スクリーニングの検査を受けます。スクリーニング検査とは、発症率の多い何項目かを測定していくものです。大抵の場合はこのスクリーニング検査でなんのアレルギーを持っているかがわかります。
小児で行われるスクリーニング検査の項目は、食物アレルギーでは、卵白・オボムコイド(耐熱性たんぱく)・乳・小麦・大豆・蕎麦・ピーナッツ・イクラ・マグロ・エビ・カニ・キウイ・バナナ・リンゴ・クルミ・ゴマの16項目です。

アトピー性皮膚炎や喘息などの小児アレルギーの項目では、ダニ・スギ・ネコ皮屑・イヌ皮屑・ゴキブリ・卵白・オボムコイド・乳・小麦・大豆・蕎麦・ピーナッツ・イクラ・マグロ・エビ・カニの16項目です。
食べ物が原因なのか、また喘息などの症状なのかはわかると思いますので、症状等を医師に伝え、スクリーニング検査を受けアレルギーを特定してあげましょう。

アレルギーの検査はどこで?費用は?

アレルギー検査をする小児科の医師

赤ちゃんの体調は心配でも、家計のお財布を握っているお母さんには検査の費用も気になるところでしょう。赤ちゃんの病院受診において覚えておいた方がいいこと、お教えします。

検査の費用はいくらかかるの?

検査の費用は、保険がきいて5,000円~7,000円くらいです。しかし、診断名がなく検査を行うと自費診療となってしまい、10割全てを支払わなければならなくなってしまいます。その為、症状のない遺伝を疑っての検査は、医師に事情を離し保険適応になるよう協力をしてもらいましょう。

こども助成金制度

市町村によっては、助成金を受け取れたり医療費が無料になるこども助成金制度というものがあります。こども助成金制度の内容は各自治体によって変わりますのでしっかりと確認しましょう。確認する内容は、何歳まで貰えるかと負担金額はいくらかです。自治体によって助成金が貰える年齢が、「3歳まで」、「小学校入学まで」、「中学校卒業まで」、「高校卒業まで」と大きな幅があるのでしっかりと確認しておきましょう。
また、負担金は「全額助成」か「一部助成」かも変わってきますので、こちらもしっかり確認しましょう。

助成金は、赤ちゃん自身も医療保険に加入していなければならないという条件があるので気を付けましょう。他にこども助成金制度を貰うための条件に「生活保護を受けていない」ことと「施設等に措置により入所していない」ことがありますので注意してください。
また、赤ちゃんを養育している保護者に所得制限が設けている場合があるのでこちらも確認しておきましょう。助成の対象となるものは、自治体により異なりますが医療費や薬剤費などです。健康診断料や予防接種料、高額療養費用などは対象外になることがあるので気を付けましょう。助成の方法や交付手続きは各自治体によりことなるので、しっかりと確認しておきましょう。

受診するのは小児科でいいの?

検査のための注射を耐える頑張り屋の女の子

受診をする診療科は、小児科を受診しましょう。小児科であれば赤ちゃん用の細い採血針があるので、大人の病院の内科で検査をするよりも採血の失敗が減ることでしょう。
小児科とアレルギー科も併設している総合病院であれば、必要であれば必要な方に紹介されますので、心配なようであれば総合病院を受診してください。ですが、かかりつけの小児科医でまず間違いないでしょう。

日本人の約10%が持っているアレルギーの症状

日本人の約10%が持っていると言われるアレルギー。ここで簡単にそれぞれのアレルギーについて症状を確認しておきましょう。

アレルギーの種類と症状

大好物のゆでたまごの殻をむく女の子

アレルギーの種類も症状も、大人も赤ちゃんも同じです。大人も突然症状が現れることがあります。赤ちゃんだけではなく家族に気になる症状が現れたときも、こちらを参考にしてみてくださいね!

食物アレルギー

食べ物がアレルゲンとなり、アナフィラキシー反応を起こしやすいアレルギーは食物アレルギーです。離乳食の始まっていない赤ちゃんでも乳アレルギーが起こる場合があります。また、離乳食が始まっていて卒乳をしていない赤ちゃんの場合、お母さんも食事に気を付けなければならない場合があります。
検査項目にない食べ物でもアレルギー反応を起こす場合がありますし、ある日突然症状が悪化しアナフィラキシー反応を起こす場合があります。食事の最中もしくは食事後、普段と違う様子が見られたら病院にかかるようにしましょう。成長するにつれアレルゲンが減り食物アレルギーが治るものもあります。

花粉症

ある一定の季節、鼻炎や結膜炎、喉の痒みや風邪に似た症状がみられるのが花粉症です。春(スギ・ヒノキなど)と秋(ブタクサ・泡立ち草など)に多く見られますが、複数の花粉へのアレルギーを持っている人は通年症状がみられる場合があります。抗体のでき方の関係で4歳頃までは発症しないと言われていた花粉症ですが、現在は低年齢化が進んでおり、1歳児でも発症する子が増えています。大人でも、去年はなかったのに今年に入って症状が出てきたという話も多く聞くアレルギーです。

アトピー性皮膚炎

ベビーシートでひっくり返ってしまった赤ちゃん

顔や皮膚の柔らかいところに湿疹ができるアレルギーです。2ヶ月~1歳頃までは顔や耳などにジクジクした湿疹が、2~10歳頃までは関節の内側など皮膚の内側にカサカサとした湿疹ができる特徴があります。
冬に特に悪化しやすいアレルギーで、食物アレルギーを持っていたり家族にアレルギーを持っている赤ちゃんに発症しやすいと言われています。アトピー性皮膚炎は思春期までに7~8割の確率で治るとされています。

喘息

ヒューヒューゼーゼーという呼吸音が特徴的な、気管支に起こるアレルギーです。赤ちゃんの頃に起こる喘息は小児喘息(2歳未満は乳児喘息)と呼ばれます。喘息が重症化すると、嘔吐を伴う激しい咳やチアノーゼ、呼吸困難による意識消失を起こすことがあります。

夜間や明け方、天気が悪いとき、季節の変わり目に症状が現れます。赤ちゃんがぐずぐずと機嫌が悪く、落ち着きがなく、涙目になって空咳をすることが症状の徴候と言われます。喘息の診断の目安は「呼気性喘鳴を1週間以上空けて3回以上繰り返すこと」とされています。小児喘息は17~18歳頃には7~8割は治るとされています。

もし赤ちゃんにアレルギーのような症状がでたら?

もし赤ちゃんにアレルギーのような症状が出たら、早めに病院にかかりましょう。検査をしてアレルゲンを特定し、どれくらい除去するか先生と相談していきましょう。決して独断で治療法などを決めないようにしましょう。

これはアレルギー?原因不明の謎の症状チェックリスト

姉に手を引かれお散歩する女の子

アレルギーなのかどうかわからない場合ってありますよね。簡単なチェックリストを作ってみたので、迷うときには参考にしてみてください。何かを食べた後に唇に違和感があったり口の中や喉に痒みが走る、吐き気まではいかないけれど胸やけのようなものが起こったときには食物アレルギーを疑いましょう

夜間や明け方、季節の変わり目にヒューヒューゼーゼーといった咳が出るときには喘息を疑いましょう。微熱や頭痛を伴う鼻炎がある場合は風邪を疑うと思いますが、喉の痛みではなく痒みがあり、目にも違和感がある場合は花粉症を疑いましょう。

赤ちゃんが咳をして吐くときのケア・原因と受診目安
赤ちゃんが咳をして吐くときのケア・原因と受診目安
赤ちゃんが咳をして吐く。咳が原因の嘔吐か、咳とは別の嘔吐なのか見極める必要があります。咳や嘔吐の原因となる病気や受診目安、少しでも赤ちゃんの咳を楽にする、嘔吐の時に気をつけるケア方法を紹介します。

早めに見つけてしっかり赤ちゃんを守ってあげよう!

赤ちゃんは自分から違和感を伝えることができません。赤ちゃんに現れる症状に気を付け赤ちゃんを観察してあげましょう。少しでも普段と違うことが目に付いたら、病院を受診し検査を受けることをお勧めします。早めにアレルゲンを特定することで、アナフィラキシー反応を予防することができます。
アレルギーの症状は長く続くだけ赤ちゃんも不快に感じる時間が長くなります。早めにアレルゲンを特定しそれを除去することで、赤ちゃんをアレルギーから守ってあげましょう。